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原稿種別: 表紙
1996 年 32 巻 7 号 p.
Cover1-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1996 年 32 巻 7 号 p.
Cover2-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App1-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App2-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App3-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App4-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App5-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App6-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App7-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App8-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App9-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App10-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App11-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App12-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App13-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App14-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App15-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App16-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App17-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App18-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App19-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App20-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
App21-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
1996 年 32 巻 7 号 p.
Toc1-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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岡田 正
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1047-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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岩渕 眞, 大井 龍司, 出月 康夫, 小柳 泰久, 加藤 哲夫, 佐伯 守洋, 高松 英夫, 木村 健, 毛利 成昭, 棚野 晃秀, 岩谷 ...
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1048-1065
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 7 号 p.
1066-1072
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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大野 康治, 財前 善雄, 水田 祥代
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1073-1077
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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小児固形進行悪性腫瘍に対する最近の大量化学療法と従来の化学療法とを骨髄抑制について比較検討した.1990年以降の小児固形悪性腫瘍患者38人を対象とし,これらに対し総計196回の化学療法を施行した.各化学療法は,その強さにより軽度群,中等度群,高度群の3群に分類した.各化学療法前後の血液学的データ (ヘモグロビン値,白血球数,血小板数) の推移,および用いた各種血液学的補助療法について分析した.各群ともに化学療法後に血液学的データの各因子は5%以下の危険率で有意に減少した.特に大量化学療法を主体とした高度群ではこの傾向が顕著で,化学療法後の平均値は白血球数436/μl,血小板数3.4×10^4/μl まで低下した.このことは進行神経芽腫に対する最近のプロトコールによる骨髄抑制の強さが輸血を中心とする従来の補充療法だけで対応する限界を超えていることを意味している.また,高度群においては大量化学療法による骨髄抑制に対して,92.5%の症例で顆粒球コロニー刺激因子を使用していた.顆粒球コロニー刺激因子は,骨髄機能の回復に要する期間を非使用例と同程度にまで短縮する (高度群 : 使用例21日,非使用例23日) という点できわめて有効な治療法であることが確認された.以上より,大量化学療法は極めて強い骨髄抑制を呈し,これに対する補助療法としては保存的な補充療法のみでは不十分であり,顆粒球コロニー刺激因子,自家末梢血幹細胞移植等の積極的な支持療法が治療成績を向上させる上にも不可欠なものであると考えられた.
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大畠 雅之, 東本 恭幸, 毛利 成昭, 岡 成光, 西島 栄治, 連 利博, 津川 力
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1078-1083
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
低コンプライアンスで高耐圧のバルーンからなるpolyethylene terephthalate balloon dilator (BARD社) を用いて1994年7月から1996年2月までに,小児消化管狭窄症11例 (食道閉鎖症術後吻合部狭窄5例,食道憩室後食道狭窄1例,先天性食道狭窄症2例,食道静脈瘤硬化療法後食道狭窄1例,臍帯ヘルニア術後肥厚性幽門狭窄症1例,十二指腸クローン病1例) に対して30回の内視鏡的バルーン拡張術を施行した.9例で十分な拡張効果か得られ,2例に症状の軽快がみられた.本 balloon dilator は内視鏡の鉗子孔を通して直視下にdilatorを挿入できることが大きな利点である.一方,消化管の短い乳幼児に,8cm のバルーンを用いた場合には,バルーンを病変に留置した際に病変部の視認ができにくくなるという欠点を有していた.4cm のバルーンを持つdilatorがより有用である.
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堀本 洋, 吉岡 斉, 鈴木 明, 藤野 晋司, 黒嵜 明子
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1084-1087
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
挿入の容易さ,挿入に際して,また挿人後も患児に優しいなどの理由で急速に臨床場面での使用頻度が高まっていたラリンゲルマスク (以下 LMA) も使用開始から5年を経た静岡県立こども病院ではその使用頻度が retrospective にみた研究からこの3年間に減少していることか分かった.考えられる麻酔科医が敬遠している理由として,胃への吸入ガス流入を予防するため陽圧呼吸の際には常に吸気内圧に気を付けていなければならないこと,呼気炭酸ガス分圧から想像される高い血中炭酸ガス分圧値,常に胃からの逆流の可能性があること,合併症の発生なしで LMA を抜去する際にはある程度の熟練が必要なことなどが挙げられ,セボフルラン麻酔下では容易に筋弛緩薬なしに挿管できることも LMA が減少し挿管例が増加した理由と考えられた.鼠径ヘルニア手術では使用頻度の有意な減少がみられないこと,LMA 使用群での年齢,手術時間の3年前との比較から今後の LMA の使用される対象はより年齢の高い,手術時間の短い症例になっていくと考えられた.しかし LMA は今後も麻酔科医の選択できる気道確保法のひとつとして重要な地位を持ち続けていくことは確実である.
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青山 興司, 久守 孝司, 後藤 隆文, 秋山 卓士, 岩村 喜信
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1088-1091
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
肥厚性幽門狭窄症の皮膚切開法の皮膚切開法として臍内弧状切開法を考案,施行した.本法は臍輪より 1mm 内側で臍輪にそった上方3/4周の弧状皮膚切開により開腹し,幽門筋切開は腹腔内で行う方法である.この術式で3例の手術を行い,術後の経過も順調で,美容的に満足すべき結果を得たので報告した.
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内山 昌則, 岩渕 眞, 松田 由紀夫, 内藤 万砂文, 八木 実, 飯沼 泰史
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1092-1096
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
肛門膣前庭部瘻症例に対する肛門移動術,いわゆる Potts 術は40例であった.術後合併症およびその治療を中心に,治療成績や術前後管理を検討した.Potts 術の施行時期は,新生児〜2ヵ月6例,3ヵ月〜1歳28例,1歳以上6例であった.1980年までの23例中,人工肛門造設後施行例は8例であり,手術時年齢は新生児から幼児までおよんだ.1981年以降は診断,治療方針ともに統一され,17例全例人工肛門なしで一期的に5-11ヵ月の乳児期 (平均7.6ヵ月) に施行された,術後合併症のために再手術した症例は瘻再開通6例,肛門狭窄2例,粘膜脱1例であった.瘻再開通は1歳以上の幼児例に多かった.合併症の原因として,膣損傷や直腸の過剰の剥離長など手術操作と,直腸拡張,宿便,会陰皮膚炎など手術前管理の問題があった.瘻再開通の治療としてブジー,浣腸療法を行い便意発現後の3-6歳に中心静脈栄養管理下に,瘻孔抜去術 (vestibulo-anal pull-through) を行った.Potts 術の術前管理としては,毎日瘻孔のブジー拡張 (ネラトン15号,硬質1号) を行う一方,浣腸により宿便を防ぎ,術中は副損傷を避け,術後は中心静脈栄養管理とし,6-8日目より水分投与,1週間-10日目頃より経口摂取を開始し,2週間目頃よりブジーを間始する方針とした.また術後1年は浣腸,坐薬,緩下剤による排便促進と硬質1-2号,母親の示指によるブジーを行った.これらの術前後管理により,最近9年間は瘻再開通はない.術後の排便機能では便意発現の2-3歳までに60%が,5歳までに90%が自然排便が可能となった.
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上野 滋, 横山 清七, 添田 仁一, 平川 均, 田島 知郎, 三富 利夫, 柳町 徳春, 室 伊三男, 古宮 泰三, 周藤 安造
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1097-1103
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
MRI 骨盤部水平断層像をもとにした術前鎖肛10例及び対照7例の骨盤底の三次元表示像を作成し,鎖肛に対する肛門形成術の際に理想とすべき腸管の貫通経路について考察した.対照例では,骨盤底の筋塊が中央で合し,その中心部において直腸肛門が前方に凸の曲線を描くこと,肛門管が括約筋筋塊の中央を開口部に向かって貫いていること,括約筋筋塊が会陰横筋の作る平面よりやや頭方に向かって形成されていることが観察された.低位鎖肛症例では,直腸が肛門挙筋の前方を降りて会陰横筋の合する位置に達した後,瘻孔が括約筋筋塊の前方を貫くのが観察され,肛門形成術の目的は本来の直腸肛門の描く曲線を作成することととらえられた.高位鎖肛症例では,直腸盲端の位置が立体的にとらえられるとともに,骨盤底筋群は対照例と同様の位置にあるものの左右に狭い括約筋筋塊の形態が観察された.高位症例における理想的な腸管貫通経路は,肛門挙筋の前方で会陰横筋が中央で合する点を同定して直腸を導き,この点と肛門窩の中心と結ぶ経路を正確に作成して直腸肛門角を形成することであると考えられた.各症例・各術式においてはこの理想的腸管貫通経路をふまえて再検討を加え,その術式が貫通経路の作成に適切であるか評価することが必要であり,三次元表示像はその有用な手段であると考えられる.
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椛澤 由博, 石川 正美, 岡松 孝男
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1104-1109
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
腸回転異常症に対する手術の緊急性は,腸軸捻転の程度によって左右される.上部あるいは下部消化管造影検査は,腸回転異常症の診断には欠かせないものではあるが,特に腸軸捻転が強く存在する際には,その診断に難渋し,いたずらに被曝線量を多くしてしまうことがある.すなわち消化管造影のみでは,腸回転異常症と診断されても,腸軸捻転の有無やその程度については十分に判断できないことがある.一方,腹部超音波検査およびカラードップラー検査では,腸軸捻転が存在する場合には,whirlpool sign といわれる上腸間膜動脈を腸管,腸間膜,上腸間膜静脈が取り囲む像をとらえることができた.われわれは,これらの所見は,腸回転異常症における緊急手術の指標になると考える.
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牧野 駿一, 松崎 茂, 内田 広夫, 伊東 充宏, 上田 和毅, 中川 雅裕, 佐藤 知行, 金澤 曉太郎
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1110-1114
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
仙骨部脊髄々膜瘤術後の患児は,膀胱直腸障害や肛門・会陰部皮膚の無知覚域を持つことが多い.その為,排便管理の遅れがしばしば認められる.排便管理を改善する目的で,肛門周囲無知覚域を持つ一小児例に知覚皮弁を移植したので報告する.右大腿後面で幅8cm,長さ20cm の U 字型の inferior gluteal thigh flap を作成した.この知覚皮弁は下臀動脈下行枝と後大腿皮神経により支持される.肛門縁の3分の2の皮膚を切除し,皮弁を肛門に縫着した.術後,皮弁に痛覚,触覚が保持された.血行も良く皮弁の色調に問題はない.肛門周囲に知覚域が作成され,排便管理がより容易になると考えられた.
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田中 保, 溝手 博義, 浅桐 公男, 知光, 田中 芳明
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1115-1120
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Congenital cystic adenomatoid malformation (以下 CCAM と略す) はこれまで比較的まれな疾患とされてきたが,近年では胎児超音波検査などの普及に伴い本症に対する認識が高まり,その報告例は増加している.今回私どもは CCAM に肺葉外肺分画症を合併した症例を経験したので報告する.症例は 24w6d に胎児超音波検査で出生前診断され,38w4d に自然分娩にて出生した.生下時に呼吸障害を認めず,全身状態は良好であった.CT,MRI では右下葉の多発性嚢胞病変とその上背側部に solid な無気肺様の腫瘤性病変を認めた.27生日に右下葉切除術および腫瘤摘出術を施行した.腫瘤性病変は肝臓様の充実性腫瘤で健常肺の気管支との交通はなく,異常血管支配を認め独自の胸膜を有しており,肺葉外肺分画症と診断された.病理組織学的に腫瘤性病変は,CCAM Stocker I型,また嚢胞性病変は CCAM Stocker II 型と診断された.
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黒岩 実, 松山 四郎, 鈴木 則夫, 高橋 篤, 池田 均, 荻野 隆史, 畠山 信逸
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1121-1125
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は5歳4ヵ月の MMIHS の女児.右上腕静脈より Broviac カテーテルが留置されたが,時に滴下不良となり,その都度ヘパリン加生食水で flush していた.3回目の flush の後,上腕の腫脹と発赤が出現,単純 X 線写真によりカテーテル断裂と断片の右心系への迷入が判明した.下大静脈および両側内頸静脈の閉塞があるため,右上腕静脈経由でバスケット鉗子が挿入されたが操作性は不良で血管損傷が危惧され,到達経路を内頸静脈 (鎖骨下静脈合流部直上) に変更し,長時間を要したが摘出に成功した.カテーテル塞栓および摘出操作に伴う合併症は経験しなかった.本例のカテーテル断裂には挿入時の微細損傷やカテーテル材質が関係した可能性があるものの,直接の原因は強引な flush 操作にあったと推察され,粗暴な flush は禁忌と考える.また,摘出に当たっては適切な到達経路と器具の選択が重要である.
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宮内 勝敏, 高橋 広, 上田 重春, 河内 寛治
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1126-1130
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Hirschsprung 病の父子例について報告した.父は1971年生まれ.生後8ケ月,他院にて一期的根治術を施行された.aganglionosis の範囲は S 状結腸までであった.子は1995年8月生まれの男児.生後2日目,腹満にて発症.生後6日目,右横行結腸瘻造設.生後3ケ月,Duhamel-池田変法にて根治術施行.aganglionosis の範囲は横行結腸中央部までであった.Hirschsprung 病は家族性の比較的高い疾患として知られているが,親子例の報告は比較的少ない.本邦における自験例を含めた4組7例,海外における28組51例を集計し考察した.男女比を親についてみると,父親11例 (42%),母親15例 (58%) と一般の発生率に比べ女性の比率が高い.また,aganglionosis の範囲については,子供の方が親より長い傾向にあった.
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俵矢 香苗, 矢崎 潮, 大浜 和憲, 清水 博志, 井上 一彦
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1131-1135
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
巨大な十二指腸壁内血腫の1例を経験したので文献的考察を加え報告する.症例は8歳,女児,マウンテンバイク乗車中に転倒し,翌翌日より腹痛,嘔吐出現した.近医で輸液,鎮痛剤の投与受けるも増悪し,受傷 4 日後当科紹介入院となった.腹部超音波検査,CTで 8×10×4cm の十二指腸壁内血腫を認めた.入院後絶食,胃内容吸引減圧,高カロリー輸液を実施した.腹部超音波検査を週 2 回施行し,血腫の大きさの推移を観察したが第26病日に血腫は完全に消失していた.経鼻胃管は第20病日には抜去した.同日より経口摂取を開始し,第31病日に退院となった.10ケ月が経過した現在も再発をみていない.外科的治療を施行した報告も散見されるが十二指腸壁内血腫は,血液が漿膜下に貯留したものであり,局所の安静と,全身状態を保持させるような保存的治療が治療として望ましいと思われる.
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田尻 達郎, 水田 祥代, 窪田 正幸, 田口 智章
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1136-1142
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Beckwith-Wiedemann 症候群は,臍部の異常 (Exomphalos),巨舌 (macroglossia),巨人症 (gigantism) の3主徴の他,その予後を左右する低血糖,悪性腫瘍の合併等,多彩な臨床症状を呈する疾患である.当科において出生前に臍帯ヘルニアの診断をうけた本症候群 3 例を経験した.臍帯ヘルニアは,全て一期的に閉鎖可能であり,また低血糖は,生直後よりの頻回の血糖測定と適正なグルコースの投与によりコントロールした.現在,全例健康に生存している.出生前診断にて臍帯ヘルニアと診断される例に本症候群が含まれる場合があり,予後を左右する他の合併奇形の検索,出生後の低血糖の管理,及び,長期的には悪性腫瘍の発生に注意すべきだと思われる.
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佐伯 守洋
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1143-1149
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
わが国の18の小児医療施設 (小児病院と総称する) の外科を対象として,小児外科の卒前卒後教育の現状についてアンケートによる調査を行った.小児病院における卒前教育は積極的に行われていないのが現状で,大学側,小児病院側共に態勢を整備して再考する必要がある.卒後教育は研修医,病院双方が満足し得る良好な関係で行われており,小児病院ではさらに多くの研修医を受け入れる余地があると考えられた.
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関 信夫, 伊藤 泰雄, 韮澤 融司, 田中 裕之, 村田 和子, 星原 政吉, 渡辺 言夫, 加藤 薫, 川真田 光
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1150-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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岡田 忠雄, 高橋 英世, 大沼 直躬, 田辺 政裕, 岩井 潤, 吉田 英生
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1150-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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脇坂 宗親, 江並 朝猛, 亀田 佳哉, 堀内 勁, 品川 俊人, 川口 文夫, 中田 幸之介, 山手 昇
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1150-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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岡田 邦之, 長島 金二, 土屋 博之, 川満 富裕, 大橋 忍, 石丸 由紀, 根本 貴史
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1150-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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原 章彦, 山南 貞夫, 奥 起久子, 箕面嵜 至宏, 山崎 洋次
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1150-1151
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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吉澤 穣治, 山崎 洋次, 水野 良児, 吉田 二教, 金井 正樹, 伊坪 喜八郎
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1151-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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島 秀樹, 山高 驚行, 小林 弘幸, 渡辺 晴子, 藤本 隆夫, 宮野 武, 薮田 敬次郎
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1151-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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平川 均, 上野 滋, 添田 仁一, 横山 清七, 岩崎 正之, 井上 宏司
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1151-
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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松崎 茂, 内田 広夫, 伊東 充宏, 牧野 駿一, 金澤 暁太郎
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 7 号 p.
1151-1152
発行日: 1996/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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