テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
19 巻, 13 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1995 年 19 巻 13 号 p. Cover1-
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 目次
    1995 年 19 巻 13 号 p. Toc1-
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 森田 健治, 森本 寧章, 宮原 鉄州
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 13 号 p. 1-6
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    磁気記録において磁界変調方式は高密度記録にきわめ有効な技術として注目を浴びている。しかし、高密度化に伴って記録ドメインの形状が信号品質に重大な影響を与えることはすでに報告されている。特に磁界変調方式による0.5μm以下の短ピット記録の場合、信号対雑音比(CNR)及びジッタの各特性において、初期状態では十分な特性を示す場合でも、オーバーライトを繰り返すと、たとえ反転磁界を十分に印加しても急激に劣化していくことが明らかとなった。この問題に対し、磁界変調とマルチレーザーパルスを組み合わせる事によって、信号対雑音比を大幅に改善でき、繰り返しオーバーライト後でも初期状態とほぼ同等の信号品質を得ることができた。また、記録ドメインを観察する事によって、この効果を確認した。
  • 堀川 晁宏, 山口 一弘, 井上 光輝, 藤井 壽崇
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 13 号 p. 7-14
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    プラスチックマトリックス(PMMA)中にコバルト超微粒子を分散させ磁性薄膜の磁気光学ファラデー効果を調べた。試料は以下の手順で作製した。まずPMMAトルエン溶液にコバルト・カルボニル(Co_2(CO)_8 : 以下DOと略記する)を溶解し、この溶液を110℃で6時間加熱しDOを熱分解することでコバルト超微粒子分散溶液を得た。薄膜試料は、このコロイダル溶液をガラス基板上にスピンコートし乾燥固化させて作製した。この試料乾燥時にdc磁場を印加することで、磁場方向に磁化が配向した配向膜が得られる。コバルト微粒子の平均粒径は、PMMA中のDO濃度に依存して、7nmから10nmの範囲で変化した。これらコバルト超微粒子分散膜のファラデースペクトル(回転角θ_F、楕円率χ_F)は、コバルト単体のものとは大幅に異なり、超微粒子のサイズや凝集状態を変えることで制御可能であることを見出した。
  • 諌本 圭史, 山本 剛, 井上 光輝, 藤井 壽崇
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 13 号 p. 15-22
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    磁性体と空隙が交互に一次元的に配列した周期構造をもつ不連続磁性媒体の磁気光学ファラデー効果を理論的に調べた。その結果, このような簡単な構造をもつ不連続媒体でさえ、その磁気光学効果は連続媒体のものから見かけ上大幅に変化することを見出した。この変化は、媒体中に実現される固有モード光波の偏光状態、及びこれら光波の結合状態が媒体構造に強く依存して変化することから説明される。このことは媒体構造というマクロな量を制御することで、材料固有の磁気光学効果の大きさを制御できることを意味している。
  • 松田 理樹, 滝 和也
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 13 号 p. 23-30
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    金属ガイド付光磁気ディスクは従来の案内溝付光磁気ディスクと比べ、狭トラックピッチ化、低ディスクノイズ化に対して有利である。ここでは、金属ガイドにCrを用い、トラックピッチ0.85μmのガイド作製プロセス、すなわち露光パワー、レジスト膜厚、レジストアッシング条件の最適化を行い、低ディスクノイズ化およびCNRの改善を行った。波長780nm、対物レンズNA0.53の光学ヘッドを用いたとき、トラックピッチ0.85μmにおいてCNRは1.0MHzで53dB、3.73MHzで47dB、クロストークは1.0MHzで-23dB、3.73MHzで-26dBとなり、実用可能な値が得られた。その結果を基に、波長680nm、対物レンズNA0.60の光学へッドを用い8倍密度90mmMOも可能となる見通しを得た。
  • 田畑 正浩
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 13 号 p. 31-38
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    磁界変調記録(ダイレクトオーバーライト)用光磁気記録媒体としてのDyFeCoアモルファス垂直磁化膜の検討を行った.希土類リッチ側の組成をとるDyFeCo膜は, 変調磁界の小さい磁界変調記録に向いており, DyFeCo膜中のDy組成の最適化により, ダイレクトオーバーライトに必要な記録磁界を低減することができた.また, DyFeCo膜中のCo含有量の調節により, 再生性能を改善した.今回作成したDyFeCo膜を用いたディスクは, 記録マーク長0.83μm, 変調磁界80Oeに於いて, CNR49.5dBを示し, さらに, 高温恒湿による耐候性テストによって, ディスクとしての媒体の信頼性試験を行った.
  • 粟野 博之, ホーカン オールセン, 尾島 正啓
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 13 号 p. 39-44
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    光磁気ディスクの高密度化は微小磁区の記録安定性に大きく依存している。現在、光磁気ディスクの記録媒体の主流はTbFeCoアモルファス合金であるが、この磁気特性に対する0.5μm以下の微小磁区の記録安定性を評価した。パルス幅が長く記録磁界が大きくても補償温度が高い(180℃)ディスクでは0.25μm微小記録が比較的安定に記録できた。この結果はHuthモデルからも説明できる。
  • 森岡 英樹, 岡山 明生, 小林 正, 塩見 繁, 増田 守男
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 13 号 p. 45-52
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    Gd-Fe/M/Tb-Fe(M=Dy-Fe, Pt, Pd, Cu)三層膜を作製し, その界面磁壁エネルギー密度の膜厚依存性, 及び温度特性を調べ, 中間層Mを介した交換結合について考察した.Dy-Fe中間層では, 界面磁壁エネルギー密度の実験結果とシミュレーション結果を比較した結果, Gd-Fe, Tb-Fe層からの分子場によりDy-Fe層の磁気モーメントが誘起し, 交換結合することがわかった.また, Pt, Pd中間層では, Pt, Pd層の分極によって生じた磁気モーメントが観察され, Pt, Pd中間層の分極を介して交換結合することが考えられる.そして, Cu中間層においては, その磁気特性からCuを介した交換結合はほとんどないと思われる.
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 19 巻 13 号 p. App1-
    発行日: 1995/02/23
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
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