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原稿種別: 表紙
2001 年 37 巻 4 号 p.
Cover1-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
2001 年 37 巻 4 号 p.
Cover2-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App1-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App2-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App3-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App4-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App5-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App6-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App7-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App8-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App9-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App10-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App11-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App12-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App13-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App14-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App15-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App16-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App17-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App18-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App19-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App20-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App21-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App22-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App23-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App24-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App25-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App26-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App27-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App28-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App29-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
App30-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 文献目録等
2001 年 37 巻 4 号 p.
Misc1-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
2001 年 37 巻 4 号 p.
Toc1-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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富山 英紀, 下竹 孝志, 井上 恭子, 小野 滋, 木村 修, 常盤 和明, 岩井 直躬
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
695-699
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
【目的】過去10年間に経験した極低出生体重児(出生体重1, 000∿1, 499g)及び超低出生体重児(同1, 000g未満)の小児外科疾患症例に対し救命率向上に必要な因子について検討した.【方法】1989年から1998年の10年間に当科で経験した新生児外科症例274例中, 極低出生体重児および超低出生体重児であった16例(全症例の5.8%, 男児11例, 女児5例)に対し診断, 治療および成績について診療記録からretrospectiveに検討した.【結果】極低出生体重児は11例, 超低出生体重児は5例であった.出生体重は平均1, 144g(668∿1, 456g)であり, 在胎期間は平均30週3日(24∿39週)であった.疾患の内訳は消化管奇形が7例, 胎便栓症候群4例, 壊死性腸炎2例, 横隔膜ヘルニア及び胃破裂, 先天性肺嚢胞症が各1例ずつであった(重複含む).合併奇形は4例で心奇形を, 2例で外表奇形を認めた.染色体異常は18 trisomyを1例認めた.治療成績の検討では生存率は極低出生体重児91%, 超低出生体重児20%であった.極低出生体重児では6例に, 超低出生体重児では5例全例に手術を施行したが, 後者で2例が術後早期にDICで, 他の2例は約2カ月後にDICおよび脳室内出血で他病死した.【結論】今回の検討では極低出生体重児の治療成績は良好であったが, 超低出生体重児に関しては更なる向上が望まれた.
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大塩 猛人, 日野 昌雄, 檜 友也, 矢和田 裕子
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
700-703
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】小児の副耳は日常診療にてよくみられる先天性疾患であるが, 頸部副耳についての報告は少ない.当科で経験した症例について検討し報告する.【方法】1975年より1999年までの25年間に当科で経験した全副耳症例に手術を施行し, これらの症例に検討を加えた.【結果】149例の小児の副耳症例(頸部20例・顔面129例)を経験した.性別頻度は, 頸部では男児60%・女児40%で, 顔面では男児52.7%・女児47.3%であり, いずれも男児に多かった.左右別頻度では, 頸部では右側30%・左側60%・両側10%で左側が多く, 顔面では右側51.2%・左側31.0%・両側17.8%で右側に多くみられた.発生個数は, 頸部では左側・右側ともに1個であり, 両側もそれぞれ1個であった.顔面では右側複数個34.8%・左側複数個40%, 両側複数個39.1%であった.手術時年齢は, 頸部では4歳4カ月±3歳9カ月, 顔面では1歳2カ月±1歳8カ月であり, 両者の間に有意差を認めた.【結論】頸部副耳の病態を認識し, 適切な診断と手術を要する.
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杉多 良文, 吉野 薫, 山道 深, 谷風 三郎
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
704-707
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】小児における精索静脈瘤は, 将来の不妊の原因となる可能性があるが, いまだその治療方針・手術法などに関しては論議のあるところである.我々は手術を行った精索静脈瘤の臨床的検討を行ったので報告する.【方法】対象は手術時年齢8歳から14歳まで(平均 : 11歳11カ月)の18例である.主訴・患側・手術法・静脈瘤の消失・合併症・catch-up growthなどにつき検討を加えた.【結果】主訴は陰嚢腫瘤が17例, 会陰部不快感が1例であった.患側は全例左側で, grade 3が15例, grade 2が3例であった.手術法はPalomo法を17例に, 動脈を温存するmodified Palomo法を1例に行った.全例術後静脈瘤は消失した.合併症は軽度の陰嚢水腫を5例に, 高度の陰嚢水腫を2例に認めた(全例Palomo法).6カ月以上の長期経過観察可能であったのは13例で, うち9例は術前hypotrophyであった.この9例中術後catch-up growthを認めたのは5例(約56%)であった.【結論】小児精索静脈瘤に対するPalomo法の手術成績は良好で, 約56%にcatch-up growthが認められたが, 術後合併症として約40%(18例中7例)に陰嚢水腫を認めた.
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小田切 範晃, 松本 勇太郎, 佐野 信行
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
708-712
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】小児急性虫垂炎症例に対する診断確定以前の盲目的な抗生物質投与(以下, 受診前抗生物質投与)が, 虫垂炎の経過, 特に虫垂の穿孔・非穿孔にどのような影響を与えるかを後方視的に検討した.【対象・方法】1990年∿1999年までの最近10年間に当科で手術を施行され, 小児急性虫垂炎と診断された300例を対象とした.これらの症例に対し, 受診前抗生物質投与の有無と症例の諸因子 : 年齢, 性別, 術前有症期間, 入院時白血球数, 入院時CRP値, 虫垂の穿孔の有無, との関係を統計学的に検討した.統計学的解析にはロジスティック回帰分析, Student t検定, Χ二乗検定を用いた.なお統計学的解析は, カタル性の症例が14例と少なかったため, 進行例286例を対象に行った.【結果】受診前抗生物質投与群は87例, 非投与群は199例であった.両群の年齢, 性別には有意な差は認めなかったが, 受診前抗生物質投与群ではその投与法に関わらず術前有症期間が有意に長く, また穿孔例も有意に多かった.【結論】小児急性虫垂炎疑診例に対する診断確定以前の盲目的な抗生物質投与は, 虫垂炎の穿孔予防に対しては無効であり, むしろ術前有症期間の長期化から穿孔の危険因子にもなりうると思われた.
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棚野 晃秀, 津川 力, 西島 栄治, 連 利博, 森内 隆喜, 佐藤 志以樹, 毛利 成昭, 金川 公夫
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
713-716
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
腸重積症に対する非観血的整復による不成功の原因の一部は注腸の整復圧が低いためであると考え, 他院で行われた注腸整復不成功例と本院での整復時の整復圧について検討した.対象は1981年から1997年までに注腸整復を試みた92例である.当院初回操作57例中, 非観血的整復成功例は82%, 他院整復不能例は35例中, 非観血的整復成功例は51%であった.整復は無麻酔下に16 Fr Foleyカテーテルを挿入し20%バリウムまたは6倍希釈ガストログラフィンを用いて, 液面が低下しても常に120cm溶液柱を守り, 5分加圧を5分間隔で繰り返した.穿孔などの合併症はなかった.以上より再診時の非観血的整復率が51%もあることから, 他院における初回の整復時に, 適切な整復圧が維持されなかったことが推測された.非観血的整復術には120cm溶液柱を維持することが重要である.
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新開 統子, 山本 弘, 西 寿治, 武 浩志, 新開 真人, 大浜 用克
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
717-721
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
気管憩室は剖検例の約1%に認められ, 先天性気管憩室と後天性気管憩室に分類される.我々はGross C型食道閉鎖症術後に, 繰り返す肺炎で発症した先天性気管憩室(以下本症)の1例を経験した.本症の小児報告例は10例で, うち5例に先天性食道閉鎖症を合併した.本症の発生にはlung budの遺残や広義のbronchopulmonary foregut malformationの関与が考えられた.小児の場合, 気管憩室内に分泌物の貯留がおこり, これらが肺内に垂れ込むことで, 時に重篤な呼吸不全をきたす恐れがある.死亡4例中2例は本症が原因と考えられ, 診断後は早期の外科的治療が必要であると考えた.
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城 一也, 監物 久夫, 毛利 健, 五藤 周, 大川 治夫
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
722-729
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
在胎37週より左の腎嚢胞が疑われていた1カ月の男児.出生後, 画像検査で左腎頭側に多房性の嚢胞性腫瘤が確認された.奇形腫を疑い生後43日目に開腹術を施行した.腫瘍は4.0×3.5×3.0 cm大の嚢胞で内部に血性の液体と凝血塊が存在し, 実質性の組織や隔壁は認めなかった.厚さ約2 mmの薄い嚢胞壁の全周にわたり神経芽腫細胞が小胞巣をなして散在しており, 神経芽腫(花冠細線維型)と診断された.術後6年現在, 再発, 転移を認めない.胎児期から乳児早期までに認められた腎頭側嚢胞性腫瘤の鑑別診断と治療方針について文献的に検討した.腫瘍マーカーは陰性のことが多く鑑別は画像診断が中心となる.超音波検査で腫瘤が丸く, 大きさや内部エコーの変化がない嚢胞性腫瘤は, 頻度の点から神経芽腫を疑う必要がある.治療方針の決定には統一したプロトコールによる研究が必要である.
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大畠 雅之, 黒崎 伸子, 綾部 公懿
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
730-734
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
近年の新生児医療の進歩による重症の先天性横隔膜ヘルニア救命後の胃食道逆流現象が報告されている.今回我々はこの1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は7カ月女児.胎児超音波検査で先天性左横隔膜ヘルニアと診断され, 生後65時間目に横隔膜修復術を施行した.術後28日目より経口摂取開始し, 摂取量増加に伴い嘔吐が頻発するようなった.上部消化管造影・食道内視鏡・24時間pH測定で胃食道逆流現象と診断された.保存的治療に反応せず, 生後8カ月時に噴門形成術・胃瘻造設術を施行した.発生学的異常を含め多くの複合的要素が先天性横隔膜ヘルニア術後の胃食道逆流現象の原因と考えられる.保存的治療が有効でない場合は積極的な外科的治療が病態の早期改善につながると考えられた.
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大谷 俊樹, 角田 晋, 有井 滋樹, 岩井 武尚
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
735-739
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】乳児痔瘻の原因は未だ明らかにされておらず, 保存的治療と外科的治療の優劣についても議論のあることろである.本研究は漢方薬のひとつである十全大補湯の乳児痔瘻に対する有用性について検討した.【方法】乳児痔瘻10例に対し, 十全大補湯1回量0.1∿0.15 g/kgを1日2回投与し, 痔瘻の治癒経過や再燃の有無などを観察した.【結果】ほとんどの症例において, 2週間以内に排膿の停止を確認した.また投薬中止後3例の再燃を認めたが, 薬の増量のみで対処可能であった.【結論】十全大補湯は乳児痔瘻の新しい治療戦略として, 今後乳児痔瘻の治療における第1選択となりえるものと思われた.
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内藤 真一, 新田 幸壽, 荒井 洋志, 宮川 公子
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
740-744
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
精巣女性化症候群はアンドロゲンレセプターの障害による男性化の異常と考えられており, 成人後に不妊症として診断がつく場合のほかに, 小児期に鼠径へルニア手術時に診断がつく場合がある.今回2例を経験し, 文献的考察を加えて報告する.本症候群は長期的にみて, 内科医, 内分泌科医, などが経過観察する疾患であり, 外科医は精巣摘除など, その治療の一部にかかわるに過ぎないことを充分に認識しておく必要があり, 不用意に精巣摘除を急がないほうが良いと思われた.また, 精巣を残しておく場合には将来の腫瘍化が恐れられるわけだが, 精巣を停留精巣の形で鼠径管内に残しておくことは観察が容易で早期に発見できる可能性があり, 理にかなった方法と思われた.
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吉田 篤史, 植村 貞繁, 村上 一郎, 寺本 典弘
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
745-748
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は生後3日目の男児である.在胎39週4日, 体重2180 g正常分娩にて出生した.生後2日目より腹部膨満・嘔吐を認め, 生後3日目には腹部膨満が著明となり当科に紹介された.腹部単純X線写真にて, 腹腔内全体に多量の腸管ガス像がみられ, 一部に拡張した腸管ループが認められたため, 生後3日目に下部消化管閉塞と診断し, 緊急開腹術を施行した.手術所見としては, 腹膜翻転部から約3 cm口側のS状結腸にLouw I型の閉鎖を認めた.閉鎖部前後の口径差が大きいため, 一期的に吻合することを断念し, 横行結腸に人工肛門を造設した.生後3カ月, 体重5310 gにて閉鎖部結腸切除, 結腸端々吻合術および人工肛門閉鎖術を施行した.術後経過は良好であった.閉鎖部結腸を長軸方向に切り病理標本を作成したところ, 狭い範囲に結腸粘膜で隔てられた多発性の膜様閉鎖を認めた.本症例の病理所見はTandlerの再開通障害説を示唆するものであった.
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栗山 裕, 川村 健児, 山田 慎一
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
749-753
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は11歳女児.総肝管に合流する右異所性肝管を術中胆道鏡によって診断した.異所性肝管の十二指腸側で胆管を切離し肝管空腸吻合を行ったが, 吻合部狭窄をきたした.再手術では異所性肝管を結紮し, 左右肝管合流部直下で再吻合した.異所性肝管は先天性胆道拡張症手術の支障となるので, ERCPの際の体位変換と各胆管枝の読影, 選択的術中胆道造影, 術中胆道鏡などにより的確に診断することが必要である.虚血性の吻合部狭窄を避けるため, 異所性肝管より十二指腸側での肝管腸吻合は行うべきではなく, 異所性肝管と総肝管は肝門部で別々に切離し2カ所で吻合するか, 合わせて1本にして吻合し再建するのが最もよい.再建が困難で異所性肝管の狭窄をきたす危険が大きい場合には, 異所性肝管の結紮も選択肢の一つである.
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下島 直樹, 藤野 明浩, 渡辺 稔彦, 星野 健, 森川 康英, 横山 穣太郎, 北島 政樹
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
754-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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浮山 越史, 遠藤 昌夫
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
754-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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大滝 雅博, 岩渕 眞, 内山 昌則, 八木 実, 飯沼 泰史, 金田 聡
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
754-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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藤野 明浩, 横山 穣太郎, 渡辺 稔彦, 下島 直樹, 星野 健, 森川 康英, 北島 政樹, 樋口 昌孝
原稿種別: 本文
2001 年 37 巻 4 号 p.
754-
発行日: 2001/06/20
公開日: 2017/01/01
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