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横森 欣司
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
868-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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岡田 邦之, 長島 金二, 土屋 博之, 川満 富裕, 大橋 忍, 田中 克之, 石丸 由紀, 根本 貴史
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
868-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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広部 誠一, 林 奐, 鎌形 正一郎, 矢野 常広, 浮山 越史, 井崎 敏也, 多村 幸之進, 石田 治雄
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
869-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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須貝 道博, 清藤 大, 小堀 宏康, 大道寺 浩一, 西岡 孝浩, 今 充
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
869-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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奥園 眞一, 水田 祥代, 財前 善雄, 田尻 達郎, 生野 久美子
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
870-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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林 富, 大井 龍司, 中村 潤, 菊地 百合子, 小田切 範晃, 今泉 益栄, 土屋 滋, 今野 多助
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
870-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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山本 裕俊, 世良 好史, 池田 信二, 寺倉 宏嗣, 吉田 光宏, 内野 信一郎
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
871-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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松藤 凡, 細谷 亮太, 真部 淳, 横山 穣太郎
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
871-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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久我 貴之, 井上 隆, 江里 健輔, 植木 幸一
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
872-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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常盤 和明, 岩井 直躬
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
872-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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上井 義之, 横森 欣司, 土田 嘉昭, 本名 敏郎
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
873-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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財前 善雄, 水田 祥代, 奥園 眞一, 田尻 達郎, 生野 久美子
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
873-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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大沼 直躬, 高橋 英世, 田辺 政裕, 吉田 英生, 岩井 潤
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
874-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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横山 清七, 平川 均, 添田 仁一, 上野 滋, 矢部 みはる, 矢部 普正, 加藤 俊一
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
874-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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福澤 正洋, 大植 孝治, 河本 陽介, 福井 雄一, 岡田 正, 原 純一, 松尾 吉庸, 米田 光宏, 井村 賢治, 河 敬世
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
875-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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越永 従道, 岡部 郁夫, 岩田 光正, 会田 光宏, 宗像 敬明, 黒須 康彦, 麦島 秀雄, 原田 研介, 田中 良明
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
875-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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柿田 豊, 藤本 隆夫, 下村 洋, 宮野 武, 石本 浩市, 藤田 宏夫, 高田 功二, 斎藤 正博, 薮田 敬次郎
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
876-881
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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悪性胚細胞腫瘍の治療成績は近年の化学療法の導入により飛躍的に改善しつつあるが,完全寛解が得らない症例や強い副作用を認める症例も経験する.昭和61年から平成5年までに当施設で経験した小児卵黄嚢癌7例に関してその治療法と問題点につき検討した.診断時年齢は7ヵ月から8歳5ヵ月,原発部位は精巣2例,卵巣2例,仙尾部2例,膣1例で,精巣原発の2例が病期I,他は病期IIIであった.全例手術の後に化学療法を開始し,血清アルファフェトプロテイン(AFP)を腫瘍マーカーとして追跡した.性腺(精巣および卵巣)原発の4例は治療後速やかに血清AFPが正常化し現在まで再発の徴候は認められていないが,仙尾部原発のうち1例はbleomycin (BLM)の副作用により死亡,他の1例および腔原発の1例は難治性で治療後も血清AFPが正常化せず手術と化学療法を繰り返している.近年のシスプラチン(CDDP)を含む化学療法の開発により治療成績は確かに向上しており,delayed primary surgeryの適応も考えられるようになりつつある一方で,強い副作用により治療を継続できな症例や難治性の症例もあり,投与量の調節や,骨髄移植のようにリスクの大きい治療の施行時期の判断が今後の課題と考えられた.
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新庄 仁美, 柳原 潤, 下竹 孝志, 出口 英一, 常盤 和明, 岩井 直躬
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
882-886
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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最近の11年間に経験した小腸移植の適応になると思われる腸管不全症例14例について検討した.14例の内訳は短腸症候群3例, extensive aganglionosis 4例, Hirschsprung 病類縁疾患7例(hypoganglionosis 2例, immature ganglionosis 3例, CIIPS 1例, MMIHS 1例)であった.(1)短腸症候群:残存小腸は平均52.3cmで, total parenteral nutrition (以下TPN)による栄養管理が行われたが,生後8ヵ月までに3例とも死亡した.(2)Extensive aganglionosis : 神経節細胞を有する腸管の長さが5cm以下の3例はTPNから離脱できず,内2例は死亡,一方神経節細胞を有する腸管の長さが145cmの1例は普通食が摂取できている.(3)Hirschsprung病類縁疾患:Hypoganglionosis 2例のうち1例はTPNで栄養管理を行ったが,2歳で敗血症により死亡した.他の1例は普通食を取れるものの,腸洗浄が必要である.CIIPSの1例はEDを主体に栄養管理されているが,腹部膨満がみられ,腸炎を繰り返している.MMIHSの1例はTPN施行中である.Immature ganglionosisの3例は経口摂取可能である.小腸移植の適応はTPNから離脱できない短小腸,及び腸管機能不全のうち腸炎から敗血症となったり重篤な肝障害,肝不全を合併する症例が考えられた.
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内藤 真一, 岩渕 眞, 内山 昌則, 松田 由紀夫, 内藤 万砂文, 八木 実, 近藤 公男, 飯沼 泰史, 大谷 哲士, 金田 聡
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
887-890
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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小児の外鼠径ヘルニアに対して,術後の疼痛対策として局所の神経ブロックを行ない,その効果に関して検討した.平成3年10月から平成6年3月までの2年6ヶ月間に当科で手術された小児の片側外鼠径ヘルニアのうち1歳以上で歩行可能な51例を,塩酸ブピバカインによる局所神経ブロックを行なった局所神経ブロック群(28例)と生理食塩水の局所注射を行なった対照群(23例)の2群に分け,術後の活動性などからその効果について検討した.術後に鎮痛剤(ジクロフェナクナリウム坐薬)を投与されなかったものは,局所神経ブロック群で20例(71.4%),対照群で15例(65.2%)で,両群間に有意差は認められず,術後早期の活動性にも両群間の差は認められず,局所神経ブロックが特に有用であるとの結果は得られなかった.
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島田 憲次, 細川 尚三, 松本 富美
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
891-897
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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出生前超音波診断で発見された先天性腎尿路異常症例200例に対する治療方針と臨床経過について報告した.当センター産科の管理下にあった全体の3/5を占める症例では,出生前から私たちに情報が伝えられ,羊水過多などの'high risk'胎児の場合には関連科が集まり,出産の時期や方法について胎児カンファランスがもたれる.出生後には経時的な超音波検査と排尿時膀胱造影をルーティンに施行し,また血清クレアチニン値の推移で腎機能を評価している.腎機能障害や拡張した尿路による他臓器への圧迫症状などがみられる新生児緊急症例以外は,母親の退院と一緒に自宅に帰すことを原則としている.閉塞性尿路通過障害を疑うときには,生後1か月以降に施行する利尿レノグラムで手術適応を決めている.出生前診断された腎尿路異常では先天性水腎症(40%)と多嚢腎(27%)が最も多かった.発見時の在胎週数は平均30週頃で,最も早かったのはプルンペリー症候群13過)と先天性後部尿道弁(14週)であった.出生前診断が正しかったのは全体の約60%であったが,VURや複雑な病態の診断はこれのみでは困難であった.羊水量の減少は48例に見られ,うち38例は周産期に肺低形成による呼吸不全のため死亡した.出生後の治療としては,先天性水腎症の50%(腎数では37%),巨大尿管の54%など,生存例の52%で手術的治療を必要とした.腎機能障害が残されているのは10例(7%)であった.先天性腎尿路異常に対しては私たち小児泌尿期科医が出生前から積極的に関与し,一貫した方針で治療を進める必要があることを強調した.
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浜田 弘巳, Frederic Gauthier, Jacques Valayer, 高橋 弘昌
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
898-902
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児肝切除を安全に施行するため,常温下に肝十二指腸間膜,肝上部・下部下大静脈を遮断する Total hepatic vascular exclusion 法(THVE法)にて肝切除術を1993年12月までの8年間に34例に35回施行した.原疾患は肝芽腫22例(うち1例は再発のため再切除),肝細胞癌4例,肉腫3例,その他5例で占拠区域は2区域以上が32例であった.切除術式は約75%が2区域以上の切除を受け,横隔膜,胆管各2例,下大静脈1例が合併切除された、血行遮断時問は10-84分,平均54.3±3.3分(平均±標準誤差)で,16例が遮断時間60分以上であった.術中輸血量は0.6±0.11lで18例(1898年以降は18例中14例)が無輸血であった.術後合併症のうちTHVEに由来すると思われるものは門脈血栓1例のみであり,手術死亡,術後肝不全例はなかった.血行遮断中の循環動態は心拍数の軽度増加,収縮期動脈圧,中心静脈圧の軽度低下を認めたが比較的安定しており,体外循環を要した例はなかった.術後肝機能ではGOT, GPT, Prothrombin 時間は術後第1病日各々1054.3±323.2IU/l,818.2±245.2IU/l,20.2±0.5秒に増加したが,第7病日には各々34.9±2.4IU/l,120.6±31.0IU/l,15.2±0.5秒と回復した.総ビリルビン値は第1から第3病日に軽度上昇したが第7病日には正常化した.THVE法は小児肝切除,特に腫瘍が肝静脈,下大静脈,肝門部に近接した症例で極めて有用な方法と考えられた.
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大沢 義弘, 岩渕 眞, 内藤 真一, 内藤 万砂文, 八木 実, 近藤 公男
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
903-908
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
術前,腎原発悪性腫瘍が疑われ,手術所見にて腎と広範に連続していたが,組織学的にはむしろ後腹膜原発と考えられた乳児の未熱型奇形屋の一切除例を報告した.本症例はグリア様成分の腎門部リンパ節転移も伴っていた.腎原発奇形腫は極めて稀で,これまで10数例の報告しかなく,本邦小児では2例のみである.本症例は腎と密に広範に連続していたが,結合織のみによる連続で腫瘍内に糸球体は認められず,腎原発とは確認できなかった.症例の概略を報告し,これまでの報告例をもとに原発部位の発生,定義について述べ、さらに治療につき考案した.
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棚野 博文, 辻 尚人, 澤井 利夫, 奥山 宏臣, 桧垣 淳, 鎌田 振吉, 岡田 正
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
909-913
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は12歳男児.10歳時に交通外傷による骨盤骨折,尿道断裂,会陰部裂傷にて人工肛門造設,骨盤整復術,尿道再建術を受ける.術後10ヶ月目に会陰部再形成術を受けたがその後直腸肛門機能評価を目的として当科を受診した.画像診断,直腸肛門内圧検査,針電極による会陰部筋電図検査,直接の電気刺激による筋収縮にて肛門挙筋,恥骨直腸筋はほぼ保たれ,外肛門括約筋の損傷を伴った症例と考えられた.手術にて同部の外肛門括約筋の断裂に対して括約筋修復術を行った.術後4ヶ月目に人工肛門閉鎖術を施行し,さらに6ヶ月経過する現在排便機能上の問題を認めない.
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吉田 洋, 柏井 朗, 桧垣 淳, 飯干 泰彦, 山東 勤弥, 藤井 眞, 根津 理一郎, 鎌田 振吉, 高木 洋治, 岡田 正
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
914-918
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
中心静脈カテーテルにより心タンポナーデを生じた超未熟児例を経験した.壊死性腸炎から多発腸瘻となった体重863g,生後84日目の女児に左内頸静脈より3.6Frシリコンカテーテルを挿入した.挿入後24日目に心タンポナーデを生じ,心嚢ドレナージを行った.穿刺液の糖濃度は686mg/dlと高値でfluid extravasation によると考えた.カテーテルを1.5cm抜浅し,輸液の糖濃度を10%に低下させ心タンポナーデは改善したが,患児は腹膜炎から次第に多臓器不全となり死亡した.超未熟児では,このような合併症に対する危険性が大きいことを認識し,早期に診断し対処できるようにする必要がある.
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芦塚 修一, 佐伯 守洋, 中野 美和子, 黒田 達夫, 村上 研一, 宮内 潤
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
919-922
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は女児で,出生時に腹壁に有茎性の腫瘤を指摘され入院となった.腫瘤は臍上左側より発生し,有茎性,鶏卵大で,臍帯および周囲の腹壁の筋肉に異常なく他に外表奇形は認めなかった.手術では腫瘤の茎の基部は肝円索組織の周りから接するように発生しており,腫瘤割面は充実性でhomogenousな白い組織で一部嚢胞性の部分もあり,その内容は黄色透明でゲル状であった.病理組織学検索では,腫瘤の成分は臍帯を構成する成分と類似した血管・消化管上皮・胚外体腔に相当する中皮等がみられ,過誤腫と診断された.本症例は発生学的にも興味ある1例と思われ,若干の考察を加え報告する.
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芦塚 修一, 佐伯 守洋, 中野 美和子, 黒田 達夫, 村上 研一, 宮内 潤, 八反田 洋一, 清水 興一, 正木 英一
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
923-929
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
我々は,最近比較的稀とされている腎外性ウイルムス腫瘍の2例を経験した.症例1は5歳10ヶ月の男児,腹部腫瘍の診断にて摘出術を施行した.病理にて腎外性ウイルムス腫瘍の診断がつき, NWTS-3のウイルムス腫瘍 stage IIのプロトコールに準じて化学療法を行った.術後3年6ヶ月を経過した現在再発無く外来通院中である.症例2は,2歳4ヶ月の男児.下腹部の腫瘤で当科入院し,肺転移を伴う後腹膜原発腫瘍の診断で開腹生検術をおこなった.腎外性ウイルムス腫瘍と診断され化学療法を行い,腫瘍は著明に縮小し肺転移も消失したため,腫瘍摘出術を行った.術後12Gyの全腹照射と10.5Gyの全肺照射を追加し、治療開始後2年3ヶ月を経った現在腫瘍の再発を認めず外来通院中である.
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小川 ゆか, 東本 恭幸, 西島 栄治, 連 利博, 高田 晃平, 大畠 雅之, 山里 将仁, 津川 力, 松本 陽一
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
930-934
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
7歳男児と5歳男児の大腸若年性ポリポーシス例を経験した.腸管温存の立場に立ち,2例とも定期的に大腸内視鏡で,多発するポリープの切除を行い経過観察を行ったが,7歳男児症例では,3年後に横行結腸に腺腫性成分の混在した若年性ポリポーシスが証明され,また回盲部には内視鏡的に切除困難なポリープの集簇が出現した.このため,横行結腸と回盲部を含む右半結腸切除を予定している.一方5歳男児症例では,現在のところ定期的大腸内視鏡によるフォローアップで経過観察が可能である.若年性ポリポーシスは,家族内発生や低年齢での悪性化の頻度が高いことで注目されており,常に悪性化の可能性を念頭において,内視鏡検査を繰り返し行うことが重要と考えられた.
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飯沼 泰史, 新田 幸壽
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
935-939
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児の虚血性腸炎はまれであるが,今回我々は興味ある経過を示した虚血性小腸炎の1例を経験したので報告する.症例は8歳の女児、左上腹部痛と嘔吐で発症し,炎症性小腸狭窄の疑いで開腹術を施行した.臨床的には紫斑などの皮膚症状は伴わなかったが,手術所見では十二指腸から上部空腸に浮腫と発赤を認め,特に発赤が強く狭窄の主座と考えられた空腸を部分切除した.病理組織所見で小動静脈にleukocytoclastic vasculitis を認め, Henoch-Schonlein syndrome (以下 HSS)に類似した病態と考えられた.この病変は十二指腸から連続しており,残存病変の術後再燃が危惧されたが,消化管内視鏡所見で自然軽快が認められ,また臨床症状も著明に改善した.本症例はHSS特有の皮膚症状を欠くものの,その他の臨床像と病理組織所見がHSSに類似しており,興味深い症例と考えられた.
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桂 長門, 長谷川 利路, 岩崎 安博, 吉岡 泰彦, 三木 康彰, 角村 純一, 永井 勲, 番 浩, 出沢 亨, 田中 智之
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
940-944
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
白血病に併発した急性虫垂炎は従来より内科的治療が主に行われ一般に予後不良であったが,今回外科的切除により救命した症例を報告する.患児は急性前骨髄性白血病の第2回目の化学療法後,発熱と腸閉塞症状,及び右下腹部の腫瘤を呈した5歳男児で, CRP強陽性, CT, 超音波検査による回盲部の層状の腫瘤,注腸造影による虫垂像の欠損,回盲部陰影欠損像を認めた.手術時虫垂の穿孔と回盲部の膿瘍形成を認め,これらの切除と腹腔ドレナージを行った.切除虫垂に明らかな白血病細胞の浸潤はなかった.術前出血傾向に対し血小板,新鮮凍結血漿を輸血した.術後S状結腸の穿孔を起こしたが,絶食,IVHに加え,経肛門的ドレナージ術にて治癒した.白血病に併発した急性虫垂炎はCRPや注腸, CT, 超音波検査等による診断と,周到な術前管理を伴う外科手術により,治療成績が向上すると思われる.
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村松 俊範, 真家 雅彦, 江東 孝夫, 岡田 忠雄
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
945-949
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
2例の小児に対し内視鏡的胃瘻造設術を行った.症例1は1歳9ヶ月の男児.先天性食道閉鎖症のため他院にて結腸による食道再建術が施行されていた.1歳8ヶ月当科初診時,経口摂取不良・体重増加不良・精神運動発達遅滞あり,造影で上部食道結腸吻合部に狭窄を認めたため,食道ブジーを行い同時に確実な栄養補給ルートとして内視鏡的に胃瘻を造設した.術後経口摂取と胃瘻からの経腸栄養を併用しており経過良好である.症例2は5歳男児.精神運動発達遅滞児であり,4歳時に呑気症による胃軸捻転に対し胃固定術を行ったが,術後7ヶ月時に胃瘻事故抜去後,次第に腹部膨満が増強したため,ガス抜き目的で内視鏡的胃瘻造設を行った.術後腹満は軽減し,経過良好である.内視鏡的胃瘻造設術は手技も容易であり,手術時間も開腹手術とはほとんど変わりなく,小児においても有用な方法であると考えられた.
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渡辺 泰宏, 戸谷 拓二
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
950-954
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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小児そけいヘルニア手術に対する育成医療制度適用状況の全国アンケート調査結果を報告する(回答率:73.2%, 131施設).育成医療を申請している施設: 28 (21.4%),申請していない施設: 75 (57.3%)であった.申請していない理由としては「乳児医療など他の公的助成があるから」が37.2%と最多であった.その他,そけいヘルニア治療に育成医療を適用することに懐疑的な意見か相当数あった.医療費の負担状況は,乳児医療などを利用している施設が57施設,白己負担のみが43施設であった.11都道府県で過去には適用されていたが現在は承認されていない.近畿,中国地方では無条件で承認されており,関東では合併症を伴うときのみ承認されている.3割負担のヘルニア手術医療費は5〜8.5万円であり,若い両親にとって少額とはいいがたい.
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小泉 亮, 望月 泉, 岩見大二
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
955-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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杉本 努, 大澤 義弘, 毛利 成昭
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
955-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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小幡 和也, 山際 岩雄, 斉藤 浩幸, 大内 孝幸, 鷲尾 正彦
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
955-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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舟木 伸夫, 後藤 真, 松本 勇太郎
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
955-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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遠藤 薫, 岡田 修, 小川 雅彰, 大澤 暁, 川副 浩平
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
955-956
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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小池 信夫, 浅倉 義弘
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
956-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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吉野 裕顕, 加藤 哲夫, 蛇口 達造, 小山 研二, 鈴木 隆, 南條 博
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
956-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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木村 寛, 須貝 道博, 清藤 大, 佐々木 豊明, 山田 恭吾, 今 充, 立花 直樹
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
956-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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後藤 真, 松本 勇太郎, 舟木 伸夫, 斎藤 行世
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
956-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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吉田 茂彦, 大井 龍司, 中村 潤, 仁尾 正記, 千葉 敏雄, 林 富
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
957-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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澤 直哉, 佐藤 雅栄, 三浦 一章, 宇田 紀子, 佐藤 都留雄, 工藤 正文, 方山 揚誠
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
957-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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菊池 寛, 遠藤 渉, 横田 憲一, 小山田 尚, 芳賀 泉, 初見 和明, 和賀井 啓吉
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
957-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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千葉 庸夫
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
957-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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神山 隆道, 大井 龍司, 林 富, 千葉 敏雄, 仁尾 正記, 曽 尚文
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
957-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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山田 文彦, 金沢 幸夫, 佐藤 志以樹, 木暮 道彦, 斉藤 拓郎, 手塚 徹, 元木 良一
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
958-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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浅倉 義弘, 小池 信夫, 神山 隆道
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
958-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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松田 淳, 三浦 靖徳, 高田 修
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 6 号 p.
958-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 6 号 p.
App25-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 6 号 p.
App26-
発行日: 1995/10/20
公開日: 2017/01/01
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