日本心臓血管外科学会雑誌
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22 巻, 6 号
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  • 高原 善治, 須藤 義夫, 村山 博和, 大音 俊明, 瀬崎 登志彰, 中川 康次, 中村 常太郎
    1993 年 22 巻 6 号 p. 451-455
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    急性上行解離 (A型) で entry が下行大動脈に存在する逆行性解離例7例に手術を行った. 急性期致死的合併症を防止する目的で, 上行大動脈リング付きグラフト挿入術を6例行い, 5例を救命した. これら5例の4~67か月遠隔期の解離の状態をX線CTにて検討した. 弓部の解離腔は5例中4例は血栓閉鎖していた. しかし弓部分枝にre-entry をもつ1例では, 術後27か月においても解離が残存した. 一方, 下行大動脈以下の解離の拡大を2例に認めた. これに対して最近の1例は, entry までの拡大上行弓部大動脈置換を施行し経過良好である. 今後は, 急性逆行性上行解離において, 上行弓部大動脈の解離を完全に治癒させ, 下行大動脈以下の解離腔の血栓閉鎖の可能性がある, entry までの拡大上行弓部大動脈置換が適切と思われる.
  • とくに下肢閉塞性動脈硬化症例と大動脈瘤症例に対して
    東 健一郎, 広瀬 一, 松本 興治, 荒川 博徳
    1993 年 22 巻 6 号 p. 456-461
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    運動負荷心電図を施行することに問題がある下肢閉塞性動脈硬化症 (ASO) や大動脈瘤の外科治療時, 虚血性心疾患 (IHD) の合併が問題となる. そこで今回, 経食道心房ペーシング (TEP) を用いてIHDの有無をスクリーニングする方法を検討した. TEPと冠動脈造影 (CAG) を施行したASO30例と大動脈瘤24例を対象とした. スクリーニング手順としては, 原則的に狭心症様症状あるいは安静時心電図でST変化や異常Q波を認めた例や, TEP陽性例にはCAGを施行した. このCAG施行例において, TEPのIHDに対するスクリーニング結果つまり感度, 特異度や正確度を検討した. ASOでは, 感度90%, 特異度67%, 正確度83%であり, 大動脈瘤では, 感度80%, 特異度93%, 正確度88%であった. ASOと大動脈瘤の両疾患全体では, 感度87%, 特異度83%, 正確度85%であった. 以上より, ASOと大動脈瘤の外科治療に際し, IHDのスクリーニング検査法として, TEP法は, 無侵襲的で, 簡易で有用な方法と考えられた.
  • 主に laser Doppler 組織血流計による足趾血流と末梢中枢温度較差を指標として
    平松 祐司, 榊原 謙, 厚美 直孝, 軸屋 智昭, 筒井 達夫, 岡村 健二, 三井 利夫, 堀 原一, 酒井 章, 大澤 幹夫
    1993 年 22 巻 6 号 p. 462-467
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    成人開心術症例の麻酔導入時から体外循環中, 術後急性期を通じてprostaglandin E1 (PGE1) を持続使用し, laser Doppler 組織血流計を用いて測定した足趾血流および末梢中枢温度較差を主な指標として, 末梢循環改善効果を検討した. 対象は開心術症例17例 (PGE1使用群7例, PGE1非使用群10例). PGE1使用群では麻酔導入時からPGE1 0.015μg/kg/minの持続静注を開始し, 体外循環中, 術後急性期を通じて使用した. 麻酔導入時 (PGE1使用前), 体外循環終了時, 術後急性期の血行動態, laser Doppler による足趾血流および末梢中枢温度較差から末梢循環改善度を評価し, 両群間で検討した. PGE1使用群ではPGE1非使用群に比べ, 足趾血流が体外循環終了後から術後急性期にわたって高値を示した. 体外循環終了時, 術直後の末梢温はPGE1使用群がPGE1非使用群を上回り, 末梢中枢温度較差も狭小であった. PGE1により体外循環中の灌流圧の調節を比較的円滑に行うことができ, 末梢血管抵抗係数, 全肺血管抵抗係数は, PGE1使用群で低値を示す傾向がみられた. 開心術中のPGE1持続使用は, 体外循環離脱後の末梢循環改善に有用であり, 後負荷軽減の目的にかなう方法である可能性が示唆された.
  • 梅林 雄介, 森山 由紀則, 福田 茂, 石部 良平, 西元寺 秀明, 下川 新二, 湯田 敏行, 豊平 均, 平 明, 有川 和宏
    1993 年 22 巻 6 号 p. 468-471
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    1979年から1992年6月までに成人心房中隔欠損症183例を経験した. 男女比は62対121, 年齢は20歳から70歳平均42.2歳であった。これを10歳ごとのグループに分け病態の変化を検討した. 肺対体血流量比, 肺対血管抵抗比は年代間に差はみられなかったが, 肺対体血圧比, 心房細動の発現率, 三尖弁逆流 (TR) の合併率, 心胸郭比, 自覚症状を有する率はいずれも加齢とともに上昇しASDの病態が進行性であることを示唆した. TRに対する三尖弁輪形成術の有効性は高く積極的に行う方針である. 僧帽弁逆流に対しては術前のUCG所見を参考にするとともに, 術中経食道心エコー, 直視下観察, 逆流テストを行い弁形成術の適応を決定する. ASDの病態が進行性であり40歳以降は明らかに重症化することから, これ以前に手術することが望ましい.
  • 山本 晋, 布施 勝生, 成瀬 好洋, 渡邊 泰徳, 小林 俊也, 小西 宏明, 堀井 泰浩
    1993 年 22 巻 6 号 p. 472-475
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    1982年より1991年までの間に当科で行った冠動脈再建術961例のうち, 周術期に脳梗塞を発症した12例を対象に周術期の脳梗塞について検討した. 症例の平均年齢は65±4歳, 術前の冠動脈危険因子は高血圧9例, 糖尿病7例, 高脂血症5例であった. 頭蓋内病変は多発性梗塞3例, 中大脳動脈領域の梗塞6例, 後大脳動脈領域の梗塞1例, 橋梗塞1例, 眼底動脈塞栓症1例であった. 脳梗塞の強く疑われる原因は上行大動脈の粥状硬化病変によると思われるもの7例, 術中の脳低灌流によるもの1例, 上室性不整脈により形成された遊離血栓によるもの2例, 左室壁在血栓の遊離によるもの1例, 不明1例であった. 予後は重症例6例のうち2例が10か月, 21か月に病院死亡, 1例が8か月後に死亡した.
  • 碓氷 章彦, 田中 稔, 竹内 栄二, 阿部 稔雄, 村瀬 允也, 前田 正信
    1993 年 22 巻 6 号 p. 476-479
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    開心術13例を対象に急性炎症との関連が認められるTNF, IL-1, IL-6の血中値を周術期に経時的に測定した. 血中TNFα値は, 手術当日は有意の上昇を示さず, 第1病日から緩やかに上昇を続け, 第7病日には術前値の約3倍の128±15pg/mlの最高値を示した. 急性期炎症反応との関連は認められなかったが, 術後の免疫機能との関連が示唆された. 血中IL-1β値は手術中は上昇を示さないが, ICU帰室後6時間に一過性の上昇を示し (58.1±67.5pg/ml), ICUにおける発熱との関連が示唆された. 血中IL-6値は体外循環中に急激な上昇を示し, 体外循環終了時に麻酔導入時の約15倍の最高値を示した (260±200pg/ml). その後速やかに減少し, 第2病日以降は術前値に復した. IL-6は組織損傷に対する急性期反応としての急性期タンパク質の誘導に対して強い作用があり術中の炎症反応のメディエーターとしての役割が示唆された.
  • 上行大動脈人工血管置換術について
    原 陽一, 上平 聡, 石黒 真吾, 佐々木 成一郎, 黒田 弘明, 森 透
    1993 年 22 巻 6 号 p. 480-483
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    過去6年間に当教室において発症より2週以内の急性期に上行大動脈人工血管置換術 (一部弓部部分置換を含む) を施行した DeBakey I型解離12例を対象とし, 急性期ならびに遠隔期成績について検討した. 急性期死亡5例, 遠隔期死亡2例, 現在5例が健在である. 急性期死亡のうち3例が心合併症による術中死亡, 2例が残存解離の進展によるものであった. 遠隔期死亡の原因は2例とも残存解離によるものであった. 遠隔期に解離腔が完全に血栓化した症例はなく, 全例が double lumen で流れており, うち3例が拡大, 瘤化した. DeBakey I型解離に対しては上行大動脈のみの処置では十分でなく, 症例によっては弓部全置換といった拡大手術を考慮する必要があるように考えられた.
  • 重症冠動脈三枝疾患合併における周術期管理を含めて
    古川 浩二郎, 須田 久雄, 白石 良
    1993 年 22 巻 6 号 p. 484-487
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    腹部大動脈瘤・結腸癌合併例において, 腹部大動脈瘤の径が7cm, 結腸癌が進行癌で遠隔転移なしという状態であったため一期的に腹部大動脈人工血管置換術・結腸部分切除術を施行した. 結腸部分切除術においては腹腔内での腸管吻合は行わず一時的人工肛門造設を行い, 術野の汚染は最小限度にすることができた. また, 重症冠動脈三枝疾患を合併しており, 術中・術後心臓手術に準ずる管理を行い, 心筋梗塞などの発生を認めなかった. 今後, 腹部大動脈瘤症例において悪性腫瘍および虚血性心疾患を合併する症例は増加するものと考えられ, 術式・周術期管理に工夫, 細心の注意を要するものと思われた.
  • 呑村 孝之, 渡橋 和政, 四方 裕夫, 末田 泰二郎, 浜中 喜晴, 松浦 雄一郎
    1993 年 22 巻 6 号 p. 488-492
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    腎癌や肝癌において下大静脈あるいは右心房にまで腫瘍血栓を形成した症例では, 泌尿器科や腹部外科的手技のみでは根治的切除は不可能であり体外循環を併用した手術の必要性がある. しかし, その症例数は少なく, 術式に定説はない. 最近われわれは, 肝癌2例, 腎癌2例の計4例に体外循環を用いた下大静脈右心房内腫瘍血栓の摘出術を経験した. 症例の男女比は3:1で, 年齢は47~70歳 (平均57.8歳) であった. 全例大腿動脈送血, 大腿静脈-下大静脈および右心耳-上大静脈脱血にて体外循環を施行した. 原発腫瘍剥離中に肺塞栓を生じ緊急的体外循環併用手術となった1例を術後2日目に低心拍出症候群にて失ったが, 他の3例の術後経過は良好で日常生活に復帰させることができた. 超低体温循環停止法を3例に, 下大静脈と肝十二指腸靱帯の両方の遮断が可能であった1例は循環停止せず手術が可能であった. これらの方法にはそれぞれ利点欠点があり, 症例に応じた選択が望まれた.
  • 高橋 賢二, 成田 敦志, 長尾 好治, 岩渕 知, 鈴木 宗平, 鯉江 久昭
    1993 年 22 巻 6 号 p. 493-496
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    原発性心臓腫瘍のなかで血管肉腫はまれな疾患で, 比較的若年男子に好発し予後が著しく不良な疾患である. 今回われわれは右心室穿孔による心タンポナーデを初発症状として発症した本疾患の1例を経験した. 穿孔部の心筋の病理組織学的検索では原因不明で, そのまま退院となった. しかし1か月後に突然, 多量の喀血をきたし緊急来院した. 気管支鏡で右B6からの大量の出血があり, 止血困難と判断し緊急手術で右肺下葉切除を行った. 出血巣の病理組織学的検索で血管肉腫と診断された. 前回の右室心筋を再検討したところ, 肺病巣と同一な腫瘍細胞が検出され, この時点で心臓穿孔は心臓の血管肉腫によるものと判明した. 患者は再入院時にすでに両肺野に多発性の転移を認めており, 化学療法を主体とした治療を行わざるをえなかった. 一時寛解したが1か月後に再び多数の転移性陰影を認めるようになり, 呼吸困難を呈し発症後9か月で死亡した. 本疾患の確定診断は悪性腫瘍細胞を証明することであり, 術前診断は非常に難かしい. もし生前に診断が可能であっても有効な治療手段がなく, 今後の有効治療の開発が待たれる.
  • 木村 英二, 末広 茂文, 西沢 慶二郎, 柴田 利彦, 佐々木 康之, 服部 浩治, 木下 博明
    1993 年 22 巻 6 号 p. 497-500
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は65歳男性. 心筋梗塞の経過観察中に腹部拍動性腫瘤を指摘された. CT検査において腹部大動脈瘤とその腹側に馬蹄腎が認められた. 血管造影検査にて馬蹄腎峡部は明瞭に抽出され, 大動脈瘤は峡部の中央部から大動脈分岐部に及んでいた. 正常の左右腎動脈以外に瘤の直上からも一対の異常腎動脈が分岐していたが腎盂尿管には異常はなかった. 手術時異常腎動脈と馬蹄腎峡部を温存し腹部大動脈をY型人工血管にて置換したが, この際腎峡部にテープを通し牽引することにより手術操作は容易に行いえた. 本邦における手術例の報告は未だ少なく, 文献的考察を含め報告した.
  • 大淵 俊朗, 柳生 邦良, 進藤 剛毅, 竹田 誠, 川内 基裕, 田中 修, 関口 昭彦, 古瀬 彰, 村上 俊一, 輦止 勝麿
    1993 年 22 巻 6 号 p. 501-504
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は56歳, 男性. 5年前より他院眼科外来でベーチェット病の治療を受けていた. 半年前から胸部不快感が出現, CT, MRIで胸部下行大動脈中央部に直径4cmの嚢状動脈瘤を指摘されていた. 本年2月胸痛を訴え緊急手術となった. 瘤壁を切開すると大動脈に直径10mmの穿孔と周囲の血栓が認められ, 仮性動脈瘤と診断された. 手術は破裂孔のダクロンパッチ閉鎖術を施行した. 術後は順調に経過した. 穿孔部大動脈壁の病理組織所見では血管ベーチェット病が確認された. 動脈瘤を伴う血管ベーチェット病は破裂する危険性が高く予後不良であるので, 積極的に手術を行うべきであると考えられた.
  • 仮性動脈瘤類似の造影像に反し術中所見から DeBakey II型解離性と判断された1例
    名和 清人, 紀 幸一, 吉富 一郎, 宮地 康夫, 林 健二, 辻 和宏, 寺本 滋
    1993 年 22 巻 6 号 p. 505-509
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    大動脈弁および僧帽弁置換術後の造影検査にて上行大動脈に瘤形成を認め, 造影所見から仮性動脈瘤を疑い再手術を施行した. しかし, 術中所見からは大動脈切開部の縫合部位に主裂孔と, air vent 用16ゲージ針による大動脈刺入部に小孔を有する DeBakey II型の解離性大動脈瘤と判断された. すでに末梢側偽腔はほとんど血栓で閉塞されていたが, これらの裂孔部付近では血栓形成がなく球状に偽腔が残存し, このために仮性動脈瘤類似の造影像を呈したものと思われた. 大動脈壁の approximation, 主裂孔のパッチ閉鎖と小孔の直接縫合閉鎖にて修復した. 瘤壁の病理組織学的検索がなされてなく断定はできないが, 術中所見から解離性と判断された稀な症例と思われる.
  • 大谷 肇, 桜井 義也, 田中 一穂, 福中 道男, 今村 洋二, 坂井 信幸
    1993 年 22 巻 6 号 p. 510-513
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    胸部大動脈瘤手術において左鎖骨下動脈の遮断は比較的安易に行われている. われわれは左鎖骨下動脈の遮断を余儀なくされた胸部大動脈瘤手術後に小脳・脳幹部梗塞を合併して死亡した症例を経験した. 本症例は剖検にて右椎骨動脈が後下小脳動脈を分岐して低形成となっているのが認められた. また, 左椎骨動脈から脳底動脈にかけては血栓により閉塞しており, 左鎖骨下動脈遮断に伴う左椎骨・脳底動脈領域への血流の途絶が致命的な小脳・脳幹部梗塞の原因と考えられた. 本症例を経験して以来, われわれは胸部大動脈瘤の手術に際して左鎖骨下動脈を遮断する可能性のある症例では術前に脳血管造影と30分間の左鎖骨下動脈閉塞試験を行い, 椎骨脳底動脈系に異常の認められた症例では術中左鎖骨下動脈を分離灌流して脳脊髄合併症の予防に努めている.
  • 箕輪 隆, 折田 博之, 乾 清重, 深沢 学, 中村 千春, 鷲尾 正彦
    1993 年 22 巻 6 号 p. 514-516
    発行日: 1993/11/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は2歳6月, 女児, 生下時より肺動脈弁狭窄症を指摘されていたが, 圧較差が137mmHgに増大したため, 2回の balloon valvuloplasty を施行されたが, 63mmHgの圧較差が残った. 右室造影像では著明に肥厚した可動性のない filling defect とその中枢側に薄い弁尖を認め, 弁上狭窄と pulmonary valve dysplasia が疑われた. 完全体外循環, 心拍動下に肺動脈を切開すると, 狭窄の主体は肺動脈弁の弁縁に限局した dysplasia であった. 弁縁の部分切除のみで狭窄は解除され, 弁尖も大部分温存することができたため, 術後に肺動脈弁閉鎖不全を認めなかった. 弁縁部のみの dysplasia の症例はまれであるので報告した.
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