-
原稿種別: 表紙
2012 年 48 巻 7 号 p.
Cover1-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 表紙
2012 年 48 巻 7 号 p.
Cover2-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A1-A4
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A5-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A6-A7
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A8-A9
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A10-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A11-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A12-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A12-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A13-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A13-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A14-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A14-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 付録等
2012 年 48 巻 7 号 p.
A15-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
原稿種別: 目次
2012 年 48 巻 7 号 p.
A16-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
内田 恵一, 楠 正人
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
999-1000
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
松川 泰廣, 萩原 健
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1001-1006
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】臍肉芽腫の発生機序はいまだ分かっていない.臍肉芽腫・臍炎の血流像を検討し,臍肉芽腫の発生機序,さらに正常の臍の形成機序を考察した.【方法】新生児・乳児早期の臍肉芽腫38例,及び臍炎5例に対し,カラードップラー超音波で臍内の血流像を検討し,治療前,治療後で比較した.【結果】臍肉芽腫では,臍の中央を縦走する2〜3条の拍動性の血流を認めた.この血流は多くは臍内で終わっていたが,腹壁に交通する症例もあった.臍動脈索・肝円索に血流の残存はなかった.臍炎では臍内に低エコーの膿瘍腔を認め,周囲の壁に血流の増強を認めたが,臍内には血流を認めなかった.治癒期には,臍肉芽腫,臍炎とも,臍内に約10mm幅の臍瘢痕を認めたが血流はなかった.【結論】生後の臍では,臍帯根部の臍動静脈の血流が,おそらく腹壁の体循環と側副路を作って生き残り,2〜4週かかってゆっくり血流を失って臍瘢痕となって臍が完成する,と考えられる.臍肉芽腫は,この血流が良すぎた結果である.感染によって発生するのではない.
抄録全体を表示
-
坂本 浩一, 野口 啓幸, 徳久 琢也, 石原 千詠, 前出 喜信, 山下 達也, 向井 基, 松藤 凡, 茨 聡
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1007-1012
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】近年の超低出生体重児(ELBWI)及び極低出生体重児(VLBWI)の出生数の増加・救命率の改善により,新生児消化管穿孔をはじめ,ELBWI/VLBWIに対し腸管ストーマ(ストーマ)を造設する機会が増加している.最近の当科におけるELBWI/VLBWIに対するストーマ造設症例を検討し,各疾患について検証したので報告する.【対象と方法】鹿児島市立病院総合周産期母子医療センターにおいて2007年3月から2012年2月までの5年間に施行された新生児に対するストーマ造設術32例中,ELBWI/VLBWI症例の18例を対象とし,診療録をもとに後方視的に検討を行った.【結果】腸管ストーマ造設の原因疾患は胎便関連性腸閉塞症(MRI)10例,限局性腸管穿孔(FIP)4例,壊死性腸炎(NEC)3例,Hirschsprung病疑いのイレウス1例であり,MRIは全例非穿孔症例であった.再ストーマ造設術は2例に施行された.NECの1例以外は全例生存した.【結論】当科でのストーマ造設症例の生存率(94.4%)からも,各疾患に対して適切なタイミングで腸管ストーマを造設することでELBWI/VLBWIの予後の改善につながると考えられた.
抄録全体を表示
-
長江 逸郎, 林 豊, 湊 進太朗, 須田 一人, 粕谷 和彦, 土田 明彦
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1013-1018
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】近年,小児鼠径ヘルニアは鏡視下による手術法が広まりつつあり,その手術手技も従来のPotts法一辺倒から新しい流れが生まれつつある.しかしながら,その歴史は浅く今後の課題も決して少なくはない。今回小児鼠径ヘルニア術後再発症例を検証することで,従来行われてきた術式を再検討すると同時に新しい術式に対する今後の課題を考察した.【方法】1998年7月から2011年12月までに当科で経験した小児鼠径ヘルニア術後の再発症例18例を,小児期に再発を認めた症例8例,成人になってから再発した症例10例に分け,それぞれに対し再発形態を中心に検討した.【結果】小児期に再発した症例中7例はテクニカルエラー,1例は内鼠径輪の破壊に伴う再発であった.成人期での再発症例では5例が内鼠径ヘルニアでの再発4例が外鼠径ヘルニアでの再発.1例が大腿ヘルニアであった。外鼠径ヘルニア4例のうち2例は鼠径管が開放された痕跡がなかった.1例は高位結紮されていたが,ヘルニア嚢は離断されておらず,内腔は開存しており末梢ヘルニア嚢内には水腫も形成されていた.もう1例は内鼠径輪に術後の痕跡は認められたが,ヘルニア嚢は開存していた.【結論】小児鼠径ヘルニアの手術法は高位結紮が基本であり,後壁補強は必要ないとされてきた.しかし,ヘルニア嚢の高位結紮を行う際内精筋膜も同時に縫縮し切離するため,成人手術のMarcy法に準じているものと思われる.内鼠径輪が開大し破壊された症例では内鼠径輪の縫縮を追加することと,高位結紮にこだわるあまり過度にヘルニア嚢を剥離することによって内鼠径輪や鼠径管後壁を破壊しないように注意することが再発予防に効果的であると考えられた.
抄録全体を表示
-
三宅 啓, 植村 貞繁, 吉田 篤史, 山本 真弓, 久山 寿子, 牟田 裕紀
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1019-1023
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】Nuss法は,その低侵襲性・整容性により漏斗胸に対する標準手術として行われるようになった.Nuss法で使用するペクタスバーのサイズの選択は左右中腋窩線間の距離をメジャーで計測した値を基に決定することが一般的とされてきたが,この測定方法には誤差が大きい.これに代わる方法について臨床的パラメータを検討したので報告する.【方法】症例は2004年12月から2008年4月までに施行したNuss法症例205例である.実際に使用したバーのサイズと術前胸部CTから得られた最陥凹部における骨性胸郭(肋骨外側)横径,中腋窩線間の距離および身長の間の相関を検討した.【結果】バーのサイズと,患者の臨床情報との相関係数は,胸郭横径が0.95,中腋窩線間距離が0.83,身長が0.92であり,胸郭横径が最もよく相関した.バーの長さと,最も相関係数の高かった胸郭横径との散布の回帰直線を求めると,バーの長さ(inch)=胸郭横径(cm)×0.4+1.7という関係が求められた.【結論】Nuss法で使用するバーのサイズの決定には,CTで計測した胸郭横径が最も有用であることが示された.
抄録全体を表示
-
本田 正樹, 金場 俊二, 山本 裕俊
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1024-1028
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は日齢0,女児.出生後仮死が進行したため当院紹介され,胸腹部単純レントゲン写真より先天性左横隔膜ヘルニア(CDH)と診断した.新生児遷延性肺高血圧症改善後の日齢6に経腹的CDH根治術を施行した.その際左胸腔前壁に肺葉外肺分画症を認め同時に摘出術を行った.術後weaningを進めることができず,胸部単純レントゲン写真で左下肺野に増大する嚢胞陰影を認めた.術後17日目のCT検査にて左肺下葉先天性嚢胞性腺腫様奇形の合併と診断しCDH術後35日目に左肺下葉切除術を施行した.病理学的にCCAMのStocker II型に相当する所見であった.CDHに肺分画症およびCCAMを合併した症例は極めて稀であり,発生学的な相互の関係性を示唆するものである.
抄録全体を表示
-
志村 匡信, 井上 幹大, 井出 正造, 橋本 清, 松下 航平, 小池 勇樹, 内田 恵一, 楠 正人
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1029-1032
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
徐脈性不整脈により心停止を来たした先天性中枢性肺胞低換気症候群(congenital central hypoventilation syndrome,以下CCHS)合併Hirschsprung病の1例を経験した.症例は日齢9の男児.出生直後より無呼吸発作を繰り返し,また生後次第に腹部膨満の増強と胆汁性嘔吐,腹部レントゲンで小腸の拡張を認め,当科へ転院となった.同日緊急手術施行したところ,回腸末端より15cm口側にcaliber changeを認めた.回腸瘻造設術,虫垂切除術を施行し,病理学的にHirschsprung病(totalcolonicaganglionosis)と診断した.術後も入眠時の無呼吸が改善せず,CCHSを疑い遺伝子検査を行ったところPHOX2B遺伝子に変異を認め,日齢64に気管切開術を施行した.当院入院後,何度か徐脈になる事があり,日齢112に徐脈から心停止を来たしたが心肺蘇生と低体温療法により後遺症なく回復し,生後11か月現在も入院加療を継続している.
抄録全体を表示
-
神保 教広, 内田 広夫, 川嶋 寛, 田中 裕次郎, 佐藤 かおり, 高澤 慎也, 出家 亨一, 益子 貴行
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1033-1036
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は12歳男児.右上葉の気管支閉鎖症に対して,左側臥位で胸腔鏡下右上葉切除術を施行した.切除肺葉を右腋窩切開創から摘出した.術後1日目(術後約12時間)に右上肢の著明な筋力の低下とC5〜Th1領域の感覚障害が明らかになった.MRI検査で腕神経叢に限局した浮腫を認めたため,ステロイドパルス療法とビタミンB12の内服を開始し理学療法を行なった.術後9日までには上肢の運動機能は改善し日常生活に支障ない程度となったが,上腕外側の感覚障害は残存した.運動障害が術前と同様に回復するまでに12週間を要した.術後20週で右上肢の感覚鈍麻領域は極めて小さな領域となり,術後40週の現在ほぼ全快している.術中肢位に伴う腕神経叢損傷を避けるために,上肢は過度な外転,外旋を避け,頭部や首の位置なども含めた体位に十分な配慮が必要と考えられたので文献的考察を加えて報告する.
抄録全体を表示
-
小室 広昭, 藤代 準, 瓜田 泰久, 新開 統子, 五藤 周, 増本 幸二, 福永 潔, 大河内 信弘, 堀 哲夫
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1037-1041
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
肝移植後の胆管狭窄は通常,胆管空腸吻合部(AS)に生じるが,吻合部以外の肝内胆管狭窄(NAS)も稀ながら存在する.我々はABO型不適合の生体部分肝移植後に肝内胆管の狭窄を発症した症例を経験した.症例は進行性家族性胆汁欝滞症(PFIC)2型にて9か月時に血液型不適合の生体部分肝移植を受けた女児.術後3か月時に肝内胆管の拡張を認めるようになり,経皮経肝の内視鏡下にバルーン拡張術を繰り返し狭窄部は改善したが,胆管狭窄はASではなくNASであった.拡張術後1年経過し,肝機能異常も見られず,特に症状はないものの,肝内胆管の軽度拡張は残存している.NASはASに比べ,治療抵抗性であるとされており,今後の慎重な経過観察が必要と考えられる.
抄録全体を表示
-
西 明, 黒岩 実, 山本 英輝, 土岐 文彰, 鈴木 則夫, 平戸 純子
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1042-1046
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
特異な形態を示すA型食道閉鎖症を経験したので報告する.症例は胎児超音波検査にて食道閉鎖症が疑われ,在胎35週5日,2,520gにて出生した男児.出生後の胸腹部単純レントゲン写真で胃泡は存在せず,経鼻胃管のcoil-up所見よりA型食道閉鎖症を強く疑い,日齢1に胃瘻造設,生後2か月に全身麻酔下に食道精査を施行した.透視下に測定した盲端距離は約1cmであり,内視鏡検査で上部盲端に窪みが4か所存在した.窪みの1つは内視鏡で盲端の確認ができず造影を行ったが気管や下部食道との交通は認めなかった.生後3か月で根治手術を施行した.上下の食道盲端は索状物で連続しており,索状物切除後に上下食道端々吻合術を施行した.術後経過は良好で術後1か月から食道ブジーを3回追加した後に退院した.病理組織検査で索状物は平滑筋束からなり内腔は認められなかった.本例はKluth分類上type II_3にあたる極めて珍しい症例と思われた.
抄録全体を表示
-
川久保 尚徳, 中村 晶俊, 廣瀬 龍一郎, 山田 耕治, 竜田 恭介, 有馬 透
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1047-1050
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
0生日女児.出生時,剣状突起より2cm尾側の正中に1×2cm大の腹壁の全層欠損があり,肝の表面が露出していた.また,左側腹壁の膨隆を認めた.臍帯とその周囲に異常なく,その他の合併奇形は認めなかった.4生日に腹壁の部分欠損を伴う上腹壁ヘルニアの診断で手術を施行した。肝と癒着した腹壁欠損縁を剥離後,腹壁を検索すると菲薄だが筋層を認め,左側筋層がより菲薄であった.筋層と皮膚の2層で縫合閉鎖した.腹壁の形成異常としては腹壁破裂,臍帯ヘルニア,脊柱などの多発奇形を伴うbody stalk anomalyや,腹壁筋低形成を呈するprune belly症候群が知られるが,他の非定型的な腹壁欠損症例の報告は少なく,検索しえた限りでは6例のみであった.自験例の病因については,器官形成時期における側方皺襞の伸展癒合障害と沿軸中胚葉由来の筋板の伸長・分化障害が左上腹部に相当する部分で起こったと考えられた.
抄録全体を表示
-
三谷 泰之, 瀧藤 克也, 渡邉 高士, 中森 幹人, 山上 裕機
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1051-1054
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は4歳,男児.腹痛と嘔吐を主訴に近医を受診し,腸炎の診断で点滴治療が行われた.その後も症状が持続し,右下腹部を中心とした強い圧痛を認めるようになり,当院に緊急紹介となった.感染性腸炎によるイレウスの診断で入院となり保存的治療を行った.入院翌日の朝になり腹膜刺激症状が出現し,腹部CTで小腸の拡張と右下腹部に嚢胞性の病変を認めた.急性虫垂炎の穿孔による膿瘍形成や小腸重複症の感染などを考え緊急手術を行った.腹腔内を検索すると暗緑色の嚢胞様構造を認め,Meckel憩室が頸部で捻転し壊死したもので,憩室楔状切除を施行した.Meckel憩室が茎捻転をおこした場合は,急性腹症を呈し嚢胞性病変として描出される.長くて頸部が狭小なものは茎捻転しやすいため,予防的切除の適応がある.
抄録全体を表示
-
坂口 達馬, 濱田 吉則, 高田 晃平, 松島 英之, 權 雅憲
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1055-1059
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は日齢3の男児.在胎29週4日に母体の全前置胎盤および出血から緊急帝王切開され出生した.出生体重1,348g, Apgar score 9/9点であった.日齢3で腹部膨満が出現し,腹腔内にfree airを認めた.バイタルサインは安定し,血液検査で炎症反応は低値であったことから,限局性腸穿孔を疑い開腹手術を施行した.回腸末端から10cm口側に径5mmのpunched out様穿孔を認め,穿孔部は憩室様に拡張しmesodiverticular bandを認めたことからメッケル憩室穿孔と診断した.病理検査で異所性組織を認めず炎症所見は穿孔部に限局し,限局性腸穿孔の病態を示していた.新生児のメッケル憩室穿孔はまれであるが,新生児壊死性腸炎や年長児のメッケル憩室穿孔と異なる病態を示す可能性があり,文献的考察を加えて報告する.
抄録全体を表示
-
小松 秀吾, 照井 慶太
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1060-1064
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
頭頸部の先天性皮膚瘻孔の内,頸部や耳の瘻孔はしばしば見られるが,頬部瘻孔は稀である.今回我々は,先天性副耳下腺頬部皮膚瘻の1例を経験し,口腔内への内瘻化により良好な結果が得られたので報告する.症例は1歳男児.生下時より左頬部に瘻孔を認め,透明な液体の流出がみられており,当科を受診した,左頬部中央,左口角から15mmの部位に瘻孔を認めた.瘻孔からの液体流出は食事などの刺激により増加した.また,左耳介前方に3mm大の副耳を3つ認めた.左耳下腺管からの造影では,耳下腺管は正常部位に開口しており,左耳下腺も正常部位に存在していた.瘻孔からの造影では5mm程度の瘻管の先に腺組織が存在していたが,正常な耳下腺・耳下腺管との交通は認められなかった.以上より先天性左副耳下腺頬部皮膚瘻と診断し,内瘻化手術を施行した.術後1年の現在,口腔側に移設した瘻孔は保たれており,同部位より唾液の流出も認められている.
抄録全体を表示
-
甲斐 裕樹, 松尾 進
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1065-1069
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
左陰嚢の無痛性腫瘤で当科紹介となり,画像所見より精巣腫瘍を疑い2日後に精巣摘出術を施行した新生児症例を経験した.摘出した精巣は広汎にわたる出血性梗塞を呈しており,捻転による精巣壊死と考えられた.新生児精巣捻転症の発症機序は,陰嚢内容が陰嚢皮膚・皮下組織に癒着・固定する以前に精巣鞘膜ごと捻転する場合が大半を占め,精巣鞘膜腔の形成異常に起因する非新生児症例のそれとは異なる.出生前の発症では,急性陰嚢症の所見に乏しく診断は困難で,精巣救済率も低い.超音波検査による精巣血流の確認では診断を誤ることがあり,発生時期の明確でない新生児症例では精巣実質の性状の確認が有用である.エコー輝度が均一であれば,精巣を救済できる可能性が高く,緊急で捻転解除を行うが,同時性両側症例も少なくないため対側病変を見逃さない注意が必要である.
抄録全体を表示
-
柳澤 智彦, 前田 貢作
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1070-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
田中 潔
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1070-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
西堀 重樹, 縫 明大, 橋本 さつき, 平間 敏憲
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1071-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
平澤 雅敏, 宮本 和俊, 伊藤 愛子
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1071-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
宮城 久之, 岡田 忠雄, 本多 昌平, 加賀 基知三, 武冨 紹信
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1071-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
櫻井 恭平, 山本 浩史, 常俊 雄介, 中山 雅人, 松下 通明, 山上 雄司, 高橋 伸浩
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1071-1072
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
宮本 和俊, 平澤 雅敏, 伊藤 愛子
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1072-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
大川 由美, 武田 圭佐, 大島 隆宏, 菊地 一公, 三澤 一仁, 佐野 秀一, 服部 司
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1072-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
本多 昌平, 岡田 忠雄, 宮城 久之, 武冨 紹信
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1072-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
浜田 弘巳, 喜納 政哉, 船越 徹, 林 俊治, 高田 譲二, 藤岡 保範
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1072-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
橘田 岳也, 守屋 仁彦, 田中 博, 三井 貴彦, 菅野 由岐子, 今 雅史, 野々村 克也
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1072-1073
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
加藤 源俊, 広部 誠一, 新井 真理, 東間 未来, 小森 広嗣, 山本 裕輝, 宇戸 啓一, 大場 豪, 小林 真史, 鎌形 正一郎, ...
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1073-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
大山 慧, 脇坂 宗親, 島 秀樹, 長江 秀樹, 渡辺 昭司, 小泉 宏隆, 北川 博昭
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1073-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
浅野 史雄, 新開 真人, 臼井 秀仁, 大澤 絵都子, 湊 雅嗣, 北河 徳彦, 武 浩志
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1073-1074
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
矢崎 悠太, 中島 秀明, 高橋 俊明, 古賀 寛之, 小笠原 有紀, 山高 篤行
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1074-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
平野 隆幸, 大橋 研介, 鈴木 有佳里, 石塚 悦昭, 蘇我 晶子, 後藤 俊平, 石岡 茂樹, 川島 弘之, 金田 英秀, 井上 幹也, ...
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1074-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
大橋 研介, 池田 太郎, 平野 隆幸, 石塚 悦昭, 蘇我 晶子, 後藤 俊平, 石岡 茂樹, 川島 弘之, 金田 英秀, 井上 幹也, ...
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1074-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
岩出 珠幾, 高見澤 滋, 高橋 祐輔, 畑田 智子, 町田 水穂, 好沢 克
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1074-1075
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
-
天谷 千里, 芦塚 修一, 平松 友雅, 田中 圭一朗, 桑島 成央, 吉澤 穣治, 大木 隆生
原稿種別: 本文
2012 年 48 巻 7 号 p.
1075-
発行日: 2012/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー