栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
26 巻 , 1 号
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  • エドウィン T. メルツ
    1973 年 26 巻 1 号 p. 1-13
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 桐山 修八, 井上 幸子, 町中 紀子, 吉田 昭
    1973 年 26 巻 1 号 p. 15-25
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    白ネズミを用いて, その標準飼料にPCB (アロクロール-1248) を0, 0.02, 0.2および1%; DDT (p, p'-DDT) を0, 0.002, 0.02, 0.2%それぞれ添加したときの生理的影響をしらべた結果,
    1. 0.02% PCB群の成長速度は正常群と差がなかったが, 0.2% PCB群は約1/2となった (28日間) 。1%PCB群は3~4日以内に全部死亡した。
    2. PCBの摂取で肝臓重量は明らかに増加し, 対体重比ではこの差はいっそう拡大された。肝臓肥大の程度は飼料中のPCBレベルに比例した。
    3. 脾臓重量はPCB摂取により低下し, その他, 心臓, 腎臓, 副腎重量には大きな変化がみられなかった。
    4. PCB添加飼料では血漿および肝臓コレステロールレベルは有意に上昇し, 正常群の1.5~2.2倍に達した。この変化には明らかなdose-responseがみとめられた。さらにこの変化はきわめて急速に誘起され, 飼料投与2日後ですでに有意差がみられた。
    5. PCB添加による血漿コレステロールの上昇はコンニャクマンナン, ペクチンを同時に添加した際, 多くの場合抑制された。しかし, 肝臓コレステロールレベル, 肝臓肥大には改善の傾向はみられず成長速度は途中から低下した。
    6. PCBと陰イオン交換樹脂の同時添加では血漿コレステロールは低下せず, むしろ, PCBの単独添加より上昇する場合もあった。コール酸ナトリウムの添加では血漿コレステロールは上昇した。
    7. 0.2% PCB添加で血漿トリグリセライドは有意に上昇し, 3%コンニャクマンナン・3%ペクチンなどの同時添加で正常レベルにおさえられた。
    8. DDT添加量の低い間は血漿コレステロールの上昇はみられなかったが, 0.2% DDT添加飼料時にはじめて有意に上昇した。
    9. 0.02% DDTと同時にコンニャクマンナンを加えたものでは, PCB単独添加群の血漿コレステロールより有意に低い値であった。しかし, 0.02% DDT添加では正常群からの上昇幅が少ないので, くり返した実験でははっきりしなかった。
    10. 0.2% DDTでは全身的ケイレンを起こし, 毛は立った状態となったが, 体重減少はみられず, 速度は低下したが持続的に成長した。
  • 保井 明子, 金田 尚志
    1973 年 26 巻 1 号 p. 27-32
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    大豆油ステロールを与えた白ネズミの血漿および肝コレステロールを減少せしめる場合, 大豆油Tocおよびdl-α-Tocを同時に与えると, 植物ステロールの効果を増さしめることを認めた。その理由は, 吸収されにくいとされる植物ステロール, とくにβ-シトステロールの吸収が2倍以上になるためと思われる。
  • 堀 康二, 藤田 修二, 菅野 道廣, 和田 正太
    1973 年 26 巻 1 号 p. 33-38
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    コレステロールを含まない8, 20および32%カゼイン食を与えた白ネズミ血漿の脂質濃度およびin vitroにおけるレシチン: コレステロールアシルトランスフェラーゼ (LCAT) 活性を調べた。
    食餌たん白質レベルの増加にともない血漿コレステロール濃度が増加した。この増加は遊離型よりもエステル型で著しかった。リン脂質もまた増加の傾向にあった。血漿のコレステロールエステルでは, 食餌たん白質レベルの増加にともないアラキドン酸が増加した。LCATの活性には各群で差がなかったが, LCATによって生成したコレステロールエステルの組成には差が認められ, とくにアラキドン酸エステルの生成量はたん白質レベルの増加にともない高くなった。
  • 野中 修, 万木 良平
    1973 年 26 巻 1 号 p. 39-42
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1) 5℃における食餌要素の脂肪酸化におよぼす影響について検討した。
    2) 寒冷時には室温より食餌摂取量が増加していた。
    3) 寒冷区の食餌効率は室温よりあきらかに低下していた。
    4) 寒冷区プラスマ・ホスホリピド量, 肝臓リピド量は室温より多かった。
    5) 肝臓および腹筋における脂肪の酸化は寒冷時高まっていた。
    6) 食餌たん白質量が脂肪の酸化に影響をおよぼしていることがわかった。
  • 兼松 弘, 新谷 助, 今村 正男
    1973 年 26 巻 1 号 p. 43-52
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    市販家庭用マーガリン13種, バター2種を5℃と20℃に12カ月間保存し, 1カ月ごとに官能検査, A. V. , P. O. V. ビタミンA, βカロチンの測定を行なった。
    1) 5℃に保存した場合は全期間異臭を発生するものは認められなかったが, 20℃では9~12月ごろより異臭を発生するものがみられた。
    2) 5℃保存の場合, 3, 6, 12カ月の平均ビタミンA残存率は99.1, 97.5, 91.6%, 20℃では97.0, 93.3, 83.0%であった。
    3) 5℃保存の3, 6, 12カ月の平均βカロチン残存率は97.0, 93.0, 86.5%, 20℃では92.0, 84.4, 75.4%であった。
    4) リノール酸, リノレン酸含量の多い試料は, P. O. V. 増加も大きく, ビタミンA, βカロチンの残存率と関連がみられた。
    5) 家庭用マーガリンの場合, 抗酸化剤, DHA添加の効果はとくにみられず, むしろ冷蔵することが品質保存のために最も効果のあることがわかった。 しかし業務用マーガリンは冷蔵されないのでこれらの添加は必要である。
  • 吉野 芳夫, 平松 芳子, 寺戸 国昭
    1973 年 26 巻 1 号 p. 53-57
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    二クエン酸一第一鉄四ナトリウム塩は広いpH域で可溶性であり, 吸収可能な低分子キレートとして溶存する。中性溶液中ではその80%が酸化されても消化管吸収不可能な高分子ポリマーの形成はおこらない。この化合物のラット貧血回復効果について硫酸第一鉄と比較した。両鉄化合物は鉄として0.3mg/ratを11日間にわたり10回連続投与し (第1回目は59Feでラベル化合物を投与), 鉄の消化管吸収率, Hb値の回復, 貯蔵鉄の増加を測定した。その結果, 消化管吸収は両化合物とも貧血依存性で, 貧血の亢進に伴い5%から70%にまで吸収率の増加がみられた。Hb値の回復は, クエン酸第一鉄塩投与群がより早い傾向にあったが, 最終的なHb値には差異はなかった。一方, 肝臓非ヘミン鉄は硫酸第一鉄投与群がより高値をとる傾向にある。脾臓非ヘミン鉄では両化合物で差異はなかった。
  • 新山 喜昭, 岸 恭一, 遠藤 章二
    1973 年 26 巻 1 号 p. 59-64
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    体重約180~190gのSD系妊娠白ネズミに妊娠第1日よりPFDを投与し, さらに第4日より種々の期間 (4~7, 4~9, 4~11, および4~13日) 0.25mg/日のハイドロコーチゾンを注射して妊娠維持に対する皮質ステロイドの影響をみた。ハイドロコーチゾンを4~9日投与した際には約60%の動物が妊娠を維持したが, 投与期間がこれより短くてもあるいは長くても妊娠維持率は低下した。また20%カゼイン食投与動物に同量のハイドロコーチゾンを投与しても妊娠維持に対しては影響なく, すべての動物は完全に妊娠を維持した。
    肝あるいは筋におけるDNA総量は, PFD群が対照に比し低値であった。
    PFD投与によりおこされる栄養性流産の機構, ならびにこの防止に対するハイドロコーチゾンの役割について若干の考察を行なった。
  • 三宅 義雅, 伊藤 敏子
    1973 年 26 巻 1 号 p. 65-68
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ラットにシイタケ, エリタデニンを添加した食餌を与え, 血漿, 肝臓脂質量および, 血漿リポたん白量への影響について検討した。
    1) 血漿中の中性脂質, リン脂質, コレステロール量は, シイタケ, エリタデニンにより, 減少し, 肝臓では増加の傾向が認められた。
    2) 血漿リポたん白量は, エリタデニン, シイタケ投与により, ともに減少するが, α/β比はシイタケのほうが大であった。
    3) 血漿リポたん白組成中, コレステロールは, エリタデニン投与により, α-リポたん白画分において著しく減少した。たん白質もコレステロール同様, α-リポたん白で減少が認められた。
  • 小見 英代, 山田 和子
    1973 年 26 巻 1 号 p. 69-73
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    血漿遊離アミノ酸パターンにおよぼすビタミンB6欠乏の影響を, ラットを用い食餌中のたん白質の種々の場合について検討し, 次の結果を得た。
    1) 体重増加は, 対照区ではたん白18%群, 70%群に差がなく, 6%群は低値を示し, B6欠乏による体重の低下は6%群に少なく, 70%群において最も著明であった。
    2) スレオニン脱水酵素活性は, 対照区でたん白が多いほど大となったが, B6欠乏区では増加が少なく, 対照区に比し低下し, とくに70%群にB6欠乏の影響が強くあらわれた。
    3) 血漿遊離アミノ酸は, 対照区では6%群, 18%群, 70%群と飼料中たん白含量の増加に伴い血中濃度は増加し, B6欠乏区では飼料中たん白含量の増加に伴い血中濃度は低下した。各対照区とB6欠乏区を比較して, 対照区より有意に増加したアミノ酸は6%群のThr, Gly, 18%群のMet, 70%群のGlyであったが, 他の多くのアミノ酸は各対照区より減少を示した。
  • 坂田 澄雄, 間野 康男, 藤野 安彦
    1973 年 26 巻 1 号 p. 75-77
    発行日: 1973/12/29
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1. 米粒中の主要な中性脂質クラスの脂肪酸とステロールの組成を調べた。
    2. トリグリセリド, ジグリセリドおよび遊離脂肪酸のおもな脂肪酸は, 多いほうからオレイン酸, リノール酸, パルミチン酸などであった。
    3. ステロールエステル画分中のおもな脂肪酸は, 多いほうからリノール酸, オレイン酸, パルミチン酸などであった。
    4. ステロールエステル画分と遊離ステロールに含まれるおもなステロール類はともにβ-シトステロール, カンペステロールおよびスチグマステロールで, このうちβ-シトステロールが過半を占めていた。
  • 1973 年 26 巻 1 号 p. 79
    発行日: 1973年
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
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