Journal of UOEH
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21 巻, 1 号
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  • 館 正知
    原稿種別: 講演
    1999 年 21 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 小泉 明
    原稿種別: 講演
    1999 年 21 巻 1 号 p. 7-11
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 河津 隆三, 田島 文博, 牧野 健一郎, 大川 裕行, 梅津 祐一, 赤津 嘉樹, 緒方 甫
    原稿種別: 原著
    1999 年 21 巻 1 号 p. 13-21
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    これまで, 車いすフルマラソンでは, 選手の握力などの上肢筋力がレースタイムに影響することが報告されている. しかし, 車いすハーフマラソンでは上肢筋力とレースタイムの関係を調査した報告はない. 今回我々は大分国際車いすハーフマラソン部門に参加した4人の選手を対象にして, 肘伸展筋力の等運動性筋力測定を, 毎秒60°, 120°, 240°の角速度で行った. 選手は全員完走し, そのレースタイムとピークトルク値を比較した. 我々の測定では肘伸展筋力と車いすマラソンレースタイムとの間には全ての角速度において有意な相関を認めたが, 肘屈曲筋力については相関はみられなかった. この結果より, 車いすハーフマラソンにおいて幅広い角速度での筋力強化がレースタイムの改善に有用であることが考えられた.
  • 大西 晃生, 石田尾 徹, 笠井 孝彦, 嵐谷 奎一, 保利 一
    原稿種別: 原著
    1999 年 21 巻 1 号 p. 23-28
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    フロン代替物質として用いられている1-bromopropane (1-BP)の神経毒性について,動物実験による検討を加えた. 8頭の実験群ラットでは,4週間にわたり,吸入曝露チェンバー内で1500 ppmの1-BPに1日6時間,週5日間曝露した. 8頭の対照群ラットでは,実験群と同様のチェンバー内で清浄空気に曝露した. 曝露第4週間目の後半には,対照群ラットとは異なり,実験群ラットすべてが失調性歩行,体重の減少を示した. 曝露4週間目の終わりに両群各ラットを深麻酔下で灌流固定し,神経系の組織病理学的検討を行った. 腓骨,腓腹両神経において,対照実験両群間で軸索変性の出現頻度に統計学的な有意差は認められなかった. 小脳では,虫部および半球部のいずれにおいても,Purkinje細胞の変性所見が実験群で対照群より高頻度で認められた(P<0.05). 第5胸髄および第3頚髄後索の髄球の出現頻度および延髄薄束核の軸索腫大の出現頻度について,対照,実験両群間に統計学的な有意差は認められなかった. 失調性歩行は,1-BPの曝露による小脳Purkinje細胞の変性によって生じたと判断された. しかし,末梢神経,脊髄後索,延髄薄束核における1-BPの曝露による神経線維の変性所見は明らかでなかった. 実験終了時の第4週間目の終わりに,実験群ラットは体重の減少,著明な活動の低下を示し,より長期の曝露は困難と判断された. それ故,1-BPの末梢神経毒性の研究には実験条件の再検討が必要である. なお,実験群ラットでは精細管,精子細胞に異常が認められた.
  • 山村 香織, 加藤 貴彦, 菊池 亮, 吉川 正博, 嵐谷 奎一
    原稿種別: 原著
    1999 年 21 巻 1 号 p. 29-35
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    ベンゼン単独投与の生体に及ぼす影響はよく研究されているが, エタノールとの併用投与の報告は少ない. 我々は, エタノールを5週間飲水摂取(20%エタノール)させ, その後同条件下において, ベンゼン(0.26 g/kg, 1/4 LD50量)を週5日間, 3週間投与後, 体重, 臓器重量, 末梢血液, 肝薬物代謝酵素系に対する影響を検討した. 対照群に対し, ベンゼン投与群の肝臓重量は有意に増加し, 脾臓重量は有意に減少した. 末梢血の白血球数はベンゼン投与群およびエタノール+ベンゼン投与群で対照群と比較し有意に減少したが, エタノールによる増強作用は認められなかった. その他の血液学的検査やserum glutamate oxaloacetate transaminase (SGOT), serum glutamate pyruvate transaminase (SGPT) の測定値にいずれの投与群においても, 対照群との間に有意差は認められなかった. 肝ミクロゾーム分画中シトクロームP450量はすべての投与群において増加傾向を示したが, 対照群との間に有意差は認められなかった. 一方, 肝可溶性分画のグルタチオンS-トランスフェラーゼ活性は対照群と比較し, いずれの投与群においても有意な上昇を認めた. 今回のラットを用いた実験からは, エタノールがベンゼン作用を修飾する有意な結果は得られなかった.
  • 山田 真和
    原稿種別: 総説
    1999 年 21 巻 1 号 p. 37-45
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    アルコール性肝障害の進展には, 脂肪肝までと脂肪肝以降の肝細胞壊死・線維化進展の2相がある. 前者はエタノール代謝によるレドックス(redox state)の変化に基づいて, そのメカニズムを生化学的に明瞭に説明できるが, 後者はいまだに機序が不明確で, 強い個人差・性差がある. この第2相の肝障害進展初期の生体反応に, 『腸管由来エンドトキシン-活性化肝マクロファージ-好中球ケモカイン』カスケードが関与し, 活性化した肝マクロファージが中心的役割を担う. また, その程度の差がアルコール性肝障害の個人差を説明する可能性が示された.
  • 田代 拓, 藤代 一也, 大久保 利晃
    原稿種別: 事例
    1999 年 21 巻 1 号 p. 47-54
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    某巻線ときほぐし作業場で発生した粉じんの定性定量, および粒径調査, さらに電子顕微鏡的観察を含む作業環境調査を実施した. 作業環境測定は, 面積約700m²の単位作業場所にA測定24点・B測定1点を設定した. A測定・B測定にはデジタル粉じん計を使用し, ローボリウム・エアーサンプラーはデジタル粉じん計にて得た値の変換計数を求めるために使用した. A測定の幾何平均値は0.64mg/m³, B測定値は0.82mg/m³であり作業環境測定の評価は第1管理区分であった. 浮遊粉じんの中に吸入性の7μm以下の粒子は約15-20%(休積%)存在した. 堆積粉じん中には金属粉じんと白色粉じんが存在しX線回折装置で分析した結果, 金属粉じんの成分はZnであり, 白色粉じんの成分はZn4CO3(OH)6・H2Oであった. また, 粉じん中にSiO2は含まれなかった. 走査電子顕微鏡で金属粉じんと白色粉じんの粒型を調査したが, どちらも繊維状物質ではなかった.
  • 村田 育夫
    原稿種別: 報告
    1999 年 21 巻 1 号 p. 55-57
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • ―研究機器の隙間を埋めるもの―
    田中 迪則
    原稿種別: 報告
    1999 年 21 巻 1 号 p. 59-61
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • ICOH
    原稿種別: 報告
    1999 年 21 巻 1 号 p. 63-
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 産業医科大学
    原稿種別: 抄録集
    1999 年 21 巻 1 号 p. 64-106
    発行日: 1999/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
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