栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
10 巻 , 2 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 茂木 正利
    1957 年 10 巻 2 号 p. 45-49
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 野村 正行
    1957 年 10 巻 2 号 p. 50-55
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1. 家兎の背部に人工的創面を作り, その治癒期間中のGl酸代謝を検討した。
    2. 創面治癒期間中, 血清β-Glucuronidase力価の上昇に伴つて, 尿中Gl酸が減少する又, 負荷したGl酸の排泄は遅延する。
    3. 健常皮膚に於て, Anthranil酸の抱合体が形成される事を認め, この抱合体がAnthranil酸Glucuronideである事を確定した。又肉芽組織のAnthranil酸抱合態は健常皮膚のそれに比して僅少である。
  • 野村 正行, 若林 正雄, 萩 和子, 常木 長和
    1957 年 10 巻 2 号 p. 56-58
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    各種飼料投与に際して白鼠腸液中Alkaline phosphatase力価を比較検討し, 高蛋白食投与に際し本酵素力価が高値を示す事を認めた。又腸液中及び腸壁中本酵素値を比較した所, 基本食投与に際しては, 腸液中の本酵素作用が常に腸壁中のそれを上廻つているに反し, 高糖食にては, 腸壁中のそれが, 腸液中よりも高位を示す様である。この関係は副腎剔出白鼠に就ても認められたが, 特に腸液中の本酵素減弱が日立つている。尚本実験に際して用いた腸液中Alkaline phosphataseは胆汁のそれが混入している事は避け得ないから, 別の機会に胆汁と腸液を分離して繰返し検討する予定である。
  • 広部 りう, 高木 和男, 増田 富江, 望月 英男, 小峰 みえ子
    1957 年 10 巻 2 号 p. 59-62
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    (1) 前報に引続いて果実を氷室中に貯蔵した時の成分変化をしらべた。用いた果実は, かき, みかん, りんごである。
    (2) かきを氷室貯蔵すると4週間目に軟化してブヨブヨとなり, 6週目にはさらに形がくずれ, 8週目にはほとんど全部にカビを生じた。
    (3) かきを貯蔵した場合には, カロチン, ビタミンB1およびB2は, 何れも貯蔵により含有量の増加をみたが, 最後の6週目に急激に減少した。ビタミンCは逆にわずかずつ減少を示し, 最後に増加した。
    (4) みかんは4週目頃よりカビを生じて腐敗をおこしたが, 8週目よりは急速に腐敗が進んだ。
    (5) みかん中のビタミン含有量は, 何れも12週頃までは大差なく, それ以後からははつきりと減少を示した。
    (6) りんごは紅玉種を用いたが, 約6ヵ月の貯蔵はさして困難ではないが, 11週頃より, りんごの中心部にカビが生えて来た。
    (7) りんご中のビタミン含有量は, ビタミンB1において10週までは変化なく, それ以後は増加し, ビタミンB2は全期を通じて大差なく, ビタミンCは貯蔵後4週にして保有量が著しく減少した。
  • 岩田 久敬, 林田 卓也, 鈴木 達雄
    1957 年 10 巻 2 号 p. 63-67
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1. バターに加えたAの酸化防止には小麦胚芽または小麦胚芽油とNDGAの併用がそれらの単用に比べて効力が大であつた。
    2. 古大豆油に加えたAの酸化防止に対して各種胚芽及び胚芽油はいずれも有効であつて, 小麦胚芽, または小麦胚芽油に抗酸化剤を併用すれば多少効果が認められた。
    3. 過酸化物価及びクライス反応度の上昇を阻止する効果の強いもの程, Aの安定度を高める傾向が認められた。
  • 神成 節子, 上住 南八男, 鈴木 達雄
    1957 年 10 巻 2 号 p. 68-71
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    甘藷=品種, 護国, 農林一号をえらび, その水分, β-アミラーゼ活性, 還元糖, 還元型アスコルビン酸, フォスフォリラーゼ活性, カタラーゼ活性を生育に伴つて, その消長を葉と根茎について追求したところ, つぎの傾向がみられた。
    1) β-アミラーゼとフォスフォリラーゼは生育に伴つて両者異つた反応機構に従うような挙動を示す。
    2) 還元型アスコルビン酸の季節的変化は, ほぼβ-アミラーゼと生育初期平行しのち, 逆の関係で消長する。
    3) 水溶性還元糖は生長とともに葉では減少するが根茎ではちよめいに増大する。
    4) カタラーゼ活性は葉に多く, 生長とともに増大し, 以後は減少する。根茎は少く, ほとんど増減しない。
    5) 同じ時に挿苗を行つた護国, 農林一号の2品種では差異はみとめられなかつた。
  • 後藤 たへ
    1957 年 10 巻 2 号 p. 72-75
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    以上要するに骨および肝臓中のCa並びにPはそれらの排泄状態と逆に佝群において判然と対照より含量を減少した。又骨の栄失佝群並びに肝臓の佝群のK含量は判然と対照より増量を示し, 更に又骨中のFeとCu含量も佝群において減少したことも第5報並びに第6報に報告した実験的クル動物が対照に比べてCa, P, Fe, Cuの排泄を増しK並びにNaの排泄を減少したことと何等かの関連が予想されるものである。
    なお又肝臓中のFeおよびCu含量が佝群において対照より増量し, しかも亦FeとCu含量が骨の様に相似でなく相反した様相を示したことなど更に問題のあることと思われる。
  • 後藤 たへ
    1957 年 10 巻 2 号 p. 76-79
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    佝動物の腎臓のCaおよびFe並びにCu含量が対照より増量している事実は佝動物の骨のCaおよびFe並びにCu含量とまつたく逆の様相を呈しているが, この事実は第5報並びに第6報の佝動物の尿中のCa含量が対照より目立つて増量を示し, 更に又FeおよびCu含量も亦佝動物がやや大なる傾向を示したことと何等かの関連が予想されるものである。
    又佝動物の腎臓中のP含量は対照に比べて栄正佝群はやや減少を示し, 栄失佝群は増量を示していたが第5報並びに第6報の佝動物の尿中のP含量が対照と大差なく, 時にはむしろ佝動物においてP含量が減少の傾向を示したこと, 又は佝動物は尿へのPの排泄が少くなるという報告とも何等かの関連が考えられるが判然としない。
    又佝動物の腎臓中のKおよび栄失佝の腎臓中のNa含量はCa含量と逆に対照より判然と減少しているが, このことも佝動物の尿中のKおよびNa含量が尿中のCa含量と逆に対照より判然と減少している実験事実と相似の傾向でここにも何らかの関連が予想されるものである。
    以上要するに佝動物の腎臓中の各種無機成分は佝動物の尿中の各種無機成分の分布状態と相似の傾向を示してしかも骨又は肝臓の中のそれら無機成分の含量状態とまつたく逆の様相を示している。
  • 加藤 勝雄, 佐藤 徳子
    1957 年 10 巻 2 号 p. 80-84
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    宮域県亘理町小学校児童について, 部落別の口角炎罹患状態を, 又仙台市小・中学校生徒について生活程度別の口角炎罹患状態を調査して次の如き結果を得た。
    (1) 部落別口角炎罹患状態
    亘理町は全戸数に対し農家約30.0%, 商家約10.2%, 農業を兼業とする家, 約10.2% (昭和26年調) という農村であるが, 国道筋に沿つた町の中心地域は古くからの商家が多く, 街村的地域性を有し, 一方町の外廓地域は主として農家部落となつており, 部落別に生活程度その他の点に於て夫々比較的明らかな特徴を持つている。口角炎罹患状態を部落別に見ると, 町の中心部の比較的生活程度の裕富な商業部落では他のどの部落よりも明らかに罹患率は低い。又同じ農家部落でも昔からの自作農で比較的生活程度の高い農家部落に比し, 貧農が多く生活程度の低い農家部落では遙かに高率で, 他のどの部落よりも最も高率であつた。
    又職業別口角炎罹患率は農業が最も高く, 次に商業となつている。部落別口角炎罹患率では中心部の商業部落が低率であるのに, 職業別に見て商業が高率となつたのは準中心地域, 準外廓地域の農業を副業とする比較的生活程度の低い小商家も含まれている為であると思われる。一方貧農部落と同様に生活程度は低いと思われるが, 日雇業は却つて低率であつた。之等の事は口角炎の主因が生活程度そのものよりもむしろ米食偏重による食生活の質的欠陥によるものである事を裏づける事実であると考えられる。尚亘理町全体の口角炎罹患率は秋21.3%, 春28.4%で高橋氏 (2) の 「宮城県農村部では南部北部共に20~30%である」との発表と一致している。
    (2) 生活程度別口角炎罹患状態
    仙台市児童生徒の生活程度別口角炎罹患率は小・中学校とも新市域と旧市域とによつて傾向が異る。即ち農村地帯である新市域では, 小・中学校共 (例数が少いので信頼性は低いが) 一般に生活程度によつて罹患率に殆ど差がなく, 旧市域に比して高率である。之は生活程度別にその食生活に殆ど大差がなく, 一般に米食偏重の傾向が強い為であると考えられる。之に反し市街地である旧市域では小・中学校共A, B, Cの順に罹患率は高くなる (小学校女子の場合のみ各学校共A, B, C間に有意の差が認められなかつた)。この様に市街地である旧市域では小学校も中学校も又男女共一般にC級に罹患率が特に高い傾向が見られるが, 之も主として食生活の質的欠陥に因るものと思われる。
  • 1957 年 10 巻 2 号 p. 85-94
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
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