Journal of UOEH
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7 巻 , 1 号
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  • Stanley R. MOHLER
    原稿種別: 特別寄稿
    1985 年 7 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    アメリカ合衆国には23の専門別委員会があり, これらの1つが予防医学である. 予防医学は3つの分野に分かれており, 1.航空医学, 2.産業医学, 3.公衆衛生, または一般予防医学である. 予防医学専門分野は, 生物統計学, 疫学, 保健サービス行政と環境衛生を含む必須研修がカリキュラムの中心となる. これらに加えて, 研修1年目には関連科目があり, 2年目になると臨床ローテションがあり, 特に眼科, 耳鼻科, 循環器科, 呼吸器科, 脳神経科の組み合わせに加えて民間パイロットレベルの訓練や修士学位取得に必要な論文も要求される. 3年目には航空医学専門医は, NASAや国立研究所や私立の施設において, フルタイムの航空医学の実地訓練を受ける. 現在までに40人以上の医師がWright State Universityにおいて航空医学の訓練を受けた. これらの中には日本, オーストラリア, 台湾, カナダそしてメキシコの医師が含まれている. Wright State Universityでは大学教授等によるカリキュラムに加えて, アメリカ空軍や海軍によって行われるものが含まれる. Wright State Universityの教育コースには, アメリカ陸軍, 海軍, 空軍から士官を受け入れる特権を与えられている. このWright State Universityのコースの大部分の後援はNASAによってなされており, 宇宙に関する問題も重要な題目となっている.
  • Petere HOWARD
    原稿種別: 特別寄稿
    1985 年 7 巻 1 号 p. 9-25
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    英国においては航空医学の訓練は, Royal Air Force航空医学研究所で卒後コースの続きとして行われる. 1)予備医官コース(An Introductory Medical 0fficers'Course)は, 2週間で, 空軍入隊後最初の2・3か月の間ではすべてのRAFの医師が参加する. その目的は将来彼らが空軍基地での乗務員の健康管理に必要な航空生理学や, 航空医学を教えることである. 4コースが毎年開かれる. 2)一般航空医学コース(A General Aviation Medicine Course)は民間パイロットの認定医の認可取得を希望する民間医師または, 単に航空医学に興味のある医師も参加できる. 3)航空医学のディプロマコース(Diploma in Aviation Medicine)は1年に1回開かれ6か月である. このコースは以前に最低1年間の経験のある人に開かれており, 今までに25か国から244名もの軍人や民間の医師が参加している. このディプロマコースは航空医学のあらゆる面において高度なレベルを包括しており水準はMaster of Science degreeと同じ位, 高いものである. ディプロマはRoyal College of Physiciansによって承認されたものである. 4)RAFの医官はディプロマコースの後直ちに, 3週間の特別訓練を受ける. これは彼らにRAFの政策や手順を教えるためで, この上級コースは特に実務訓練であり, このコースを終了したものはFlight Medical officer(航空医官)に任ぜらる. 彼らはその後一定期間毎に, 再訓練生涯教育を受ける. 5)航空機乗務員は, 個人防護装備の組立使用訓練のためにRAF医学研修コースに参加する際に基本的な航空医学の原理を修得する. これらのコースは飛行機の種類別に特別な訓練を行うもので, パイロットはその生涯の間に最低4種類位の飛行機を経験するものである. 6)非常に専門的な分野に関する短期間コースが臨床コンサルタント, 医学生, 上級空軍士官, 看護婦やその他にも用意されている. 現在英国では航空医学は産業医学の一分野として認められている. Royal College of Physiciansはディプロマコースを産業医学における正式な教育過程の証拠として認定している. このように英国における産業医学の最近の非常な発展は, 民間医師および, 軍医の航空医学訓練に対する必要性を益々増加しつつある.
  • 香川 浩彦
    原稿種別: 原著
    1985 年 7 巻 1 号 p. 27-35
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    硬骨魚アマゴ(Oncorhynchus rhodurus)の排卵前後の卵濾胞組織において, 特にステロイド産生部位を明らかにする目的で微細構造的および組織化学的検索を行った. 排卵前の濾胞組織では, 莢膜細胞層の特殊な細胞(special thecal cell : ST細胞)が管状のクリステを有するミトコンドリアおよび多数の滑面小胞体等, ステロイド産生細胞特有の微細構造を有していた. 一方, 顆粒膜細胞は粗面小胞体が発達し, タンパク分泌細胞の特徴を有していた. 卵成熟期には顆粒膜細胞およびST細胞の微細構造に顕著な変化が認められた. 前者では粗面小胞体の拡張, 後者では滑面小胞体の発達が観察された. 組織化学的には, 排卵後濾胞のST細胞にのみΔ5-3 β-hydroxysteroid dehydrogenase活性が認められた. これらの実験の結果から, ST細胞がアマゴ卵濾胞組織におけるステロイド産生の主たる部位であることが強く示唆された.
  • 木村 博, 青山 喬, 法村 俊之, 土屋 武彦
    原稿種別: 原著
    1985 年 7 巻 1 号 p. 37-43
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    エールリッヒ腹水癌由来のJTC-11細胞はアルギニンを抜いた培地で増殖しなかった. この培地にシトルリンを加えた場合にHeLa細胞およびマウスL細胞は増殖したが, JTC-11細胞はその培地中でも増殖出来なかった. またDNA合成に関しても細胞増殖の場合と同様であった.
  • 古賀 実, 保利 一, 田中 勇武, 秋山 高, 井上 尚英
    原稿種別: 原著
    1985 年 7 巻 1 号 p. 45-49
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    尿中エチレングリコールをn-ブチルボロン酸によって誘導体化後, FID付ガスクロマトグラフを用いて定量する方法を検討した. 尿試料(1ml)にエタノール(10ml)を加え振とう後, 遠沈した上澄を減圧乾固させ, n-ブチルボロン酸アセトン溶液を加えエステル化しガスクロマトグラフに注入した. 検量線は尿中エチレングリコール500μg/mlまで直線性を示し, 検出限度は10μg/mlであった. またエチレングリコール100μg/mlでの繰り返し測定によって求めた相対標準偏差は3.5%であった. 本法を酸化エチレンを曝露したラット尿中エチレングリコールの定量に応用した結果, 尿中排泄量は曝露濃度に依存することがわかった.
  • 小川 尚
    原稿種別: 総説
    1985 年 7 巻 1 号 p. 51-60
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    近年のシステム科学の発展はめざましいものがあり, ヘルスケアの分野においても現在までに数多くの研究がなされてきている. 第3回「ヘルスケアのシステム科学」国際会議が1984年7月に西ドイツのミュンヘンで開催され, 世界各国から数多くの研究者を集めた. 著者もこの会議に参加し, ヘルスケアの分野でシステム科学が広範囲に用いられていることを学んだ. しかし, システム科学者の立場からみると, 健康度指標の選択, 公共意志決定の方法, 一般システム理論とその応用, 発展途上国におけるヘルスケアのシステム的接近という点で今後さらに研究の余地を残しているものと思われる.
  • 白木 啓三, 佐川 寿栄子, 今田 育秀, Suk Ki HONG
    原稿種別: 総説
    1985 年 7 巻 1 号 p. 61-72
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    人類はかなりの長期間に亘り深度数百メートルの高気圧環境での生存が可能であることが証明されている. このような環境では気圧そのものによる影響とガス組成が1気圧とは異なることによる物理的な因子が生体に種々な生理的な変化をもたらす. 神経系統への影響(高圧神経症候群HPNS)と, 体液バランスへの影響が生理的には大きな変化であるといえる. 前者についてはガス組成を改良することにより問題はほとんど解決することが可能であるが, 後者については人類にとって全く新しい生理的な経験であるといえる. 特に体液の分布のシフトが1気圧における正常なリズムとは異なることが見つかっている. これは尿量やその他体液量をコントロールする因子に反映される. ここでは特に体液をコントロールする因子のうち高気圧環境における腎機能の変化について概説し, その機序を解説するために現在まで蓄積された知識を用いて考察を加える.
  • 千田 豊, 高原 和雄, 今泉 勉, 中島 康秀, 黒岩 昭夫
    原稿種別: 症例報告
    1985 年 7 巻 1 号 p. 73-79
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    Mモード心臓超音波検査によって診断された左室内血栓の異常エコー像について報告する. 症例は急性心筋梗塞後の41才男子で, 下壁側壁の壁運動低下を示していた. Mモード心臓超音波検査では心尖部よりの前壁直下で, 心筋よりも輝度の強い帯状を呈するエコー像を認めた. この異常エコー像の存在は超音波断層検査やCT検査および左室造影検査によっても確認され, 手術時に左室内に存在する示指頭大の血栓であることが判明した. Mモード心臓超音波検査で帯状のエコー像は通例左室内粘液腫において認められるものであるが, 本症例のような心筋梗塞後の場合や, その他, 心室瘤,拡張型心筋症あるいは長期間持続したうっ血性心不全の条件下では, 左室内血栓からも生じ得ると考えられる.
  • 大久保 浩司, 水野 直樹, 堀江 昭夫, 原武 譲二, 猪熊 泰造
    原稿種別: 症例報告
    1985 年 7 巻 1 号 p. 81-87
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    われわれは, 最近比較的稀れな空腸平滑肉腫の剖検例を経験したので報告する. 本例の手術時標本では腫瘍の大きさは9cm以下で細胞分裂像が比較的少なかったが, 肝を中心とした全身転移がみられ, 生物学的には悪性度の高い症例と考えられた. しかし, 剖検標本の検索でも細胞分裂像は200倍の10視野中に1個程度であり, 細胞の異型や多形性がみられず, 悪性としての組織学的診断規準を必ずしも満足しない症例とみなされた.
  • 野田 浩司, 江藤 精二, 峯本 正夫
    原稿種別: 短報
    1985 年 7 巻 1 号 p. 89-94
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    バルプ口酸 (VPA) の血中濃度測定におけるsubstrate labeled fluorescent immunoassay法 (SLFIA法) の有用性を, enzyme-multiplied immunoassay法 (EMIT法) と比較して検討した. SLFIA法の精度は極めて高く, かつEMIT法との間にすぐれた相関関係が認められた (r=0.985). 溶血による試料中のヘモグロビンの存在によっても, 測定値への影響は臨床使用上考慮する必要はないことがわかった. 以上よりSLFIA法は, てんかん患者におけるVPA血中濃度測定に用いることができる有用な方法の1つとして評価することができる.
  • 産業医科大学
    原稿種別: ワークショップ
    1985 年 7 巻 1 号 p. 95-112
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 産業医科大学
    原稿種別: 抄録集
    1985 年 7 巻 1 号 p. 113-137
    発行日: 1985/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
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