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原稿種別: 表紙
1993 年 29 巻 7 号 p.
Cover1-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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原稿種別: 表紙
1993 年 29 巻 7 号 p.
Cover2-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App1-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App2-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App3-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App4-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App5-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App6-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App7-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App8-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App9-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App10-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App11-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App12-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App13-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1993 年 29 巻 7 号 p.
App14-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
1993 年 29 巻 7 号 p.
Toc1-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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前田 真一, 玉木 正義, 竹内 敏視, 酒井 俊助, 藤本 佳則, 磯貝 和俊, 米田 尚生, 河田 幸道
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1239-1244
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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15歳未満の小児の原発性もしくは二次性の腎盂尿管移行部狭窄症 (UPJO) および尿管狭窄症の18例に対して,内視鏡的腎盂尿管切開術およびバルーン拡張術を施行した.臨床的有効率は,ステントを抜去して3-6ヵ月後に撮影された排泄性腎盂造影にて判定したが,UPJO の12例に対する内視鏡的切開術では9例/12例 (75%),UPJO の2例に対するバルーン拡張術では 0例/2例(0%),尿管狭窄症の2例に対する内視鏡的切開術では2例/2例 (100%),尿管狭窄症の2例に対するバルーン拡張術では1例/2例 (50%)であった.原発性 JPJO に対する内視鏡的切開術が不成功の1例は,水腎症の悪化のためステント抜去2ヵ月後に開放手術が行われ,水腎症は改善した.合併症としては UPJO に対する内視鏡的切開術を行った2例に腎盂腎炎,2例に一過性尿管浮腫,1例に輸血を必要とする術中出血を認めた.内視鏡的腎盂尿管切開術は,小児においても,原発性もしくは二次性の UPJO および尿管狭窄症に対して応用可能な術式と考えられた.
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池田 均, 松山 四郎, 鈴木 則夫, 高橋 篤, 黒岩 実, 長嶋 起久雄
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1245-1250
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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群馬大学第一外科および群馬県立小児医療センター外科で1960年から1992年7月に経験した Ill, IV 期(IV S は除く)神経芽腫40例を対象とし,その治療内容,成績,および原発巣の手術,特に切除不能例の delayed primary operation (DP 手術)に関し検討した.前期(〜1985年)では16例のうち8例で一期的切除,2例で DP 手術が施行され,うち7例(44%)で全摘が可能であった.一方,後期(1985年〜)では24例のうち7例で一期的切除,16例で DP 手術が行われ,18例(88%)で全摘または亜全摘が可能であった.1993年7月現在,前期3例が12年7ヵ月〜16年11ヵ月を経過し生存中であり,後期では18例が12ヵ月〜8年を経過し生存中である.また,DP 手術施行例15例で術前の治療内容,手術の時期,原発巣の縮小率などの評価を行った. 12例では治療開始後9〜19週 (平均12.9週) で,3例では29, 38, 40週で切除が行われた.原発巣の縮小率は2.4〜92.7% (平均60.1%)で,薬剤の総投与量, dose intensity (DI)との相関は認めなかった. Percentage of projected DI (PPDI)は手術前0.89±0.15, 手術時0.62±0.13, 手術後0.81±0.11で,手術時に有意に低下していた(n=11, p<0.01). 以上の結果は多剤併用化学療法と DP 手術の組合せにより,後期における原発巣の切除率,生存率がともに改善していることを示している.しかし,DP 手術は初期治療中の DI の低下の原因となっており,その時期の設定には考慮が必要である.
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北川 博昭
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1251-1259
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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同種同系間の全小腸移植ラットにおいて,移植腸管が生着したにもかかわらず,体重増加が得られずなんら器質的合併症なく死亡する症例が存在する.著者はこの現象が移植腸管の消化吸収障害以外の機能不全にあると考え,蛋白漏出性腸症protein-losing enteropathy 発症の観点から,全小腸移植ラットの便中 α1-antitrypsin (A1AT), 血清蛋白およびアルブミン値を測定し蛋白漏出性腸症の発生の有無を検討した.移植腸管が生着し,術後15病日で便中 AIAT を測定しえた15匹中,10匹の便中 A1AT が有意に上昇(p<0.05)した.これら10匹の AIAT 高値群では,同時に測定した血清アルブミン値の有意な低下(p<0.05)を認め,体重減少率も対照群に比べ有意であった(p<0.05). またこの群中の4匹が早期に死亡した.術後15病日で AIAT 高値を示した6匹の生存例における便中 A1AT 値は術後しだいに術前値に回復した.便中 AIAT 値の異常排泄を認めなかった群では,血清アルブミン値も低下せず,体重増加も術後早期から順調で,全例が30日以上生存した.以上の結果,ラットの全小腸移植モデルの中には術後早期に蛋白漏出性腸症を発症する例のあることが明かとなった. また発症した蛋白漏出性腸症が特に著しい場合は死亡原因となりうると推察された.
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飯沼 泰史, 三浦 宏二, 高野 征雄
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1260-1265
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
下肢熱傷後に発症し,腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)にて切除し得た急性無石胆嚢炎の1例(8歳女児,体重29kg)を経験したので報告する.成人例と比較した場合の手術手技上の留意点として,以下の2点が考えられた.1)小児は成人に比して腹壁が柔らかく,気腹針およびトラカールの挿入に際しては注意を要した.2)炎症性変化の強い胆嚢管および胆嚢動脈の同定には,ワニロの把持鉗子に装着した Tupfer ガーゼを用いた鈍的な剥離が特に有用であった.術後の創痛や経ロ摂取の回復および離床の程度は従来の成人例と違いはなく,LC は成人例と同様に小児においても有用な術式と考えられた.
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伊藤 寛, 江口 武史, 全並 秀司, 成田 清, 堀内 格, 本多 英邦, 渡辺 勇, 坂上 充志, 高橋 智, 福島 昭治
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1266-1272
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
11ヵ月女児の右腎臓に発生した MRTK の1例を経験した.術後3か月に肺転移を来し,化学療法,放射線療法を行ったが,術後1年2ヵ月にて死亡した.病理解剖所見では臓器転移が肺,胸壁,横隔膜,肝,気管支に,リンパ節転移が両側肺門,縦隔,噴門部およびに膵頭部にみられた.腫瘍細胞は免疫組織学的検査には vimentin, α_1-antichymotrypsin, keratin 染色に陽性所見を得たが, desmin, myosin, myoglobin, S-100蛋白染色では陰性であった.本邦報告16例と対比し検討したが,化学療法,放射線療法の進歩した現在でも,生存例は3例にすぎない予後不良な腎腫瘍であり,術後療法の検討を要する腫瘍である.
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菱川 善隆, 五十嵐 雅彦, 松尾 進, 中村 輝久
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1273-1276
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
食道アカラシアに合併した後天性大腸 hypoganglionosis の一例において,切除大腸の neuron specific enolase (NSE), S-100タンパクを一次抗体とする酵素抗体法によって免疫組織学的検討を行った.大腸全体にわたり,神経細胞の変性,脱落があり,神経細胞の大部分が神経膠細胞に置き変わっていた.腸管壁内神経系の形態的異常の検討には, NSE, S-100タンパクを用いる免疫組織染色は有効な方法と考えられる.
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宮野 武, 細田 弥太郎, 下村 洋, 徳丸 忠昭, 浦尾 正彦
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1277-1280
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
高位空腸閉鎖は,術後吻合部の開存が保たれているにもかかわらず,拡張部腸管の残存によりしばしば通過障害を示すことが知られている.今回我々は,ロ側の拡張した十二指腸一空腸の縫縮術と閉鎖部の端々吻合に関し若干の工夫を行い,良好な結果を得たので報告する.症例は,胎児超音波検査にて上部消化管の拡張,出生後の腹部単純X線像にて triple bubble, 注腸造影にて unused colon を示し,高位空腸閉鎖と診断し,生後1日目に手術を施行した.開腹時,口側空腸,十二指腸の著明な拡張を認め,ロ側空腸の縫縮を吻合部直前で止め,三点縫合を避け肛門側空腸と端々吻合した.さらに Treitz 靭帯を解除, non-rotation 状態にして小腸屈曲を回避する方法を行った.その術後経過は順調であり,同年齢の児と同程度の体重増加が得られている.これら2点を特徴とした術式は報告例がなく,今後推奨できる方法と思われた.
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窪田 昭男, 秦 信輔, 井村 賢治, 西川 正則, 森本 静夫, 中山 雅弘
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1281-1286
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Bochdalek あるいは Morgagni ヘルニアとは異なった部位に発生する先天性横隔膜ヘルニアが存在する.部分的横隔膜挙上症と呼称されることもあるが,呼称は一定していない.われわれはこの型の先天性横隔膜ヘルニアを3例経験したが,内1例は報告例の極めて少ない多発例であった.本症を仮に非定型先天性横隔膜ヘルニアと呼び,症例報告し,併せて呼称について考察した.症例1は10ヵ月男児の直腸球部瘻を有する鎖肛症例である.根治術前に新生児期には明かでなかった左横隔膜の2ヵ所のヘルニアに気付き,1歳1ヵ月時経腹的に横隔膜修復術を行った.ヘルニアは左横隔膜の内側前方および脊椎左方にあり,それぞれ肝および脾臓を内容とした有嚢性ヘルニアであった.ヘルニア嚢は組織学的には少量の筋組織を認めた.症例2はヒルシュスプルング病を有する11ヵ月の男児である.根治術時に新生児期には認められなかった右横隔膜ヘルニアに気付いた.経胸的に横隔膜修復術を行った.ヘルニア内容は肝組織であり,ヘルニア嚢を欠如していた.症例3は敗血症治療中の日齢25の男児である.偶然胸部X線像により右横隔膜ヘルニアに気付いた.経腹的に横隔膜修復術を行った.多発横隔膜ヘルニアはこれまでに2例報告されているのみである.自験例および報告例より,呼称としては部分的横隔膜挙上症よりも横隔膜ヘルニアとした方が妥当であると考えられた.
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長谷川 景子, 伊藤 泰雄, 韮澤 融司, 薩摩林 恭子, 田中 裕之, 関 信夫, 小松 明男
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1287-1291
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
今回我々は,4回のイレウス症状をおこし,2回目の手術で初めてメッケル憩室を伴わない異所性胃粘膜と診断した1例を経験した.症例は13歳の女児. 11歳時,突然の腹痛とイレウスのため緊急手術が行われ,回腸に血腫を認めたため血管性紫斑病と診断された.その後も同様の症状を繰り返し,その都度保存的に治療されたが,4回目の入院時に超音波検査で腸重積と診断され,再開腹した.腸重積を整復すると初回手術と同じ部位に腫瘤を認めたため腸切除をおこなった.病理検査にて腫瘤は粘膜面に隆起した異所性胃粘膜と診断された.原因不明の腹痛,イレウスでは本症も念頭に置き,超音波検査,シンチグラフィー,小腸造影などを行う必要がある.
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棚野 博文, 福澤 正洋, 岡田 正, 佐谷 稔, 太田 秀明, 松阪 正訓, 西田 勝, 虎頭 廉
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1292-1297
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は1歳7ヶ月の女児で咳嗽,微熱にて発症.胸部単純レ線像にて右後縦隔に腫瘤陰影を認め,諸検査にて右後縦隔と左副腎部に多中心性発育を来した神経芽腫と診断した.化学療法を開始し,CT 及び超音波画像診断での腫瘍の大きさに変化を認めないものの,徐々に VMA, HVA, NSE 等の腫瘍マーカーの低下を認め, 99mTc-MDP 骨シンチにて初診時に認めた腫瘍組織への集積像の消失を来した.以上の臨床経過から腫瘍組織の成熟化と考え,4歳8ヶ月時に腫瘍摘出術を施行した.病理組織診にていずれも神経節腫と診断された.以上,後縦隔及び副腎に多中心性に発生した神経芽腫が化学療法により神経芽腫へ成熟化したと考えられる1症例を経験したので報告する.
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大野 耕一, 辻本 嘉助, 中平 公士, 竹内 敏, 塩川 智司, 前川 保雄, 木下 博明
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1298-1304
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
新生児の十二指腸重複症と学童および乳児の回腸重複症を経験した. 症例1 : 8歳,女児.軽度の間歇的腹痛が続き,腸重積症の診断で開腹した.回盲弁から約50cm 口側に1×1.5cm 大の隆起性病変がみられ,回腸部分切除を行った.症例2:生後8日目,男児.右上腹部に直径約5cm の嚢胞性腫瘤を触知した.腫瘤は十二指腸球部と壁を共有しており,腫瘤を可及的に切除したのち残存粘膜を抜去した.症例3:9ヵ月,女児.新生児期より便秘傾向があった.腸閉塞をきたし注腸で盲腸内に腫瘤影を認めた.回腸末端に4X3cm 大の腫瘤が存在し,内腔を閉塞していたため回盲部切除を行った.腸管重複症では異所性胃, 膵組織の合併が多く,悪性化の問題もある.したがって内痩術,開窓術など粘膜の残存する術式は避け,1.正常腸管温存重複腸管摘出,2.正常腸管合併重複腸管切除,3.重複腸管部分切除+粘膜抜去のいずれかの術式を行うべきである.
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中村 博史, 城 一也, 監物 久夫, 山田 牧, 土田 昌宏
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1305-1310
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は9歳男児.2歳時に周期不定の反復性好中球減少症を発症し,歯肉口内炎や敗血症のため入退院を繰り返していた.今回は発熱とともに,腹痛,嘔吐が出現し,抗生物質や G-CSF の投与にもかかわらず状態が悪化した.身体所見上右下腹部に腹膜刺激症状を認め,腹部エコー,CT で盲腸壁の肥厚が見られたため盲腸炎もしくは急性虫垂炎の診断で開腹術を施行した.盲腸及び虫垂は発赤が著しく,盲腸壁は浮腫状に肥厚していた.虫垂切除術とドレーン留置にとどめ閉腹し,術後は順調に経過した. Neutropenic enterocolitis は高度の好中球減少時に起こる,回盲部を好発部位とした炎症性疾患である.急性虫垂炎との鑑別が問題となるが,腹部エコー,CT の所見は特徴的であった.外科的治療の適応は好中球減少を伴わない急性腹症の場合と同様と考えられるが,顆粒球輸血や G-CSF の投与により合併症の予防に努めるべきである.
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山形 邦嘉, 山口 宗之, 野中 杏栄, 渡邊 聖, 野中 博子, 三浦 妙太
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1311-1316
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は日齢40日の男児,1ヵ月の乳児健診で腹部腫瘤を指摘され入院となった.腹部単純X線, US, CT, MRI検査および血管撮影により肝または後腹膜の充実性腫瘍と診断し摘出術を施行した.術中生検では肝の過誤腫で悪性所見は認められなかったので肝部分切除にて腫瘍全摘した.病理組織診断は肝血管内皮腫であった.乳児肝血管内皮腫は比較的稀な疾患で,種々の画像診断および病理組織診断の報告はあるが, MRI 検査および電顕的検索の報告は非常に少ない.従って,これらの所見を含めて若干の文献的考察を加え報告した.
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雨海 照祥, 大川 治夫, 金子 道夫, 岩川 眞由美, 越智 五平, 堀 哲夫, 平井 みさ子
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1317-1323
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
後腹膜原発腫瘍で後腹膜に広く浸潤傾向を示す場合,外科的完全切除は不可能な場合が多く生命予後は不良である.今回我々は3歳6ヵ月男児の後腹膜原発平滑筋肉腫を経験した.主訴は腹部膨満,初診時腹部全体が著明に膨満し呼吸状態も不良,画像上巨大腫瘍が後腹膜全体を占拠し,腹部大動脈と下大静脈が腫瘍の中央を貫通する像を呈していた.化学療法を行い全身状態が改善後,初診1年後に開腹術を施行した.開腹時腫瘍は腹部全体を占め大血管群は全く見えず,腫瘍切除に際しては腫瘍血栓の充満した下大静脈を全切除,腹部大動脈も腫瘍浸潤の認められる外膜を腫瘍側に付ける形で切除した.術後腫瘍床にβ線を照射を施行したが,1回目手術より3ヵ月後に下行結腸膜,6ヵ月後に回腸間膜,肝左葉,傍腸腰筋部の再発巣を切除した. VAC 療法を6クール施行,治療開始後2年1ヵ月を経た現在もなお厳重に経過観察中である.
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堀沢 稔, 新実 紀二, 久野 邦義
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1324-1329
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
私どもは出生前診断された胸水を伴う葉外性肺分画症の1例を経験した.胸水を伴う肺分画症の報告は極めて少なく,治療も困難な場合が多いので報告した.症例は胎生34週に,超音波検査にて胸水を伴う左葉外性肺分画症と診断され,胎生35週1日,経膣分娩にて出生,生下時体重は2473g であった.出生直後より呼吸障害が有り,生後すぐ挿入された胸腔ドレーンからは胸水の排液が持続した.約3週間の呼吸管理後,患児の循環呼吸動態の安定化が得られたので,開胸,葉外性分画肺を切除した.分画肺切除後,胸水は消失し,以後経過良好であった.胸水を伴う肺分画症は文献上,20例検索し得た.予後は極めて不良で,胎児水腫の合併例には生存例はなかった.また胸水により引き起こされると思われる肺低形成は周産期の大きな死亡原因となっている.自験例には出生時,胎児水腫,肺低形成を認めなかったため生存し得たと考えられた.
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内藤 真一, 岩渕 眞, 大沢 義弘, 内山 昌則, 松田 由紀夫, 八木 実, 大谷 哲士, 尾崎 京子
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1330-1333
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
抗生剤の使用による消化管の副作用の大部分は投与中止で軽快するが,なかには重篤なものもみられる.これは腸内細菌叢の乱れに大きな原因があると考えられ,それに対して健常者の便を注腸したり,数種類の正常腸内細菌叢株の浮遊液を注腸することにより正常腸内細菌叢を大腸内に定着させる試みがある.われわれは今回,くり返す感染症に対して長期に抗生剤を投与した結果,難治性水様性下痢を生じた乳児例に対して,健常人の便を希釈して患者の大腸内に注入する,いわゆる注便療法を試みたところ,臨床症状が軽快し,腸内細菌叢の正常化が得られた.注便療法は2回にわたって行われ,初回は生食30ml に7.5g の母親の便を浮遊させ,2回目は生食30ml に6g の母親の便を浮遊させて患者の大腸内に注入された.この注便療法は本邦でも報告が殆どなく,今後検討されてもよい治療法と思われるので,若干の考察を加えて報告する.
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林 〓欽, 正 義之, 山口 孝, 藤本 正博, 浜崎 宏明, 溝江 昭彦
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1334-1338
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
仙尾部奇形腫の再発防止のためには尾骨を含めた腫瘤の完全摘出が重要で,それを行っても再発症例は認められる. Altman II 型の仙尾部奇形腫摘出後18年目に,骨盤内腫瘍として再発し,臀部痛を訴え来院した18歳の女性例を経験した.骨盤腔全体を占める25X15X15cm 大の嚢胞状の腫瘤で,その形態は腸管に類似していた.内部に石灰化を含んだ7X3cm のポリープを認めた.成熟型仙尾部奇形腫の再発と診断された.摘出術後1年11ヵ月の現在,再発なく健在である.仙尾部奇形腫は良性でも長期間の経過観察が必要である.
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曽 尚文, 後藤 真, 千葉 敏雄, 林 富, 大井 龍司
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1339-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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遠藤 薫, 内山 継躬, 石橋 和幸, 向井田 昌之, 川副 浩平
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1339-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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澤 直哉, 澤田 正志, 高橋 秀禎, 三浦 一章, 笹原 洋二, 橋本 剛, 中山 信吾, 佐藤 都留雄, 田名部 宗之, 工藤 正文
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1339-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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小肥 実, 山際 岩雄, 小幡 和也, 内田 徹郎, 鷲尾 正彦
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1339-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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近藤 公男, 内藤 万砂文, 上所 邦広
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1339-1340
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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野宮 守正, 石郷岡 隆, 町田 清朗, 佐藤 浩一, 佐藤 守三
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1340-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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大原 洋一郎, 小池 信夫, 竹内 真一, 阿美 弘文
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1340-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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太田 良雄, 松本 勇太郎, 島岡 理
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1340-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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馬場 俊明, 羽田 隆吉, 須貝 道博, 袴田 健一, 佐々木 睦男, 今 充
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1340-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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佐藤 志以樹, 大堀 剛男, 江尻 友三
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1340-1341
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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矢尾板 誠一, 神山 隆道, 曽 尚文, 千葉 敏雄, 林 富, 大井 龍司
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1341-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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千葉 庸夫, 岩見 大二, 菊池 百合子, 清水 元雄, 見澤 和子, 佐藤 正光, 中村 文俊
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1341-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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袴田 健一, 須貝 道博, 遠藤 正章, 羽田 隆吉, 今 充, 山名 保則, 千葉 茂夫
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1341-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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吉川 雅輝, 加藤 哲夫, 蛇口 達造, 吉野 裕顕, 小山 研二
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1341-1342
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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小田切 範晃, 内田 孝, 豊野 充, 大森 典夫, 根本 元, 斎藤 浩幸, 神宮 彰, 佐藤 博子, 高橋 浩一
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1342-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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中村 潤, 望月 泉
原稿種別: 本文
1993 年 29 巻 7 号 p.
1342-
発行日: 1993/12/20
公開日: 2017/01/01
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