栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
22 巻 , 2 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 千畑 一郎, 伊藤 博, 馬路 泰蔵
    1969 年 22 巻 2 号 p. 67-72
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 後藤 たへ, 藤野 正子
    1969 年 22 巻 2 号 p. 73-77
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    離乳後約1週間および5週間経過のウイスター系シロネズミの64匹を4区に分け, トウモロコシまたは米と凍豆腐を主体とする基本食餌 (蛋白質12.8%~16%, 脂肪6%) を1区とし, 2区はメチオニン, 3区はメチオニンとHg農薬, 4区はHg農薬のみ添加して, 約2~3カ月飼育し, その発育状態と内臓重量および肝臓SH量について調べた。 メチオニン添加量は0.05%から0.2%迄, Hg農薬はHg当量として20μgから600μg迄増加して添加した。 肝臓中のSHはC. D. E. Marcoらの方法で定量した。 酢酸フェニルHgの連続投与はシロネズミの発育を阻害し, 外観上もこれらのシロネズミは毛につやなく, その毛も抜けて, 毛並み悪く元気も悪い。 内臓所見においては例外なく, 肝臓と腎臓の肥大を起こしていた。 さらに肝臓中のSH値は例外なく低下した。 しかるに基本食に微量 (最小量0.05%) のメチオニン添加投与でも上記の害作用を明らかに減少させた。 Hg農薬の害作用は初体重約60gのシロネズミの方が初体重約110gのシロネズミより著しい。
  • 後藤 たへ, 藤野 正子
    1969 年 22 巻 2 号 p. 78-82
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    トウモロコシと凍豆腐を主体とする基本食 (蛋白質12.8%, 脂肪6%) にメチオニンを0.12%内外, 酢酸フェニルHgをHg当量として約480μg混合投与して幼シロネズミを115日および11日飼育後, 1万カウント内外の203Hg (NO3)2を3日間餌とともに経口投与し, その後の排泄物中の放射能を測定すると屎尿中の合計放射能は投与放射能の91~96%で, その中, 尿に約12%内外排泄される。その際Hg農薬を投与しないシロネズミの肝臓に0.1%, 腎臓に約2%以内残っているがHg農薬を連続投与したシロネズミでは肝臓および腎臓に各々0.5%から2%内外の放射能が残る。
    その他, 基本食にHg農薬のみの添加食餌シロネズミ群の一部に脳と脛骨中に痕跡の放射能が認められたが, 脾臓, 毛, 尾, 足, 筋肉のいずれにも残留放射能が認められなかった。上記と同じ試料についてHg含有量をしらべたところ, 屎中に5.5μg内外, 尾に1.6μg内外, 毛に0.05μg, 脳に0.6μg内外, 肝臓に0.26μg内外, 腎臓に0.1~1.3μgのHgが含まれている。
  • 細谷 憲政, 飯豊 紀子
    1969 年 22 巻 2 号 p. 83-86
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    白ネズミを用いXy投与の影響を, 体重の増加, 生殖状況, 肝XDH活性について観察した。
    1. 含飼中Xyを10%以上に投与すると下痢を起こすが, 毎週5%ずつXyの含存を増大して20%にし, さらに20% Xy飼料を用いて4カ月飼育しても白ネズミの体重増加曲線は無添加群とほとんど差異がみられなかった。
    2. 白ネズミにXyを増大して投与するとある許容量限界で下痢症状を呈するが, 速やかに適応し, さらに肝細胞質のXDH (NAD) 活性も誘導される。
    3. 交配時ならびに妊娠時にXyに適応させても出産に影響はみられず, また仔白ネズミの発育にも影響はみられなかった。
    また仔白ネズミの食べ始めた日よりXy含有飼料にて発育した場合には親白ネズミと同様のXyによる適応現象が観察された。
  • 小笠原 八十吉, 小原 哲二郎
    1969 年 22 巻 2 号 p. 87-90
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1. そば粉蛋白波の第1波と第2波の区別は極めて鮮明であった。また, そば粉の水抽出液とNH4OH抽出液との両蛋白波は極めて近似した傾向をあらわした。
    2. しかし, 自己分解させたそば粉蛋白質の 紙電気泳動やポーラログラフ的挙動から見れば, 両抽出液中の蛋白質はかなり異なった特性をあらわした。
    3. そば粉水抽出液を泳動分離した3つの蛋白質分画は, それぞれ特徴あるポーラログラフ波をあらわした。
  • 小柳 達男, 湧口 泰昌, 北浦 晧三, 高橋 伸子
    1969 年 22 巻 2 号 p. 91-94
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    鉄欠乏によりネズミの血中SH化合物が減少し赤血球は脆弱性を増した。老ネズミの赤血球は若ネズミのより脆弱である。鉄欠乏により胃腺の酸分泌細胞に変化が起きた。
  • 小柳 達男, 市川 收, 星野 忠彦, 鷹觜 テル, 及川 桂子
    1969 年 22 巻 2 号 p. 95-101
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ビタミンBの少ない白米に片寄り, 食塩の多い食事をしている水田地帯の人々は老化しやすいといわれている。そこで高食塩, 低タンパク質の白米食を組立てて農村食の代表とし, これら成分を変更したものを用いてネズミの長期飼育試験を行なった。
    その結果飼料中の食塩濃度を2.5%から1%に減らしただけで腎臓の糸球体腎炎, 褐色色素沈着その他の退行変化が著しく減った。食塩を減らしたほかタンパク質とビタミンB類を増すと白米に粉乳を配合したものと差がないくらい良好な組織像を示した。白米ととうふの配合ではネズミにヨードの不足が生じ甲状腺が肥大した。
  • 野田 克彦, 守時 圭子, 山本 茂, 吉田 昭
    1969 年 22 巻 2 号 p. 102-106
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1. 白ネズミに1日1回1時間だけ食餌を与える訓練を2週間行ない, 最後の日に15%の要求量の割合に混合したアミノ酸混合物を含む食餌を与えたのち各臓器中の遊離アミノ酸の変動を経時的に追跡した。
    2. 血中遊離アミノ酸は食餌摂取によって上昇し, 8~12時間後に最高値に達し24時間でもとのレベルへ帰った。変動の大きなアミノ酸はスレオニン, リジン, アラニンなど, 小さなものはイソロイシン, ヒスチジン, アルギニンなどであった。各アミノ酸は必ずしも要求量の割合にしたがって一様に上昇するのでなく, 個々のアミノ酸によって大きな差が認められた。従って血中遊離アミノ酸の変動から食品中の制限アミノ酸順位を決定するのには以上の事実を考慮する必要のあることが示された。
    3. 肝臓および筋肉中の遊離アミノ酸量は血中とは逆に摂食によって低下し, その割合は肝臓において大きくまた長かった。
  • 寺岡 冨子
    1969 年 22 巻 2 号 p. 107-111
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    生体に窒素源としてタンパク体を与える場合と, 結晶アミノ酸混合で与える場合とで差があるかどうかについてシロネズミを用いて検討した。
    young adultのシロネズミで, 初体重約170gの動物を40日間無タンパク食飼育をして後, 20%カゼイン食とそれと同窒素量のアミノ酸食 (18種混合) の2群につき, 3週間paired feedingした。 その結果, 体重増加量, 血清タンパク量, 肝臓・腎臓・睾丸・心臓・腓腹筋・甲状腺・下垂体・副腎の重量に変化を認めなかった。また肝臓・睾丸・腓腹筋のタンパク量とRNA, DNA量について測定したがいずれも差を認めなかった。
  • 田中 かね子, 榑林 美智子
    1969 年 22 巻 2 号 p. 112-114
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ニンジン抽出液を用いてアスコルビン酸を酸化させ, 続いて起こる低分子物質への分解をも含めて, 一連の酸化反応にたいするホウ酸の影響をしらべた。
    pH 7.4, 37℃におけるアスコルビン酸の酵素酸化は1%ホウ酸添加でほとんど影響をうけない。
    アスコルビン酸の酸化により生成したデヒドロアスコルビン酸は, 約90分で最大となり以後減少する。この減少はホウ酸1%の添加で行なった反応時間150分までは上昇曲線となる。
    よって, ホウ酸は, pH 7.4, 37℃において, 酵素反応によりアスコルビン酸より生成したデヒドロアスコルビン酸をも, 空気中酸素により自動酸化的に生成したものと同様, 抗酸化的に保護することが明らかとなった。
  • 守 康則, 縄田 尚子, 池田 由美子, 松本 苗美
    1969 年 22 巻 2 号 p. 115-121
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    クロロフィル, クロロフィリン, フェオフィチンおよびクロロフィル誘導体の銅クロロフィル, 銅クロロフィリンナトリウム, 鉄クロロフィリンナトリウムの光分解, さらにクロロフィルaの光分解に対する水分, 遷移金属 (Fe2+, Fe3+), L-アスコルビン酸の影響を検討し, 次の結果をえた。
    1. クロロフィルは著しい光分解をうけ, とくにクロロフィルaはbに比較してその光分解度が大きい。
    2. クロロフィリンはクロロフィルaより光に対してはるかに安定であるが光分解をうける。とくに溶液の濃度が薄いほど光分解度が増大する。
    3. フェオフィチンは光に対してやや不安定で光分解をうける。
    4. 銅クロロフィルは光に対して安定であり, 銅クロロフィリンナトリウムおよび鉄クロロフィリンナトリウムは光に対して比較的安定である。
    5. 水分の存在はクロロフィルの光分解を増大せしめる。
    6. 遷移金属であるFe2+ (FeCl2) およびFe3+ (FeCl3) はクロロフィルの光分解を促進する。
    7. L-ァスコルビン酸はクロロフィルの光分解を促進する。
  • 森 治夫
    1969 年 22 巻 2 号 p. 122-125
    発行日: 1969/03/01
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    登熟時の大豆のイノシットールリン酸の組成を調べ殊にlower phosphatesの有無を検討した。
    1. 登熟期大豆の0.5N HClO4抽出液よりBa塩として分離される部分は, そのPの91-94%はinositolhexaphosphate態のPであり, 2-5%のpentaphosphate態と推定されるPを伴っていたが, lower phosphate態と推定されるものは登熟の初期に微量見出されたに過ぎなかった。
    2. Ba塩を分離した上澄中に残るP化合物は殆んど全部Pb塩として回収されたが, この中にイノシットールリン酸のごとき化合物があるがこれも極めて少量であった。
feedback
Top