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原稿種別: 表紙
1997 年 33 巻 7 号 p.
Cover1-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1997 年 33 巻 7 号 p.
Cover2-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App1-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App2-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App3-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App4-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App5-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App6-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App7-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App8-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App9-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App10-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App11-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App12-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App13-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App14-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App15-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App16-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App17-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App18-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App19-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App20-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
App21-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
1997 年 33 巻 7 号 p.
Toc1-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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好史 世良, Wen-Tsung Hung
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1073-1074
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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岡田 正, 水田 祥代
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1075-1076
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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大井 龍司, 田中 紘一
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1077-1079
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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内藤 泰顯, 小須賀 健一
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1080-1081
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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岩井 直躬, 佐伯 守洋
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1082-1083
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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山本 保
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1084-1086
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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後藤 高弘, 松村 隆文, 立花 賢治, 家原 知子, 越澤 宗平, 安野 哲也, 澤田 淳, 常盤 和明, 荻田 修平, 岩井 直躬
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1087-1093
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
過去16年間に経験した小児肝芽腫12症例 (Stage II : 2例, Stage III A : 10例) に対する化学療法の効果を検討した.5例は cisplatin と THP-adriamycin を主体にリピオドール動注療法を,他の7例は静注療法を受けた.静注療法のうち5例は日本小児肝癌スタディグループ (J.PLT)のプロトコール91 B2 に従った.術前の治療期間はリピオドール動注群では22〜54日, J.PLT 91 B2 群では71〜84日,その他の静江群では106〜150日であった.血清 AFP 値の低下速度での比較では,リピオドール動注療法は J.PLT 91 B2 静注療法の約1/2の薬剤量で同等の効果が得られ,ほぼ同量では静注療法を凌ぐ効果を示した.ところが,腫瘍の縮小率の比較ではJ.PLT 91 B2 が最も優れ,3〜4クール (平均78.6日) の治療で平均56.3%の縮小率を得ていた.腫瘍の縮小率は血清 AFP 値の減少率とは有意な相関はなく,治療期間と有意に相関した(p = 0.0118). 無病生存率はリピオドール動注群では2/5, J.PLT91 B2 群では5/5,その他の静注群では1/2 であった.したがって, J.PLT91 B2 は術前化学療法として優れた効果が期待できる.
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吉田 和彦, 黒部 仁, 金井 正樹, 古澤 穣治, 原 章彦, 吉田 二教, 村井 隆三, 水野 良児, 山崎 洋次
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1094-1098
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
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1993年7月より1996年12月まで計16症例に腹腔鏡下肺摘 (LS) を試み,うち13例に成功した.3例の開腹移行例の原因はいずれも肺門部血管からの出血であった. LSを開始して以来,新たに開発された器具を導入し,術式を改善しながら,安全な術式を目指してきた.最近の4症例では LaparoSonic Coagulating Shears (LCS, ハーモニックスカルペル) と linear stapler による肺門部の切断 (stapled transaction : ST) を併用することにより,クリッピングと電気メスを必要としない LS が可能となり,術式の安全性が著しく向上した.本論文では当科における術式の変遷を述べ, LCS と ST を併用した LS の実際について言及した. LCS と ST を併用することにより LS はより安全で容易な術式に改良されたので,今後は開腹下脾摘除術に代わる標準術式になると考える.
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岩村 喜信, 青山 興司, 後藤 隆文, 秋山 卓士, 久守 孝司
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1099-1103
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
1991年から1996年までの6年間に1,928例の小手術 (鼠径ヘルニア,臍ヘルニア,停留睾丸など) を予定手術として行った.術前検査は,病歴および術前診察の結果必要と認めた場合のみ施行し,ルーチンには施行しなかった.その結果,1,928例中66例 (3.4%) のみ術前検査が施行された.検査施行例・非施行例とも,術前検査の不備によると考えられるトラブルはみられなかった.以上より,小児外科小手術症例に対して予定手術を行う場合のルーチン術前検査は不要であると考えられた.
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黒岩 実, 鈴木 則夫, 高橋 篤, 池田 均, 大嶋 清宏, 大木 茂, 土田 嘉昭
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1104-1108
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
緊急手術が施行された腫瘤形成例と待機手術例を比較し,術後合併症の面より待機の有用性を検討した.緊急手術は33例,待機手術は18例であった.待機手術例は待機期間により前期の4週間群 (以下 4W 群) 9例と後期の4ヵ月群 (以下 4M 群) 9例に分けた.待機例では女児の比率が高く,来院までの日数は延長していた.1例で緊急避難的ドレナージを必要としたが,全例で保存療法が有効で炎症は軽快した.術後合併症は緊急手術12例 (36.4%) ,待機手術2例 (11.7%) に発生し,感染性合併症 (創感染,腹腔膿瘍) に限るとその発生率は緊急手術30,3% (10例) ,待機手術5.6% (1例) で,前者で有意に高かった (p < 0.05).待機例の合併症 (腸閉塞1例,創感染1例) は共に 4W 群であった.4W 群と 4M 群の開腹所見を比較すると 4M 群の炎症は著明に軽減し,虫垂切除はより容易で手術時間は 4W 群の2/3に短縮された.以上より,待機手術は腫瘤形成性虫垂炎の術後合併症を減少させうることが示唆された.我々の経験では4週間の待機は炎症消退のためには短いと考えられる.
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尾藤 祐子, 常盤 和明, 久保田 良浩, 岩井 直躬, 久 育男
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1109-1113
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
舌根部に発生した甲状舌管嚢胞により呼吸困難をきたした2例を経験した.症例1は4ヵ月の男児で,出生後より吸気性喘鳴を呈し,気管内挿管施行時,吸気時に喉頭蓋を圧迫する舌根部腫瘤を認めた.合併した肺炎,肺嚢胞を保存的に治療した後,生後6ヵ月時にレーザーによる嚢胞切除術を施行した.以後10年間再発を認めていない.症例2は生後0日の女児で,出生直後よりチアノーゼと呼吸困難を認め,喉頭鏡にて観察したところ舌根部に嚢胞性腫瘤を認めた.症例1と同様にレーザーによる待機手術を予定していたが,嚢胞は約1ヵ月後に自然に縮小した.以後約4年間再発を認めていない.甲状舌管嚢胞は甲状舌管の遺残物であり,そのうち舌根部に生じるものはまれである.しかし,気道を閉塞し重篤な呼吸困難の原因となるため,早期診断,早期治療が必要と思われた. またその治療にはレーザーによる嚢胞切除術が有効と思われた.
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松本 光正, 藤原 利男, 土岡 丘, 福永 研, 関 聖史, 細田 弥太郎, 大城 清彦, 砂川 正勝
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1114-1118
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
成人女性の尿道憩室 (本症) については,しばしば報告を見るが,新生児における報告例は極めて稀である.今回,筆者らの施設で新生児女児の本症を経験したので報告する.症例は生後9日齢である.妊娠分娩歴は在胎39週,出生時体重2,468g で低出生体重児であった.生後尿道腹中隔に小指頭大の腫瘤を認めた.排尿時膀胱尿道造形検査, MRI 検査にて尿道憩室と判明し,外科的に経膣前庭的憩室摘出術をした.ちなみに,本邦における最年少報告例は3歳11ヵ月であり,新生児における本症の報告は初めてである.
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黒坂 夏美, 浅部 浩史, 飯田 則利
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1119-1123
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
空腸部分切除術後に発症した腸重積症を,超音波断層検査にて術前に診断しえた女児例を報告した.術後腸重積症はまれであるため,しばしば念頭におかれず単純性イレウスとして保存的に加療されることが多い.その結果本症の診断が遅れ腸切除が必要となることがある.それを回避するためには,術後腸重積症は迅速かつ確実に診断されなければならない.従来よりイレウスの画像診断は腹部単純 X 線写真が主に用いられているが,最近単純性イレウスと絞捉性イレウスとの鑑別に超音波断層検査の有用性が報告されるようになった.とりわけ術後腸重積症は特徴的な重積腸管の同心円状多重層構造 (target sign) から診断は容易である.術後にイレウス症状を呈した患者には,腹部単純 X 線写真に加え超音波検査をルーチンに施行することが有用である.
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黒部 仁, 山崎 洋次, 水野 良児, 吉田 二教
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1124-1128
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は,2歳6ヵ月の女児.両側の乳腺の腫犬を主訴に来院した.血中ホルモン定量では LH , FSH の低値およびエストラジオール (E2) の高値を認めた. LH-RH 負荷試験で血中 LH, FSH ともに無反応を示した.頭部 MRI 検査にて異常を認めず,腹部超音波検査にて右卵巣に嚢胞性病変を認めた.以上の検査結果より2次性の思春期早発と診断し,右卵巣摘出術を施行した.病理組織検査では Corpus luteum cyst であった.術後の血中エストラジオールは正常範囲となり,本症例は右卵巣嚢腫からの自律的なエストロゲン産生による2次性の思春期早発と診断した.
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金井 正樹, 本名 敏郎, 宇津木 忠仁, 古村 真, 栗田 淳, 松岡 健太郎, 宮内 潤
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1129-1133
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は10歳男児で,4年前の学校検診時の胸部 X 線写真で異常陰影を認めていたが放置されていた.発熱,咳嗽を主訴に近医を受診し,胸部 X 線写真で右下肺野に異常陰影を指摘され当科に入院した. CT および気管支鏡にて右下葉気管支に腫瘍を認めたため手術を施行した.腫瘍は気管支腺由来と考えられ,全体に異型は乏しく一見良性の腺腫のようであったが,ごく一部に核分裂像を認めたため low grade malignancy と診断した.組織像は通常の気管支腫瘍分類にあてはまるものではなかった.患児は術後8ヵ月の現在,明らかな再発,転移は認めず健在である.小児の気管支原発腫瘍の症状は主に発熱,咳嗽などの気管支炎,肺炎症状または気道閉塞症状であり,腫瘍に特有の症状を認めないことが多いため発見されにくく,注意を要する.気管支炎あるいは喘息様症状をくりかえす小児では,気管支原発腫瘍も念頭において検査を進める必要がある.
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斎藤 武, 高橋 英世, 大沼 直躬, 田辺 政裕, 吉田 英生, 岩井 潤, 大塚 恭寛
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1134-1138
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は在胎36週,体重1834g で出生した生後2日の男児である.生後6時間より経口摂取を開始したが非胆汁性嘔吐が出現した.腹部単純 X 線上,拡張した胃内ガス像と小さな十二指腸に相当するガス像のみを認めたため,先天性十二指腸閉鎖症の術前診断で生後3日めに開腹した.術中所見より先天性幽門閉鎖症と診断したが,患児が低出生体重児であったことと閉鎖形態が断定できなかったことから胃空腸側々吻合術を施行した.その後,患児の体重が3300g を超えた生後2ヵ月時に,閉鎖部切除,胃十二指腸端々吻合術を施行した.病理組織学的には厚い隔壁内に筋層を有し膜様型と大差なかったが,隔壁の厚さが2cmにおよぶ点からは膜様閉鎖というより棒状閉鎖として新たに分類されるべきと思われた.
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大浜 和憲, 土田 敬, 中村 寿彦, 八木 真悟
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1139-1145
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
私たちは精神発達遅延児に発生した胃食道逆流症に対し laparoscopic fundoplication を行った.症例は11歳男児で,3歳時に精神発達遅延と診断されていた.10歳の頃から嘔吐するようになり,体重減少も認められた.1週間前から続く頻回の嘔吐による脱水と電解質異常のため入院となった.24時間食道 pH 測定で fraction time PH below 4 が19.5%もあり,胃食道逆流症と診断し laparoscopic Nissen fundoplication を行った.術中,気腹前,気腹後, fundoplication後,気腹解除後に食道内圧測定を行い,下部食道昇圧帯の圧上昇を確認した.術後経過は順調であった. laparoscopic Nissen fundoplication は精神発達遅延児の胃食道逆流症に対し有効な治療手段であり,術中食道内圧測定はラップの締め具合を確認するのに有用であった.
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寺角 匡弘, 里見 昭, 高橋 茂樹, 川瀬 弘一, 谷水 長丸, 村井 秀昭, 酒井 正人, 奥野 豊
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1146-1149
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は12歳の男児で,腹痛と高熱を主訴に来院し,CT 検査で境界明瞭な18×10×5cmの嚢胞内に出血を伴う単胞性の嚢胞性腫瘤が認められた.嚢腫の局在は明らかでなく,腹腔内嚢腫と診断し,開腹手術を施行した.腫瘍は小網より発生し,他の臓器との連続性はなかった.組織学的には,仮性嚢腫であった.小網性嚢腫は非常に稀であり,本邦報告例は自験例を含め28例で,そのうち小児例はわずか7例であった.
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谷水 長丸, 里見 昭, 高橋 茂樹, 青木 一真, 吉田 裕, 川瀬 弘一, 古郡 栄樹, 島田 一郎
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1150-1154
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
腸重積併発で緊急開腹術を要した Peutz-Jeghers 症候群2例を経験した.症例1は10歳女児で症例2は8歳女児である. Peutz-Jeghers 症候群では短期間に再開腹術を要することがあるといわれる.われわれは,小腸ポリープによる開腹術を避ける目的で症例2では内視鏡を施行した.イレウス管を経口的に肛門まで挿入し,そこで内視鏡を経肛門的に逆行性にイレウス管で誘導しながら小腸まで挿入した.しかし内視鏡施行後に腸重積を生じ,空腸の重積腸管を切除する結果となった.この腸重積はイレウス管が原因で生じたものと思われた.小腸ポリープに対し,開腹以外に手段がない現状において,今回の試みは,さらに検討する価値があると考える.
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千葉 庸夫, Ibrahim Mohamed
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1155-1158
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
ダウン症に合併した小児胆石症例を経験した.患児は9歳男児で,8歳時に腹痛をきたし,レ線撮影でレ線陽性の結石像がみられ超音波検査で胆石症と診断された.その後腹痛はなかったが母親が胆石症で腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し,その経過が順調だったため患児にも手術を受けさせたいと来院し,再検査でも胆石症が確認されたため腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し6個のビリルビンカルシュウム石を認めた.ダウン症にともなった小児胆石症はこれまで欧米で9例が報告たれているのみである.
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 7 号 p.
1159-1160
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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太斎 公隆, 遠藤 薫, 菰田 研二, 藤井 祐次, 川副 浩平, 村田 淳, 小野 貞英
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1161-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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金沢 幸夫, 吉野 奉啓, 井上 仁, 元木 良一
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1161-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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石戸谷 孝博, 須貝 道博, 清藤 大, 豊水 嘉一, 川崎 仁司, 今 充, 高橋 徹, 横山 雄
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1161-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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吉田 茂彦, 望月 泉, 佐熊 勉
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1161-1162
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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中村 潤, 林 富, 小田切 範晃, 大井 龍司
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 7 号 p.
1162-
発行日: 1997/12/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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