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原稿種別: 表紙
1994 年 30 巻 7 号 p.
Cover1-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1994 年 30 巻 7 号 p.
Cover2-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App1-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App2-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App3-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App4-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App5-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App6-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App7-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App8-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App9-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App10-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App11-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App12-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App13-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App14-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App15-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App16-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 30 巻 7 号 p.
App17-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 目次
1994 年 30 巻 7 号 p.
Toc1-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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戸谷 拓二
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1235-1239
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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佐野 俊二
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1240-1243
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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秦 維郎
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1244-1252
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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大野 耕一, 連 利博, 津川 力, 西島 栄治, 義岡 孝子, 山岸 洋之, 松本 陽一
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1253-1260
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
新生児外科疾患術後に100ml/kg/day 以上の経口または経腸栄養開始後も体重増加が不良な11例に,成人用半消化態栄養剤 (以下,半消化態) を投与した. 対象の平均生下時体重は2602g で疾患は消化器疾患8例,呼吸器疾患2例,腹壁異常1例であった. 半消化態は casein,dextrin,米油にミネラル,ビタミンを配合したもので,これを平均日齢43日 (平均術後21日目) から投与カロリーの約30%に相当する量を母乳または調整粉乳に添加して計14回投与した. その結果,1) 半消化態添加前に比べて体重増加速度は有意に増加した. 2) 半消化態添加中と添加中止後を比較できた7回 (6例) では,投与カロリーはほぼ等しかったが添加中止後に体重増加速度が有意に鈍った. 3) 半消化態によると考えられる肝機能異常1例と下痢1例を認めた. 各々半消化態のカロリーを42.7から33.6%,70から33.3%に減少させることによって改善した. 新生児外科疾患の手術後,体重増加不良を呈する患児に半消化態を添加することによって著しい体重増加がみられた. 半消化態は単位当りのカロリーを増加させるだけでなく, 半消化態に含まれる多糖体が母乳および唾液中の amylase,小腸粘膜の brush border enzyme,大腸の嫌気性菌により有効に消化吸収されているものと考えられた. また添加中に肝機能異常と下痢がみられたことより,半消化態の添加量は投与カロリーの30-40%以下にとどめるのが安全と考えられた.
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田辺 政裕, 大沼 直躬, 榎本 秀樹, 岩井 潤, 吉田 英生, 高橋 英世
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1261-1266
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
ヌードマウス可移植性ヒト神経芽腫を用いてシクロフォスファミド (CPM) に対する耐性出現に関する基礎的な研究を行った. 千葉大学小児外科において樹立された3種類のヌードマウス可移植性ヒト神経芽腫 (CH-NBI,CH-N-1,CH-NB-4) に250mg/kg の CPM を腹腔内投与し,再増殖後に新たなマウスヘ継代し再び CPM を投与する操作を6回繰り返した. 神経芽腫の薬剤感受性は治療群と無治療群の腫瘍体積倍加時間の差 (tumor growth delay,TGD) によって判定した. CPM に対するヒト神経芽腫の感受性変化は一定ではなく,神経芽腫株により違いがあった. CH-NBI は初回投与時より既に CPM に対して低感受性であったが,CH-NB-4 は初回投与後に,CH-N-1 は4回投与後に感受性が低下した. 耐性出現後 CPM の繰り返し投与によっても感受性の変化はなく,6継代時の CPM に対する感受性は初回投与時の73% (CH-N-1) 及び62% (CH-NB-4) に低下していた. 神経芽腫の CPM に対する耐性化は早期に出現しており,より有効な抗腫瘍効果を得るために薬剤耐性を考慮した化学療法の工夫が必要であろう.
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大塚 恭寛
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1267-1277
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児領域における腹部臓器の血行動態解析の報告は少なく,今後その解析が要求されるものと考えられるが,その評価のためには対照となる正常値が必要である. そこで,超音波カラードプラ法 (CDUS) を用いて,小児の肝・脾血行動態指標の正常値を年齢階級別に検索した. 対象は,肝・胆道・脾・門脈系に異常所見を有さない正常小児106例で,これらを新生児・乳児・幼児・学童の4群に分類し,Aloka カラードプラ SSD-870を用いて,門脈・脾静脈・固有肝動脈・脾動脈の平均血流速度・血流量・体重当り血流量を測定し,群間で比較・検討した. その結果,1. 平均血流速度は,低圧循環系では年齢によらずほぼ一定であったが,高圧循環系では高年齢ほど有意に高値を示した. 2. 検索した全血管において,血流量は高年齢ほど有意に高値を示したが,体重当り血流量は低年齢ほど有意に高値を示した. 3. CDUS にて得られた体重当り総肝血流量の各年齢階級における正常値は,各年齢階級における体重当りに占める肝の重量比とほぼ一致しており,小児の成長に伴う肝重量比の減少を良く反映していた. 4. CDUS は,小児の解剖生理学的特性および機種の機械特性を考慮に入れた幾つかの工夫により,小児の肝・脾血行動態を解析する有用な手段となり得た. 以上より,今回の検索で得られた正常値は,小児の各種消化器疾患における肝・脾血行動態を解析する上での対照となり得るものと考えられる.
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安福 正男, 久野 克也, 岡田 昌義
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1278-1283
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
V-A ECMO 実施後,頚動脈へのカニューレ抜去時に結紮をせずに,頚動脈の血行再建術を行った. まず,カニューレションによる血管壁の損傷程度を検討するために,日本白色家兎 (2.3〜3.3kg) の頚動脈 (直径1.8〜2.0mm) にカニューレを挿入して3〜7日後に挿入部を摘出し,動脈切開部と中枢側に分けて損傷の程度を光顕で観察し,比較検討した. その結果,切開拓の方が,内膜および中膜り損傷が強く認められたが,中枢側は軽度であった. 再建術式としては,損傷の強い切開部を切除して損傷の軽い中枢側と末梢側とを端々吻合することが最良であることが判明した. この結果から臨床例4例にこの方法で頚動脈再建術を実施した. 動脈吻合部はいずれも開存しており,問題となるような狭窄は認められなかった. また,再建に伴う中枢神経の合併症はみられなかった. 以上の所見より,ECMO 離脱後め頚動脈再建術は,上述の方法が最良と考えられた.
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藤井 喜充, 水田 祥代, 田口 智章, 山中 清一郎, 佐藤 昌司, 小柳 孝司
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1284-1290
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は0生日の男児,出生前に超音波検査で左肺の多発生小嚢胞性病変を指摘され CCAM が疑われた. 出生時に臨床症状はなかったが,胸写上右中肺野および左中下肺野に気腫性病変像を認めた. 7生日には右肺の気腫性病変像は消失し,左肺の陰影は下肺野に限局する透亮像となった. 3ヵ月間経過をみたが,左下肺野の陰影は変化なく,117生日に左肺下葉切除術を施行した. 病理組織所見は CCAM で Stocker 分類の2型であった. 出生前出生後の形態についての報告は自験例を含めて17例あり,このうち7例が形態変化している. 無症状な場合病変部が消失したり縮小した力する可能性があるので,CCAM を含めた肺嚢胞性疾患および気腫性疾患は病像が固定してから手術すべきであると考えられた.
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曽 尚文, 大井 龍司, 林 富, 千葉 敏雄, 浜田 千枝
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1291-1296
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
総排泄腔異常術後の難活性直腸脱に Ripstein 術式が有効であった症例を経験したので報告する. 症例は23歳の女性. Recto-cloacal fistulaのため,1歳時に pull-through 法による腹会陰式直腸肛門形成術を受けた. その後,直腸脱が次第に進行し,2度の経肛門的手術を受けたが再発した. 検査所見から直腸周囲支持組織の脆弱,破壊と直腸会陰曲の低形成が原因であると判断し,経腹的 Ripstein 術を行なったところ,優れた効果が得られた. 直腸周囲支持組織の脆弱,破壊に基づく難治性直腸肛門奇形術後の完全直腸脱に対し,Ripstein 術式は有効な方法と思われる.
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増子 洋, 山下 芳朗, 山田 明, 魚谷 英之, 広川 慎一郎, 田沢 賢次, 藤巻 雅夫, 増子 香織, 本郷 和久, 岡田 敏夫
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1297-1302
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
幼児期に発見された先天性十二指腸狭窄症の女児例を経験した. 症例は出生直後に胆汁性嘔吐が出現し,他院で精査されるも異常を指摘されなかった. 離乳期より悪臭のある "おくび" や腹満を来しながらも発育障害はなかった. 2歳9ヵ月時に胆汁性嘔吐にて発症し,上部消化管造影にて本症と診断された. 当初内視鏡的治療を試みたが,膜様物か肥厚していたこと,Vater 乳頭が確認できないことより断念し開腹的治療に変更した. 本症に対する内視鏡的治療の報告はいまだ少ない. 文献的にその適応と有用性について考察する.
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浜田 吉則, 加藤 泰規, 高田 晃平, 佐藤 正人, 真田 俊明, 辻 正純, 古形 宗久, 日置 紘士郎
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1303-1309
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
新生児特発性十二指腸穿孔の2例を経験した. 1980年以降の本邦報告25例とともに本症の特徴をまとめると,女児に多く症例の約半数で発症前に吐血,下血などの消化管出血が前駆症状として認められた. 手術日齢は生後3日にピークがあった. 穿孔部は十二指腸球部前壁で穿孔の大きさは5mm 前後が多かった. 手術術式は穿孔部の縫合閉鎖が大部分を占め良好な結果が得られていた. 出生直後の新生児仮死やチアノーゼなど周産期の異常に伴う低酸素血症に陥る病態を呈していた症例が多かった. 本症は新生児早期の胃液の高酸期に周産期のストレスが加わることによってできた急性潰瘍が穿孔を来した. ものと考えられた. したがって治療は,このような成因を考慮し穿孔部の単純縫合閉鎖にとどめ,術後は減酸目的に抗潰瘍剤の使用が最も望ましい.
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甲谷 孝史, 高橋 広, 宮内 勝敏, 木村 茂, 北村 享俊, 菅沼 靖, 佐藤 恭信
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1310-1316
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
心房臓器錯位症候群 (無脾症候群) に合併した食道裂孔ヘルニアの2例を経験した. 症例1では複雑心奇形にも関わらず,嘔吐,体重増加不良等の原因が食道裂孔ヘルニアによる GER に起因すると考えられるため,外科的治療を施行した. 症例2では消化器症状が全く認められない比較的大きい滑脱型の食道裂孔ヘルニアがあるが複雑心奇形の治療を優先し,食道裂孔ヘルニアは保存的に経過を観察した. 心房臓器錯位症候群 (無脾症候群) と食道裂孔ヘルニアの合併症例における食道裂孔ヘルニア術後の予後は極めて悪いため,治療では,合併する複雑心奇形及び免疫不全状態を考慮し過大侵襲は避けるべきで個々の症例に応じた柔軟な治療法の選択が重要であると考えられる.
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桜井 義也, 田中 一穂, 大谷 肇, 福中 道男, 今村 洋二, 野木 俊二
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1317-1321
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
先天性冠状動脈瘻は,冠状動脈造影の頻度の増加に伴いその頻度が増加している. しかし,その中でも非常に稀な左冠状動脈回旋枝から起始し,左心室に流入する先天性冠状動脈瘻症例を経験したので報告する. 症例は1歳9ヵ月男児. 冠状動脈造影にて拡張した回旋枝と回旋枝から左心室に流入する冠状動脈瘻を認めたため,Symbas 法にて瘻孔の直接閉鎖術を施行した. 術後造影では瘻孔は閉鎖されていたものの回旋枝は閉塞しており,回旋枝領域は右冠状動脈の側副血行路で潅流されていた. 瘻孔の閉鎖の確実性に関しては,Symbas 法は非常に優れた術式であるが,冠状動脈の血栓閉塞の可能性があり,幼小児例といえども術後抗凝血薬療法が必要であると考えられた. また,今後側副血行路の発達を注意深く観察していく必要があると考えられた.
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立花 賢治, 杉本 徹, 細井 創, 白井 千晶, 安野 哲也, 石田 宏之, 澤田 淳, 出口 英一, 常盤 和明, 岩井 直躬
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1322-1329
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
肝芽腫に化学療法が有効であった報告が海外で増えているが,今回初診時切除不能であった肝芽腫3例に日本小児肝癌スタディグループ (Japanese Study Group for Pediatric Liver Tumor) のプロトコールに従い化学療法を行った. その結果,腫瘍は64,58と46% に縮小し,またα-fetoprotein (AFP) も0.1,0.6と1.6% と急速に低下した. 3例とも腫瘍の完全摘出が可能となり,1994年4月現在術後26か月,20か月と16か月間,治療終了後22か月,16か月と13か月間寛解を維持している.日本小児肝癌スタディイグループのプロトコールは肝芽腫に有効であったので報告した.
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澤井 利夫, 岡田 正, 鎌田 振吉, 福井 雄一, 飯干 泰彦
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1330-1335
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
内視鏡が診断及び治療に有効であった先天性梨状窩瘻の2例を経験した. 症例1: 11歳,女児. 乳児期より前頚部腫脹を反復していた. 内視鏡下の造影にて先天性梨状窩瘻の確診を得た. 術中瘻孔端の確認のため内視鏡下に色素を注入する事により瘻管を完全に摘出し得た. 症例2: 1歳9ヵ月,男児. 前頚部腫脹を認め,正中頚嚢胞の診断にて摘出術施行されるも再発を見た. 症例1と同様に内視鏡下に造影し本症の確診を得た. 本例では咽頭側からの切開を加えることにより瘻管の同定・完全摘出が可能であった. 先天性梨状窩瘻では,食道造影により診断がなされることが多いが,診断に難渋する症例のあることが知られ,本例のように内視鏡を利用した診断・治療が有用であることを強調した.
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赤塚 寛, 長屋 昌宏, 津田 峰行, 平岩 克正
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1336-1342
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児の先天性膀胱憩室 (以下本症) の2例を経験した. 症例1は2ヵ月の男児で,尿閉よりもたらされた急性腎不全にて入院した. 膀胱へ経尿道的にバルーンカテーテルを挿入すると,800mlの尿が排泄され腎不全は速やかに改善された. 症例2は5ヵ月の男児で,尿路感染を原因とする発熱を主訴に来院した. 膀胱造影にて左側の膀胱尿管逆流現象が認められた. どちらの症例も憩室摘除と尿管膀胱新吻合が行われた. 本邦における本症の報告は自験例を含めて40例であり,その性差と発生部位に特徴が認められた. すなわち,38例が男子であり,32例が尿管ロ部あるいはその近傍に存在した. 本症では尿閉と尿路感染が重要な徴候であるが,特に尿閉は続発的に腎機能障害をもたらす危険性が高いので留意すべきである.
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石川 正美, 渡井 有, 椛澤 由博, 中村 京一, 飯島 恒司, 小久保 武, 岡松 孝男
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1343-1347
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
2歳女児の肛門背側に盲端に終わる瘻孔を認めたが,これは大川らの主張する発生学的肛門管の特徴を有しており,背側総排泄腔の重複が原因で発生した肛門管重複症と判断した. 肛門管重複症の本邦報告例は本症例も加えて7例のみのまれな症例であるが,全例において肛門背側に開口していた. これは前後に長くて左右に薄い cloacal plate の形態に原因があるものと考えている. 肛門管重複症の合併続発症は知られていないが,癌化や肛門周囲膿瘍の合併も予想される. 手術は経会陰式に比較的容易に行え,術後経過も良好なことから合併奇形の存在に留意しつつ,早期の完全摘出が望ましいと考えている.
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長屋 昌宏, 伊藤 泰雄, 安藤 久實, 大沢 義弘, 尾原 秀史, 加藤 哲夫, 谷風 三郎, 津川 力, 中野 美和子, 安井 久喬, ...
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1348-1358
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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鈴木 玄一
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1359-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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蜂矢 正彦, 深沢 康徳, 岡本 則彦, 小原 明, 月本 一郎, 笹本 修一, 津布久 雅彦, 草間 薫
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1359-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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大塚 恭寛, 高橋 英世, 大沼 直躬, 田辺 政裕, 吉田 英生, 岩井 潤
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1359-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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栗山 裕, 川村 健児, 幸地 克憲
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1359-1360
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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芦塚 修一, 佐伯 守洋, 中野 美和子, 黒田 達夫, 村上 研一
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1360-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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樋口 昌孝, 川崎 一輝
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1360-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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矢野 常広, 石田 治雄, 林 奐, 鎌形 正一郎, 渕本 康史, 水野 大
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1360-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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河野 美幸, 北谷 秀樹, 小沼 邦男, 野崎 外茂次, 中村 紘一郎, 梶本 照穂
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1360-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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安藤 邦澤, 山高 篤行, 宮野 武, 藤本 隆夫, 大谷 俊樹, 森岡 新
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1360-1361
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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丸山 憲一
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1361-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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韮澤 融司, 伊藤 泰雄, 田中 裕之, 坪井 美香子, 河野 修一, 松田 博雄
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1361-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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北谷 秀樹, 河野 美幸, 梶本 照穂
原稿種別: 本文
1994 年 30 巻 7 号 p.
1361-
発行日: 1994/12/20
公開日: 2017/01/01
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