水文・水資源学会誌
Online ISSN : 1349-2853
Print ISSN : 0915-1389
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23 巻 , 3 号
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原著論文
  • 和田 健太郎, 小尻 利治
    原稿種別: 原著論文
    23 巻 (2010) 3 号 p. 201-215
    公開日: 2010/05/25
    ジャーナル フリー
    近年,世界各地で津波や洪水といった水災害の発生が報告されており,それらの被害軽減策や予測精度の向上が求められている.一方,観測データの蓄積や計算機性能の向上が今後も進むことを考えると,利用可能なデータを有効に利用すべき段階に来ていると思われる.そこで本研究では,過去の観測データを蓄積した事例ベース型推論モデルを利用して洪水予測を行うことを提案するものである.加えて,洪水時の流況としての予測精度を上げるため,洪水と非洪水の分離,および,ローカルリニアモデルの導入を図るものである.
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  • 金木 亮一, 古川 政行, 山口 淳, 岩間 憲治, 小谷 廣通, 須戸 幹
    原稿種別: 原著論文
    23 巻 (2010) 3 号 p. 216-230
    公開日: 2010/05/25
    ジャーナル フリー
    育苗箱全量施肥法による減肥および無代かき栽培法が,水田の表面流出負荷,浸透流出負荷,水質浄化量,物質収支に及ぼす影響を,水田4筆を用いて,4年間に亘って検討した.
    その結果,育苗箱全量施肥による流出負荷削減効果は表面流出負荷については窒素とリンに大きく表れ,削減率は各々64 %と51 %に上った.浸透流出負荷に対する削減率は窒素26 %,リン23 %であった.一方,無代かき栽培の流出負荷削減効果は表面流出負荷についてのみ表われ,その削減率はSSで71 %,CODで59 %となり,窒素,リンについても41 %と48 %に上った.浄化量に対しては無代かき栽培の効果が大きく,SS,COD,リンで代かき栽培との間に有意な差を示し,窒素では代かきの有無と施肥方法との交互作用が有意な差を示した.物質収支の面からは窒素・リン肥料分が供給超過となっており,より一層の減肥が可能であることが示唆された.
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  • 木口 雅司, 沖 大幹
    原稿種別: 原著論文
    23 巻 (2010) 3 号 p. 231-247
    公開日: 2010/05/25
    ジャーナル フリー
    極端な大雨の頻度の増減を議論する上でこれまで観測された雨量極値記録を正しく評価する必要がある.本論文では,世界および日本における雨量極値記録の出典や観測データを遡りその信頼度や不確実性を含め再評価した.世界の雨量極値記録に関しては,WMOやNOAA/NWSによって纏められているが出典が不明確なものが多く含まれていた.また論文内の値が現地気象局のデータと異なる事例や引用論文の記載内容に基づく解釈に問題がある事例も見られ,可能な限り修正・注釈を行った.日本の雨量極値記録に関しては,様々な書籍内で気象庁以外の行政組織や民間会社の観測を含む極値記録が記述されているが,誤記載や不確実性のあるデータが含まれておりその検証・修正・注釈を行った.さらに更新した極値リストを用いて,多くの場合短い(長い)時間スケールの極値は小さい(大きい)空間スケールの気象現象によることが確認されたが,一方で単に起因現象の空間スケールではなく時空間スケールを考慮した豪雨システムに着目すべきであることが示された.現在WMO/CClによって降水量を含めた極値に関する精査が進められているが,本論文で示した信頼度や不確実性を示すことで降水極値に関する精査がより推進されることが期待される.
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研究ノート
  • 黄 光偉
    原稿種別: 研究ノート
    23 巻 (2010) 3 号 p. 248-254
    公開日: 2010/05/25
    ジャーナル フリー
    道路は社会中の重要なインフラストラクチャであり,様々な都市要素をリンクする役割を果たしている. しかしながら,道路網の建設により流域の空間特性が大きく改変されるにもかかわらず,道路ネットワークと氾濫流の挙動との関係を直接的に評価する研究はほとんど行われていない. 本研究では,都市域の氾濫パターンが道路網の存在によってどう影響されるかを検討し,道路に水害軽減機能を持たせる戦略的なイニシアチブを提唱した.
    ケーススタディを通して, 氾濫流フロントが道路によって加速され得ることと,道路が囲い込んだ区域に水害リスクが高くなる可能性を指摘した.道路が適切に設計されれば,氾濫流の誘導・分散により,氾濫による被害を軽減できることを示唆した.
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