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原稿種別: 表紙
2004 年 40 巻 1 号 p.
Cover1-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
2004 年 40 巻 1 号 p.
Cover2-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App1-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App2-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App3-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App4-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App5-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App6-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App7-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App8-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App9-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App10-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App11-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App12-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App13-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App14-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App15-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App16-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App17-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App18-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2004 年 40 巻 1 号 p.
App19-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 目次
2004 年 40 巻 1 号 p.
Toc1-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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秋山 卓士, 後藤 隆文, 今治 玲助
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
1-6
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
【目的】小児の片側鼠径ヘルニア症例において,術後の対側鼠径ヘルニア出現の可能性は問題となるところである.われわれは腹腔鏡を使って,初回手術時に対側鼠径ヘルニア出現の可能性を的確に診断することが可能か否かを検討した.【対象および方法】腹腔鏡を用いて,対側内鼠径輸の観察をすることに家族が同意した片側鼠径ヘルニア患児71人.患側の腹膜鞘状突起の高位結紮施行前に,30度または45度の斜視型腹腔鏡(5mm)にて,男児は精巣動静脈と輸精管を,女児は円靭帯を目印として内鼠径輸を観察する.【結果】腹膜鞘状突起 開存13例(18.1%),腹膜鞘状突起 閉鎖58例(内2例は,後に対側鼠径ヘルニア出現) Sensitivity 86.7%, Specifisity 100%【考察】片側鼠径ヘルニアの患児に対して,全例対側を検討すると,約50%の症例に腹膜鞘状突起の開存を認めると言われている.しかし実際対側の鼠径ヘルニアが出現する可能性は15〜20%であり,これを見極めるのが重要である.われわれは腹腔鏡を用いて対側の内鼠径輸を観察し,Chinらの言うType III,明らかに内鼠径輸が開いているものに対してのみ手術を行い,初期の2症例以外False negativeを経験していない.この方法がある程度正確に将来的に鼠径ヘルニアを発症する症例をとらえうる有効な方法であると考える.
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佐藤 百合子, 中田 幸之介, 北川 博昭, 藤岡 照裕, 江並 朝猛, 川口 文夫
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
7-13
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
【目的】術後20年以上経過した3例のlong gapの食道閉鎖症を追跡調査しLivaditis法(以下,本法しの適応と限界について遠隔成績の面から検討した.【方法】1981年6月までに3例のlong gapの食道閉鎖症(Gross A型2例,B型1例)に対しそれぞれ生後6ヵ月,7ヵ月および11ヵ月の手術時に本法を施行した.A型の2例は術前に食道ブジーにより上下食道を延長したのち,上部食道1ヵ所に筋層切開を加え吻合した.B型例の食道盲端間9椎体長は,術前とくに下部食道のブジーを行って,上部食道1ヵ所と下部食道2ヵ所の筋層切開で吻合し得た.上記3例を成人期まで追跡し臨床評価した結果から術式の適応と限界について検討した.【結果】各症例とも術後早期は吻合部狭窄に起因する嚥下困難と気道感染が問題となったが,A型2例の愁訴は3歳までに解消し,以後の身体発育は良好で,患児自身の長期的満足度も良好であった.しかしB型例は食道運動機能不全による愁訴が持続し,19歳で狭窄部食道切除後に経口食のみで体重が維持できるようになった.本症例では思春期に至るまで頻回の入院治療を必要としたことが,身体発育,学業あるいは日常生活に多大の影響を及ぼした.【考察と結論】Gross A型食道閉鎖症の2例は現在,良好な食道機能を有しており,長期経過から見ても本法が良い適応であったと考える.B型の1例は消化管間置法とほぼ同等の食道運動機能不全が問題であり,本法の適応の限界と思われた.本法施行例では生活の質的満足度が得られるよう,種々の面で早期から継続的な支援が必要である.
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鈴木 孝明, 坂井 泰, 岡松 孝男, 八塚 正四, 五味 明, 鈴木 淳一
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
14-24
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
【目的】肥厚性幽門狭窄症(以下IHPS)の病因については種々の研究により,幽門筋内の神経支配の異常が主因であるといわれているが,未だ統一された見解は得られていない.われわれはIHPSの病因および病態解明の一法として,IHPS患児より採取した幽門括約筋条片を用いて,種々の薬物に対する収縮・弛緩反応を検討した.【材料と方法】1998年から2002年にかけて幽門筋切開術を行った患児18例を対象とし,手術時,幽門筋の一部を短冊状に切除し,平滑筋条片を作成.緩衝液を満たしたorgan bath中で1g負荷で懸垂,37℃,混合ガス通気下で種々の薬物に対する筋条片の収縮-弛緩反応について検討した.使用薬剤は,(1)KCl, (2)carbachol (CCh), (3)tetradotoxin (TTX), (4)atropine, (5)L-arginine (LA), (6)N-ω-nitro-l-arginine (NNLA), (7)erythromycin (EM), (8)motilin, (9)nifedipineを用いた.【結果】全例で自動性律動収縮が観察された.1)律動性収縮に対して,CCh,EMは収縮増強をきたした.2)律動性収縮に対して,LA, nifedipineは弛緩反応を示した.3)TTX, atropineでは有意な影響はみられなかった.【結語】(1)IHPSにおける幽門括約筋律動性収縮はM_3 receotorの関与が少なく,Ca桔抗薬感受性の高い筋原性律動収縮である可能性が示唆された.(2)NO作動性神経の存在が示唆された.(3)motilin receptorの存在およびEMはIHPSの発生の誘因になる可能性がある.
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秋山 卓士, 後藤 隆文, 今治 玲助
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
25-28
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
我々は在胎28週6日,出生体重1.370gにて,双胎の第2子として出生した患児において,動脈管結紮術を施行した際(生後34日目),偶然左側後縦隔に約径15mmの腫瘤(神経芽細胞腫)を認めた.経過を観察していたが,腫瘤は退縮せず,逆に増大傾向を示したため,生後9カ月(修正月齢6ヵ月)に腫瘍を全摘し,化学療法(6ヵ月間)を施行した.現在患児は術後2年であるが,再発なく元気である.ところで神経芽細胞腫は自然退縮したり,成熟したりする特異な悪性腫瘍である.また近年超音波検査技術の発達により,産科検診で胎児期に奇形や腫瘍が発見される.さらに早産児に対する治療技術も向上してさまざまな治療が可能になってきているので,他の治療の際に偶然腫瘍が発見されることもある.今後このような胎生期に発見されたり,早産児で偶然発見された神経芽細胞腫症例に対する治療指針の確立が望まれる.
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高安 肇, 金森 豊, 杉山 正彦, 朝長 哲弥, 江上 聡, 有田 英子, 花岡 一雄, 橋都 浩平
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
29-33
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
末期癌患者の疼痛コントロールに携帯Patient Controlled Analgesia (PCA)ポンプ(Arrow/Microject^<[○!R]>)を使用し,患者のQOLの向上が得られた.1例は24歳の女性であり,通常の使用法で効果が確認された.もう1例は5歳の男児,患児自身で鎮痛剤投与量を調節する従来の使用法ではなく,ポンプの携帯性を利用し,携帯型塩酸モルヒネ投与システムとして使用した.このことにより外出や外泊が可能となった.従来のPCAポンプは高価なうえに重量もあり,操作方法も複雑であった.このPCAポンプは安価で携帯性にすぐれ,院外でも安全に使用出来る.今後も末期癌患者の疼痛コントロールに対してこのPCAポンプを積極的に使用していきたいと考えている.
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佐藤 正人, 小切 匡史
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
34-36
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Mobile cecum syndromeと考えられる1例に腹腔鏡下盲腸固定術を施行し,良好な結果が得られたので報告する.症例は14歳,女児.数年来の繰り返す右下腹部痛を主訴に来院した.術前に確定診断は得られなかったが精査目的で腹腔鏡検査を行った.盲腸から上行結腸が腹膜に十分に固定されておらず,容易に盲腸に捻れを生じた.腹腔鏡下に盲腸から上行結腸を腹膜に固定した.術後3年を経た現在,症状の再燃は認めていない.Mobile cecum syndromeは盲腸捻転症と異なり激烈な症状を呈することはないが,反復性腹痛の原因の一つとして考慮すべき疾患と考えられた.
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川島 憲子, 本名 敏郎, 黒田 達夫, 中野 美和子, 田中 潔, 森川 信行, 北野 良博, 松田 博光
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
37-42
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
奇形腫を伴ったtrue human tailの症例を経験したので報告する.症例は,在胎39週,出生時体重3,000g,日齢0の女児.出生時より仙尾部正中線上に長さ10cmの棍棒状腫瘤を認め,当院へ搬送された.MRIで腫瘤は石灰化,脂肪組織,液体成分を含むことから奇形腫と診断した.更に根部に仙骨から伸びる骨性隆起を触知し,MRIで尾骨延長線上に過剰尾骨を認め,human tailと診断した.MRI上,過剰尾骨と奇形腫には境界が認められ,脊椎骨との連続性もないため,生後2日に過剰尾骨を含め腫瘍切除術を施行した.腫瘍の病理診断は成熟奇形腫で尾骨との境界は明瞭であった.Human tailには二分脊椎やtethered cord症候群の合併が多く報告されており,術前にCTやMRIで脊椎形成異常の有無,脊椎管へ連続する結合織の有無を確認することが肝要である.
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中目 和彦, 黒田 達夫, 中野 美和子, 森川 信行, 嶋寺 伸一, 佐伯 守洋
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
43-47
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は1歳9ヵ月,男児,ボタン型リチウム電池誤嚥後,近医にて摘出を試みたが成功せず試飲後5時間後に当院に緊急搬送された.全身麻酔下,腹腔鏡用鉗子を用いて食道入口部に嵌頓していた直径2cmの電池を試飲後6時間後に摘出した.岡部は広範な食道潰瘍を認め,穿孔および縦隔炎の危険性があったため摘出後,人工呼吸器管理および食道狭窄予防としてpredonine 2 mg/kg/dayの投与を開始した.その後,食道狭窄を合併したため計3回のバルーン拡張術を行った.受傷約1年後の造影検査にて狭窄また嚥下困難等はほとんど認められない.ボタン型リチウム電池による食道異物はその起電力の大きさのため短時間で広範な潰瘍を形成し治療に難渋する.そのため早期の摘出および慎重な経過観察を必要とする.
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林田 良啓, 野口 啓幸, 田原 博幸, 加治 建, 高松 英夫
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
48-52
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
全結腸無神経節症(以下本症)に先天性腸閉鎖症を合併した2例を報告する.症例1は前医にて腸回転異常を疑われ開腹術を行ったがMeckel憩室を認めるのみで回腸部分切除術を施行した.術後も腹満が持続するため,精査の結果本症の診断で回腸瘻を造設した.術後胆汁性嘔吐が持続し十二指腸狭窄が疑われた.再開腹術にて輪状膵による十二指腸閉鎖を認め,上下十二指腸に胆管が開口し,これを介し口側腸管ガスが下部腸管に流入していたと考えられた.症例2は先天性回腸閉鎖症の診断で開腹,離断型閉鎖を認め,回腸回腸端背吻合術を行った.その後吻合部狭窄に対し再吻合術や,吻合部縫合不全のための再吻合後回腸瘻造設を行った.1ヵ月後に回腸瘻を閉鎖したが,再び通過障害が出現した.精査の結果本症と診断した.本症に先天性腸閉鎖症を合併することは少ないと言われるが,これらの合併は常に念頭に置くべきと思われた.
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榎戸 克年, 松藤 凡, 横井 忠郎, 加藤 楽, 堀田 亮, 熊倉 香, 望月 俊明, 鈴木 高祐
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
53-57
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は11歳,男児.柔道の練習中に腹部を打撲し救急部を受診した.画像所見にて,膵尾部に出血を伴った腫瘤性病変を認め,膵solid and cystic tumorと診断し,手術を施行した.腫瘍は胃体部後面,膵門部に強い癒着を認めたため,膵合併膵尾側切除術を行った.膵solid and cystic tumorは若年女性に多い疾患であり,男児には稀である.男児の膵solid and cystic tumorの本邦報告例をまとめ,考察を加えて報告する.
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上杉 達, 田尻 達郎, 近藤 剛, 中村 晶俊, 田口 智章, 高橋 由紀子, 恒吉 正澄, 水田 祥代
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
58-63
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は0生日,女児.在胎35週,胎児超音波検査にて腹部腫瘤を指摘され当院へ紹介.在胎36週3日,胎児仮死のため帝王切開で出生.左腹部に巨大腫瘤を触知し,横隔膜挙上による呼吸障害があり人工呼吸管理を必要とした.さらに,貧血,血小板低下,凝固能異常を認め,DICを呈していた.MRIでは肝外側区域にT2強調像で著明な高信号を呈する巨大腫瘤と左肝静脈拡張を認めた.以上よりKasabach-Merritt症候群を伴った肝血管腫と診断した.DICの治療を行うとともに,腫瘍に対しステロイド投与と放射線照射による保存的療法を先行した.DICは改善したが腫瘍は縮小しないため,60生日に肝外側区域切除術を行い腫瘍を完全切除した.病理組織診断は血管内皮腫であった.全身状態不良な巨大肝血管内皮腫症例では保存的療法を先行し全身状態安定後に外科的切除を行うことが有効で安全な治療と考えられる.
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徳原 克治, 浜田 吉則, 渡邊 健太郎, 棚野 晃秀, 高田 晃平, 佐藤 正人, 上山 泰男
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
64-70
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
患者は11歳男児.くり返す食事中の上腹部痛の精査目的で紹介された.超音波検査,DIC-CT, MRI,胆道シンチグラフィーより,胆嚢の正中側偏位,胆嚢左側の肝組織欠損像,門脈左葉腰部の欠損像を認めたため本症と診断した.1年10ヵ月間経過観察を行ったが,胆嚢運動障害による腹痛を繰り返すため13歳時に胆嚢摘出術を施行した.肝鎌状靭帯の左側に非薄化した外側区域,右葉の肥大,胆嚢の正中側偏位を認めた.術中胆道造影で外側区域枝は描出されなかった.術後7か月の現在,腹痛なく経過良好である.本例にみられた腹痛は,胆嚢が正中側に圧排され胆嚢頚部・胆嚢管の位置異常を呈し,さらに胆嚢での排泄遅延などの運動障害が原因と考えられた.本邦文献にて肝左葉形成不全に胆嚢運動障害を合併したという報告は1例を認めるのみで,また小児期に診断された肝左葉形成不全の報告例はないことから,本例はまれな1例であると考えられた.
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日本小児外科学会悪性腫瘍委員会
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
71-100
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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田端 哲寿, 菊地 誠哉, 印宮 朗, 横沢 正人, 長谷山 圭司, 佐藤 真司, 高木 伸之, 森川 雅之, 安倍 十三夫
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
101-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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若狭 哲, 加藤 裕貴, 橘 剛, 八田 英一郎, 窪田 武浩, 村下 十志文, 安田 慶秀
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
101-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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野田 雅也, 宮本 和俊, 村木 専一, 笹嶋 唯博
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
101-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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関下 芳明, 眞名瀬 博人, 柳 荘一郎, 鈴木 大介, 梁詰 紀子, 武井 黄太
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
101-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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本間 敏男, 松野 孝, 前田 知美, 永山 稔, 平間 敏憲, 桂巻 正, 平田 公一
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
101-102
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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井上 謙一, 皆川 のぞみ, 野口 慶太, 藤堂 省, 岡田 忠雄, 佐々木 文章
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
102-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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大川 由美, 長佐古 良英, 佐野 秀一, 中島 健夫, 服部 司
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
102-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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前田 知美, 縫 明大, 永山 稔, 後藤 真, 松野 孝, 本間 敏男, 平間 敏憲
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
102-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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宮本 和俊, 村木 専一, 野田 雅也, 笹嶋 唯博
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
102-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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渡辺 一教, 浜田 弘巳, 清水 隆文, 奥田 耕司, 高岡 正実, 高田 譲二, 勝木 良雄, 辻 寧重
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
103-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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小池 能宣, 宇根 良衛, 伊藤 義夫, 米山 重人, 今 裕史, 喜納 政哉, 大原 行雄, 木村 宗士, 星井 桜子, 中川 智徳, 石 ...
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
103-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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村木 専一, 野田 雅也, 宮本 和俊, 笹嶋 唯博
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
103-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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松野 孝, 本間 敏男, 前田 知美, 永山 稔, 平間 敏憲, 桂巻 正, 平田 公一
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
103-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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皆川 のぞみ, 野口 慶太, 藤堂 省, 岡田 忠雄, 佐々木 文章, 小杉山 清隆, 窪田 満
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
103-104
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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永山 稔, 松野 孝, 前田 知美, 本間 敏郎, 平間 敏憲, 江川 裕人, 田中 紘一
原稿種別: 本文
2004 年 40 巻 1 号 p.
104-
発行日: 2004/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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