栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
35 巻 , 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 木村 修一
    1982 年 35 巻 4 号 p. 241-252
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • ホーウィット M. K.
    1982 年 35 巻 4 号 p. 253-263
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
  • 杉浦 由恵, 野崎 幸久
    1982 年 35 巻 4 号 p. 265-274
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    高コレステロール・高脂肪食を与えたラットの大動脈をSEMおよびTEMで観察したところ, 対照群と比較して次のような変化が認められた。
    1) 内皮細胞の配列に乱れが観察された。
    2) 内皮表面には多数の白血球と血小板が付着し, そのような部位の内皮には損傷がみられた。
    3) ある部位の内皮表面には柵状構造が生じ, それらの内皮細胞の形態は細長く変化していた。
    4) 内皮直下に脂肪小滴や封入体を有する泡沫細胞ないしはその幼若型細胞が観察された。
    以上の結果, 高コレステロール・高脂肪食の大動脈内膜への影響が形態的に明らかにされ, 食餌性の高コレステロール血症によって, 血管内皮傷害が惹起されうることが示唆された。
  • 近藤 泰男, 増田 和子, 黒岩 知恵子
    1982 年 35 巻 4 号 p. 275-279
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    数種のステロールが含まれる貝類8種の全ステロールの定量を, キャピラリーカラムを用いたGLC法, TLC-デンシトメトリー法および比色法で行なった。3法の測定結果は, それぞれ近似した値であった。キャピラリーカラムによるGLC分析により, 貝類より12種のステロールを検出した。このうちの10種を, GC-MS分析等により同定した。GLC法は, 個々のステロール含有量を定量できるので, 貝類のコレステロール含量を正確に求めるための最良の方法であった。
  • 柏原 典雄, 丸山 博隆, 山下 佳子, 近藤 敏
    1982 年 35 巻 4 号 p. 281-290
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ラットに食餌性の亜鉛欠乏症を発現させ, pair fed対照群および自由摂食対照群との比較により, 発育と血液性状, および臓器におよぼす亜鉛欠乏の影響を調べた。さらに回復実験も行ない, 亜鉛欠乏の影響が残るか否かも検討した。その結果
    1) 亜鉛欠乏により顕著な食欲不振と発育不全が観察され, 亜鉛の添加により速やかに回復した。
    2) 特徴的な“cyclicな”摂食パターンが観察され, 同様のパターンが回復群にも認められた。
    3) 飼料効率の低下と亜鉛効率の極端な向上が認められ, 亜鉛に対する感受性の亢進が推測された。
    4) 疎毛, 脱毛, 眼炎, 趾間の炎症と出血, さらには異嗜の行動が認められたが, 亜鉛添加により速やかに回復した。
    5) ヘモグロビン値とヘマトクリット値の若干の減少, 白血球総数の減少および好中球/リンパ球比率の高進が認められたが, 亜鉛の添加により回復した。
    6) 体毛, 心臓, 膵臓, 腎臓, 小腸, および精巣中の亜鉛濃度は低下したが, 亜鉛添加により回復した。
    7) 心臓, 肝臓, 肺, 膵臓, 腎臓, 小腸は腫大し, 胸腺, 精巣は萎縮する傾向を示した。亜鉛添加によりほとんどの臓器は回復したが, 胸腺のみは回復しなかった。
    以上のように, 食飼性の亜鉛欠乏がラットの発育と血液性状, 体毛および臓器中亜鉛濃度, さらには臓器重量に強い影響をおよぼすことが認められた。しかし亜鉛を添加することにより諸症状は速やかにほぼ回復し, ごく一部を除き亜鉛欠乏の影響は残らないものと判断した。
  • 梶本 五郎, 長谷部 暁子
    1982 年 35 巻 4 号 p. 291-296
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    大豆, なたね, サフラワー, 綿実, ひまわりおよび落花生など6種の油糧種子について, それぞれ子葉, 胚, 種皮の各部に分別し, 各画分中の脂質量, 脂質中のトコフェロールおよび脂肪酸組成について検討した。
    1) 落花生, 大豆種子では子葉の占める重量割合が95.4および92.0%と高く, 逆に種皮の占める重量割合が2.4, 5.6%と低い。これに対しひまわり, 綿実, サフラワー種子では種皮の占める重量割合が, 43.3, 42.9および40.0%と非常に高い。
    2) 脂質量はいずれの種子も子葉, 胚に多く, 種皮では少ない。種皮脂質量の最も多いものはなたね種子の9.0%で, 大豆種子の種皮脂質量は0.5%と最低であった。
    3) 全トコフェロール量 (α-, β-, γ-およびδ-トコフェロール量の合算したもの) としては, 大豆種子脂質の2, 109μg/g脂質が最も多く, ついで綿実, 落花生, ひまわり, なたね, サフラワー種子の順で, それぞれ1, 273, 457, 407, 372, 204μg/g脂質であった。各部位脂質では, 子葉および胚脂質にトコフェロール量が多く, なかでも大豆種子の胚脂質で, 全トコフェロール量として4, 884μg/g脂質であった。各種子の部位当たりに対するトコフェロール量は, いずれの種子も子葉, 胚に多く, 種皮では少ない。各種子の各部位脂質中のトコフェロール組成の割合は, 各種子とも子葉および胚脂質ではα-およびγ-トコフェロールの占める割合が多く, 種皮脂質ではγ-およびδ-トコフェロールの占める割合が多い。ことに大豆種子の種皮脂質ではδ-トコフェロールの占める割合が61.0%で, 子葉, 胚の33.0および7.2%に比べ非常に高い割合であった。
    4) 各種子および各種子の子葉, 胚, 種皮脂質中の脂肪酸組成に多少の相違がみられた。綿実, ひまわり, 大豆, サフラワー, なたね種子の種皮脂質では, パルミチン酸の占める割合が, 同種子の子葉, 胚脂質中のパルミチン酸に比べて高く, 逆にリノール酸の占める割合が種皮脂質のほうがやや低い傾向にあった。
  • 兼松 弘, 青山 稔, 丸山 武紀, 新谷 勳
    1982 年 35 巻 4 号 p. 297-303
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    9種類の植物から採取された蜂蜜112種の遊離アミノ酸組成を分析調査し, つぎの結果を得た。
    1) 蜂蜜の総アミノ酸含量は, 同蜜源でも試料によるばらつきがやや大きかったが, もっとも高いそばおよびそれにつぐポリフラワーでは, 平均値としてもっとも低いしなの約4.4および2.5倍を示し, 明らかに差がみられた。
    2) アミノ酸組成では, いずれもプロリンがもっとも多かった。 しかし各組成%で比較すると, そばのプロリンは約33%と他の1/2以下であり, そばのチロシン, ロイシン, イソロイシンならびにしな, オレンジのフェニルアラニンは約10%以上と他よりも著しく高かった。
    3) 組成的にあまり差のみられないクローバーおよびアカシア蜂蜜について, 各試料のプロリン/アスパラギン酸に対する総アミノ酸含量のグラフからこの両者を区別しえた。
    4) 各れんげ蜂蜜試料のイソロイシン/ロイシン比に対するプロリン/フェニルアラニン比のグラフから日本および中国産を, また各アカシア蜂蜜試料のイソロイシン/ロイシン比に対するプロリン/フェニルアラニン比のグラフから日本, 中国, ルーマニアおよびハンガリー産を相互に区別しえた。
    以上の結果, 蜂蜜の遊離アミノ酸分析および適切なアミノ酸比を選び出すことにより, グラフを用いてその蜜源および産地を判別しうると考えられる。
  • 鈴木 正
    1982 年 35 巻 4 号 p. 303-306
    発行日: 1982/08/10
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1) 50ppmカドミウム摂取ラットにおいて, 0.5, および1.0%ビタミンCの飼料中補足は, 成長阻害を, ある程度防止したが, 貧血に対しては, ほとんど効果を示さなかった。また, 肝臓, 腎臓中カドミウム含量については, ビタミンCによる減少が認められた。
    2) さらに, 50ppmカドミウムによる毒性を, 不十分にしか防止しえない量 (100ppm) の鉄と, 0.25, 0.5, および1.0%ビタミンCを組み合わせて, 50ppmカドミウム毒性に対する効果を調べたところ, おのおの, 単独で与えた場合に比較し, カドミウムによる貧血に対して, 若干の緩和傾向が認められ, また, カドミウムによる肝臓中鉄含量減少を, ある程度防止した。
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