水文・水資源学会誌
Online ISSN : 1349-2853
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10 巻 , 5 号
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  • 的場 泰信
    10 巻 (1997) 5 号 p. 405-406
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
  • 真野 明, 杉木 基泰, 前川 勝朗
    10 巻 (1997) 5 号 p. 407-415
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    最上川流域は,朝日山地,飯豊山地,奥羽山脈などの山並みに囲まれており,これらの山間部に,降り積もった雪が3月中旬より融けだし,約2ヶ月間続く雪融け出水をもたらす.この期間の流出量は年間流出量の約40%を占め,この地方における主要な水資源となっている.同時に,この出水は中にさまざまな物質を懸濁あるいは溶融し,流域から河口へと輸送している.本研究は,この中の懸濁物質に着目し,輸送量の把握,濃度の時空間的な特性を調べることを目的として,観測・資料収集・解析を行った. 観測は,筆者らが開発した簡易採水器を用いて, 1996年5月2日に最上川中流部の須川合流地点から,下流の鮭川合流地点までの主要5合流地点で行った.また,筆者らの観測データの他に, NOAAの衛星データ,建設省の流量・濁度の連続観測データなどを集め,雪域や時系列の特性を解析した. 本川の流下方向の濃度分布と流量分布を調べた結果,朝日山地や飯豊山地が含まれる,長崎の集水域で生産される濁質が支配的であることがわかった.この地域では, 4月の下旬においても雪域が広く残っていることが衛星データより確認されている.また流量・濃度の連続観測記録を検討した結果,両者には相関があり,濃度は流量の1.44乗に比例することがわかった.その比例係数は時期が遅くなるに従って小さくなり,流域に存在する細粒分が洗い流されたために濃度が小さくなったものと解釈される.これを物質収支を考えてモデル化し,流量の時系列データだけから濃度を予測する方法を提案した.
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  • 沖大 幹, 西村 照幸, ディルマイヤー ポール
    10 巻 (1997) 5 号 p. 416-425
    公開日: 2010/02/10
    ジャーナル フリー
    陸面数値モデル(LSP)は大気数値モデルなどに組み込まれて地表面での水とエネルギーの交換を表現している.全球土壌水分プロジェクト(GSWP)において,いつかのLSPにより1987年および1988年の水収支が,共通の降水量や放射強度に対して算定された.ここでは,全球1度グリッドメッシュで作成された河川流路網情報(TRIP)を利用し,河川流量データによってそれらLSPによる年水収支算定値を検証した.その結果,充分な降水観測(雨量計密度≧30個/l06km2)に基づいて入力降水量が算定されている領域ではLSPは適切に年流出高を算定していることがわかった.
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  • ウェレラガマ , 松林 宇一郎, 高木 不折
    10 巻 (1997) 5 号 p. 426-437
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    本論文は山地森林流域での河道近傍での土壌中の流れのダイナミックなメカニズムを水量および水質の現地観測結果をもとにして議論したものであり,先行降雨や降雨強度により流出機構が変化することを明らかにした. 河道流のSCの挙動は土湿状態の相違により2種類の異なった経路をとることを示した.すなわち,河道近傍と上方の斜面からの流出が混合することによることを示した.また,基底流のSCが通常期待されるより小さいことを示し,実験室でのカラムテストによっても裏づけた. 物理化学的データにより,基底流の流出メカニズムが粘土質土壌での不飽和現象,そして,それが難透水性の基岩上を飽和流として生ずることを示した. また,現地観測と室内実験より,このような化学的痕跡の解析により河道水や土壌水の挙動が明らかに出来ることを示した.
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  • 福本 昌人
    10 巻 (1997) 5 号 p. 438-449
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    裸地圃場で観測した日平均の可能蒸発量(Ep)と実蒸発量(Ea)をいくつかの方法で推定し,推定精度を比較した.比較したEpの推定方法は,熱収支法,Makkink法,平衡蒸発法(強風下の平衡蒸発量に経験定数を乗ずる方法),Penman法およびPriestley-Taylor法である.これらの中では,Makkink法の推定精度が最も良かった.比較した.Eaの推定方法は,[熱収支法,Makkink法または平衡蒸発法]によるEpの推定値に蒸発比を乗ずる方法および土壌抵抗を用いた熱収支法である.蒸発比と土壌抵抗は,午前9時の表層2cmの体積含水率の関数として表した.これらの中では,土壌抵抗を用いた熱収支法の推定精度が最も良く,次にMakkink法によるEpの推定値に蒸発比を乗ずる方法の推定精度が良かった.
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  • 近藤 純正
    10 巻 (1997) 5 号 p. 450-457
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    全国66個所の気象官署のデータを用いて,ポテンシャル蒸発量を計算した.年ポテンシャル蒸発量は,北日本では700~900mm,南日本では1,000~1,200mmである.年降水量(P)と年ポテンシャル蒸発量(EP)の比を表す「気候湿潤度」(WI)は1~2と算定された.ポテンシャル蒸発量の応用例として,無次元森林蒸発散量(E/EP)と気候湿潤度(WI=P/EP)の間には明確な関係が見いだされた.気候湿潤度WI>1の地域では,無次元森林蒸発散量E/EPは0.8~0.9の範囲内にある.
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  • 近藤 純正, 徐 健青
    10 巻 (1997) 5 号 p. 458-462
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    中国の気象観測所のルーチン気象データを用いて,ポテンシャル蒸発量と気候湿潤度の分布を計算した.年ポテンシャル蒸発量は,チベット高原西部から砂漠域にかけては1,400~1,600mmである. 800~1,000mmの少ないところはチベット高原東部から長江(揚子江)中流域に見られる.気候湿潤度(=年降水量/年ポテンシャル蒸発量)は,砂漠域では0.01~0.1であり,華南では1~2である.
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  • 大手 信人, 徳地 直子
    10 巻 (1997) 5 号 p. 463-476
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    花崗岩森林流域において行われた水質・水文観測と表層土壌ライシメーターを用いた原位置実験の結果をもとに,土壌層での浸透過程における緩衝様式の分布について検討した.測定された流域における各水文素過程ごとのイオンバランスから,植物―土壌系での養分循環の影響をうける表層土壌層とそれ以下の下層土壌層で異なる緩衝様式が存在することが示された.表層土壌層での緩衝様式は,降雨によるインプットに加えて,動・植物遺体に由来する有機酸,NO3-に伴うプロトンとがCa2+, Mg2+を主としたカチオンとの交換する反応によってによって特徴づけられ,下層土壌層での浸透過程では土壌CO2の溶解・解離によって生じるプロトンを,化学的風化過程で消費する緩衝様式が大きなウエイトを占めていることがわかった.流域レベルの緩衝能を検討する場合,表層土壌層の緩衝能ばかりでなく下層土壌層の風化過程の評価が重要であることが指摘された.
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  • 長澤 徹明, 井上 京, 梅田 安治, 宗岡 寿美, 山本 忠男
    10 巻 (1997) 5 号 p. 477-484
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
    北海道中央部の水田地域を対象として水質調査を実施し,水田水利用による水質環境への影響について検討した. 調査対象3地区における水田用水には人為的汚濁源が少ないため,水質は比較的良好であった.用水/排水の関係をみると,N, P濃度・負荷とも[用水]<[排水]となるなど,これらの水田群では[排出型]を示した. また,水田排水の水質は時期的変動が大きく, N, P成分の形態変化も著しい.このとき,施肥直後に流出するN, Pは明らかに肥料成分である.一方,水稲生育後期には,田面水中,土壌中に蓄積されていた有機態成分が落水,中干しなどを通して無機化し,再び汚濁負荷源として流出することが示された. 以上のように,水田からのN,Pの流出は,時期的に限られるものである.よって,水田からの肥料成分の流出を抑制するためには,施肥時期,水管理の方法のみならず肥料の利用効率の向上などについても再検討が必要である,などの知見を得た.
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  • 取出 伸夫
    10 巻 (1997) 5 号 p. 485-497
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
  • 多々納 裕一, 児島 淳
    10 巻 (1997) 5 号 p. 499-500
    公開日: 2009/10/22
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  • 大類 清和
    10 巻 (1997) 5 号 p. 501
    公開日: 2009/10/22
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