水文・水資源学会誌
Online ISSN : 1349-2853
Print ISSN : 0915-1389
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28 巻 , 5 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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巻頭言
原著論文
  • 林 義晃 , 手計 太一, 永島 健, 山﨑 惟義
    28 巻 (2015) 5 号 p. 221-232
    公開日: 2015/10/07
    ジャーナル フリー
     本研究では,北陸地方における地上雨量観測所とCバンドレーダ(以下,レーダ雨量計)を用いて,X-バンドMP レーダ(以下,X-MP)における降水量推定精度の時空間分布特性について検討した.本研究では,X-MPの推定精度を相関係数と推定誤差より評価した.
     時系列による推定精度の解析の結果,強い降水強度を伴う降水イベントでは,X-MPの方が精度良く推定できるが,弱雨や降雨継続時間の長い降水イベント,レーダサイトから離れた地域では,レーダ雨量計の方が精度良く推定できることがわかった.空間解析の結果,地上雨量観測所を中心として2.25×2.25 kmの範囲までであれば,X-MPは精度良く推定できることが示唆された.しかし,レーダサイトから20 km以上離れる地域では,X-MPよりレーダ雨量計の方が精度良く推定できることも明らかになった.梅雨期と降雪期における総降水量の定量的検討の結果,両レーダとも地上雨量データより過大評価しており,特に降雪期において顕著であった.
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  • 竹内 亮平, 天野 佳正, 町田 基
    28 巻 (2015) 5 号 p. 233-244
    公開日: 2015/10/07
    ジャーナル フリー
     本研究の目的は,緑藻類Scenedesmus quadricaudaおよび藍藻類Microcystis aeruginosaにおける優占種変遷機構解明のための基礎的知見を集積することである.高濃度リン条件下(1.55 mg/L),窒素濃度を0.1~5.0 mg/Lおよび0.5~5.0 mg/Lとした窒素制限条件にてそれぞれ単種・競合培養実験を行い,得られた各種パラメータを用い両種の優占化特性について評価した.その結果,M. aeruginosaの Δ N/ Δ Chl.a値は,窒素濃度0.5,1.0,2.5および5.0 mg/Lの条件にてS. quadricaudaより5~7倍高い値を示した.またS. quadricaudaM. aeruginosaに比べ高い生産効率を有し,1.0~5.0 mg/Lの条件にてS. quadricaudaが,窒素濃度0.5 mg/Lの条件にてM. aeruginosaが優占化することがわかった.さらに,両種の優占種変遷の切り替わりポイントがN:P比0.3(N = 0.5 mg/L)から0.6(N = 1.0 mg/L)にかけてあることが見出された.
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  • 水野 伶那, 佐尾 博志, 大西 暁生
    28 巻 (2015) 5 号 p. 245-260
    公開日: 2015/10/07
    ジャーナル フリー
     近年,大雨による住宅の浸水が多く発生しており,被害を最小限に抑えるための対策が急務となっている.洪水対策の一つとして,浸水が想定される地域から人々を撤退させる方法が挙げられる.この対策のためには,現在,浸水想定区域に存在する住宅を安全な地域へ移動させること,かつ,今後浸水想定区域では住宅を建てないことが重要である.そこで本論文では,神奈川県の町丁・字等を対象に,2050年までの人口や世帯数,また住宅のライフサイクルと空間配置の推計をすることによって,浸水が予想される地域の人々や住宅を安全な地域へ移動させたとき,どの程度浸水被害額が軽減されるのかを推計した.推計の結果,2050年に浸水が発生した場合の神奈川県全体の被害額は,住宅の配置が変わらないシナリオによる同年の被害額と比較して,最大で約6兆8,323億円軽減できることがわかった.
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