日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
2 巻, 1 号
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  • 山田 弘三, 葛谷 文男, 横山 勤, 小栗 剛, 花井 士郎, 久野 啓子, 北川 道弘
    1965 年 2 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    ビタミンB6欠乏猿の動脈硬化性変化は大動脈を始めとして細動脈に到る広範な領域におこり臓器分布的にも大動脈, 腸骨動脈を始めとして心, 腎, 膵, 脾, 睾丸, 腸間膜, 脳等多くの臓器動脈にみられることはすでに報告した. 今回はこれらの動脈硬化症が pyridoxine を負荷することによって回復するか否かを動的に検討した. 欠乏食飼育12カ月後に pyridoxine を添加して回復実験を行ない, 2カ月, 6カ月, 12カ月後における硬化性病変は回復期間の延長とともに軽度となりその reversibility を確認した. この実験からその完全な回復にはかなり長期間を要することが想像された. また回復の速さは硬化性病変の発生が各種臓器により異ると同様かなり臓器特異性があり, とくに冠動脈ではその reversibility が強い.
  • 村地 悌二, 中西 孝雄, 田坂 仁正
    1965 年 2 巻 1 号 p. 8-12
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    7才から70才代に至る健康男子221例, 女子406例について, 視覚単純反応時間を測定した.
    光源としては220Vネオンランプを用い, 予告後1~2秒後に点燈し, あらかじめ数回練習してから10回測定を行ない, その平均値をもって被検者の反応時間を表すことにした.
    1) 各年令層とも, 平均値および標準偏差は, 女が男より増大する傾向を示す.
    2) 平均値, ならびに標準偏差は, 男女とも, 15~19才がもっとも少なく, それより若令の者, 高令の者はいずれも増大の傾向を示す.
    3) 高血圧者群で検査した成績は, 同年令の前記健康者群と差を示さない. 養老施設で生活する老年者では, 反応時間の延長を認めた.
  • アンドリュー W., 佐藤 秩子
    1965 年 2 巻 1 号 p. 13-21
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    新生児から94才までの人体剖検例皮膚 (白人男性144例, 日本人男女性おのおの172例, 103例) を用いて, 真皮結合織内各種細胞成分の構成, 毛細血管分布等々についての年令的比較を試みた. 1才未満で極めて密な細胞成分は, 逐令的に減少し, 当初大部分の細胞成分は線維芽細胞と大単核球から成り立っているが, 次第に肥満細胞, リンパ球等々の比較的増加が逐令的にみられるようになる. 一定視野内乳頭数は老年群に顕著に減少する. 1~2の例外を除いては, 日本人男性および女性の間に有意の差は認められず, 白人男性例と日本人男性例の間には, 逐令的に変化する各種細胞数がかなり異なり, 2~3の例外を除いて, 両種族間に有意の差を認めた場合が多い.
  • 1965 年 2 巻 1 号 p. 22-50
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 2 巻 1 号 p. 50-77
    発行日: 1965/03/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
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