テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
19 巻, 29 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1995 年 19 巻 29 号 p. Cover1-
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 目次
    1995 年 19 巻 29 号 p. Toc1-
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 渡辺 功, 中塩 栄治, 村岡 裕明, 中村 慶久
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 29 号 p. 1-6
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    我々はこれまで軟磁性裏打ち層を含めた低ノイズ垂直二層膜媒体の研究を進めてきた。ここでは垂直磁気記録方式の実用化に向けて、媒体の高速作成、特に裏打ち層の高速成膜を目標とした。垂直二層膜媒体作成用スパツタ装置のチャンバーにアルミニウムを採用し、現在研究中のPEターゲットを使って、軟磁性膜(Ni-Fe-Nb)の成膜を行なった。その結果、排気特性は大幅に向上しただけでなく、高堆積速度で成膜を行なった場合でも、磁気特性、結晶性の良好な軟磁性膜の成膜が可能になった。実際にハードディスク媒体を作成し、AFMでモホロジーの観察を行なったところ、非常に表面性が優れているのに加えて記録密度特性も良好であることが分かった。
  • 山中 一助, 山本 朋生, 棚橋 究, 稲葉 信幸, 細江 譲, 上坂 保太郎, 二本 正昭
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 29 号 p. 7-13
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    スパッタ磁気ディスクのノイズを磁気特性から評価、予測するため、磁気粘性を測定した。磁気ディスクから切り出した試料は磁化が非常に小さいため、テープ媒体に使用してきた従来法では測定精度が低い。そこで、測定法につき検討し、レマネンス保磁力の磁場印加時間依存性から揺らぎ場を求める方法を開発した。この方法は精度がよく、再現性に優れている。この方法により、磁性膜の保磁力、飽和磁化などの静磁気特性がノイズに及ぼす影響は少なく、ノイズは主として活性化体積と単位体積あたりの飽和磁化との積に依存することが判明した。
  • 梁瀬 智, 木谷 貴則, 本多 直樹, 大内 一弘
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 29 号 p. 15-22
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    垂直記録媒体であるCo-Cr膜にNb、Taを添加した単層膜および2層膜のディスク媒体を作製した。その記録特性およびノイズ特性について、単層膜記録媒体はリングヘッドと、NiFeNb膜を裏打ち層とした2層膜媒体はSPTヘッドとの組み合わせによりそれぞれの評価を行った。その結果、単層膜および2層膜媒体とも、Nb添加媒体とTa添加媒体は同様の高記録密度特性を示し、単層媒体で720kFRPI、2層膜では800kFRPIまでの記録が確認できた。さらに、媒体ノイズ特性はNb添加媒体がTa添加媒体よりも小さく、特に単層膜媒体では約5dBの差があることがわかった。
  • 秋山 純一, 大日向 祐介, 彦板 和志, 田口 知子
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 29 号 p. 23-29
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    今後の高トラック密度化には、その阻害要因であるサイドライティングの低減が必要である。そこで、ヘッドトラック端から漏れる記録磁界の急峻な減衰が期待できる3層媒体(長手記録層/非磁性層/軟磁性層/基板)に記録する方式を考案した。3層媒体と特性比較のための単層媒体を試作して、これらについてオフトラック・オーバーライト法を用いてサイドライティング幅ΔWを測定した。その結果、3層媒体を用いると、単層媒体利用時と比べて、実効記録トラック幅に違いは見られないが、ΔWは半分以下に低減できることが判明した。さらに、一般的な記録再生特性においても3層媒体は単層媒体と同等の性能を有することも確認した。
  • 伊勢 和幸, 高橋 慎吾, 本多 直樹, 大内 一弘
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 29 号 p. 31-38
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    垂直磁気記録用単磁極ヘッドにおいて高分解能化を図るには、微小な磁極形状で高い透磁率を有する軟磁性材料が必要である。膜厚が60nm以下のいくつかの軟磁性材料について、単層膜と二層膜における、ストライプの幅を数100μmから1μmまで狭くしたときの透磁率について調べた。幅の狭い単層膜のストライプでは、膜厚が薄く、膜の飽和磁化が小さいほど高い透磁率を示した。二層膜ではストライプ幅に対して透磁率が変動する傾向が見られ、狭い幅では磁化が部分的に応答している現象が認められた。
  • 江 年華, 村岡 裕明, 中村 慶久
    原稿種別: 本文
    1995 年 19 巻 29 号 p. 39-46
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    積層薄膜コイル単磁極ヘッドは低インピーダンスで高い規格化再生感度を示すが、巻線数がわずかに1ターンであるために再生出力の絶対値が小さい。本報告ではこれを増加させるためにコイル巻線数を積層方向に増やして2ターンとする向一構造のヘッドを試作してその記録特性を測定した。その結果、高周波特性が劣化せずに再生出力が巻線数に比例して増加することを確認した。また、主磁極膜の近傍に導体層が存在するので、渦電流によって電磁シールドの効果があると考えられる。この点についても検討を加えた。
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 19 巻 29 号 p. App1-
    発行日: 1995/06/16
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
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