栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
28 巻 , 8 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 筬島 豊
    1975 年 28 巻 8 号 p. 415-423
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 一寸木 宗一, 菅原 龍幸, 戸川 美奈子, 前川 昭男, 鈴木 隆雄
    1975 年 28 巻 8 号 p. 425-430
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    各種哺乳動物の肝臓アルコール酸化酵素系のADHase, ALDHase活性に対しHx-R添加の影響を検討した結果,
    1. 白ネズミ, 牛, 豚肝臓ホモジネートを用いた実験では, エタノールを基質としたADHase活性に対してHx-R添加が活性増加を示す所見が得られた。アセトアルデヒドを基質としたALDHase活性に対しては, 顕著な影響は認められなかった。
    2. 牛肝臓および豚肝臓の部分的に精製したADHaseおよびALDHaseを用いHx-R添加効果を調べたところ, 肝臓ホモジネートを用いた場合と同様に, ADHase活性は増加したが, ALDHase活性への影響は認められなかった。
    3. 白ネズミにHx-Rを腹腔注射しその影響を検討したところ, 2.5hr経過後すでにADHase活性の増加が認められ, また投与量の検討ではHx-R 5mg/ratの投与で, ADHase活性増加の傾向が認められた。
    4. 白ネズミに市販酒精飲料を経口投与, 同時にHx-Rを腹腔注射し, 白ネズミ血中アルコール濃度を測定したところ, Hx-R投与群の血中アルコール濃度が対照群に比較して低下する傾向が得られた。
  • 山本 良郎, 土屋 文安
    1975 年 28 巻 8 号 p. 431-439
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    油脂の脂肪酸配列とCa含量の違いが油脂および脂肪酸, Ca, Mgの消化吸収性に及ぼす影響を知るために, 油脂としてパーム分別油, 牛脂分別油, 豚脂分別油を選び, Ca含量として3水準 (飼料中での目標含量450mg%, 270mg%, 100mg%) をとり, 離乳直後の白ネズミによる消化吸収実験を行ない, あわせて糞便中の脂質につき検索した。
    油脂の消化吸収率に及ぼす効果は油脂の種類よりCa水準のほうがはるかに大であり, Ca含量の高いほど消化吸収率は低下した。
    3油脂のなかでは豚脂分別油の消化吸収率が最も優れ, 豚脂分別油の優秀性はCa含量の高いときにとくに顕著であった。
    パルミチン酸 (C16) の消化吸収率は, C16含量に大差のない油脂では, C16のグリセリンの2位への結合比の高い油脂において高く, この差はCa含量の高い群において大であった。C16含量に大差のある油脂間では, この関係はなかった。
    ステアリン酸 (C16) の消化吸収率はC16の2位結合比の高い油脂で高い傾向にあったが, むしろ消化過程で遊離してくるC16の量の影響が大きかった。
    糞便中に排泄されるけん化脂肪酸, 遊離脂肪酸量はCa水準の低下により減少するが, 減少の度合いはけん化脂肪酸のほうが顕著であった。また両者の脂肪酸組成も異なり, けん化脂肪酸のほうが明らかに飽和脂肪酸が多いが, 脂肪酸組成はCa水準によっても変化し, Ca含量が低下するとけん化脂肪酸中のオレイン酸含量が上昇した。グリセリドとして排泄される脂肪酸の割合はCa量の少ない飼料群で高く, また豚脂分別油群で高かった。
    Caの吸収量はCa含量の上昇とともに上昇したが, 消化吸収率は低下した。油脂については豚脂分別油群でCaの消化吸収率が高かったが, Ca水準と油脂の種類の効果を比べれば, 前者の効果のほうがはるかに大であった。
    Mgの消化吸収率は, Ca含量が多くなると低下した。糞便中に排泄されたけん化脂肪酸, 遊離脂肪酸総量と排泄Ca量との間には強い正の相関があった。
  • 山本 良郎, 土屋 文安
    1975 年 28 巻 8 号 p. 441-451
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    油脂の脂肪酸配列および分子量分布とCa含量の違いが油脂, 各脂肪酸, Ca, Mg, P, たん白質の消化吸収性に及ぼす影響を知るために, 油脂として人乳脂肪, 牛乳脂肪, 豚脂分別油, 同エステル交換油, ヤシ油を選び, Ca含量として2水準 (前報1) での高, 中水準) をとり, さらに無脂肪食群を加え白ネズミによる消化吸収実験を行なった。
    油脂の消化吸収率はCa水準により大きく影響され, 一般に消化吸収性の良いといわれる人乳脂肪, ヤシ油においても例外ではなく, 高Ca水準で低かった。油脂の中では, ヤシ油の消化吸収率が高かった。またCa水準が同じであれば, 人乳脂肪と牛乳脂肪の消化吸収率に大差はなかった。
    パルミチン酸, ステアリン酸の消化吸収率は, 高Ca水準の場合にはそれぞれの脂肪酸のグリセリンの2位への結合比の高いほど高かったが, 中Ca水準になるとこの関係はかなりくずれた。ラウリン酸, ミリスチン酸, オレイン酸の消化吸収率は97%以上と高く, 油脂による差はなかった。
    無脂肪食群の脂質の排泄量は個体差が大であったが, Ca水準による影響はなかった。
    Caの消化吸収率は中Ca水準のほうが高く, また無脂肪食群で高かった。Caの吸収量そのものは高Ca水準で多かった。油脂の種類による影響は高Ca水準で顕著で, 牛乳脂肪, エステル交換豚脂分別油群で劣っていた。
    Mg, P, たん白質の消化吸収率もCa水準により影響され, いずれも高Ca水準で低かった。
    糞便中に排泄されたCa, Mgとけん化脂肪酸, Pの量的関係から, 糞便中のPは高Ca水準では大部分HPO42-の形で存在するが, 中Ca水準ではH2PO4-の形で存在するものもかなり多いと推定された。
    成長に伴う消化吸収率の変化はCaにおいて顕著であり, パルミチン酸, ステアリン酸にも変化が見られた。
  • 阿部 皓一, 勝井 五一郎
    1975 年 28 巻 8 号 p. 453-455
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1. 従来定量が容易でないといわれていた食用油脂中のToc同族体の定量にHSLCを応用して, 微量の試料で簡便, 正確に定量することができた。
    2. 植物油中のToc同族体は遊離型であることを確認したので, n-ヘキサンにとかして直接カラムに注入して定量した。各Tocの回収率は, ほぼ100%であった。
    3. 上記の方法で, 綿実油など10種類の油脂中のToc同族体を定量した。
  • 秋葉 征夫, 松本 達郎
    1975 年 28 巻 8 号 p. 457-461
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    たん白質代謝に対するゴイトリンの作用を検討する目的で, 標準たん白質飼料および低たん白質飼料を給与した成熟雄白ネズミ (体重約360g) を用い, 消化率, 窒素出納を測定した。飼料中へのゴイトリン0.05%の添加は飼料の乾物, 総エネルギーおよび粗たん白質の消化率に影響しなかった。標準たん白質飼料給与の場合は, 窒素の蓄積量と蓄積率がゴイトリンの投与により増加した。低たん白質飼料給与の場合は, ゴイトリンの投与により飼料摂取量が低下し, 窒素蓄積率も低下した。無たん白質飼料給与時ではゴイトリンの投与によって内因性尿中窒素量および, 摂取飼料1g当たりの代謝性糞中窒素量は変化しなかった。
  • 尊田 民喜, 大村 浩久
    1975 年 28 巻 8 号 p. 463-465
    発行日: 1976/01/15
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    アルカリ性エチルアルコール中における, カテコールの自動酸化にともなうESRスペクトルの時間的変化を追究した。カテコールの酸化により, 最初結合定数3.6ガウスで1: 2: 1に分裂したスペクトルが観察され, これはβ-水素原子による分裂段階を示すと推定される。つぎに, 各シグナルがそれぞれ結合定数0.8ガウスで1: 2: 1にさらに分裂したベンゾセミキノン陰イオンラジカルの超微細構造を示した。ESRスベクトルは, 引き続き反応時間とともに結合定数0.65ガウスのトリプレットを示すものを経て消失した。
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