航空機によりテレビジョン放送電波が反射され, 直接波とともに受信されて発生する障害は, フラッタ障害と呼ばれる。この障害の客観的な評価基準を確立することを目的とし, フラッタ障害を定量化する測定器(フラッタメータと呼ぶ)を開発した。この測定器は, 受信波のレベル変動をA/D変換してコンピュータに取り込み, 反射波の強度, 変動の早さなどを測定する。さらに, 継続時間などと画質評価との関係を主観評価実験により求めた結果を加味し, 障害量を数値的に表示する。コンピュータを用いているので長期に亘る全自動測定も可能である。
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