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原稿種別: 表紙
1997 年 33 巻 4 号 p.
Cover1-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1997 年 33 巻 4 号 p.
Cover2-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App1-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App2-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App3-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App4-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App5-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App6-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App7-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App8-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App9-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App10-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App11-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App12-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App13-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App14-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App15-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App16-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App17-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App18-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App19-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App20-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App21-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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フリー
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原稿種別: 付録等
1997 年 33 巻 4 号 p.
App22-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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原稿種別: 目次
1997 年 33 巻 4 号 p.
Toc1-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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佐藤 志以樹, 金沢 幸夫, 吉野 泰啓, 松山 真一, 井上 仁, 元木 良一
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
697-704
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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体外式模型人工肺 (ECMO) の施行上,抗凝固療法に伴う出血傾向は大きな問題点である. 我々は出血傾向の克服のため,ヘパリン処理された人工肺及び回路を用いて,抗凝固剤を使用しない ECMO 装置の有用性を低流量域 (50ml/kg/min) での比較実験を行い検討した. 方法 : 雑種犬16頭を用いて呼吸不全状態の実験モデルを作成し13時間の ECMO 灌流を行った. ヘパリン処理された装置を用い,回路内にヘパリン投与を行わない場合を heparin 処理群 (以下 H 群 : N=8) とし,ヘパリン処理がなされていないことを除き H 群と全く同じ装置で,回路内にヘパリン投与を行った場合を control 群 (以下 C 群 : N=8) として二群間で比較検討した. 結果 : H 群は C 群と同等の良好なガス交換能を有した. C 群では ACT 値を200〜220秒に維持したにもかかわらず創部からの oozing を認めたのに対し,H 群では ACT 値が100秒前後で推移し,出血傾向を認めなかった. また,H 群は低流量域 (50ml/kg/min) の灌流で ECMO 装置そのものには血栓を認めず,良好な抗血栓性を示した. 血小板変化率は両群とも血小板数の減少を認めたが,開始後いずれの時間でも H 群が C 群より高値で3時間以後から有意差を認め,H 群でより良好に血小板数が保たれた. その理由として,H 群は血液接触面上の粘着血小板の数が少なく,形態変化・凝集が少ない特性を有するためと考えられた. 今後の課題として,H 群でみられた血流停滞部位の微小血栓対策と,膜の素材によると考えられる人工肺からの serum leakage (16例中3例) に対する検討が必要と考えられた.
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城 一也, 監物 久夫, 中村 博史
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
705-710
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
従来より,気道異物における早期診断の重要性は幾度となく強調されてきた. しかし,いまだに早期診断ができない症例が存在する. そこで診断遅延の要因,早期診断の手がかりを知る目的で1985年から1995年までに当科で経験した気道異物15例を,特に両親と初診医の対応に注目し検討した. また比較の意味で消化管異物67例についても検討した. 消化管異物症例の約90% が当科を誤飲後24時間以内に受診していたのに対し気道異物症例では半数以上が誤嚥後2日以上 (最長41日) を要していた. これらの診断遅延は親が誤嚥の可能性を申告しても初診医が取り上げなかった場合と親,初診医とも誤嚥が全く念頭になかった場合に認められた. "咳込む,むせる" といった初発症状が93% の症例に,また誤嚥後に持続する症例も60% に認められており誤嚥を疑う手がかりとして症状に注目すべきと思われた. 医師は,親からの申告がなくとも,経過が通常の呼吸器疾患と異なる場合や,治療に抵抗性の場合は異物誤嚥も疑い問診を繰り返すべきである. また疑わしい症例では気管支鏡検査を施行するべきである.
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池田 均, 鈴木 則夫, 高橋 篤, 黒岩 実, 長嶋 起久雄
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
711-715
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
原発巣の一期的切除が困難な乳児神経芽腫7例を経験した. 合併症で死亡した1例を除く6例で治療が行われ,多剤併用療法の後に原発巣が切除された. 1例は部分切除と患側腎の合併切除を行い,術後に照射と多剤併用療法を用いたが,腎不全を発症し治療を中止した. 残る5例のうち1例で亜全摘,4例で全摘が行われ,術後は2例で多剤併用療法,3例で James 療法が用いられた. 現在1年3ヵ月から11年を経過し,6例とも腫瘍なしで生存している. 乳児神経芽腫は原発巣が進展していても,生物学的悪性度の低い症例では予後が良好であり,合併症や後障害を残さない治療を考慮すべきである. また INSS (International Neuroblastoma Staging System) の stage 2B や 3 に相当し,N-myc の非増幅症例では,原発巣全摘後の強力な多剤併用療法は必ずしも必要ないと考えられる.
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佐々木 文章, 大川 由美, 田 尚幸, 佐々木 伸, 越前谷 勇人, 山本 浩史, 高橋 弘昌, 秦 温信
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
716-722
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児甲状腺癌の特徴を明らかにするために,当科で治療した小児甲状腺癌19例について病期,治療法,病態,病理組織所見,転帰について検討した. 年齢は4歳から15歳 (中央値は13歳),性別では男5例,女14例. 初診時の臨床症状は,19例中14例は前頸部腫瘤 (甲状腺腫) であった. 3例は頸部リンパ節腫脹,1例は嗄声,1例は喘鳴であった. 19例中5例 (26%) に肺転移がみられた. 1例は試験切除,18例には甲状腺切除が行われた. 肺転移例は術後の ^<131>I 療法のために全摘が行われている. 病理組織診断は,乳頭癌18例,濾胞癌1例であった. 浸潤傾向の強い例が多かった. 腺内転移は58.8% に,甲状腺外浸潤は66.6% に陽性であった. 橋本病様所見は36.8% にみられた. 転帰は,生存16例,死亡2例,他病死1例で,死亡例は初診時より肺転移がみとめられた例であり,いずれも ^<131>I 療法は行われていない. 小児甲状腺癌の予後は良好であるが,死因は遠隔転移,特に肺転移であり,治療上この対策が重要である.
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川瀬 弘一, 里見 昭, 石田 清, 高橋 茂樹, 高橋 浩司, 田中 克幸, 村井 秀昭, 森田 孝夫, 足立 雅樹, 平敷 淳子
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
723-728
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は12歳女児. 胆汁性嘔吐,腹痛で発症し入院. 超音波カラードプラ法で上腸間膜動静脈の存在する位置が逆転する所見と腸間膜のねじれがリアルタイムに観察され,腸回転異常症・中腸軸捻転と診断した. 超音波カラードプラ法は,中腸軸捻転の捻転そのものを描出可能であり,またベッドサイドで繰り返して行えるという利点もある. 今後小児期の急性腹症には,超音波カラードプラ法が有用な検査法になると考えられた.
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村上 淳, 鈴木 則夫, 高橋 篤, 黒岩 実, 池田 均, 松山 四郎, 畠山 信逸, 櫻井 美奈子, 小泉 武宣, 森下 靖雄
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
729-734
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
小児肝血管腫は比較的まれな疾患で組織学的に本来良性ではあるが,新生児期に合併症を来す症例もある. 今回著者らは肝切除により治療した本症の2例を経験したので報告した. 症例1は生後1ヵ月の女児. 発熱および腹部腫瘤を主訴に来院し,入院後の精査で肝血管腫と診断された. 血管造影検査で動静脈短絡を認め肝右葉下面から突出した腫瘍で,肝右葉区域切除で摘出した. 症例2は生後6日の男児. 妊娠39週の出生前超音波検査と MRI 検査で後腹膜あるいは胃の奇形種が疑われたが,出生後の精査で肝左葉外側区域の肝血管腫と診断された. 腫瘍内への出血傾向と右心負荷がありステロイドと強心利尿剤を投与したが,腫瘍の増大傾向が続いたため肝左葉区域切除により腫瘍を摘出した. 病理組織診断は2例とも肝血管内皮腫であった.
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佐藤 恭久, 河野 澄男, 長谷川 史郎, 杉山 直史, 高見澤 滋, 鈴木 芳明
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
735-739
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
Frantz 腫瘍 (いわゆる papillary and cystic tumor of the pancreas) は若年女性に好発し,予後良好な膵腫瘍である. 今回14歳女性で初診時すでに肝,脾,肺へ転移を認めた症例を経験した. 本邦では自験例を含め18例の肝転移例を認め,多くは長期経過ののち肝へ多発転移し,手術的に切除不可能である. 病理学的にも low grade malignancy 像を示す. 完全摘除できなかったものには化学療法も無効で,slow growing に期待するほかなかろう.
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小高 明雄, 菅沼 靖, 仁科 孝子, 村越 孝次, 山田 雄大, 水口 國雄
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
740-746
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
我々は,新生児期に回腸切除を行った双生児を,その後の検索から cystic fibrosis と診断した. 2例の経過と診断に用いた汗の電解質検査に加え遺伝子解析の結果を報告する. 症例は生後2日の低出生体重の一卵性双生児 (男児) で,2例とも腹部膨満を主訴に外科紹介となった. 腹部 X 線写真にて第1子では異常拡張腸管を認め絞扼性イレウスを疑い,第2子では free air を認め消化管穿孔の診断で緊急手術を施行した. 2例とも回腸部分切除を施行し,病理組織検査により原因として meconium ileus を疑った. 退院後,2例とも呼吸器症状を認めたため,2歳時に汗の電解質検査を施行した. その結果,Cl 濃度は高値 (60 mEq/l 以上) を示し,古味 score により cystic fibrosis と診断した. 両親の同意のもとに,2例の遺伝子解析を徳島大学第1外科に依頼した結果,ΔF508,G542X,G551D,R553X の変異は認めなかった.
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杉本 徹, 細井 創, 房岡 徹, 上原 久和, 外園 泰弘, 澤田 淳, 常盤 和明, 岩井 直躬, 佐多 徹太郎
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
747-752
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
進行神経芽腫の予後は,厚生省神経芽腫プロトコールによる強力な化学療法で改善した. しかし治療の副作用や合併症も増加,非腫瘍死が問題となることもある. 我々は治療により寛解導入できたが,サイトメガロウイルス感染症により脳内出血と呼吸不全で死亡した,右副腎原発の神経芽腫,病期 VIA の2歳男児例を経験した. ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) によるサイトメガロウイルスゲノム検出の早期・迅速診断と早期の適切な治療の必要性を痛感したので報告した.
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小出 一樹, 山口 宗之, 山 有浩, 若林 巳代次, 上田 哲郎, 小澤 哲郎, 澤井 清, 石原 千長詠
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
753-757
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
3歳10ヵ月女児,腹痛,嘔吐,腹満で発症した急性胃軸捻転症の1手術例を経験したので報告した. 胃管による胃内減圧と腹臥位療法にて約1週間の保存的療法を行ったが自然整復されなかったので手術療法を行った. 開腹により徒手整復および胃前壁を前腹壁へ縫合固定し,術後経過良好で治癒した. 本症例は胃および脾の複数の固定靭帯の欠損した続発性胃軸捻転症と考えられた.
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大浜 和憲, 土田 敬, 俵矢 香苗, 矢崎 潮, 大和 太郎, 大澤 武, 堀田 成紀, 加藤 英治, 片山 啓太
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
758-764
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
先天性小腸閉鎖症のほとんどは胎生後期の血行障害によって引き起こされ,極低出生体重児にはまれである. 今回,私たちは小腸閉鎖症の極低出生体重児2例を経験した. 症例1は在胎26週,出生体重713g の男児. 腹部膨満と胎便排泄遅延のため生後7日メコニウム病を疑いガストログラフィン注腸を行い,消化管穿孔と診断された. 開腹手術で回腸の捻転による腸閉鎖および穿孔と診断した. 胎生中期,腸蠕動が活発になってまもなくメコニウム病によって腸捻転を起こし,腸閉鎖を生じたのであろう. 症例2は在胎29週,出生体重1410g の男児. 出生後より嘔吐があり,生後4日血便も認められた. その後腹部膨満が出現し,生後26日開腹手術を行った. 空腸に Louw III 型腸閉鎖が認められた. 出生後に腸重積を起こし腸閉鎖を生じたものと思われる. 低出生体重児に生じた腸閉鎖を検討することはより詳細な発生原因およびその時期を知る手掛かりとなる.
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岩川 眞由美, 鈴木 利弘, 大川 治夫, 金子 道夫, 堀 哲夫, 池袋 賢一, 雨海 照祥, 中村 博史, 平井 みさ子, 野田 秀平
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
765-769
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
幼小児の帯下は,非特異性外陰膣炎が原因であることが多いが膣内異物も忘れてはならない疾患である. 今回,異物による帯下を主訴としながらも,多数の医療機関にて診断がつかず1年半の病悩期間を有した5歳児を経験した. 異物は全麻下にペアン,布鉗子の湾曲を利用しつつ容易に摘出できた. 摘出された異物は,ビー玉3個,人形の靴1足,プラスチックのビーズ7個,菓子包装紙1枚であった. 摘出後は経過良好で帯下も消失した.
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浜田 吉則, 飯山 仁, 越路 みのり, 佐藤 正人, 古形 宗久, 辰巳 貴美子, 寺口 正之, 坂井田 紀子, 岡村 明治, 日置 紘士 ...
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
770-775
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
18 trisomy に合併した多発性肝芽腫の1例を経験した. 症例は在胎40週4日,体重2,722g で出生した女児. 先天性心疾患,小脳低形成,慢性呼吸不全があり,生後5か月に心室中隔欠損症の根治手術を受けた. 術後経過観察中に肝芽腫を発見され,生後7か月に肝 S5,S6 の部分切除を行い腫瘍を全摘した. 血清 AFP 値は著減し,引続き小児科で加療されていた. 2歳4か月時の胸部単純撮影で生下時から左横隔膜下にあった腫瘤性陰影の増大により肝 S2 の肝芽腫を発見され,これを全摘した. 肝芽腫はいずれも肝外発育型で高分化型肝芽腫であったが,病理学的に後者においてより分化度が高く,また免疫組織学的に AFP は後者で陰性であり,前者の肝芽腫とは若干異なっていた. 本症例はいわゆる cancer-malformation syndrome に属するまれな腫瘍と考えられるので文献的考察を加えて報告する.
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大津 一弘, 古田 靖彦, 宮崎 政則, 山崎 武美, 横山 直樹, 福原 里恵, 福原 敏行
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
776-781
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
我々は術前に新生児壊死性腸炎 (以下 NEC) と鑑別できなかった meconium disease の極低出生体重児例を経験したので報告する. 症例は生後7日の男児. 在胎30週,出生時体重1436g で生後2日目に動脈管開存 (以下 PDA) の閉鎖目的でインドメタシンの投与を行った. その翌日から腹部単純レ線にて腸管拡張像が出現した. 日齢7に腹部単純レ線で腹腔内遊離ガス像を認め開腹し,meconium disease による回腸穿孔と診断した. impending rupture も伴っていたため,胎便充満部を一括切除し端々吻合した. 病理学的に NEC は否定され,壁内神経細胞も正常であった. 術後経過は良好である. meconium disease が疑われた際には注腸検査が第一に行われるが,我々の症例のごとく NECが疑われた場合これは禁忌になり,診断上の pitfall と思われた.
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根津 賢司, 高橋 広, 酒井 堅, 西浦 三郎, 古谷 敬三, 河内 寛治
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
782-786
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
症例は31歳女性. 1964年11月,胆道閉鎖症 (I-b-α) にて生後86日に総胆管十二指腸側々吻合術が施行され,黄疸は消失し経過良好であった. 1983年8月 (19歳時) に,胆管炎の反復により,胆嚢摘出,総胆管切除,肝管十二指腸間有茎空腸間置術を施行した. 1995年11月,発熱,心窩部痛,黄疸が出現し,超音波検査,CT にて肝内結石,肝内胆管拡張を認め,入院後 PTCD を施行するも,左右肝内胆管に大きな結石が充満しており,減黄が図れないため,1996年1月22日手術を施行した. 肝臓は1983年手術時よりも著明に肝硬変が進行していた. 前回吻合部の肝管より切石を試みるも不十分のため肝左葉切除,結石切石術,空腸により胆道再建術を施行し,術後経過は順調であった.
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遠藤 尚文, 金田 巌, 吉田 龍一, 松本 桂輔, 菊地 二郎, 海野 賢司, 佐々木 峻, 高橋 徹
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
787-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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金沢 幸夫, 吉野 泰啓, 佐藤 志以樹, 井上 仁, 元木 良一
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
787-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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大内 孝幸, 山際 岩雄, 小幡 和也, 深沢 学, 奥山 直樹, 島崎 靖久
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
787-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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大沢 義弘, 近藤 公男, 金澤 剛
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
787-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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鎌田 武, 遠藤 薫, 藤井 祐次, 皆川 幸, 川副 浩平, 村田 淳, 小西 峯生
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
787-788
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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曽木 尚文, 浅倉 義弘
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
788-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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吉田 茂彦, 峯田 光能, 望月 泉
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
788-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
フリー
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神山 隆道, 岩見 大二, 千葉 敏雄, 林 富, 大井 龍司
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
788-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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水野 大, 加藤 哲夫, 蛇口 達造, 吉野 裕顕
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
788-
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
ジャーナル
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千葉 庸夫, Ibrahim Mohamed
原稿種別: 本文
1997 年 33 巻 4 号 p.
788-789
発行日: 1997/06/20
公開日: 2017/01/01
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