テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
20 巻, 49 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1996 年 20 巻 49 号 p. Cover1-
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 目次
    1996 年 20 巻 49 号 p. Toc1-
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 谷中 一寿, 石橋 聡, 小寺 博
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 1-6
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    原画像を異なる周波数帯域に分割するサブバンド符号化方式において、完全再構成フィルタは重要な位置を占める。従来、多くの場合、画像の境界による不規則性を避けるため、画像の大きさは無限と仮定されてきた。しかし現実には、全ての画像は有限であり、境界を有する。本論文では、画像の境界付近で必要な画素が参照できない場合、SSKF、Daubechiesの4項フィルタなど従来のフィルタの係数の一部を修正し、有限サイズ画像用完全再構成フイルタを得る方法を提案する。
  • 福永 茂, 松村 靖子, 中井 敏久
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 7-12
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    誤りのある伝送路で通常の動画像符号化を使用すると、誤りによる画質劣化が大きく、さらにその影響が時間的・空間的に伝搬する。我々はこれまで、受信状况に合わせて参照画像を動的に更新する符号化方式を提案してきた。提案方式は、受信端末が確実に受信した画像を参照フレームとすることで、画質劣化の伝搬を最小限に抑えることができる。本稿では、2種類の確認信号(ACK/NACK)をそれぞれ利用した方式を定義し、誤り発生時の画質劣化を従来の符号化方式と比較・検討する。その結果、ACK方式は誤りが多い場合に有効であり、NACK方式は誤りが少ない場合に有効であることを確認した。
  • 塩原 守人, 此島 真喜子, 宮崎 望
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 13-18
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    高速道路における前方車までの距離を縦列配置した2眼で計測するリアルタイム・システムを開発した。筆者らはこれまでに環境変化に対応した測距システムを開発してきた。しかしながら、実用化するには、ステレオマッチング等の負荷の重い処理を軽量化し、システムの低価格化、小型化を実現する必要がある。本システムでは、日照変化などの様々な環境変化への対応はもちろん、ステレオマッチングでの多い計算量を一次元特徴の探索と対応付けによって大幅に削減した。これらの手法を汎用動画像処理システムISHTAR(イシュタ)に搭載し、実シーンによるシミュレーションをおこなった結果、精度を低下させずにリアルタイムで車間距離を計測できることを確認した。
  • 苗村 昌秀, 福田 淳, 水谷 肇伸, 和泉 吉則
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 19-24
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    非線形処理の一種であるMorphologicalフィルタを用いて、画像内からその方向性検出手法を新たに提案する。本方式では、画像信号から方向性を有した複数のエッジ信号を生成し、各々のエッジ信号に対して方向性を持った棒状の構造要素でopening処理を施すことにより、方向性情報を検出している。検出された方向性情報は、線分長に応じた領域広げ処理が施された後、他の方向性情報の状態を見て出力値が決められるため、間違いの少ない安定な出力となる。この方法を、MUSEデコーダに応用し、良好な方向性情報が得られた。さらに、その方向性情報を用いて簡単な適応処理を行ったところ、従来のデコード画像に比べ、妨害の少ない高画質なデコード画像が得られた。
  • 岩澤 昭一郎, 海老原 一之, 大谷 淳
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 25-30
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本報告では、赤外線カメラにより獲得される熱画像を用いて、背景・照明条件に対して頑健に人物の姿勢を実時間で推定する手法を提案する。熱画像への閾値処理により得られる人物領域に距離変換を施すことにより身体重心を求め、上半身主軸により上半身の傾き角を得た後、ヒューリスティックに頭頂・手先・足先の各特徴部位を求める。さらに、これら特徴部位から遺伝的アルゴリズムを用いて肘と膝の位置を学習的に推定する。本手法をバーチャル歌舞伎システムの人物姿勢推定方式に適用し、有効性を確認した。
  • 若原 俊彦, 由比藤 光宏, 恒川 健司, 水澤 純一, 池田 克夫, 美濃 導彦, 藤川 賢治
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 31-36
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    近年のインターネットなどの普及にともない、大学や企業にATM-LANなどの高速・マルチメディアネットワークがさかんに導入されている。本検討では、NTTのマルチメディア通信共同利用実験の1プロジェクトであるOLU(On-Line University)などキャンパスネットワークとバックボーンネットワークを組み合わせたATMネットワークを対象に、講師および受講生端末の間でのリアルタイム系の映像や音声通信をおこなう遠隔講義システムの構成法について提案するとともに、ユーザからの予約情報に基づき指定した時刻にエンド・エンドの回線を自動的に設定するための端末・サーバ間、サーバ・サーバ間、サーバ・ノード間ネットワーキング手法について報告する。
  • 藤村 誠, 山崎 さおり, 黒田 英夫
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 37-42
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    テレビ電話は音声と動画像を双方向に伝送し、遠隔地間での対面コミュニケーションを実現するシステムである。一方、従来の画質評価は、入力信号に対する復号信号の劣化の度合を求めることによって行なわれるため、テレビ電話におけるコミュニケーション成立の度合を直接表すことはできない。本稿では、対面コミュニケーションで重要な役割を持つノンバーバル言語の伝達に着目した画質評価方法について検討している。テスト画像を作成して実験を行ない、テレビ電話システムの画質評価に使用するノンバーバル言語としては、人の上半身を用いた身体動作などが有効であることを示している。
  • 堀岡 力, 梅村 信彰, 清水 明宏
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 43-48
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本稿では, WWW(World Wide Web)上の双方向サービス提供における問題点およびその解決方法について議論する.まず最初に, 情報流通の活性化という観点からWWW上の情報の流れを分析する.特に, 情報発信における双方向サービスのシステム形態について考察する.次に, 双方向サービスシステムの作成における問題点とその原因を整理し, 解決策として, プログラム言語の知識を必要としないGUIベースのオーサリングツールについて検討を行ったので, その結果について報告する.
  • 村田 克之, 土井 美和子, 森 健一
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 49-54
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    NTTのマルチメディア通信の共同利用実験に参加して、当社ショールーム「スマイス東芝」にて公開中の電子仮想美術館について紹介する。電子仮想美術館は、3次元CGにより作られた仮想の美術館(絶海の孤島)の中を、ユーザからの指示に従い、リアルタイムに散策し飾られたゴッホの絵を楽しんだり、高精細静止画での鑑賞もできるというシステムである。CGの動画は研究開発センターにてリアルタイムに生成、MPEG2にエンコードされ、スマイス東芝に高速・高帯域バックボーンネットワーク(ATM)を介して伝送される。高精細静止画はT-BRAIN CLUBにJPEG形式のDBがあり、ATM網を介して伝送される。
  • 小笠原 昭二, 山田 信二, 鶴見 清人
    原稿種別: 本文
    1996 年 20 巻 49 号 p. 55-60
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本報告は、開発・設計・製造までを有するハイテク電子機器、システム工場における一元化データベースとネットワークによる統合生産システム、すなわち、開発から製造までの一貫CIMについて述べる。今回は、そのCIMの開発の背景とコンセプト、及び機能の概説を中心に記述をする。単に、システム構築の一事例の紹介ではなく、ハイテク電子機器、システム工場の工場全部門を対象にしたCIM化の実現の一方法を提示する。
  • 原稿種別: 付録等
    1996 年 20 巻 49 号 p. App1-
    発行日: 1996/09/27
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
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