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原稿種別: 表紙
1995 年 31 巻 1 号 p.
Cover1-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1995 年 31 巻 1 号 p.
Cover2-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App1-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App2-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App3-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App4-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App5-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App6-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App7-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App8-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App9-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App10-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App11-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App12-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App13-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App14-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App15-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App16-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App17-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App18-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App19-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App20-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App21-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App22-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App23-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App24-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App25-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App26-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App27-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App28-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1995 年 31 巻 1 号 p.
App29-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
1995 年 31 巻 1 号 p.
Toc1-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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荻田 修平, 角田 昭夫, 岡部 郁夫, 橋都 浩平
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
1-8
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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小児リンパ管腫に対する OK-432局注療法の有用性を明確にする事を目的に共同研究を行った. 0K-432(ピシバニール)溶液の濃度は別に施行した第 II 相試験の結果より0.5KE/10ml 生理食塩水 (A 群)と1.0KE/10ml 生理食塩水 (B 群)を用いた.腫瘤縮小率(有効率)は A 群 B 群共に,投与6ヶ月後の判定で80% 以上が有効と判定された.治療に伴う副作用では,A 群 B 群に差はなく,発熱,腫瘤の腫脹・発赤,白血球数増多, CRP 値の上昇等を高頻度に認めたが,特に重篤なものは認めなかった.ただし,頚部リンパ管腫では,腫瘤の腫脹のため気管を圧迫する可能性があるので,十分な注意が必要である.腫瘤縮小程度と安全性とから判断した OK-432療法の有用性は A 群 B 群共に,投与6ヶ月後の判定で70% 以上が有用と判定された.本治療は美容的にも優れた結果が得られ,従来の治療法に替わる有用な治療法になり得る事が示唆された.
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近藤 知史, 原 普二夫, 正岡 昭
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
9-13
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は2ヶ月男児.生後1ヶ月より哺乳後や啼泣時に呼吸困難が出現し,酸素投与を必要とした.胸部 X-P にて異常陰影を指摘され, CT, MRI にて縦隔腫瘍と診断した.嚢胞性腫瘤は気管分岐部後方に存在し,当初は左主気管支にチェックバルブにより左肺気腫を認めていた.経過中に突然の呼吸困難発作とともに右肺が気腫状となり,左肺は含気低下を呈したが後にもとに復した.右第5肋間における開胸で腫瘤摘出術を施行した.腫瘤は多房性で,透明で非常に粘調な液体を包含する嚢胞で一部の壁には明らかな軟骨を伴い,気管中部左側に強固に癒着していた.経過は良好で,術後15日で退院した.新生児期・乳児期の bronchogenic cyst は,脆弱な気道を圧排し喘鳴や呼吸困難を呈するものもみられるので,術中呼吸管理に特別の配慮を必要とする場合がある.
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山川 智之, 井村 賢治, 石川 士郎, 米田 光宏, 小林 敬, 北山 保博, 八木 誠
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
14-19
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
気管無形或は出生直後より著明な呼吸障害を呈する重篤な先天性奇形であり,予後はきわめて不良である.今回我々は,複雑心奇形及び両側外耳道欠損を合併した気管無形成の1例を経験した.生後直ちに食道挿管を行い,同日食道絞扼術及び胃痩造設術を行った.生後7日目に頚部食道痩造設術を行ったが,食道穿孔・気縦隔のため生後8日目に死亡した.本症例では3次元ヘリカル CT にて気道系を明瞭に描出し得た.本症例と,我々が以前手術し,5歳9ヵ月の現在に至るまで生存中の別の症例の3次元表示 CT を比較し,その解剖学的構造の予後に与える影響等につき検討した.本症における長期生存の条件は,気管又は気管支食道痩が太いこと,または気管チューブが痩孔を越えて安定した位置に留置できることであると考えられた.また,白験例を含む本邦報告23例について集計し文献的考察を加え併せて報告した.
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岡田 忠雄, 真家 雅彦, 江東 孝夫, 松村 俊範, 堀江 弘
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
20-26
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児胆石症は比較的稀な疾患とされるが,最近我々は本症を2例経験した.症例1は2歳2ヵ月の男児.上腹部痛,嘔吐を主訴に来院した.肝胆道系酵素の上昇あり,エコーにて胆嚢内胆石が認められた. ERCP で胆嚢管は総肝管とほぼ並走し,胆嚢は肝門部近傍に存在し横位胆嚢の像を示した.総胆管結石はなく,膵胆管合流異常は存在しなかった.胆嚢摘出術を行い,胆嚢体部,胆嚢管にそれぞれ1個のビリルビン結石を認めた.患児は術後1年8ヵ月を経過し症状の再発なく順調に過ごしている.症例2は4歳2ヵ月の男児.腹痛,嘔吐を主訴とし腹部単純 X 線写真にて第1腰椎右側に小豆大の石灰化像を4個認めた. ERCP にて膵胆管合流異常はなく,術中胆道造影で解剖学的異常及び肝内結石・総胆管結石は存在しなかった.胆嚢摘出術を施行し,胆嚢内に炭酸カルシウム結石が4個認められた.患児は術後5ヵ月を経過し元気に過ごしている.
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岩川 眞由美, 清野 研一郎, 餅田 良顕, 金子 道夫, 堀 哲夫, 池袋 賢一, 大川 治夫
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
27-30
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
肥厚性幽門狭窄症術後に先天性小腸胆嚢血管素による小児閉塞症を呈した極小未熟児の一例を経験した.この血管索は,胆嚢と回盲部から50cm の回腸腸間膜反対側に付着する径約5mm. 長さ4cm の索状物であり,胎生期の遠位卵黄嚢静脈の遺残であった.患児は生後17日目,肥厚性幽門狭窄症の手術を施行されていたが,その際は索状物に気づかれなかった.その術後59日目に腸閉塞状態となり,開腹により遺残血管素に起因するものと診断された.開腹所見では索状物により,回腸が絞扼されており,この部分は白色に瘢痕化していた.端々吻合を施行し,術後経過良好である.
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徳丸 忠昭, 久保 雅子
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
31-35
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
生後7日及び13日の新生児女児傍尿道嚢腫2例を経験した.会陰部外尿道ロ後部に直径2cm 大の尿道との交通の無い嚢腫を認めた.治療は嚢腫開窓術のみで充分であり,再発などは認めていない.嚢腫内容は粘液であり,組織は重層扁平上皮であった.小児期に会陰部に認められる同様な疾患は多く,鑑別を要するのに難渋するものも時にみられる.特に発生学上不明瞭な疾患も見られ,組織型を鑑別することが重要であると思われた.
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安野 哲也, 松本 良文, 大橋 順子, 岩見 均, 綱本 健太郎, 粕淵 康郎, 川勝 秀一, 沢田 淳
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
36-41
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は5歳男児で,尿路感染症を機に腎杯憩室が発見された.既往歴に乳児期の反復性尿路感染症があり,腎エコーや排泄性尿路造影を繰り返し施行されていたが,異常所見はなく,腎杯憩室も認められなかった.腎杯憩室は,腎孟尿管系の発生異常とする先天性説が有力視されているが,本症例では,乳児期には認められなかった腎杯憩室が,5歳になって出現しており,後天的発生が示唆された.現在,腎エコー,排泄性尿路造影で経過を観察中であるが,腎杯憩室の大きさと形態は6か月を経過しても変化していない.腎杯憩室が後天的に発症した報告はなく,腎杯憩室の自然経過を観察した報告も少ない.この症例は,腎杯憩室の成因を究明する上で興味ある症例と考えられる.
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河崎 正裕, 高田 佳輝
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
42-46
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
壊死性腸炎の合併症として腸管狭窄が知られている.今回成熟児の結腸に発生した本症を報告した.患児は生後14日目の男児で嘔吐,腹部膨満で発症した.下部消化管閉塞を疑い注腸検査で下行結腸下端に狭窄を認めた.手術で2.5cm 長の狭窄部を切除し端々吻合した.切除標本では炎症後の治癒過程の像を示していた.患児は生後1日目から1週間肺炎の既往があった.このとき軽微な消化管症状と腸壁内気腫像を呈しており壊死性腸炎の臨床像と合致していた.本邦報告例は少ないが欧米文献によれば結腸狭窄は高頻度の合併症で予後も必ずしも良好でないとされている.壊死性腸炎の回復期には念頭におくべき合併症である.
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大畠 雅之, 黒崎 伸子, 芦塚 修一, 富田 正雄
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
47-50
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
饒虫の主症状は雌虫の夜間肛門周囲に産卵することによる肛門部掻痒感,不眠,神経質等の精神症状が主であるが,回腸末端,盲腸,虫垂突起に寄生することによる急性虫垂炎症状が以前より報告されている.今回,饒虫によると思われる急性虫垂炎4例を経験したので,手術所見,病理所見について報告した.4例とも急性虫垂炎の診断で虫垂切除施行された.手術所見は,全例とも虫垂突起の炎症は軽度で腹腔内に中等量の透明な腹水を認めた.3例は切除された虫垂突起腔内に虫体を認めた.病理組織所見では,粘膜を主体とする炎症反応が主体で1例は虫垂炎症部に虫体の迷入を認めた.饒虫による腹部症状は時として急性虫垂炎との鑑別が困難が場合がある.病理所見では,粘膜中心の炎症反応で,開腹所見では,虫垂突起の炎症所見は軽度で,腹水の存在が特徴的であった.
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石井 智浩, 大井 龍司, 林 富, 千葉 敏雄, 遠藤 尚文, 仁尾 正記, 曽 尚文, 矢尾板 誠一, 吉田 茂彦, 後藤 真
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
51-58
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
十二指腸壁内血腫(以下本症)は本邦では比較的稀な疾患で,多くが腹部の鈍的外傷に起因している.また本症は体格的特性から小児に発症しやすく,比較的軽度の打撲によっても容易に生ずるとされる.最近我々は外傷性の本症5例を経験した.症例は5歳から13歳の小児で,上腹部の打撲直後またはやや遅れて腹痛,嘔吐で発症した.発熱,白血球増多を認め,超音波検査,上部消化管造形,CT などで本症と診断した.何れの症例も他臓器合併損傷を認めず保存的治療を開始したが,2例では後に開腹術を施行した.また内視鏡検査を2例に行ったが,診断とともに治療の一助ともなりうる点で有用と考えられた.本症では,各種検査法の進歩による正確な診断と高カロリー輸液を中心とする栄養管理の発達により,まず保存的治療が選択され軽快する事が多いが,症例によっては外科的治療が必要となる症例があり,慎重な経過観察が不可欠と考えられた.
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金子 道夫, 大川 治夫, 岩川 眞由美, 堀 哲夫, 池袋 賢一, 平井 みさ子, 毛利 健
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
59-64
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
乳児期に排便排尿障害を来した大きな肛門周囲膿瘍の女児に対し,切開排膿を2回施行した.その後便秘・便失禁が続き,注腸にて仙骨前膿瘍が持続した.患児が11歳の1992年7月に人工肛門を造設後,仙骨会陰式に尾骨合併切除して膿瘍切除,直腸後壁縫合を行なったが,膿瘍は再発した.そこで1993年4月に Soave 原法による直腸切除・pull-through, 第5仙骨合併切除で,膿瘍腔切除を行なったが術後1ヵ月で直腸後壁より粘液の流出が見られ,再再発した.組織標本では重層扁平上皮,移行上皮,腸管の円柱上皮からなる多発嚢胞があり,粘液腺などの分泌腺,平滑筋等が見られ,膿瘍,奇形腫は否定された.これらの所見は tailgut cyst と一致しており初回受診後12年でようやく正しく診断できた. tailgut cyst は成人女性に好発する稀な疾患であるが,正診できていない症例もあり,実際にはかなりの症例があると考えられる.完全切除が行なわれなかった場合にはこの症例の様に再発難治膿瘍となった報告がみられる.
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岩川 真由美, 池袋 賢一, 東本 恭幸, 越智 五平, 横山 宏, 飯田 秀治, 金子 道夫, 堀 哲夫, 平井 みさ子, 大川 治夫
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
65-70
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
先天性食道閉鎖症 Gross A 型の一例を体験し,食道拡張術・延長術について考案し,これに伴う知見を得たので報告する.患児は,出生体重2270g の Gross A 型先天性食道閉鎖症である.6ヶ月間の上下食道盲端ブジーの後に施行した食道端端吻合術後,経過良好であった.しかしながら,その術後2ケ月より胃食道逆流症による食道狭窄状態を呈した.更にレジフクレックスを用いた食道拡張術施行中に,先端にて食道壁を損傷し,その結果ほぼ完全に食道閉塞となった.そこで,上下食道開通を維持するために,閉塞部の上下,すなわち経口と胃痩より,内視鏡を用いて,ガイドワイヤーを通過させ,つづいてガイドのための糸を通した.術後は,無端式食道ブジーとして,塩化ビニール製の成型操作容易な玉ブジーを用いた.患児は,新生児期の胃痩造設時より,食道盲端を吸引しつつ経口摂取を進めており,摂食障害を経験することなく,精神的・社会的に順調に成長した.現在4歳であり発育も良好である.
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山里 将仁, 連 利博, 東本 恭幸, 西島 栄治, 直原 理絵, 津川 力, 松本 陽一, 鈴木 玄一
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
71-75
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Nitric Oxide 吸入療法により救命しえた Persistent Fetal Circulation (PFC) の2症例を経験した.症例1:在胎37週,生下時体重2580g の男児で回腸閉鎖症に穿孔性腹膜炎を伴いショック状態で入院した.救急蘇生後,穿孔回腸切除,端々吻合を行った。術後に necrotizinng fasciitis, sepsis を併発 PFC に陥った.頭蓋内出血,血管内溶血のため ECMO の適応とならず NO 吸入療法を開始(20ppm)した. OI (Oxygenation index) は76から開始1時間後,5へ低下し,48時間目,中止後も呼吸循環動態は安定していた.症例2:在胎36週,生下時体重2330g の男児で横隔膜ヘルニアの診断で入院した.術前の PH 7.19, AaDO2が631mmHg の重症々例で,術後 PFC に陥った. NO 吸入療法を6ppm で開始した. OI は27から30分後には4に低下した.しかし,呼吸循環動態は不安定で NO よりの離脱140時間,抜管までに4週間を要した.術後2ヶ月の現在肺低形成によると思われる肺高血圧が残存している. NO 吸入療法は重症 PFC に対し有効で,ECMO と比較して広い適応範囲をもち容易に施行できる方法であると考える.
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橋都 浩平, 林 富, 田辺 政裕, 高田 佳輝, 内藤 春彦
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
76-99
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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高田 晃平, 西島 栄治, 大畠 雅之, 北野 尚美, 小川 ゆか, 山里 将仁, 東本 恭幸, 連 利博, 津川 力, 松本 陽一, 今井 ...
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
100-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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前田 貢作, 家永 徹也, 小野 滋, 山本 哲郎
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
100-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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山本 栄司, 向原 純雄, 野口 雅滋, 岡村 隆仁, 家森 美香, 北條 誠, 舘石 捷二, 早川 克己, 鷹巣 晃昌, 猪股 裕紀洋, ...
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
100-
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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澤井 利夫, 臼井 規朗, 奥山 宏臣, 鎌田 振吉, 岡田 正, 妙中 信之
原稿種別: 本文
1995 年 31 巻 1 号 p.
100-101
発行日: 1995/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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