SPUに架橋点を導入し, ミクロ凝集構造を変化させたセグメント化ポリウレタン(SPU)を4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI), ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール(PTMG2000)および硬化剤として1,4-ブタンジオール(BD)と1,1,1-トリメチロールプロパン(TMP)の異なる重量比の混合物から合成した。膨潤試験, 偏光顕微鏡観察, 示差走査熱量測定, 濡れ性試験による表面エネルギー測定, T型剥離試験によりミクロ凝集構造と接着特性を評価した。破壊様式はBD量に依存した。BD量の増加にともなうSPUのミクロ相分離の増加により, T型剥離強度も増加した。
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