多チャンネルのFM-FDM光伝送ではLDの非直線性に基づいて発生する相互変調歪が問題となる. 伝送チャンネルをN,光変調度をmとしたときにCS0, CT はm√<N>で決定される.また,多数のFM変調を受けた歪が白色雑音のように振る舞い,受信CN比を実効的に劣化させる.本報告では,この2つの事実を基に,少ないチャンネル数によるCSO,CTBの測定からしDの非直線性を表すパラメータを知り,設計システムの受光電力とチャンネル数等のFM信号の配列条件を与えて,最大の受信CN比を推定する幹線系光CATVの設計法を明らかにすると共に実験との照合を行っている.この結果,40チャンネルのMUSE-FM信号を-18dBmの受光電力においてCN比25dBで受信できることがわかった.
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