位相符号の一つであるGolay符号は符号長にそれほど制約がなく, 符号長8以上になると, 相互にキャンセルされるスプリアス応答が一様ではないので, 重畳して繰り返し使用が可能となる。その性質に着目して, 画面をブロック分割し, ブロック毎に濃度分布がある範囲に集中するような場合, 各ブロックに同一Huffman符号を割り付け, 重複使用によってHuffman符号の種類と符号長を小さくすることによって全体の信号量を減少させようとする試みである。ファクシミリ信号のような1次元信号, 静止画のような2次元信号について検討している。
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