組織科学
Online ISSN : 2187-932X
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ISSN-L : 0286-9713
30 巻, 4 号
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特集
自由論題
  • ――イノベーションにおけるニーズ・プッシュとテクノロジー・プル――
    小川 進
    1997 年 30 巻 4 号 p. 60-71
    発行日: 1997年
    公開日: 2022/07/22
    ジャーナル フリー
     本研究ではイノベーションでユーザーが重要な役割を演じる条件を「情報の粘着性(stickiness of information)」という視点から明らかにする.「情報の粘着性」という概念は近年,提唱されたものであり,体系的に収集されたデータをベースに議論が展開されることはこれまでほとんどなかった.その意味で本研究は,「情報の粘着性仮説」を概念的議論から経験的調査をもとにした議論へと橋渡しする試みであると言える.また,本稿ではこの仮説から引き出される実践的インプリケーションについても経験的調査の結果をベースに議論する.
  • ――高浸透性システムの導入――
    山口 生史, 七井 誠一郎
    1997 年 30 巻 4 号 p. 72-86
    発行日: 1997年
    公開日: 2022/07/22
    ジャーナル フリー
     本研究は首都圏のホワイトカラー企業従業員340人を対象に行った労働志向に関するアンケー卜調査による実証研究である.データ分析の結果,日本人企業従業員の労働志向は集団主義から個人主義へと変容しており,それに伴い職務型および自由型自己実現志向の台頭が見られた.そして,このような労働志向の変化に対して,外資系企業も含め日本に在る多くの企業の対応が必ずしも適切ではないということが示唆された.組織の生産性向上の一手段として従業員のモーチベーションを効果的に高めるためには,現在中心的な企業組織の「低浸透性システム」の中に「高浸透性システム」を積極的に導入し,両者をバランス良く融合することが必要かもしれない.
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