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原稿種別: 表紙
2000 年 36 巻 2 号 p.
Cover1-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 表紙
2000 年 36 巻 2 号 p.
Cover2-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App1-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App2-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App3-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App4-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App5-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App6-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App7-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App8-
発行日: 2000/04/20
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App9-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App10-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App11-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App12-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App13-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App14-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App15-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App16-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App17-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App18-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App19-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App20-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App21-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App22-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App23-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App24-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App25-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
App26-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
2000 年 36 巻 2 号 p.
Toc1-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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青木 照明, 小柳 泰久
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
261-264
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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林 富, 中川原 章
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
265-266
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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横田 通夫, 黒澤 博身
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
267-270
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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折笠 精一, 川村 猛
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
271-272
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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鈴木 宏志, 佐伯 守洋
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
273-275
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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森川 康英, 藤本 隆夫
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
276-277
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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鎌田 振吉
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
278-279
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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大橋 映介
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
280-282
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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久我 貴之, 谷口 聡, 井上 隆, 善甫 宣哉, 江里 健輔
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
283-289
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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【目的】コラーゲンは細胞外マトリックスのひとつで細胞成長, 分化および癌浸潤に重要な役割をなしている.本研究は神経芽腫群腫瘍における腫瘍内コラーゲン発現と予後との関連について検討した.【方法】神経芽腫群腫瘍9例を対象とした.治療前の腫瘍組織を用いて, SDS-PAGEによるコラーゲン分析および透過電顕所見による形態学的特徴を検討した.【結果】全例にI型コラーゲンα_1鎖およびIII型コラーゲンα_1鎖を認めた.3例にI型コラーゲンα_2鎖の欠損を認めた.この3例は従来の予後因子において比較的多くの予後不良因子を有していた.電顕所見ではコラーゲン線維長に短い傾向が認められたが, 線維径には有意差を認めなかった.【結語】神経芽腫群腫瘍におけるコラーゲン合成異常が, 腫瘍の分化度や予後不良因子となりうる可能性を示唆した.
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山崎 雄一郎, 家後 理枝, 鈴木 万理, 東間 紘
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
290-294
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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【目的】小児VURに対する根治術式としてZaontzにより提唱された膀胱外再建術(detrusorrhaphy)は近年多数の施設で追試や変法が試みられている.今回われわれは当科におけるdetrusorrhaphyの術式を提示し, その成績と臨床的有用性について検討した.【方法】1997年10月から1999年3月までにnondismembered extravesical detrusorrhaphyを施行した片側VUR 5例(1∿6歳)を対象とした.VUR gradeは国際分類III度が3名, IV度が2名であった.術式のポイントは尿管付着部筋層を外側より全周性に切開し膀胱粘膜を十分に剥離すること, 尿管を膀胱頚部側に引き込み尿管口を固定しなおすことにあった.【結果】全例術後にVURは消失し尿管狭窄などの合併症は認めなかった.膀胱ドレナージ期間は術後1日から2日でありbladder spasmに伴う下腹部不快感は認めなかった.術後に血尿, 排尿障害はなく全例術後3日以内に退院可能であった.【結論】extravesical detrusorrhaphyは片側VURに対するすぐれた術式であり小児VUR手術のオプションとして多施設で検討すべき方法と考える.
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中岡 達雄, 大野 耕一, 木下 博明, 中平 公士, 竹内 敏, 春本 研, 辻本 嘉助, 塩川 智司
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
295-299
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例1は1カ月の男児, 主訴は臍腫瘤と臍湿潤.臍帯脱落後から湿潤が続き, 臍に径約5mm, 鮮紅色の腫瘤と皮膚のびらんがみられた.6カ月時に腫瘤を核出し, 病理検査で小腸粘膜を認めた.しかし湿潤は改善せず, 9カ月時に再手術を行った.開腹し, 臍を腹腔面も含めて切除したところ, 異所性膵組織が証明された.症例2は1歳1カ月の女児, 主訴は臍湿潤.臍帯脱落後から臍の腫瘤と湿潤が続いた.他院で腫瘤のみ切除されたが, 湿潤は改善しなかった.1歳5カ月時に開腹, 臍を腹腔面も含めて切除したところ, 異所性膵組織を認めた.2例とも開腹時には小腸に異常を認めず, 湿潤とびらんは軽快した.卵黄腸管遺残による臍ポリープは本邦で22例の報告しかみられず, 異所性膵組織をともなった症例は8例のみである.本症に対しては, 開腹し合併奇形を検索するとともに, 腫瘤を完全に摘出する必要があると考える.
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高見 裕子, 矢加部 茂
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
300-305
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
新生児副腎膿瘍は, これまでに内外の文献上13例の症例報告を見るに過ぎないまれな疾患である.今回, 我々はこの一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は診断時18生日の女児.吸引分娩にて出生.右Erb麻痺を認め, 分娩外傷の存在が示唆された.1生日より発熱を認め, 当院小児科に入院.4生日の腹部CTで右副腎出血を認めたが, 18生日再度施行したCT上, 同部に膿瘍の形成が疑われた.抗生剤全身投与による保存的治療を行うも, 症状改善や膿瘍縮小を認めず, 当科に転科し膿瘍ドレナージ術を施行した.術後は原因菌に感受性陽性な抗生剤の膿瘍腔洗浄も追加し, 症状軽快と画像上膿瘍腔の消退を認めた.新生児副腎膿瘍は保存的治療が有効でない場合, 積極的に膿瘍ドレナージ術が状態の早期改善につながると考えられた.
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伊勢 一哉, 金沢 幸夫, 吉野 啓泰, 佐藤 直, 後藤 満一
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
306-312
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
MRSA腸炎に続発した比較的まれな小児脾膿瘍の1例を経験した.症例は1歳3カ月の男児.発熱, 嘔吐, 下痢を主訴に近医に入院した.抗生剤投与で入院後14日に症状は消失したが, 入院後16日より再度高熱が出現した.腹部超音波検査およびCT検査で脾臓内に多発性膿瘍がみられ脾膿瘍と診断された.抗生剤に反応せず外科的治療を要すると判断され入院後19日に当科に転院した.便培養から同定されたMRSAに感受性のある抗生剤の投与で解熱し, 画像でも膿瘍の縮小消失が確認され, 適切な抗生剤治療と経過観察の結果治癒した.自験例では, 腸炎発症後長期間の絶食による低栄養状態や免疫能低下が関与し, MRSA腸炎からの血行性感染が推測された.
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伊勢 一哉, 金沢 幸夫, 吉野 泰啓, 後藤 満一, 北條 洋
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
313-316
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
先天性頸部遺残軟骨は, 出生時よりみられるまれな鰓弓由来の頸部腫瘤であるが, 全身に及ぶ種々の異常を伴うことがあり注意を要する.本症の2例を経験したので報告する.症例1 : 1歳3ヵ月の男児.左胸鎖乳突筋前縁で, 筋の起始部近くの皮下に弾性硬の腫瘤を認め, 摘出術を行った.病理所見で腫瘤は弾性軟骨であった.その他, 外表奇形は認められなかったが, 新生児期にてんかん発作, 無呼吸発作, 口鼻逆流の既往を有した.症例2 : 3歳4ヵ月の男児.左胸鎖乳突筋前縁で, 筋の起始部近くの皮下に腫瘤を認め, 摘出術を行った.病理所見で腫瘤は症例1と同様に弾性軟骨であった.その他, 外表奇形は認められなかった.本症は第1鰓弓および第2鰓弓由来の合併奇形であるが, 他の全身性の異常も考慮し治癒にあたらねばならない.
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齋藤 武, 飯野 正敏, 堀江 弘
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
317-323
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
9歳男児.家族歴に特記すべき事なし.皮膚の色素沈着を認めず.6歳時より肛門からのポリープ脱出があり, sigmoid scopeを施行したが病変を認めなかった.今回, 時々生ずる腹痛, 便秘および食欲不振を主訴に来院した.下行結腸に巨大腫瘤を認め結腸切除端々吻合を施行した.腫瘤は山田IV型ポリープで, 大きさは約80×70×40mmであった.病理組織学的にはPeutz-Jeghers型ポリープ(以下, PJ型ポリープ)であり異型上皮は認めなかった.他にポリープを認めず大腸単発性PJ型ポリープと診断した.単発性PJ型ポリープは本邦では40例(大腸9例)を数え, 家族歴と色素沈着はいずれもみられない.現時点ではポリープの悪性化は否定できず, 発見され次第摘出すべきである.また, 従来の不完全型Peutz-Jeghers症候群の定義は不明確であり, 家族歴と色素沈着のみられない単発性PJ型ポリープを, 安易にこれに分類すべきでないと考える.
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連 利博, 棚野 晃秀, 佐藤 志以樹, 森内 隆喜, 加藤 善史, 西島 栄治, 津川 力
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
324-327
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
虫垂がすでに切除された2例に対し盲腸や回腸でカテーテルの導入路を作成するMalone手術を行った.症例1はヒルシュスプルング病術後便失禁例で, 盲腸のフラップより作成した.洗腸は不要であり, 5Fr.カテーテルを使用し毎日1回50mlのグリセリン浣腸で24時間のドライタイムが得られている.本人の満足度も高い.症例2は総排泄腔外反で後腸の貫通術後の失禁であるが, 順行性の浣腸以外に拡張回腸の直径を小さくし, 腸管の収縮力を回復する目的もあわせて行った.ほとんどの便汁はネラトンチューブにより排除でき, 固形物は肛門から排泄可能であることが分かった.カテーテル挿入可能な導路を造設することにより, 総排泄腔外反症例での貫通術の適応は拡がる可能性が示唆された.
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岩川 眞由美, 大城 幸雄, 金子 道夫, 堀 哲夫, 池袋 賢一, 雨海 照祥, 中村 博史, 四本 克己, 瓜田 泰久, 岩田 敏
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
328-331
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
摂食障害を呈する大きな舌類皮嚢胞新生児例を経験し容易に摘出したので報告する.患児は在胎週数41週で正常分娩された生後1カ月の男児で, 生下時より径1cm大の舌下部腫瘤に気づかれていた.腫瘤の増大傾向に伴い, 舌運動障害及び, 経口摂取障害が出現した.画像診断では単房性の嚢胞像を呈し, 類皮嚢胞の術前診断のもと生後1カ月に径3cm大の球形の腫瘤を摘出した.病理所見では, 腫瘤の嚢胞内腔は, 非角化扁平上皮と繊毛上皮及び単層円柱上皮に覆われ, 少数ながら脂腺も認め類皮嚢胞と診断された.
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中田 雅弘, 中田 幸之介, 北川 博昭, 脇坂 宗親, 伝 美和子
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
332-337
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
妊娠21週の胎児超音波検査において肝門部に嚢胞を認めた出生時体重2604g女児の胆道閉鎖症を経験した.出生当日の腹部超音波検査では嚢胞から肝門部に侵入する管腔構造物があたかも肝内胆管と連続するかのように描出されたが, 次第に黄疸は増強し, シュミット反応は陰性化した.胆道排泄シンチグラフイーでは肝外胆管への排泄は認めず, 嚢胞も描出されなかった.日齢45の手術では総胆管閉塞型で閉塞部位より上部に嚢腫様構造物が存在する, いわゆるI cyst型であった.しかし肝門部も著しく肥厚した結合組織塊で閉塞しており, 病型はIII型-vにも相当していた.術式は結合組織切除と肝門空腸吻合術を行った.患児は術後101病日に退院した.胎児診断されるI cyst型には自験例と同様のIII型特殊形態とも言うべき肝門部閉塞症例が報告されており, 術式の選択を含め診断と治療に一考を要する病態と把握すべきである.
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堀内 淳, 連 利博, 西島 栄治, 佐藤 志以樹, 加藤 善史, 森内 隆喜, 津川 力
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
338-341
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
小児胃癌はまれで, 進行癌であることが多い.症例1は11歳女児.吐血にて胃内視鏡検査を受け, 胃癌と診断された.胃体下部から幽門部にかけて全周性の3型腫瘍と腹膜播種を認め, Stage IV, 印環細胞癌であった.胃全摘, 膵体尾部脾合併切除を行い, 化学療法を施行したが, 癌性腹膜炎にて術後2ヵ月で死亡した.症例2は10歳男児.嘔気, 貧血の精査にて胃癌を指摘された.胃体上部小弯側に3型を認め, Stage III A, 低分化型腺癌で胃全摘術, D2郭清を施行した.現在術後4ヵ月で再発の徴候はない.
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馬場 美子, 松尾 吉庸, 川口 竜介, 納谷 保子, 山岡 宗次, 梶本 吉孝, 吉川 真紀子, 嶋田 恵子, 伏見 博彰
原稿種別: 本文
2000 年 36 巻 2 号 p.
342-346
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は, 3歳男児.生後7ヵ月頃から, 無痛性の腹部膨満があり, 増大傾向であった.各種臨床検査, 超音波検査, CT等から, 腹水の大量貯留が示唆されたが, 貯留原因となるような基礎疾患は発見されなかった.1回目の穿刺にて, 血性漿液性液体が検出され, 2回目以降の穿刺では, 液体は暗緑褐色に変色していた.腹部膨満は, 穿刺直後のみ軽減するものの, すぐに元通りの大きさに戻っていた.原因不明の腹水という診断で, 開腹したところ, 巨大大網嚢腫が発見された.内容液は1300mlあり, 組織学的には, 慢性炎症性細胞浸潤を伴ったmesothelial cystであった.大網嚢腫切除により, 本児の症状は完全に消失した.腹水様に, 腹腔内全域に液体が貯留しているにもかかわらず, 心臓, 肝臓, 腎臓に原因がなければ, 大網又は腸間膜嚢腫などの腹腔内嚢腫を考慮する必要がある.
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原稿種別: 付録等
2000 年 36 巻 2 号 p.
347-
発行日: 2000/04/20
公開日: 2017/01/01
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