Journal of UOEH
Online ISSN : 2187-2864
Print ISSN : 0387-821X
ISSN-L : 0387-821X
22 巻 , 1 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 平田 敬治, 小西 鉄巳, 上田 優子, 黒崎 靖嘉, 富崎 一向, 那須 幸平, 三橋 健次郎, 宮内 大介, 山口 将則, 伊藤 英明
    原稿種別: 原著
    2000 年 22 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    イヌの小腸および大腸を用いた消化管端々吻合の後, 吻合部創傷治癒機転について肉眼的・組織学的観察を行い, さらに断端接合型のGambee吻合と漿膜接合型のAlbert-Lembert吻合に関する比較検討を行った. Gambee吻合・Albert-Lembert吻合ともに吻合部の接合は良好で吻合不全は認めず, 特に粘膜下層における線維芽細胞・膠原線維や新生血管を含む毛細血管の増生が著明であった. 両者の相違点として, Gambee吻合を用いた場合, 層の識別が容易な大腸では消化管壁の層々の癒合が良好で, 特に新生血管や新生結合組織の癒合の場となり, 創傷治癒の主役を果たす粘膜下層の接合に優れ, 組織学的により理想的な吻合方法であると思われた.
  • 吉井 千春, 栗田 幸男, 野田 晏宏, 城戸 優光
    原稿種別: 症例報告
    2000 年 22 巻 1 号 p. 7-12
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    血管免疫芽細胞性リンパ節症(AILD)は1974年にFrizzeraにより確立された疾患概念であるが, 近年, 胸膜や肺病変の合併例の報告が増えている. 症例は82歳男性, 脳梗塞と慢性気管支炎で直方中央病院入院中に急激な全身のリンパ節腫大と多彩な全身症状を示し, リンパ節生検にて本症と診断した. 胸部X線写真とCTでは縦隔・肺門リンパ節の著明な腫大と右胸水貯留を認め, 右肺はほぼ全体が無気肺となった. 胸膜・肺病変を伴うAILDの症例のうち, 右肺全体の虚脱を生じた例は報告がなく, 無気肺を生じる疾患の鑑別のひとつとして本症も重要と考えられ, 報告した.
  • 西原 正照, 古賀 洋介
    原稿種別: 短報
    2000 年 22 巻 1 号 p. 13-18
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    Methanobacterium thermoautotrophicumのG-1-Pデヒドロゲナーゼまたはその遺伝子をEscherichia coliで発現させて得た酵素とNADおよびNAD再生系を用いたsn-グリセロール-1-リン酸(G-1-P)の新しい酵素的定量法を記載した. G-1-Pは古細菌のエーテル型脂質の骨格をなす物質であるだけでなく, グラム陰性細菌のリポテイコ酸, Escherichia coliのmembrane-derived oligosaccharide, 真正細菌やミトコンドリアのホスファチジルグリセロールの非アシル化グリセロール残基, ある種の乳酸菌のリン糖脂質の構成成分として自然界に広く存在しているので, これらの物質の構造決定や代謝研究に, この測定法は有用であると考えられる.
  • ブレア P. グラブ, 安部 治彦(訳)
    原稿種別: 総説
    2000 年 22 巻 1 号 p. 19-31
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    head-up tilt試験の普及により, 起立性低血圧を呈する自律神経障害に関心が払われるようになってきた. 同時に, これらの病態解明が進むにつれ, 疾患分類の見直しも必要になっている. 特に, 原発性の慢性自律神経障害はpure autonomic dysfunction, multiple system atrophy, およびpostural orthostatic tachycardia syndromeの3つに分類されている. 一方, 急性自律神経障害は臨床的に稀ではあるが, しばしば急激な発症をとることがある. 酵素異常を伴う種々の病気や薬剤投与により, 二次的に自立神経障害を来し, 起立性低血圧や失神発作を来すこともある. これらの失神発作の原因を正確に診断するために最も重要なことは, 詳細な病歴を取ることである. 本稿では, 自律神経障害における最近の知見と, これらの疾患分類, 診断, および治療戦略について述べる.
  • 田原 昭彦
    原稿種別: 総説
    2000 年 22 巻 1 号 p. 33-43
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    血液透析は腎不全患者に多大な恩恵をもたらしているが, 一方では副作用が問題となっている. 眼科領域では透析中に眼圧が上昇する症例があることが知られており, 血液透析が眼圧に及ぼす影響が論議されている. 慢性腎不全で血液透析を受けている患者の透析中の眼圧, 血漿浸透圧, 血漿二酸化炭素分圧の変化を経時的に調べると, 血漿浸透圧は透析開始後徐々に低下する. 眼圧は, 房水流出障害がない眼と房水流出障害がある眼とでは異なった変動を示す. 房水流出障害がない眼では透析開始後眼圧に顕著な変化はないが, 房水流出障害がある眼では眼圧は徐々に上昇する. この時, 血漿浸透圧の変化率と眼圧の変化率との間には負の相関関係がある. 房水流出障害があって血液透析中に眼圧が上昇する例に, 高浸透圧薬の点滴あるいは高ナトリウム透析を行って透析中の血漿浸透圧の低下を抑制すると眼圧は上昇しない. したがって, 血液透析中に眼圧は次のような機序で変動すると考えられる. 通常の血液透析では血漿浸透圧は低下する. この時, 眼組織の浸透圧は, 血液眼関門が存在するため血漿浸透圧に遅れて低下する. その結果, 血液中から水分が眼内に流入するが, 房水流出障害がなければ房水が代償性に前房隅角から流出して眼圧は上昇しない. しかし, 房水流出障害が存在すれば, 房水流出による眼圧の調節ができず眼圧は上昇する.
  • 市川 孝夫, 森川 幸子, 古田 瑞穂
    原稿種別: 報告
    2000 年 22 巻 1 号 p. 45-56
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
    産業医科大学は開学以来20余年が経過した. 医学部学生の体力測定の結果からその体力特性を報告すると, 男子では肥満傾向の学生が多く, 体力レベルは全国平均値に比較して平均的な値であった. また, 卒業後の形態・体力測定結果をみると, 入学時と比較して男子の体重増加が顕著であった. 本稿は, この結果をもとに今後の保健体育教育のあり方を検討するものである.
  • 芳川 一郎
    原稿種別: 報告
    2000 年 22 巻 1 号 p. 57-59
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
  • 産業医科大学
    原稿種別: 抄録集
    2000 年 22 巻 1 号 p. 61-105
    発行日: 2000/03/01
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー
feedback
Top