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原稿種別: 表紙
1996 年 32 巻 1 号 p.
Cover1-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1996 年 32 巻 1 号 p.
Cover2-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App1-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App2-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App3-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App4-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App5-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App6-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App7-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App8-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App9-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App10-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App11-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App12-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App13-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App14-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App15-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App16-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App17-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App18-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App19-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1996 年 32 巻 1 号 p.
App20-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 目次
1996 年 32 巻 1 号 p.
Toc1-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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大西 清, 丸山 優, 渡辺 聖, 平野 敬八郎, 山口 宗之
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
1-6
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
鎖肛において,良好な排便機能を有する肛門の形成は外科的治療の最終目標である. 近年,恥骨直腸筋係蹄を含む肛門括約筋群の三次元的包括的再建の普及により,その治療成績は機能面において大いに改善した. しかし,便秘,失禁などの排便障害,脱肛,肛門狭窄などの合併症を主訴に来院する症例も未だ散見され,本疾患治療の難しさを物語っているものといえる. これら予防には,前述の直腸部に対する処置のみならず,肛門形成に対しても新たな創意工夫が必要と思われる. われわれは3例の鎖肛症例に対し,Two flap anoplasty による肛門形成術を施行し,最長11年8ヵ月の経過観察において,形態的にも機能的にも満足すべき結果を得ている. 本法は,肛門作成部に作成するふたつの皮弁により肛門柱を作成するものである. すなわち,作成する肛門をより生理的状態に近づけるべく,内外胚葉系の境界部となる歯状線までの肛門柱を,健常皮膚により作成するもので,さらに陰部神経下直腸枝を含む知覚皮弁としての移行により,知覚を有した肛門柱を作成するものである. 良好な血行を有する皮弁のため感染に対する抵抗も強く,患児成長と共に皮弁も成長し,手技も容易で,脱肛症例に対しても適応可能など多くの利点をもつ. 鎖肛治療において考慮されるべき一手術手技と思われた.
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土岡 丘, 藤原 利男, 黒須 祐作, 砂川 正勝
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
7-14
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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間歇的高カロリー輸液および持続的高カロリー輸液施行時における肝マイクロフィラメントの変化をその構成成分であるアクチンおよびミオシンの免疫組織化学的染色を行い,その染色性の変化より比較検討した. 動物実験は5週齢雄性 SD 系ラットを用い1週間の高カロリー輸液を行った. 持続的高カロリー輸液群では肝細胞辺縁のアクチンおよびミオシンの染色性は低下していた. これに対して間歇的高カロリー輸液群では輸液終了時においてもアクチンおよびミオシンの染色性の変化はわずかであった. さらに間歇的高カロリー輸液群ではその染色性は,次回投与開始時にはほぼ改善していた. すなわち肝マイクロフィラメントの変性は間歇的高カロリー輸液においては持続的高カロリー輸液に比べ軽度であり,その変性が胆汁うっ滞の一因となっている可能性が形態学的に支持する所見が得られた.
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松藤 凡, Peter J Milla, 横山 穣太郎
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
15-23
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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Hirschsprung 病 (H 病) の術後に,嘔吐,腹部膨満,便秘,下痢,腹痛などが長期に持続する症例があり,上部消化管の運動機能が疑われる. そこで,H 病の上部消化管運動機能を調べるために,H 病症例7例 (全結腸型2例,長域型1例,直腸 S 字結腸型5例) において胃前庭部十二指腸内圧測定を行った. 3個の圧センサーを内臓したカテーテルを胃,十二指腸に留置して,空腹期と食後期の圧変化を測定した. 全結腸型の2例では,収縮圧の低下と phase III 持続時間の短縮が認められた. このことより消化管運動低下が腹部膨満,嘔吐の原因と考えられた. 直腸 S 字結腸型の1例では,phase III 伝播の方向の異常と食後期パターンの異常が観察された. これらのことから,神経節腸管においても運動機能異常が存在することが示唆され,このことが H 病における術後の合併症や多彩な臨床像の原因のひとつであると推測された.
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樋口 章浩, 長尾 和治, 松岡 由紀夫, 上野 美佳子, 近藤 裕一
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
24-28
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
極低出生体重児 (出生体重1500g 未満) の鼠径ヘルニアに関する,男女差・発生頻度・自然治癒率などの報告は少ない.今回われわれは,この点を中心に調べ,極低出生体重児の鼠径ヘルニアの手術時期について再検討を加えたので報告する. これまで当科では,極低出生体重児の鼠径ヘルニアに対する治療方針として原則として手術を急がず,手術を行う場合にはできるだけ生後6ヵ月を過ぎて行うように努めてきた. 1983年1月から1990年12月までに当院新生児医療センターを退院した低出生体重児 (2500g 未満) 総数は2352名であった. そのうち1500g 未満の極低出生体重児は696名であり,その中で新生児センター退院時病名にて鼠径ヘルニアを有していたものは47名であった.極低出生体重児の鼠径ヘルニア発生頻度は6.8% (47/696) となり,そのうち男児4.7% (18/379),女児9.1% (29/317) と,女児の方が危険率5% で発生頻度が有意に高かった. 胎児発育曲線でみると,47名中 SFD (small for date) 17名,AFD (appropriate for date) 30名であった. 極低出生体重児の SFD 児鼠径ヘルニア発生頻度は10.6% (17/161)で,AFD 児では5.6% (30/532) であり,SFD 児の方が危険率5% で頻度が有意に高かった. この鼠径ヘルニアを有した極低出生体重児47名に対し,退院後2年から9年の範囲にて,自然治癒に関する聞き取り調査を行った. 回答のあった37名中,自然治癒22名,ヘルニアはあるが経過観察中2名,手術施行13例であった. 極低出生体重児の鼠径ヘルニア自然治癒率は,22/37 (59.5%) となった. 自然治癒率が高く,嵌頓の弊害も少なかったことから,当科の治療方針はほぼ満足できると考えられた.
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高田 晃平, 連 利博, 東本 恭幸, 西島 栄治, 津川 力, 宮本 恵弘, 若林 良, 見須 英雄, 馬淵 理
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
29-32
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児悪性腫瘍の治療に際して,静脈アクセスは重要で,現在,主として Broviac カテーテルと皮下埋め込み式ポートカテーテルが用いられている. 静脈アクセスを持つ患児が家庭での Quality of Life を向上させることを目的として,小児悪性腫瘍患児10例に対して使用中の Broviac カテーテルを切断してポートを装着する処置を行い,皮下埋め込み式ポートカテーテルとして使用を継続した. Broviac カテーテル挿入から置換までの Broviac 使用期間は平均229.8日,最長600日. ポートの留置期間は平均460.1日,最長1047日であった. 置換手技は簡便で平均手術時間は43.0分であった,感染やカテーテルの脱落などの置換処置に伴う合併症は認めず,良好な結果を得た.
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吉澤 康男
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
33-42
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
経腸的に投与された脂肪の乳化の有無およびその状態が,胆道閉鎖症などの胆汁分泌障害時の消化吸収に与える影響を見る目的で,生後8週齢の閉塞性黄疸肝障害ラット (黄疸ラット;J 群) および sham 手術ラット (非黄疸ラット:S 群) に対して,脂肪成分として約50% のリノール酸を含む局方大豆油群 (JB 群,SB 群,各 n=10) と乳化大豆油群 (JE 群,SE 群,各 n=10) とを用いた経管栄養を28日間行った. その後これら対象を犠死せしめ,その血漿総脂質脂肪酸分画について検討した. なお,この間の総投与熱量は60kcal/日 (250kcal/kg/日),脂肪投与量は総投与熱量の13% であった. 胆汁分泌障害のない SB 群,SE 群では脂肪の乳化の有無による血漿総脂質脂肪酸分画の差は認められず,両群ともに脂肪は十分に消化吸収されていた. 一方,胆汁が欠如ないし欠乏した黄疸ラット (J 群) では,局方大豆油で飼育した JB 群ではリノール酸,アラキドン酸の低値,更に Δ-5,8,11-eicosatrienoic acid (C20 : 3n9) の出現が見られ,潜在的必須脂肪酸欠乏状態に進行することが明らかとなった. しかし,微細かつ安定した乳化大豆油 (平均脂肪粒子径0.1〜0.3μm) を脂肪成分とした JE 群では,JB 群に比べパルミトオレイン酸,オレイン酸の低下,リノール酸,アラキドン酸の上昇がみられ,正常対照ラット (NC 群,n=10) に近似した血漿総脂質脂肪酸分画像を呈した. 以上より,胆汁酸分泌障害を有する生体に対する経腸栄養時の脂質成分は,その消化吸収効率を良くするため十分に微細かつ安定した乳化状態にすることが有用であると確認された.
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岡崎 任晴, 藤原 利男, 土岡 丘, 黒須 祐作, 町田 尚美, 大城 清彦, 山口 紀子, 砂川 正勝
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
43-47
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
血友病は代表的な先天性凝固因子欠乏症であるが,多くの場合乳幼児期以降に出血症状を呈し,新生児期の発症は稀であるといわれている. 今回われわれは新生児期に腹腔内出血にて発症した血友病 A の1例を経験した. 症例は日齢2の男児,貧血,黄疸を主訴に来院した. 来院時軽度の腹部膨満,左鼠径部から陰嚢にかけての皮膚の暗青色の変化を認めた. X線検査上左鎖骨骨折,腹水の貯留が認められたため,分娩時外傷による腹腔内出血の診断にて同日手術を施行した. 手術所見では出血源は肝下面あるいは大網と考えられた. 術後創部からの出血が持続したため凝固機能を精査したところ,第 VIII 因子は0.6% と著明に低下しており,血友病 A と診断した. 本邦においては1961年以降自験例も含め67例の新生児期発症の血友病 A の報告がある. 本邦報告例について検討を加え報告した.
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久我 貴之, 井上 隆, 江里 健輔, 植木 幸一
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
48-53
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
比較的まれでかつ予後不良な Askin 腫瘍の1例を経験したので報告する.症例は13歳女児. 平成5年11月より胸痛および左肩痛を,平成6年3月より咳嗽を認め近医を受診し,左胸部腫瘍および胸水で当院に入院した. CT,MRI にて左胸腔内腫瘍と診断され,超音波下生検を施行し Askin 腫瘍と診断された. 術前化学療法を行った後,手術を施行した. 手術では腫瘍全摘,胸壁合併切除,左肺部分切除および胸壁再建を行った. 術後化学療法,PBSCT を行った. 術後5ヵ月時 MRI,シンチで腫瘍の再発・残存なく軽快退院した. 術後7ヵ月時のMRI,シンチで腫瘍の再発を認め再手術を行った. 術後化学療法および放射線療法を予定している. 本症は予後不良な疾患で腫瘍消失後も厳重な follow-up が必要である.
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増本 幸二, 水田 祥代, 田口 智章, 山内 健, 永野 美紀, 月森 清巳, 小柳 孝司, 中野 仁雄
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
54-63
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Body stalk anomaly (以下,本症) は,臍帯ヘルニア,腹壁破裂などの腹壁異常に,強度の側弯症,頭蓋異常,四肢異常,短臍帯などを伴う極めて予後不良の先天異常である. 今回,我々は出生前診断2例を含めた本症を3例経験した. 症例1及び症例2は,胎児超音波検査にて臍帯ヘルニア,高度の脊椎異常,単一臍帯動脈,短臍帯などの所見を認め本症と診断された. 各々切迫早産,胎児仮死のため緊急帝王切開となり出生し,呼吸不全のため生直後死亡した. また,症例3は,出生前に臍帯ヘルニアと診断され,帝王切開により出生したが,呼吸不全のため生後2.5時間で死亡した. 症例3は,臍帯ヘルニア以外に,右側弯,単一臍帯動脈,短臍帯が認められ,retrospective にみて本症と考えられた. 3例ともに高度の肺低形成 (肺体重比:症例1;0.23%,症例2;0.42%,症例3;0.56%) を認め,治療抵抗性の呼吸不全の原因と考えられた.
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和田 知久, 有田 道典, 小橋 俊彦, 黒田 義則, 小川 喜輝
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
64-71
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は4歳の男児. 腸重積を思わせる間歇的腹痛で発症し,バリウムによる注腸整復の際,結腸の捻転及び口側腸管に便貯留を認めた. 腹痛は翌日に軽快,上部消化管造影で nonrotation と診断した. その後の試験開腹にて上行結腸と横行結腸間に先天性索状物があるためこれを支点にした盲腸軸捻転症の発症を考えたが,捻転自体はすでに解除されていた. 手術は索状物及び虫垂切除術を行い術後経過は良好で再発はない. 盲腸軸捻転症は盲腸を含む上行結腸の一部が長軸方向に捻転する疾患で多くは移動盲腸に合併する. 小児では極めて稀であり,自験例の如く nonrotation に合併しバリウム注腸にて整復された例はほとんどない. そこで症例報告を行うとともに自験例を含む小児16例を集計し文献的考察を加えて報告した.
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佐賀 俊彦, 篠原 徹, 奥 秀喬
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
72-74
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
人工血管を用いた下肢血行再建術を小児例2例に行い,遠隔期成績を血管造影によって評価した. 症例1には11歳時に両側総腸骨動脈再建を行ったが,手術方法の工夫で十分に大きな Y 字人工血管を移植しえた. 症例2には4歳時に左総腸骨動脈-大腿動脈バイパスを行ったが身体的制約のために,やや小口径の人工血管の移植にとどまった. 両例とも経過観察中,臨床的に下肢阻血症状は認めなかった. 症例1では造影上,経時的に人工血管と自己動脈とのサイズの適合がより良好となった. 症例2では血流に問題はないが,健側外腸骨動脈に比して人工血管径が狭小化しつつある. 小児期の血管手術において人工血管の使用はきわめて限定されるが,今回の検討例での遠隔成績は良好で,血行再建法で他に選択の無い場合には用いうる方法と思われた. 成長を考慮して可及的に大きな人工血管を移植するように手術方法を工夫することが重要である.
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中村 博史, 監物 久夫, 城 一也
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
75-78
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
CT が絞扼性イレウスの診断に有用であった3例を経験した. 自験例における特徴的な CT 所見は,(1)液体が貯留し拡張した腸管の同心円状配列,(2)腸管壁の肥厚,(3)拡張した腸管内腔縁に沿って点在する腸管内の小気泡,(4)浮腫状の腸間膜の集中像であった. 3例中2例は既に腸管は壊死に陥っていて腸切除が必要であったが,他の1例は腸切除を免れた. 絞扼性イレウスの早期診断はイレウスの診療上最も重要な点であり,特に成長発育途上にある小児においては腸切除が必要となる以前に診断することが望ましい. イレウスの診断において CT はあくまでも補助診断法のひとつに過ぎないが,腹部単純 X線写真や超音波検査では得ることのできない決定的な所見が得られる場合があり,絞扼性イレウスの早期診断に有用であると考えられる.
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高田 晃平, 東本 恭幸, 西島 栄治, 小川 ゆか, 大畠 雅之, 山里 将仁, 連 利博, 津川 力, 今井 幸弘
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
79-82
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は9か月,女児. 生後2日,胎便排泄遅延,腹部膨満で入院し,ヒルシュスプルング病の診断で人工肛門を造設した. 生後6か月で Swenson 手術,生後8か月で人工肛門閉鎖術を施行したところ,術後20日目で大量下血を来した. 絶食のみで一時止血が得られたが,第5病日,大量再出血を来した. 大腸内視鏡検査で人工肛門閉鎖部から肛門側の腸管に著明なリンパ濾胞過形成とそこからのびまん性漏出性出血を認めた.サラゾピリンと成分栄養剤の投与で下血は軽快した. 自験例は著明なリンパ濾胞過形成を伴う腸炎による出血であったこと,大腸内視鏡所見が人工肛門閉鎖部の口側と肛門側で大きく異なることから人工肛門の造設に起因する腸炎,diversion colitis によるものと考えられた.
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平成5 6年度日本小児外科学会教育委員会
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
83-87
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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日本小児外科学会悪性腫瘍委員会
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
88-114
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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中岡 達雄, 大野 耕一, 辻本 嘉助, 森内 隆喜, 前川 保雄, 塩川 智司, 木下 博明
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
115-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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田附 裕子, 長谷川 利路, 上田 信也, 岩崎 安博, 門田 治, 水谷 伸, 三木 康彰, 角村 純一, 寒川 高男
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
115-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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片山 哲夫
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
115-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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土居 治, 木山 敞, 野上 厚志
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
115-116
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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春本 研, 永原 暹, 中平 公士, 竹内 敏, 中村 哲郎, 東 孝, 棚野 博文, 近藤 知史
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
116-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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井上 恭子, 榊原 潤, 小野 滋, 久保田 良浩, 岩井 直躬
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
116-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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ポカレル RP, 前田 貢作, 尾藤 祐子, 家永 徹也, 山本 哲郎
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
116-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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尾藤 祐子, 家永 徹也, 前田 貢作, 山本 哲郎
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
116-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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関 保二, 豊坂 昭弘, 安藤 達也, 三浦 一樹, 坂上 均, 岡本 英三
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
116-117
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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新美 教弘, 長屋 昌宏, 村橋 修, 加藤 純爾, 根本 洋, 田中 修一
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
117-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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松川 泰廣, 岩崎 稔, 山口 高史
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
117-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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金廣 裕道, 中島 祥介, 中野 博重, 高橋 幸博, 吉岡 章, 豊坂 昭弘
原稿種別: 本文
1996 年 32 巻 1 号 p.
117-
発行日: 1996/02/20
公開日: 2017/01/01
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