日本小児外科学会雑誌
Online ISSN : 2187-4247
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31 巻 , 5 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1995 年 31 巻 5 号 p. Cover1-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1995 年 31 巻 5 号 p. Cover2-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 31 巻 5 号 p. App1-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 31 巻 5 号 p. App2-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 31 巻 5 号 p. App3-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 31 巻 5 号 p. App4-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1995 年 31 巻 5 号 p. Toc1-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 大井 龍司
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 691-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 葛西 森夫
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 692-693
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 岡本 英三
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 694-695
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 駿河 敬次郎
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 696-698
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 森田 建
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 699-700
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 土田 嘉昭
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 701-705
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • Hisashi Nikaidoh
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 706-709
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • Gerald M. Haase
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 710-717
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • Alberto Pena
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 718-731
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 市川 徹, 横山 隆, 檜山 英三, 松浦 雄一郎
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 732-738
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    広島大学第一外科において経験した小児期に初回手術を受けた先天性胆道拡張症(CBD)24例を一期的分流手術後3年以上経過例14例,初回内瘻術後再手術例4例,初回外瘻術(うち3例は胆道穿孔合併)後分流手術例6例に分け術後経過,合併症を術式別に検討した.一期的分流手術例では術後短期間膵炎や胆管炎症状を認めるものや,術後数年間肝内胆管拡張を認めるものも有るが徐々に軽減しており概ね問題は無い.胆道穿孔合併例や,初回胆管炎や膵炎が内科的にコントロールできないものには,初回胆汁外瘻造詮術を行い合併症予防のために有用であった.二期的分流手術後の術後経過も一期的分流手術例に比し差を認めず良好であった,これに対し初回内瘻造般例は,その後全例重篤な胆管炎を起こし,2年から15年後に分流手術を要しており,たとえ無症状でも早期に分流手術を行うべきである. CBD の分流手術にあたっては胆汁の充分なドレナージは当然必要であるが,膵管内 protein plug や結石を認め更に膵液流出障害が考えられる場合は膵液ドレナージ術の付加も考慮すべきである.
  • 大澤 武, 大浜 和憲
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 739-743
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    穿孔性小児急性虫垂炎の術後に腹腔内膿瘍や創感染を起こす因子について検討し,若干の文献的考察も含め予防策を論じた.対象は約5年間に当院小児外科で経験した穿孔性虫垂炎50症例とした.性別は男児29例,女児21例,年齢は1歳から15歳までで平均8.1歳であった. 50症例中術後腹腔内膿瘍か創感染を起こした膿瘍形成群は7症例,それら合併症を起こさなかった非形成群は43症例であり,膿瘍形成群の内訳は腹腔内膿瘍4例,創感染3例であった.検討方法として 1)年齢,2)病悩期間,3)術前白血球数,4)術前 CRP値,5)腹水中,膿瘍中菌種,6)術後抗生剤について X^2検定を用いて膿瘍形成因子を検討した.結果は 1)年齢では有意に膿瘍形成の多い年代はなかった.2) 病悩期間が3日以上,術前 CRP 値が20mg/dl 以上の症例で有意に膿瘍形成が認められた.3)腹水中の検出菌としては, E.coli, Streptococcus sp, B. fragilis が多かったが,膿瘍中から検出された菌種に E.coli はなく,B.fragilis のみが有意に膿瘍形成に関与した.これは使用した抗生剤で E.coli の除菌が十分になされたためである. 4) B.fragilis の腹水中検出率は病悩期間が6日以上の患児で有意に多かった. 5) B.fragilis に感受性のある抗生剤でも薬剤間に膿瘍形成において統計学的有意差を認めた.術後膿瘍の予防策として重要なのは適切な抗生剤の選択と腹腔内と創部の十分な物理的,化学的除菌操作である.抗主剤は E.coli と B.fragilis に対して強い抗菌力を持ち,腹腔中への移行に優れているものがよい.
  • 山崎 雄一郎, 家後 理枝, 鈴木 万里, 東間 紘
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 744-747
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    停留精巣における精巣組織の定量的検討法として,1精細管あたりの精細胞を計測する germcell count による検討か欧米より報告されている.当科における25例の停留精巣症例の germ cell count を測定し,患児の年齢,精巣の位置による検討と欧米の報告との比較を行った. germ cell count は25例中24例で低値を示し,欧米の報告にくらべ手術至適年齢と言われる1歳台での著しい低下が認められた.精巣の位置との関係では,外鼠径輪より近位の精巣で遠位のものにくらべ germ cell count の低下が高度であった.しかしながら精巣固定術以外に適切な治療法を持たない現在,術中精巣生検の結果は個々の治療には反映できておらず,生検の臨床的妥当性は少ないと考えられた.
  • 寺島 和光, 中井川 昇, 佐野 克行, 朝倉 智行
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 748-753
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    初診時の月・年齢が3ヵ月から4歳の軽度ないし中等度の水腎症17例,17腎に対して手術をせずに長期間経過を観察した.観察期間は10年から21年間(平均l1年10ヵ月)であり,follow-up は主として尿検査, IVP および利尿レノグラムにて行った.なお, IVP 上の水腎症の新しい分類法を提唱した.その結果, IVP の所見上 grade が変化した症例はなく,腎実質の菲薄化も認められなかった.利尿レノグラムでは非閉塞型を示した症例が多かったが,境界型や閉塞型を示したものもあり, IVP の所見との乖離がみられた. 軽度の水腎症(われわれの分類のI度とII度)は原則として手術療法は不要であり,中等度(III度)でも手術療法か不要な症例もあると考える.しかし軽度例が増悪したという報告もあるので,手術を行わない症例に対しては長期間にわたる十分な監視が必要である.
  • 東田 章, 細川 尚三, 島田 憲次
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 754-759
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    1981年10月から1992年9月までの間に当センターで治療を受けた Beckwith-Wietlemann 症候群 (BWS) 7症例について泌尿器科的合併症の検討を行った.その結果,5例(71%)に泌尿器科的合併異常を認めた.その内訳は両側膀胱尿管逆流をともなった球部尿道狭窄,両側異所開口尿管,シスチン尿症に伴う膀胱結石,片側の腹腔内停留精巣および剖検で発見された両側水腎・水尿管が各1例ずつであった.そのうち最後の症例を除く4例に泌尿器科的処置か加えられた. BWS に合併したシスチン尿症および異所開口尿管は文献的には自験例がそれぞれ第1例目と思われる. BWS においては,泌尿器科的合併症が高率にみられるため,泌尿器科的見地からの精査も重要であると考えられた.
  • 大谷 俊樹, 宮野 武, 藤本 隆夫, 安藤 邦澤, 白井 俊-
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 760-764
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    近年アポトーシスが慢性肝炎や肝細胞癌などの肝疾患において重要な役割を担うことが明らかになってきた.そこで我々は,12例の胆道閉鎖症とアポトーシスの関係を nick end labeling 法を用いて検索した.同時に対照として6例の胆道拡張症,6例の肥厚性幽門狭窄症を検討に加えた.その結果,胆道閉鎖症12例全例にアポトーシスを認め,特にその局在は門脈域周辺で目立ち,また4例には胆管上皮細胞にも認めた.胆道閉鎖症におけるアポトーシスの程度と術時日齢には逆相関の傾向があると思われたが,アポトーシスの程度と肝線維化度,予後とは相関関係を認めなかった、これに対し,胆道拡張症では1例にのみ,肥厚性幽門狭窄症では2例にのみアポトーシスを認めた.すなわち,胆道閉鎖症におけるアポトーシスは,その程度,局在から単に生理的なものとは考えにくく,肝障害の一因を担っていると推察された.
  • 中田 雅弘
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 765-771
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    成長期低栄養ラット (kwashiorkor, marasmus) に高カロリー輸液 (350kcal/kg/日, kcal/N:107) を実施し,その前後の栄養指標の変動を血漿フィブロネクチン値を中心に検討した,全対象に体重増加を認め,実施中窒素バランスは常に正であった.総蛋白値,アルブミン値,レチノール結合蛋白値,血漿フィブロネクチン値はいずれの低栄養状態でも低値であった.また,7日間の高カロリー輸液により総蛋白値,アルブミン値は kwashiorkor ラットでのみ増加した.一方,レチノール結合蛋白値,血漿フィブロネクチン値は marasmus, kwashiorkor ラットいずれにおいても輸液後は増加した.この変動は血漿フィブロネクチン値においてより早く,輸液開始後第3日目にはすでにプラトーに達していた.以上より,血漿フィプロネクチン値の変動は栄養状態を反映し,高カロリー輸液による栄養状態改善時にはレチノール結合蛋白値より早期に改善することより,栄養アセスメントに有用な指標であることが示された.
  • 東田 章, 細川 尚三, 島田 憲次
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 772-775
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    VATER association に合併した,男児不完全重複尿道2例を経験した. 症例1は4歳男児.主訴は二重尿線.食道閉鎖(Gross C), 橈骨列欠損,仙骨形成不全を合併していた.排尿時膀胱造影で Williams の分類の hypospadiac type の不完全重複尿道と診断した, 症例2は1歳4ヶ月男児.食道閉鎖(Gross C), 中間位鎖肛(recto-bulbar fistula), VSD を認め,鎖肛に伴う尿路奇形の精査のため当科受診.排尿時膀胱造影で hypospadiac type の不完全重複尿道,尿道憩室,尿道狭窄を認めた.また,両側腎孟拡張も認めた. VATER association には,近年,尿道の発生異常の合併頻度が高いとの報告がある.また,鎖肛症例に合併した重複尿道は,圧倒的に hypospadiac type が多く,一般の重複尿道の大半を占める epispadiac type は少ない.これらの症例は,hypospadiac type の重複尿道の発生を知る上で,非常に興味深いものと考えられた.
  • 川崎 宗泰, 高梨 吉則, 横室 浩樹, 鹿野 純生, 川村 幸平, 徳弘 圭一, 吉原 克則, 小松 壽
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 776-780
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    3歳,女児.心雑音で発見された僧帽弁閉鎖不全 (MR) を伴った Bland-White-Garland(BWG) 症候群(左冠状動脈肺動脈異常起始症)を経験した.手術は Two-coronary system を確立する左冠状動脈の direct aortic implantation と僧帽弁弁尖および弁輪の形成術を同時施行した.術後経過は良好であり,<201>^T1心筋シンチグラフィーでは術前と比較して心筋虚血の改善が認められた.
  • 菅藤 啓, 加藤 哲夫
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 781-785
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    稀な11歳女児の右3重尿管, Smith の分類の3型を経験した.無症状であったが,検尿で白血球増多が2ヵ月の化学療法にもかかわらず遷延し,レノシンチグラムでは3尿管合渡部付近に同位元素の集積を認めたため,尿所見は尿管同士の交差,及びヨーヨー現象による尿うっ滞に起因すると推定し,外科的治療を選択した.上位尿管を合流部で結紮切離し,頭側の切離断端は中間位尿管と下位尿管との合流部よりやや頭側に端側吻合した. 術後,検尿で異常なく,IP,レノシンチグラムでも術前より改善された.今回の外科的治療選択にあたっては,膿尿の部位,閉塞性か非閉塞性かの術前検討が不十分であり,留意すべき点と考えている.
  • 河本 陽介, 草深 竹志, 大植 孝治, 奥山 宏臣, 臼井 規朗, 辻 尚人, 中井 弘, 福澤 正洋, 岡田 正
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 786-791
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    両側性 Wilms 腫瘍症例に対し,開腹生検,化学療法施行後,異時的に左右の腫瘍摘出を行い,両側腎機能の温存を得る事が出来た.症例は1歳1ヵ月の男児,主訴は腹部腫瘤、腹部超音波検査, CT, MRIにて右腎には最大径22cm, 左腎には11cmの恥骨前方にまで及ぶ巨大な腫瘤を認め,開腹生検にて Wilms 腫瘍と診断した.化学療法により左腎腫瘍は著明に縮小したが,右腎腫瘍は縮小傾向に乏しく,頻脈,多呼吸, 高血圧等の症状は改善を示さず,まず右側,次いで左側の腫瘍全摘出術,腎部分切除術を施行した.術後6ヵ月間 NWTS-III による DDプロトコールを施行し,外科的治療後11ヶ月を経過した現在再発,転移の徴候を認めていない.
  • 金沢 幸夫, 吉野 泰啓, 佐藤 志以樹, 松山 真一, 井上 仁, 元木 良一
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 792-798
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    症例は胎児診断のなされた女児で,在胎34週,生下時体重3150g, 帝王切開で出生した,腫瘍による気道閉塞, respiratory distress syndrome のため生後ただちに挿管し人工呼吸管理を行い,生後15日に腫瘍摘出術を行った.腫瘍は甲状腺右葉原発で大きさ12×7×6cm. 重さ280gで病理組織診断は未熟奇形腫であった.患児は現在1歳になるが健在である.頸部奇形腫の本邦報告例は自験例を含め39例で,新生児例が27例(69%), 15歳以下の小児例が9例(23%)であった.症状は頸部腫瘤,呼吸困難,嚥下困難であった. 呼吸困難は新生児例に多くみられ,腫瘍摘出までの気道確保,呼吸管理が重要と考えられた. 1989年以降の報告例9例中,7例で超音波検査により胎児診断がなされていた.病理組織所見で悪性例はみられなかった.死亡例は6例で,死産3例,生直後死亡2例,心室中隔欠損症による心不全例が1例であった.一般に腫瘍摘出術のなされたものの予後は良好であった.
  • 佐々木 隆士, 長谷川 利路, 桂 長門, 吉岡 泰彦, 角村 純一, 奥田 修司, 出沢 亨, 清水 克彦, 田中 智之, 永井 勲
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 799-803
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    近年,内祖鏡下手術など可及的に侵襲を少なくする手術が試みられている.今回我々は下腹部の可及的小切開にて嚢腫を摘出し得た小児卵巣嚢腫茎軸捻転の1例を経験した.症例は右下腹部痛・下腹部腫瘤を訴える8女児で,超音波・CTで石灰化を伴う約10cmの嚢腫を下腹部に認めた.全身麻酔下に腫瘤は可動良好となり腹腔内に遊離する卵巣嚢腫茎軸捻転と考え,約4cmの下腹部横切開で開腹,嚢腫を穿刺し血性内容液300mlを吸引した後,腹腔外に脱転し嚢腫のみを摘出し得,卵巣を温存した.病理学的に成熟奇形腫であり,術後疼痛を殆ど訴えず経過良好であった.小切開法間服術は卵巣嚢腫摘出に際し,小侵襲性,美容上の利点のある手技と思われる.
  • 高橋 茂樹, 高橋 浩司, 川瀬 弘一, 田中 克幸, 川相 開流, 村井 秀昭, 辻 美隆, 里見 昭, 時松 秀治, 石田 清
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 804-808
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    メッケル憩室は消化管の最も多い先天奇形であり,その頻度は 0.3〜3.0% とされている.多い合併症としては腸閉塞,憩室炎,出血,穿孔があげられる. 最も多いのは腸閉塞で,原因は腸重積,臍腸管遺残による軸捻転, mesodiverticular band, 憩室炎による癒着などがあげられる、われわれは癒着も索状物もない,細長いメッケル憩室(長さ約15cm) に小腸が縛られ,小腸広範壊死 (約160cm) になった症例を経験した.このような合併症は Walsh が1950年に6例を集計し報告しているにすぎない.なぜこのような合併症を起こしたかに関して, Walshは 1)非常に長い憩室,2)憩室に癒着がない,3)憩室頂部が大きい,を上げている.われわれの症例もこの指摘にすべて当てはまる.しかし,これ程広範な壊死をきたした症例の報告はなく,壊死をきたした小腸係蹄の腸問膜に短縮があったのではないかと考えている.
  • 松崎 茂, 牧野 駿一, 伊東 充宏, 内田 広夫, 野首 光弘, 松本 清一
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 809-813
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    不完全型精巣性女性化症候群を呈した男性仮性半陰陽の1例を経験した.主訴は,学童期になり気付かれた陰核肥大と鼠径部腫瘤であった.染色体は46, XY であった.内分泌検査では testosterone(T)と FSH が高値であった. dihydrotestosterone(DHT) はやや低値であった. T:DHT 比は22であった. hCG 負荷での反応は T, DHT 共に良好であり,T:DHT 比は17となった.女児として養育する方針とし手術を施行した.鼠径部腫瘤は精巣であり.これに連なる精巣上体と輸巣管も存在した、精巣,精巣上体,輸巣管を切除した、腹腔内検索では Muller 管由来の臓器や卵巣は存在しなかった.陰核には subtunical total reduction clitoroplasty を施行した、摘出精巣の病理学的検索では,精子形成細胞は存在せず, Sertoli 細胞と Leydig 細胞の増加がみられた.術後はホルモン補充療法を行なっている.
  • 岩川 眞由美, 稲川 喜一, 大川 治夫, 金子 道夫, 堀 哲夫, 池袋 賢一, 雨海 昭祥, 平井 みさ子, 毛利 健
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 814-819
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    出生前診断にて肺嚢脆性疾患と診断され,生後3時間で手術を施行した症例を経験した.患児は,在胎27週に,羊水過多と胎児胸腔内異常陰影を指摘され,小児外科医立合いのもと.在胎39週2日経腔分娩となった.出生体重は2990gで,呼吸困難症状を認めず,動脈血ガス分析の結果は正常であった.胸部 CT検査では,右肺 S^6を中心に,多房性嚢胞状腫瘤陰影を認めた.以上の所見により,先天性嚢胞性腺腫様肺奇形,Congenital cystic adenomatoid malformation(以下CCAM)と診断し,生後3時間で右肺下葉切除術を施行した、術後経過良好で2年を経た現在発育も順調である. CCAMの本邦報告例のうち, 呼吸障害発生時期が記載明らかな47例につき検討したところ,60%近くが生後1日, 80%近くが生後1週間以内の発症であった、本報告例も,軽度の retraction があることや画像診断でいずれは呼吸困難が出現することが予測できた.
  • 大浜 和憲, 大沢 武, 矢崎 潮, 亀水 忠, 山田 和紀, 野村 隆子
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 820-826
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    最近,先天性横隔膜ヘルニアの術後合併症として胃食道逆流現象(以下GER) が注目されている.今回,私たちは新生児胃破裂・左横隔膜ヘルニアの術後に発生した GER の1例を経験したので報告する.症例は6歳女児.新生児胃破裂・左有嚢性横隔膜ヘルニアに対し二期的に根治術を行った.横隔膜ヘルニア修復前の上部消化管遺影で胃は挙上した左横隔膜下に陥入し,鋭い His角を示していた.乳児期より時々喘息発作があり,6歳時,喘息発作中に吐血が認められたため入院となった.上部消化管造影 (His角108度)・食道内圧検査・食道 pH測定・RI検査・食道内視鏡検査によって GER と診断し Nissen fundoplication を行った.術後5年を経過した現在,嘔吐はなく,喘息も認められなくなった. GER の発生には横隔膜ヘルニア修復術前後の His角の変化が関与していることが示唆された.
  • 高田 晃平, 西島 栄治, 大畠 雅之, 小川 ゆか, 山里 将仁, 東本 恭幸, 連利 博, 津川 力, 松本 陽一
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 827-830
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    新生児,乳児の喉頭嚢腫は稀な疾患である.しかし,重篤な窒息症状に対して緊急の気這確保を必要とする. 症例は生後2日,女児,出生直後から吸気困難を来し,気管内挿管が行われ,気道閉塞は解除されて来院した.左前頚部に腫瘤を認め,CT から下咽頭梨状窩瘻に由来する嚢腫の疑いで生後6日に手術を行った.術中気管鏡を施行し,喉頭嚢腫の診断で気管支鏡ガイド下摘出術を施行した.術後9か月の現在,嚢腫の再発や発声障害はない.頚部腫瘤を伴う新生児喉頭嚢腫の報告は少ないか,新生児頚部腫瘤の診断にあたって考慮すべき疾患の一つである.その診断と治療に際して換気可能型の気管支鏡による喉頭観察は必須である.
  • 山本 雄治, 平田 公一, 篠原 義文, 平間 敏恵, 西野 千郷, 小林 尚, 横山 繁昭
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 831-835
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
    Hirschsprung 病は一般に合併奇形が少ない疾患として知られているが,最近我々はダウン症候群,先天性心疾患,鎮肛に合併した症例を経験したので報告する.症例は生後0日の男児で鎖肛の診断にて当センター NICU に紹介入院となり,翌日無瘻型高位鎖肛の診断で S状結腸に人工肛門を造般した.生後6か月頃より人工肛門からの排便が困難となり,結腸炎を呈するようになったため,注腸造影を行なったところ横行結腸中央に caliber change を認めた.また人工肛門からの結腸粘謨生検にて aganglionosis の診断を得た,生後8か月目に aganglionosis 領域より口側に人工肛門を造設すべく開腹し,術中生検にて肝琴彎曲付近の横行結腸より肛門側の aganglionosis と診断を得た.根治手術を考慮して,回腸末端より15cm口側に回腸瘻を造設した.1歳11か月目に腹会陰式肛門形成術 + Soave 変法による鎖肛および Hirschsprung 病の根治手術を行ない,現在では回腸瘻閉鎖の時期を待っている.
  • [記載なし]
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 836-842
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
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  • 大井 龍司
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 843-844
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
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  • 大川 治夫
    原稿種別: 本文
    1995 年 31 巻 5 号 p. 845-847
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 31 巻 5 号 p. App5-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1995 年 31 巻 5 号 p. App6-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1995 年 31 巻 5 号 p. Cover3-
    発行日: 1995/08/20
    公開日: 2017/01/01
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