日本心臓血管外科学会雑誌
Online ISSN : 1883-4108
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28 巻 , 4 号
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  • 古瀬 彰
    1999 年 28 巻 4 号 p. 205-214
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
  • Mier Jiang, Ying Huang, Min Lu, Xintian Huang, Xinwu Lu, Wengxia Zhu, ...
    1999 年 28 巻 4 号 p. 215-220
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    Purpose: To apply staged arteriovenous reversal in the treatment of extensive and diffuse arterial occlusive disease of the limb. To avoid amputation of the limb or to limit it to necrosed segments.
    Methods: Exactly 138 patients (a total of 153 severely ischemic limbs) were applied staged arteriovenous reversal (AVR) from January 1984 to December 1995. Generic-specific involvement totaled 106 men and 32 women. Their ages ranged from 24 to 71, averaging 48.7 years. The duration of symptoms ranged from 15 days to 17 years. A total of 112 patients were diagnosed as having Buerger's disease, and 25 had arteriosclerosis. In one patient, the popliteal artery was completely obstructed by acute emboli of atheromatous plaques. Three patients with Buerger's disease had not benefited from lumbar sympathectomy or partial adrenalectomy done several years ago. According to different levels of extensive and diffuse arterial occlusion, arteriovenous reversal was formed at three different sites: (1) high-deep reversal, produced between the external iliac, common femoral, or superficial femoral artery and the superficial femoral vein; (2) low-deep reversal between the distal popliteal artery and tibioperoneal venous trunk; (3) superficial reversal, established between the distal popliteal artery and distal portion of the long saphenous vein.
    Results: Until June 1996, a total of 132 patients were followed up for 0.5-12 years, averaging 6.5 years. The postoperative results of all limbs except 12 in this series are excellent or good. Cardiac dysfunction does not occur, nor does the marked elevation of venous pressure of the limb.
    Conclusion: We consider that if the deep venous trunks are patent, the limbs with extensive arterial occlusion are indicated for staged AVR if severe ischemia is present and all other therapeutic methods have failed. Even with necrotic limbs, this operation may lower the level of amputation. The authors suggest that staged arteriovenous reversal is a new and effective approach in the treatment of extensive arterial occlusive disease of the limb.
  • Richard A. Jonas
    1999 年 28 巻 4 号 p. 221-231
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
  • 川口 聡, 石丸 新, 島崎 太郎, 横井 良彦, 小泉 信達, 小櫃 由樹生, 土田 博光, 石川 幹夫
    1999 年 28 巻 4 号 p. 232-236
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    胸部大動脈手術後に発生した仮性大動脈瘤10例を対象として, ステントグラフト内挿術の有用性と問題点について検討を加えた. 手術は全例全身麻酔下に総大腿動脈より経血管的にシースを介してステントグラフトを内挿した. 術後2週間以内に瘤内が血栓化したものは10例中7例 (70%) であり, これを初期成功とした. 残り3例では瘤内に少量の血流 (minor endoleak) を認め, このうち1例は6カ月後にステントグラフトが移動し外科的修復を要した. また, 2例を大量喀血により失った. 胸部大動脈手術後の人工血管吻合部に発生した仮性瘤に対する再手術は, 全身管理や手術手技に困難を伴うことが多く, 低侵襲治療であるステントグラフト内挿術の有用性は高いと考えられる. しかし, 喀血例への対策, および遠隔期成績については, 今後の十分な検討が必要である.
  • 馬 拉提, 野口 芳一, 浦中 康子, 斎藤 綾, 井元 清隆, 近藤 治郎
    1999 年 28 巻 4 号 p. 237-242
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    末梢組織におけるインスリン感受性の低下が心疾患患者で確認されているが, その際, 心筋での糖代謝の変動に関しては報告が少ない. 本研究では心疾患患者10例の心筋と対照群5例の骨格筋とでGLUT mRNAの発現を比較し, さらに Kinetics 分析法によりGLUT4 mRNAの半定量を行い, インスリンクランプ法により測定した末梢組織での糖の利用率 (M値) との関連を検討した. 骨格筋ではGLUT2, 3, 4が全例で認められたが, ヒト心筋ではGLUT1~4のmRNAが10例全例で確認された. 心筋ではM値とGLUT4mRNA量との間に有意な関連は認められなかった. これらの結果からヒト心筋では骨格筋と異なり4種のGLUT mRNAの発現により糖輸送が維持されており, 心筋内GLUT4 mRNAの発現は末梢組織でのインスリン感受性の低下とは関連がないことが示唆された.
  • 中村 都英, 鬼塚 敏男, 矢野 光洋, 矢野 義和, 中村 栄作
    1999 年 28 巻 4 号 p. 243-246
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    自己血回収装置 (以下CS) の使用による溶血と腎機能について, CS使用症例39例 (CS使用群) とCS導入前の19症例 (CS非使用群) とを比較検討した. 年齢, 性別, 術中出血量に両群間に有意差を認めなかった. CS使用群の完全無輸血例は23例 (59%), 平均輸血量は濃厚赤血球13±1.8単位であった. CS非使用群は3例16% (p<0.05) のみが無輸血例で, 平均輸血量は4.9±3.1単位と有意に (p<0.05) CS使用群に少なかった. 術後のGOT値とLDH値の最高値はCS使用群が有意に (p<0.05) 高値を示したが, 腎機能では血清クレアチニン値, BUN値は両群間に有意差はなかった. また, CS使用群の完全無輸血例20例では術後2, 3日目まで貧血の進行を認めた. CSの使用により, 待機的腹部大動脈瘤手術の59%に完全無輸血が可能であったが, 術後の血液破壊と, それによる一過性の貧血の進行を認めた. しかし, 溶血による腎機能の悪化は認めなかった.
  • 丸井 晃, 望月 高明, 三井 法真, 小山 忠明
    1999 年 28 巻 4 号 p. 247-251
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    1993年1月より1998年5月までに当院にて経験した胸部大動脈瘤に起因する大動脈気管支肺瘻 (Aortobronchopulmonary fistula, ABPF) 12例を対象とした. 男性7名, 女性5名, 年齢は30~85歳 (平均67.4歳) であった. 非感染性の真性瘤 (4例) によるABPFでは, 手術で肺と癒着している動脈壁との血流を隔離することにより良好な結果を得た. 胸部動脈瘤術後の感染性仮性瘤によるABPF (4例) は, 手術施行, 非施行症例とも全例急性期または遠隔期に再喀血で死亡した. 大動脈解離に合併したもの (1例) は肺との癒着が広範囲であり, 血栓化した偽腔を貫通して複数のABPFが形成されたため術後も喀血が持続し死亡した. 手術非施行となった3症例は全例喀血で死亡した. 感染合併例では確実な感染コントロールが困難で, 予後不良であった. 感染性4症例は無症状にABPFが形成され突然の喀血により死亡したため, 厳密な経過観察が必要である.
  • 稲岡 正己, 川原田 修義
    1999 年 28 巻 4 号 p. 252-255
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    脳塞栓の塞栓源の精査の際発見された, 左室流出路心臓粘液腫の1例を報告する. 症例は66歳, 男性で後頭部痛と左半身脱力のため入院した. 脳CT検査で右後頭葉および右視床に梗塞巣がみられ, 脳血管造影で右後大脳動脈の閉塞が認められた. 心エコー検査にて左室流出路をほぼ閉塞する不安定な腫瘤影が認められたため, 左室粘液腫による右後大脳動脈塞栓と診断し, 脳梗塞発症後12日目に準緊急的に手術を行った. 手術は完全体外循環, 心筋保護下に経大動脈的に行った. 腫瘍は左室流出路をほぼ閉塞するように存在し, 心室中隔筋性部から発生していた. 摘出物は重量8gのゼラチン様の腫瘍で病理組織学的に粘液腫と診断された. 現在術後約3年を経過し, 脳症状の悪化, 心および脳における再発の兆候はない. 再発例の報告もみられるので, 今後脳CT, 心エコーなどによる厳重な経過観察が必要と思われる. 左室粘液腫は非常に稀で, 今までに9例の本邦報告例をみるのみである.
  • 市橋 弘章, 石丸 新, 島崎 太郎, 横井 良彦, 川口 聡, 矢野 浩己, 小櫃 由樹生, 石川 幹夫
    1999 年 28 巻 4 号 p. 256-259
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は60歳女性. 突然の胸背部痛で発症した早期閉塞型 Stanford A型大動脈解離と診断され, 保存的治療を行っていた. 発症後約2カ月で再び胸背部痛が出現し, 解離腔の再開通と診断され, elephant trunk を併用した弓部全置換術を行った. 術後のDSAにて, 人工血管末梢吻合部より解離腔へ造影剤の漏出を認め, 1カ月後にステントグラフト内挿術を施行した. 解離腔は血栓化し早期離床が可能であった.
  • 久貝 忠男, 知花 幹雄
    1999 年 28 巻 4 号 p. 260-263
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は52歳, 男性である. 左内胸動脈瘤を合併した狭心症に対し, 動脈瘤の切除と内胸動脈再建, 前下行枝に右内胸動脈にて一枝バイパスを行った. 瘤は動脈硬化性であった. 内胸動脈瘤の発生はまれで, これまでの7例の文献報告によると von Recklinghausen 病や川崎病などが病因となり, 若年女性に多く発生している. また, 破裂が2例ある. 手術は瘤切除が主体で, 血行再建の報告はない. 本症例は非常に興味あるもので, 症例を呈示するとともに文献を集計して考察する.
  • 迫 秀則, 藤原 省三, 葉玉 哲生, 森 義顕, 重光 修, 宮本 伸二, 穴井 博文, 添田 徹, 卜部 省悟, 和田 朋之
    1999 年 28 巻 4 号 p. 264-267
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    早期血栓閉塞型大動脈解離の慢性期に急性腎不全, 両下肢虚血を生じた症例を報告する. 症例は62歳女性. 平成8年9月6日, 急性大動脈解離 (Stanford A) の診断で当科に入院したが, 早期血栓閉塞型で, 上行大動脈の解離も軽度なため保存的治療の方針とした. 外来経過観察中, 10月15日より腰痛, 下肢冷感が出現し, さらに全身浮腫, 尿量低下を認めたため当科に緊急入院となった. 再解離による腹部大動脈の真腔閉鎖により急性腎不全と両下肢虚血を来したものと診断し, 緊急で右腋窩両側大腿動脈バイパス術を施行した. 術後は腎機能の改善と下肢血行の改善を認め, 術後30日目に退院した. 本症例のように, 早期血栓閉塞したものが慢性期に腹部大動脈の真腔閉鎖により急性腎不全, 両下肢虚血を来した例は稀で, 治療方針も確率されていないが, 緊急手術としての腋窩両側大腿動脈バイパス術は有効な治療法と考えられた.
  • 川妻 史明, 齊藤 力, 加藤 盛人, 布施 勝生
    1999 年 28 巻 4 号 p. 268-270
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    単心房症は比較的稀な疾患で, 中年期以降まで放置されることは少ない. 文献的にも40歳以上の手術症例はこれまで4例が報告されているのみである. われわれは, 心不全症状で発症した46歳の男性に対し根治術を施行し, 良好な結果を得たので報告した.
  • 峰 良成, 種本 和雄, 金岡 祐司, 村上 貴志
    1999 年 28 巻 4 号 p. 271-274
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は22歳, 女性. 発熱, 腰痛を主訴に来院. 心エコーにてMR IV度, 僧帽弁前尖に疣贅付着と prolapse 像がみられ, 感染性心内膜炎 (IE) と診断した. 抗生剤の投与にて白血球, CRPの正常化と血液培養陰性化が得られたので手術を施行した. 僧帽弁は弁輪への感染の波及はなく, 手術は僧帽弁形成術と三尖弁形成術を施行した. 僧帽弁形成術では, 破壊弁組織の切除を行い, 人工腱索による前尖の腱索再建, 後尖部分切除縫合再建, 弁輪縫縮術を行い, 三尖弁は DeVega 法による弁輪縫縮術を施行した. 感染がコントロールされ, 術中所見で感染による弁破壊の限局している症例では積極的に弁形成術を選択すべきである.
  • 森田 雅文, 三重野 繁敏, 柿本 祥太郎, 野村 幸哉, 蓑原 靖一良
    1999 年 28 巻 4 号 p. 275-277
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    心筋梗塞後の合併症としての左心室瘤は一般的には真性瘤と仮性瘤とに大別され, それにより破裂の危険性, 手術適応などの判断が下される. 今回, 仮性瘤様形態を呈し, 真性瘤か仮性瘤かの判断に苦慮した2症例を経験した. 症例1は77歳男性, 心筋梗塞後左心室造影検査で後下壁に仮性瘤様の交通口の細い瘤の増大を認めた. 瘤径は40mm大で細い茎であった. 症例2は61歳男性, 心筋梗塞後 oozing rupture を来たし心タンポナーゼにてドレナージを施行, 急性期を脱したが左室造影で下壁に破裂後の瘤形成 (仮性瘤様) を認めた. 瘤径は20mm大で茎は細かった. 両者とも組織学的に真性瘤の診断を得た. 形態学的に左室後壁や下壁は支持組織の存在によって真性瘤であっても仮性瘤様の茎の細い形態をとると考えられた.
  • 古谷 保博, 濱本 正樹, 榊 雅之, 野村 文一, 井原 勝彦
    1999 年 28 巻 4 号 p. 278-281
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は50歳男性で, 労作時呼吸困難を主訴に入院した. 心臓超音波検査・CTで心タンポナーデおよび右房内腫瘤を認めた. 心嚢穿刺を行い多量の血性心嚢液を排液した. 精査の結果心臓悪性腫瘍が疑われ転移巣を認めなかったため, 24日後に手術を施行した. 体外循環下に右房壁を含めて腫瘍を全摘出し, 右房は馬心膜で再建した. 洞結節は切除せざるを得ずペースメーカー植え込み術も併せ行った. 病理組織診断は右房原発血管肉腫で, 切除断端はすべて陽性であったため, 術後放射線療法を計50Gy施行した. 術後14カ月を経過する現在, 再発, 転移を認めず元気に社会復帰している. 本疾患は非常に予後不良で, 平均余命は6カ月以内である. 遠隔転移が認められない場合には早期に腫瘍を摘出し, 不完全切除に終っても術後放射線療法が奏効すれば延命効果が期待できる.
  • 田崎 達也, 洲鎌 盛一, 高畑 修治, 加瀬川 均
    1999 年 28 巻 4 号 p. 282-284
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    心室中隔膜性部瘤と僧帽弁閉鎖不全症の希な合併症例に対して開心術を施行した. 症例は57歳, 男性. 平成5年に心臓カテーテル検査により心室中隔膜性部瘤および Sellers III度の僧帽弁閉鎖不全症と診断され, 以後, 外来で経過観察中であった. 平成10年になって労作時呼吸困難が出現し, 僧帽弁閉鎖不全症は Sellers IV度と悪化し, 同時に心室中隔膜性部瘤の増大も指摘された. 手術は, 瘤切除パッチ閉鎖術および僧帽弁形成術を施行した. 術後の心臓カテーテル検査で心室中隔膜性部瘤, 心室中隔欠損, 僧帽弁逆流を認めず, 術後25日目に退院した.
  • 渡辺 航, 寺田 康, 榊原 謙, 軸屋 智昭, 厚美 直孝, 重田 治, 三井 利夫
    1999 年 28 巻 4 号 p. 285-288
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    Subepicardial aneurysm は「心破裂の直前の状態で, 血腫が心外膜まで完全に穿破せずに梗塞部で留まり, その後左室圧により梗塞部が伸展したために生じた瘤」として考えられている. そのため病理所見では, 瘤壁には心外膜, 心筋細胞, 血管が認められ, 心内膜は認めず血栓が存在する. 今回われわれは, この概念と合致する症例を経験したので報告する. 症例は69歳の男性. 下壁の急性心筋梗塞に対し血栓溶解療法を施行後, 心室頻拍と心室細動を認め, 心肺蘇生を受けた. 心臓カテーテル検査では, 低左心機能, 左主幹部病変と三枝病変, 下壁に突出する左室瘤を認めた. 手術は, 瘤を切除後, テフロンフェルトで補強し縫合閉鎖, 左前下行枝にバイパス術を施行した. 病理所見では瘤壁は菲薄化しており, わずかな心筋細胞を含む線維組織血管, 心外膜, 血栓を認め, subepicardial aneurysm と診断した.
  • 小須賀 智一, 福永 周司, 有永 康一, 赤須 晃治, 飛永 覚, 林 伸介, 明石 英俊, 川良 武美, 青柳 成明
    1999 年 28 巻 4 号 p. 289-292
    発行日: 1999/07/15
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
    症例は64歳の女性で胸痛を主訴として入院したが, 同時に右下肢の間歇性跛行の訴えも認められ, 精査の結果, 不安定狭心症, 両側外腸骨動脈閉塞性動脈硬化症と診断された. 下肢動脈造影では右外腸骨動脈の完全閉塞と左外腸骨動脈の狭窄を認め, ankle pressure index は右0.49, 左0.74であった. 緊急冠状動脈バイパス術を要する状態となったため下肢血行再建術は二期的に行うこととし, 体外循環による下肢虚血の増悪を防止するため右浅大腿動脈から14ゲージ針により選択的下肢灌流を行った. 術中術後には下肢虚血の増悪は認められず順調に経過した. 選択的下肢灌流は簡便に施行でき, 下肢閉塞性動脈硬化症を合併した体外循環症例において下肢虚血対策の一つとして有用であると考えられた.
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