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原稿種別: 表紙
1993 年 17 巻 12 号 p.
Cover1-
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
研究報告書・技術報告書
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原稿種別: 目次
1993 年 17 巻 12 号 p.
Toc1-
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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太田 益幸, 津村 誠, 大井田 淳, 大和田 淳一
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
1-8
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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アモルファスシリコン薄膜トランジスタ(a-SiTFT)を用いた液晶ディスプレイにおいて、画質に影響を及ぼす主原因であるゲート電圧立ち下がり時のソース電圧の変動(フィードスルー電圧)を精度良く解析できるシミュレーション技術を確立した。特徴は次の2点である。(1)真性容量を考慮したa-SiTFTモデルを導入した。(2)RC遅延回路を用いた1画素解析からTFTマトリクス網を用いたマトリクス解析に拡張した。本シミュレーション技術によリ得られたフィードスルー電圧は、実測値と10%以内の精度で一致した。
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辻 佳子, 戸枝 久郎, 池田 光志, 鈴木 幸治
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
9-13
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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a-SiTFTにおいてTFT-LCDの実駆動領域でのIds-Vds特性は、MOSの理論式に一致しないため、Vth、uは一義的に決まらない。しかし、画素直極へのV_L→V_H書込み時の動作解析は、この書込みの後半に対応するI-V特性をMOSの理論式で近似して求めたVth、uを用いて解析式によリ計算すると、SPICEシミュレーションに比べて、精度を低下させることなく、計算時間が短縮できる。
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菅野 裕雅, 古谷 博司, 安孫子 一松, 米村 正範, 清水 信行
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
15-20
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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高速、多階調表示可能な、カラーTFT-LCD用ソースドライバLSIを開発した。開発 したドライバは、最大動作周波数20MHz、階調数は各色256階調(8ビット)再現できフルカラー表示に対応できる。D/A変換部は外部より各色毎に階段状の階調電圧を入力し、パルス幅変調により256電圧を生成し、階調駆動電圧を出力している。
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古宮 直明, 生島 一司, 丸下 裕, 有岡 貞治郎
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
21-26
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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a-Si TFTを用いたアクティブマトリクスLCDでは、TFTのゲート・ソース電極間の寄生容量に起因したソース電圧の電圧降下が生じる。この電圧降下量は、液晶の誘電率異方性のため輝度レベルで異なる。その詰果、直流成分が液晶に印加され、フリッカが発生する。これに対して、1画素毎の光学応答特性を解析し、最適な対向電極電圧と画素への印加電圧の関係を解明するとともに電圧降下の影響を補正する駆動回路を開発した。この回路をHDTVプロジェクタ用液晶モジュールに適用し、フリッカが5〜10dBVrms減少するのを確認した。
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岡田 久夫, 福岡 宏文, 金谷 吉晴, 枡川 正也
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
27-33
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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8.4インチのカラーTFT液晶表示装置を開発した。本装置は、小型・軽量・低消費電力であり、ノート型コンピュータの表示装置として極めて適切な仕様となっている。本表示装置のために、3ビットデジクルデーダドライバとゲートドライバを新開発した。新データドライバは、従来必要とした階調用個圧源を半減し、4つの電圧源から8つの階調表示を可能としている。また、ゲートドライバは、フローティングゲート駆動が他の回路系と直結したまま可能な構造となっている。本論文では、これらのドライバを中心とする駆動技術に関して記述するとともに、フローティングゲート駆動方法に関しての理論的考察を行う。
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真野 宏之, 西谷 茂之, 笠井 成彦, 二見 利男, 五十嵐 陽一
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
35-41
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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TFT液晶ディスプレイの多色表示方式として、フレーム毎に液晶に与える電圧を変える空間変調rRC方式が広く用いられている。しかし、この方式では、特定の表示パターンでフリッカが発生する。そこで、この問題を解決するため、表示パターンから空間変調パターンを自動的に生成する新しいアダプティブ空間変調FRC方式を開発した。さらに、FRC方式のフリッカを重回帰分析法を用いて評価し、フリッカの発生する、FRC電圧振幅、FRC表示輝度の関係を求めた。
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佐藤 摩希子, 石川 正仁, 山本 富章, 田中 康晴, 羽藤 仁
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
43-49
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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LCDの正面の表示性や視角特性を明るさや色に関する心理物理的パラメータを用いて評価した。この結果と主観評価結果とを比較することにより、主観評価結果と一致する心理物理的な視野角評価法を検討した。人間の視感は、暗状態の特性よりも明状態の特性を重要と感じ、また、視角を変化した時に変化する心理物理量の大小よりも、心理物理量の変化率に対して敏感であることが分かった。心理物理的な視野角評価法として明状態の等角椙色差(Iso-ΔH°_B)特性を用いる方法が有用であることが分かった。
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竹内 清文, 高津 晴義, 梅津 安男
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
51-56
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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光散乱形液晶表示素子を直視型表示に用いたものとして、液晶小滴を分散したNCAPにゲスト-ホスト技術を用いた方式が報告されている。一方、背面に光吸収体やカラー層を設けた方法も考案されているが、光散乱形表示に特有な前方 ・後方散乱光の各特性によって、OFF時の白濁性の低下や色付きによるコントラストの低下やON時の曇度(haze)の発生が問題となっている。我々は、PN-LCDの散乱特性について検討し、TN-LCDをPN-LCDの背面に配置させたPNLC/TNLC2層パネルが、明るい画質・広視野角で高コントラストを示し、直視型表示に有用な特性を有している知見を得たので報告する。
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加藤 謹矢, 田中 敬二, 津留 信二, 酒井 重信
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
57-62
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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複数ぺ一ジを一括して書き込みし、所望ぺ一ジのみを表示読み出しできる、本に類似した極薄のマルチページディスプレイの表示形成技術を報告する。ここでは、加熱後、電界印加で冷却すると透明状態に、無電界で冷却すると散乱状態にできる高分子分散型液晶(PDLC)のメモリ効果を表示形成に用い、無加熱での電界印加で散乱状態が透明状態となり一時的に表示を消去できる機能を表示読み出しに使用した。積層したPDLCフィルムをレーザビームでドット単位で加熱するとともに、フィルムヘの印加電界の制御により積層フィルムを一括して表示形成する。このディスプレイは書き換えが可能で、紙を代替して地球環境保全にも寄与することができる。
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吉田 秀史, 津田 英昭, 中村 公昭, 大橋 誠
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
63-68
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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我々は、ポリマー分散型液晶パネルと一対の偏光板とを組み合わせて、広い視野角を有するTFT液晶ディスプレイを実現した。PDN(Polymer Dispersed LCD with crossed Nicols)と命名した。PDNではそれほど散乱性の高くない液晶パネルを用いることが可能であるため、フッ素系液晶を用いることが出来た。試作したパネルの電圧保持率(98.2%)はTN型並みである。上下視野角(コントラスト5以上で且つ表示反転の生じない視野角)は、±60°と、従来のTN型(+30°、-10°)の約3倍である。TFTパネルに適用し、コントラストの低下や表示反転のない10.4インチフルカラー表示を実現することが出来た。
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大井 好晴, 関根 実, 新山 聡, 平井 良典, 欅田 昌也, 若林 常生, 結城 正記, 郡島 友紀
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
69-75
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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透過散乱型表示モードである液晶樹脂複合体(LCPC)表示素子に適した投射型表示光学システムに関して研究した。コンピュータ・シミュレーションによりLCPC投射型表示光学系を最適化し、フルカラーTFT-LCPC投射型TVを作製した。その結果、ランプ消費電力に対するスクリーン投射光の投射効率として2.61m/W、コントラスト比100以上が得られた。また、LCPCを反射型素子として用いることにより、透過型に比べ明るさが2倍向上する可能性を示した。さらに、投射像として10μmの解像度を確認し、大画面で高解像度が要求されるHDTV応用に有望であることを示した。これらの結果を踏まえて、予測される種々のHDTV表示用途に関し、TFT-LCPCのポテンシャルをケーススタディによって議論した。
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横澤 美紀, 福森 裕之
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
77-82
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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ハイビジョンの様な大画面ディスプレイに於いては、シェーディングか画質に影響するとみられる。家庭用ハイビジョン背面投射型液晶プロジェクタを用いて、ハイビジョンの静止画を対象に、シェーディング補正の方法、ならびにシェーディンクの程度と画質の関係を検討した。シェーディングを補正した画像の画質が良い評価を得たが、輝度の条件がデータに大きく影響する事がわかった。また画像の内容に依ってシェーディングの影響の出方が異なる事などの結果について述べる。
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目崎 義憲, 外川 昭夫, 田中 章, 戸松 正宏, 海輪 和正
原稿種別: 本文
1993 年 17 巻 12 号 p.
83-90
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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エッジライト式バックライトはOA機器に使用されている透過型液晶ディスプレイ(LCD)の平面光源として、幅広く使用されるようになって来た。しかし、その光効率についての定量的な考察については、これまで、あまり報告されていない。本論文では、この方式の冷陰極管からLCD側出射面までの導光過程を追跡することにより、光効率を妨げている過程について実験と併せて解析を行った。この結果、冷陰 極管光源から導光板へ入射する過程で最も光損失が大きいことを見出した。導光板エッジ部を改善することにより、完全拡散平面光源として、光源の光度の75%程度が利用できる消費電力7.2Wで、表面輝度2000cd/m^2のフルカラー対応のバックライトを開発することが出来た。
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原稿種別: 付録等
1993 年 17 巻 12 号 p.
App1-
発行日: 1993/02/19
公開日: 2017/10/06
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