第四紀研究
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50 巻 , 5 号
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「自然史の教育と研究をすすめるために」特集号
  • 目代 邦康
    2011 年 50 巻 5 号 p. 207-208
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
  • 池田 宏
    2011 年 50 巻 5 号 p. 209-219
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
    日本は様々な地形変化が活発に起こる場所であるが,地形に関する教育が十分に行われているとはいえない.本論では,地形を見る目を磨くためには,野外での調査・観察に加えて,小型水路実験がきわめて有用であることを紹介する.非定常条件下の三次元実験によって,地形の成り立ち,生い立ちを見る歴史の目と地理の目を磨くことが可能である.実験材料とモデルの大きさ・外力とを適宜組み合わせて,実際の地形現象と類似の地形を生じさせる小型実験がうまくいくと,実験で起こる現象と実際の地形をうまく結びつけることができるようになる.すなわち,実際の地形の変化過程が見えるようになり,地形を静止画ではなく,その過程をムービー(動画)としてイメージできるようになる.
  • 浅野 眞希
    2011 年 50 巻 5 号 p. 221-230
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
    日本における学校教育現場や博物館などでの土の取り扱いは不十分な状況にある.(社)日本土壌肥料学会土壌教育委員会では,学習指導要領と土壌の取り扱いを対応させた教員向け図書の刊行,教材の開発や,野外での土の断面観察会の実施を行ってきた.これらの活動は,自然観察指導員や観察会に参加した教員によって,地域環境教育に根づきつつある.また課題として,土壌教育の場および対象者を広げていくことが重要であり,教材開発,泥ダンゴや泥染めなどの土に気軽に触れあうことから始められる教育プログラムの実施,土壌モノリスの活用を進めていくことが有効であると考えられる.今後,教育現場との連携の中で問題点を探りながら,土の教育を推進していくこと,ならびに専門分野の枠を超えた教育活動を担う指導者・研究者の連携を深めていくことが不可欠である.
  • 佐藤 雅彦
    2011 年 50 巻 5 号 p. 231-242
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
    利尻島の自然史に関連する調査・研究・普及活動などの歴史を総観し,地域の活動を活発化させるための方策を検討した.本島における自然史解明の歴史は3つの時代に大別される.それは,(1)島外研究者による植生または記載的な調査,(2)様々な分野の調査や遠征調査と在住者による活動のはじまり,(3)研究者と在住者による継続的かつネットワーク化された調査,である.
     さらに,地方の自然史に関わる活動を活発化させるためには,(1)調査研究の拠点を地元に置くこと,(2)自然史情報の保存と継承を行うこと,(3)多様な視点や場をつなぎ,地方と中央の双方向発信によるネットワーク構築をめざすこと,が重要である.
  • 小菅 将夫
    2011 年 50 巻 5 号 p. 243-251
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
    体験学習は,知識の習得とともに学習の「動機づけ」,あるいは学習意欲の増進という意味で,実証的な科学分野においては大変有効な教育手段である.これまで岩宿博物館が実施してきた石器作りの体験学習もそのひとつであり,「導入」,「実演」,「体験製作」,「片付け」という段階を経て実施されている.人文科学分野の体験学習では,実験・実証過程にあたる客観的な研究方法の体験だけではなく,研究対象である石器を作るというような主体的・直接的な体験をすることができる.特に,過去の「モノ」である遺物を扱う考古学をテーマとした内容は,体験学習の題材となりやすい.その意味では,実資料という「モノ」を扱う博物館も同様である.より充実した教育活動を展開するためには,博物館学芸員は,体験学習を取り入れた教育の実践方法とともに,体験学習がもつ意義と課題にも目を向けるべきである.体験学習の意義と課題を見据える視点から,教育活動の中で体験学習をどのように位置づけるかという問題と,考古学研究の深化や博物館教育活動全体の発展も視野に入れた体験学習事業の構想とが必要となると考えられる.
  • 角田 清美
    2011 年 50 巻 5 号 p. 253-258
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
    高校における地理の授業において,既存の教科書の内容だけでは広い世界を理解することが難しい.そのため,生徒の慣れ親しんでいる身近な地域を教材化し,科学的に地域を観察する姿勢を培うことを意識した授業を実践してきた.教材化には,既存の資料の整理だけでなく,自らの研究成果を盛り込んだものも必要である.これまでに,筆者は東京都の地形,東青梅付近の河岸段丘と地下水,カルスト地形の教材化と授業の実践を行ってきた.河岸段丘と地下水の授業ではフィールドワークも取り入れているが,これは自らが研究をしてきたため可能となった.フィールドワークの教育効果は高いが,実施には困難がある.
  • 児島 正
    2011 年 50 巻 5 号 p. 259-264
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
  • 牧林 功
    2011 年 50 巻 5 号 p. 265-269
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
  • 幸田 眞希
    2011 年 50 巻 5 号 p. 271-273
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/04/27
    ジャーナル フリー
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