アジア・ディスプレイ'95で発表された報告の中から, S5 : ボリマー分散型液晶, S6 : 強誘電, 反強誘電液晶, S9 : Passive-Matrix LCDs(1), S10 : Passive-Matrix LCDs(2)の4セッション計13件の概要を述べる。反射型コレステリック液晶, PSCTに色素を混入したライトバルブ, プラスチック基板を用いた反射型液晶(以上S5), 反強誘電液晶の特性向上のために2タイプのAF-LCD, 温度依存性低減のため強誘電液晶の物性, 温度依存性を低減できる反強誘電液晶の駆動方法, 階調表示できる駆動方法(以上S6), 高速応答用STN-LCDのMLS駆動法について3件(以上S9), ボリマーで安定化したOMI, ポリマーで安定化したSTN-LCD, 双安定性を有する高速広視野角のTN液晶(以上S10)について紹介する。高速LCD, 反射型LCDの期待は大きく, 今後益々研究が盛んになるものと思われる。
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