今日, 交通管制システムにおける情報収集能力の高度化が求められるようになった. 従来の車両感知器は, 道路頭上に設置された超音波式車両感知器が主に使用され, 存在感知しか計測できなかった. そこで我々は, CCD カメラを用いた画像処理形の車両感知器を開発するにあたり, 1台のCCD カメラの映像から上り, 下りの車線上を走行する車両を認識し, 車種及び車体型式をリアルタイムで識別できる動画像処理アルゴリズムの開発を行った. その結果,各正答率は, 上り車線の車種識別が75%, 車体型式が75%, 下り車線の車種識別が80%, 車体型式識別が83%を得ることができた.
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