臨床と教育の協働のあり方については, ユニフィケーションの発想を基盤とした提言がなされてきたが, 導入が難しく普及は進んでいない. 実習指導者と教員の協働は, 他施設で実習を行う学校においても取り組むことが可能であり, 実習の質向上が期待できる. 本研究では, 34施設の実習指導者384名を対象に, 実習指導者と教員の協働の基準となる構成因子, 特性, 影響要因, 要因の影響度を分析した. 主要な構成因子として意思決定, 協調性, 情報共有の3因子と28項目の指標が導かれ, 特性としては, 実習の問題事項に関する協働はできているが, 実習指導の充実に関する協働は十分でないことが明らかになった. 協働に与える影響度が大きい要因は, 一部署が受け入れる異なる教育課程数, 会議開催間隔, 学生の意思を尊重した指導, カンファレンスへの参加・助言, 実習指導者や師長の会議参加, 教員の実習指導体制であることが示唆された.
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