本稿では、8/10MSN(Matched Spectral Null)符号を記録・再生等化方式によるPR4ML方式(PR(1,0,-1)方式)に適用することにより構成した, 8/10MSN符号化PRML(Partial Response Maximum-Likelihood)方式について検討している.10^<-4>のビット誤り率を達成するのに要する読み出し点における所要SN比と規格化線密度の関係を計算機シミュレーションにより求め, 従来の8/10MSN符号化PRML方式の場合と性能比較を行っている.そして, 本方式は, 高密度記録において, 従来の8/10MSN符号化PRML方式に比べて良好な性能を示すことを明らかにしている.
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