栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
28 巻 , 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 中川 一郎
    1975 年 28 巻 4 号 p. 179-183
    発行日: 1975/06/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 吉田 弘美, 梶本 五郎
    1975 年 28 巻 4 号 p. 185-190
    発行日: 1975/06/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    油糧種子の代表的な大豆とトウモロコシの発芽期における脂質を, ケイ酸カラムクロマトでNPL, GLとPLの3成分に分けて, それらの含有割合の変化と脂肪酸組成の変化について検討した。
    1) 発芽の進行とともに種子の子葉や胚乳の脂質量は減少し, 胚部の脂質量は増加した。
    2) 脂質成分は, 子葉や胚乳のNPLはわずかに増加する程度であったが, GLとPLの減少割合は多かった。胚部のNPLは著しく減少し, GLとPLは急増した。
    3) 各脂質成分の脂肪酸組成は子葉や胚乳に比べて胚部が, NPLに比べてGLやPLの変化のほうが, それぞれ大であった。
  • 桑野 和民, 大沢 良子, 関山 教子, 津久井 亜紀夫, 三田村 敏男
    1975 年 28 巻 4 号 p. 191-194
    発行日: 1975/06/30
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    食品原料としてのオキアミを, より良い状態で有効的に保存, 利用する目的でたん白質の溶失防止, および自己消化の防止について, 海水での煮熟処理との関連性を試験し, 次の結果が考えられた。
    1) オキアミを沸騰している3%食塩水 (海水) 中で煮熟処理を行なうと, 数分間の処理で, たん白質の約80%が不溶性となり, 抽出されにくくなっていることが認められた。
    2) 煮熟処理したオキアミから抽出されてくる画分のなかには, Sb-NとF-Nとの比較, Sephadex G-25によるゲル濾過パターンから, 分子の大きいたん白質は少なく, 低分子のペプチド, アミノ酸等が多く含まれていることが認められた。 したがって煮熟処理後凍結したものでは, 解凍する際にドリップ中へのたん白質の移行が大きく減少するものと考えられる。
    3) 自己消化試験を行なったところ, たん白質の抽出率が約6%上昇し, F-Nの測定等から, たん白質が低分子のペプチドやアミノ酸に加水分解されていることがわかった。 また煮熟処理は, 自己消化の防止にも十分に役立った。
    以上のことから, 船上における煮熟処理は, 凍結前の処理として良い方法であると考えられる。
  • 林 国興, 冨田 裕一郎, 山田 晃
    1975 年 28 巻 4 号 p. 195-199
    発行日: 1975/06/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    甲状腺ホルモンとたん白質代謝の間には緊密な関係があり, 甲状腺はたん白質代謝に対して, なんらかの調節的な作用をしていると考えられる。 たん白質代謝の様相は加齢に伴って著しく変わるので, この点に甲状腺機能がどのように関与しているかを調べた。
    試験開始時, 23, 33, 60日齢の正常な雄マウスの甲状腺機能をL-サイロキシンナトリウム (10μg/100g b. w. 腹腔内注射) あるいは2-チオウラシル (飼料に0.05%混合) を投与することによって, それぞれhyperthyroidismおよびhypothyroidismの状態にして, 7日間, pairfeedingによって飼育し, 増体量, たん白質蓄積率, 肝臓たん白質量などを測定した。
    その結果, 33~40日齢ではhyperthyroidismの場合にたん白質蓄積率および肝臓たん白質量が高い値を示し, hypothyroidismの場合には飼料効率が明らかに劣った。 60~67日齢では, hypothyroidismの場合にたん白質蓄積率および肝臓たん白質量が高い値を示し, 飼料効率も高い傾向を示した。 しかし, 23~30日齢の場合には, 結果が明らかでなかった。
    以上のことから, マウスのたん白質代謝に対する甲状腺の作用には, 日齢による違いがあると思われる。
  • 森 一雄, 内藤 恵一, 阿武 尚彦
    1975 年 28 巻 4 号 p. 201-206
    発行日: 1975/06/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    水産ねり製品に“足”補強, 増量を目的として添加されたグルテン乾燥粉末の挙動およびその効果を知るために, 小麦粉原料を変えて採取したグルテンより調製したグルテン乾燥粉末を添加して作ったかまぼこの足を, フッドレオメーター, テクスチュロメーター, 圧出水分量の測定により検討したところ次のような結果が得られた。
    1. グルテン粉末の性質において, 伸展性は擂潰肉への混合性に大きな影響を与え, 伸展性に豊むものほど高い保水性を示した。
    2. また, グルテン粉末の添加効果を得るためには, グルテンの性質において伸展性と抗張性のバランスがとれたものであることの重要性が認められた。
    3. グルテン乾燥粉末の添加効果は, 擂潰肉中で網状構造を形成することにより発揮されるのではないかと考えられた。
  • 礒部 明彦, 若生 豊, 木村 修一, 広井 忠夫, 嶋 悌司
    1975 年 28 巻 4 号 p. 207-211
    発行日: 1975/06/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    紅麹菌が産出する色素のうち, 黄色のankaflavinの構造が種々の機器を使用することによって決定できた。
    また, 赤色の色素に関しては推定構造ではあるがmonascamine類似物質であろうと結論できた。 なお, この類似物質が光に対してきわめて不安定であることから, 抗酸化力のあるビタミンC, ビタミンE, メラノイジンを添加することによって, その光分解がどの程度抑制されるかを検討した。 その結果, ビタミンC添加系のほうが無添加系の約3倍の光分解抑制効果があった。
    以上の結果より, 光分解抑制にはビタミンCを添加することが望ましいと思われる。
  • 大武 由之, 大串 恭徳, 瓦井 哲夫, 朽木 伸, 玉真 成泰
    1975 年 28 巻 4 号 p. 213-218
    発行日: 1975/06/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    卵黄脂質の特性をさらに明らかにする目的で, キジ, 山鳥, 七面鳥およびクジャクの卵黄脂質の脂肪酸ならびにトリグリセリド組成を調べた。
    全脂質および中性脂質分画にあっては, 山鳥とキジはクジャクと七面鳥に比べてC18: 1が多かった。
    リン脂質分画においては, 七面鳥とクジャクはキジと山鳥に比べて, C16: 0, C18: 1および全不飽和酸含量が多い傾向があった。
    卵黄脂質ではトリグリセリドの2-位置に結合している脂肪酸の大部分はC18: 1とC18: 2で, C16: 0とC18: 0の大部分はトリグリセリドの1, 3-位置に存在していた。
    卵黄脂質に最も多いのはモノ飽和トリグリセリドで, ついでジ飽和トリグリセリド, トリ不飽和グリセリドの順で, トリ飽和グリセリドは最も少なかった。 また, おもなトリグリセリド成分はPOO, PLO, OOO, POP, PLP, OLO, POPtなどと思われた。
    七面鳥の卵黄脂質は他のに比べてSSS. S, Uが多くてSU2, UUUが少なく, 山鳥とキジはクジャクと七面鳥に比べてSUSが多く, キジとクジャクは七面鳥と山鳥に比べUSUが多い傾向があった。 またPOP, POStは七面鳥に多く, POO, OOO, PtOOなどは山鳥やキジに多く, PLOやPLPはクジャクに多い傾向が見られ, 鳥の種類によって, トリグリセリド成分の含量で差異の見られるところもあったが, 全般的には試験した鳥卵の脂質は, トリグリセリド組成の面では, 比較的類似した性質を有しているように思われた。
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