栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
17 巻, 3 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
  • 中川 一郎
    1964 年 17 巻 3 号 p. 145-147
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 松茸変敗菌のヒスチジンおよびフェニルアラニンの脱炭酸
    井上 伊造
    1964 年 17 巻 3 号 p. 148-156
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    中毒松茸より分離した菌を, 滅菌した良質松茸に移植して腐敗せしめた松茸汁を, SH系マウスに投与した際, 滅菌松茸汁, 生松茸汁共に中毒症状を示した菌株のうち特に死亡率の高く, 強い毒性を認めたNo. 64, No. 90株はもちろん, 一部は回復し, 生存数をみたが, 滅菌松茸汁および生松茸汁共に死亡することを認めたNo. 75, No. 102株についての脱炭酸能はいずれも, ヒスチジン, フェニルアラニンの両アミノ酸の脱炭酸能を有することを認めた。このことはこれら菌株はヒスタミン, およびフェニルエチルアミンを共に生成することを推定した。なお両アミノ酸の脱炭酸能の強い菌として, No. 81株を認めたが動物実験による中毒試験は今後において行ない, 検討するものである。
    また両アミノ酸の脱炭酸はしないが, 一方のアミノ酸に対する活性の強い菌株もあり, 特にヒスチジンの脱炭酸能の強い菌株が松茸に多く付着していることを認めた。
  • 特に松茸の変敗と霊菌の意義
    井上 伊造
    1964 年 17 巻 3 号 p. 157-160
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    レイ菌の細菌学的性質および医学的意義について, 山中, M. Yamanakaは述べているが, 腐敗菌としてのレイ菌の作用や, アミノ酸の脱炭酸特に紅, 白両系を比較したものは少ない。
    著者はレイ菌が松茸の腐敗に及ぼす影響のうち, 特にヒスチジン, およびフェニルアラニンを基質として, これらアミノ酸に対する脱炭酸能を調べた結果は, 両アミノ酸に対する脱炭酸活性は極めて強いことを認めた。この事実は松茸中に存在するヒスチジンおよびフェニルアラニンを脱炭酸し, ヒスタミンおよびフエニルエチルアミンを生成すると考えられる。このアミノ酸の脱炭酸能は, ヒスチジンの基質に対しては, 紅色系菌のpH=7.0が最も顕著な活性を示したが, 白色系菌は遙かにこれに及ばない。これに反してフェニルアラニンを基質としたときは, 紅色系菌より白色系菌の方が活性が強いことを認めた。
    脱水素能は, 両系菌共に陰性であるがヒスチジンおよびフェニルアラニン共に紅色系菌より白色系菌の方がやや強いことを認めた。
  • 重久 剛
    1964 年 17 巻 3 号 p. 161-164
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    情緒的ストレスによるCa選択の増加の意義を検討するために, ラッテに回避条件づけを行ない, 不安行動との対応を求めつつ, 尿中に排泄されるCa量を測定した。実験期間は, ストレス前の対照期・15, ストレス前期 (条件づけ) ・10, ストレス後期 (消法) ・10, ストレス後の対照期・15日の50日間である。全実験期間中, 基本飼料を自由に与え, また条件づけは, ブザーと電撃を1日20回与えた。
    その結果, 両ストレス期に著しい不安行動がみられ, これに対応して, Caの尿中排泄が徐々に減少した。この間に, 摂食量は急速に減少し, 体重の増加は停滞した。Caの摂取量は, 摂食量の減少に伴って減少したが, 尿中排泄量は, さらに著しい減少を示した。すなわち, Caの尿中排泄量は, ストレスにより徐々に減少しはじめ, ストレス後期に最少値に達し, その後回復への傾向を示している。
    Caの摂取量に対する尿中排泄率は, ストレスの初期には, 全く変動を示さず, 後期に入って, 徐々に減少しストレス後期の最初に最少値 (27%の減少) に達し, その後回復した。
    すなわちCa排泄の変動は, 窒素の場合に比べて, 緩徐に現われ, グルコースに比べて, 急速に起こった。また排泄の変動の大きさは, 窒素およびグルコースの場合に比べて, はるかに小さかった。
    以上の結果を総合して, 前報に報告した情緒的ストレスによるCaの選択量の増加は, Caの排泄率減少と相まって, Caの体内貯留を意味するものと考えられる。
  • 重久 剛
    1964 年 17 巻 3 号 p. 165-168
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    情緒的ストレスによるK選択の減少の機構を検討するために, ラッテに回避条件づけを行ない, 尿中に排泄されるKおよびNa量を炎光光度法によって測定した。
    実験期間は, 対照期・15, ストレス前期 (条件づけ) ・10, ストレス後期 (消法) ・10, 対照期・15日の50日間である。全実験期間中, 一定のKおよびNaを含む基本飼料を自由に与え, また条件づけには, ブザーと電撃を1日20回与えた。
    被験動物には, 両ストレス期に著しい不安行動がみられ, 同時に, KおよびNaの尿中排泄量の急速な減少が認められた。
    この間に, 摂食量は減少し, 体重増加は, 一時停滞した。
    KおよびNaの摂取量は, 摂食量の減少に伴って減少したが, 尿中排泄量は, さらに著しい減少を示した。すなわちKは, ストレスにより直ちに減少しはじめ, その後ほとんど回復しなかった。Kの摂取量に対する排泄率は, ストレス直後, 急速に19%減少して, 最少値を示しストレス後の対照期まで減少しつづけ, その後わずかに回復した。
    Naの尿中排泄量は, 両ストレス期に, Kに比してさらに著しく減少し, その後ほとんど回復した。Naの摂取に対する排泄率は, ストレスにより急速に減少し (32%), 後期にも減少をつづけ, その後回復して, ストレス前の値を上まわった。
    K排泄率に対するNa排泄率の比は, 両ストレス期に減少し, その後は回復して著しく増加した。すなわち排泄の減少は, KよりNaにおいて大であった。
    KおよびNaの排泄率の減少は, 比較的急速に現われたが, その減少率は, あまり大きくなかった。
    前報において認められた, 情緒的ストレスによるカリウムの選択量の著しい減少は, 情緒的ストレスによってカリウムの尿中排泄が減少する結果と考えられる。またKおよびNaの排泄率が共に減少した事実から, 本実験の結果は, G-A-Sとは関係ないものと考えられる。
  • 蛋白質の必須アミノ酸平衡性の図示法およびその応用
    藤原 邦達, 福原 貞介
    1964 年 17 巻 3 号 p. 169-173
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    前報までの栄養係数の概念にもとづいて, 食品中蛋白質の必須アミノ酸に関する栄養学的平衡関係を図示する方法を考案し, 同時にその応用について説明を加えた。
  • 油脂の酸敗に及ぼす食品成分と油脂の変敗度との関係
    梶本 五郎
    1964 年 17 巻 3 号 p. 174-177
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1. 変敗度の異なる大豆油に, カゼイン, 水の等量混合物を40%になるよう混合し, 25℃に放置して, 放置日数と過酸化物価, 酸価を求めた。その結果, 過酸化物価はほとんど増加せず, 酸価は未変敗混合油のみいちじるしく増加し, これに対し, 変敗油の混合油では増加しなかった。
    2. 未変敗大豆油にBPO, LPO, をそれぞれ0.1%お第3図 酸化防止剤, 添加混合油の過酸化物価および酸価よび1%ずつ添加し, 同様カゼイン, 水の混合物と放置すれば, 過酸化物価は20日ごろまで増加するが, それ以後増加せず, ただし, BPO 1%添加混合油のみは増加した。酸価はBPO, LPO添加混合油ともに低く, またLPOに比べBPOの方がより低い。しかし, 変敗油の混合物に比べれば高い。
    3. 大豆油に酸化防止剤, BHA, BHT, PG, NDGA等を添加し, その添加油およびカゼイン, 水の混合油について調べた。
    酸化防止剤添加油そのものでは, 20日すぎから過酸化物価が増加し, 酸価もわずかに増加する。しかし, 添加混合油になると過酸化物価は10日すぎから減少し, 逆に酸価は急激に増加し, 酸化防止剤の無添加混合油に比べBHA添加混合油のみが低く, NDGAは同程度で, 他はいずれも高かった。
  • 血清コレステロール値に及ぼすアミノ酸欠乏の影響
    広野 治子, 有山 恒
    1964 年 17 巻 3 号 p. 178-180
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    アミノ酸混合物を用いリジン, イソロイシン, アルギニン, メチオニン-シスチン, アスパラギン酸を各々一つずつ抜いた試験群を設けて血清コレステロール値の低下をしらべた結果, 高カゼイン食のコレステロール低下作用にはアルギニン, アスパラギン酸は直接関係がなく, リジン, イソロイシンはコレステロール低下作用の一要素とみなされる。結局蛋白の質の良否を左右するアミノ酸バランスが最も重要な関係をもつものと思われ, バランスのとれたアミノ酸組成の蛋白が十分量あることが血清コレステロール低下の最も重要な条件であると考えられる。
  • 必須アミノ酸構成について
    高木 兵治, 藤山 玲子, 長沢 俊三
    1964 年 17 巻 3 号 p. 181-184
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    農家の自家醸造味噌の品質を, 10種の必須アミノ酸組成の見地から検討した。供試味噌は, 埼玉, 群馬, 栃木の各県から蒐集した米麹, 麦麹, 味噌玉味噌など総数28点である。
    分析は微生物法で行ない, その結果は, どの種類の味噌においても, それぞれの必須アミノ酸含量の間には, 有意の差は認められなかった。蛋白質中の各必須アミノ酸の全平均値は, Leucine 7.7, Isoleucine 4.7, Lysine 5.7, Methionine 1.2, Cystine 1.3, Phenylalanine 4.7, Threonine 3.4, Tryptophan 0.9, Tyrosine 3.9, Valine 4.6%であった。また, 蛋白質中の各必須アミノ酸含量は経時的にも有意の差は認められなかった。
  • 長沢 俊三, 田村 民和, 藤山 玲子, 川上 行蔵
    1964 年 17 巻 3 号 p. 185-187
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    ビタミンAパルミテートを用いて調製した強化味噌において, 添加したビタミンAは, 従来の諸報告に見られるように安定であることを確認した。
    この強化味噌を用いて味噌汁を調製しても, 添加ビタミンAは安定であることを確認した。
    この研究を実施するに際しては理研ビタミン油KKから, 材料の供与を得たのみならず諸種の便宜を与えられた。
  • 正常マグネシウム食餌の場合
    五島 孜郎, 関 博麿
    1964 年 17 巻 3 号 p. 188-191
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    体重70~80gのWistar系ラットについて, 30日間にわたり, 動物の成長と乳糖のMg CaおよびP代謝におよぼす影響をみた。
    飼料中のMg, CaおよびP量はそれぞれ0.05, 0.65および0.46%であった。
    体重増加は, 乳糖投与群において飼育まもなくにして下痢があらわれ, 下痢の停止とともによくなり, 実験全期間を通じて平均1日の体重増加量は対照群のそれと0.3gにまで追いついた。
    Ca代謝については乳糖投与によって吸収量および尿中排泄量の増加をみたが, 平衡量では対照群との間に差異はみられなかった。
    MgおよびP代謝については乳糖, ブドー糖投与群間に差異をみなかった。
  • 1964 年 17 巻 3 号 p. 191
    発行日: 1964年
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
  • 高マグネシウム食餌の場合
    五島 孜郎, 関 博麿
    1964 年 17 巻 3 号 p. 192-194
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    体重70g前後のWistar系ラット ( ) について, 30日間にわたり動物の成長と乳糖の無機質代謝におよぼす影響をみた。
    飼料中のCa, MgおよびP量はそれぞれ, 0.62, 0.23, 0.44%であった。
    乳糖投与群では飼育まもなくにして下痢があらわれたが, 暫時にして停止し, 平均1日の体重増加量は対照群のそれに近似にまで追いついた。
    乳糖投与によって, Ca, MgおよびPの3者とも, 尿中へのこれら無機質の排泄が対照に比して増加したにもかかわらず, 平衡量もまた増加した。
  • β-カロチンのアビエチン酸エステルへの溶解と安定性
    寺崎 衛, 美間 博之, 藤田 栄一郎
    1964 年 17 巻 3 号 p. 195-198
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    It was previously reported that β-carotene was dissolved in orange oil by heating at 100°C for 30 minutes and the resulted β-carotene-orange oil solution was emulsified for coloring of soft drinks.
    But the emulsion was used to a restricted field owing to its specific odor. The authors studied various solvents of β-carotene for wider applications.
    1. β-carotene was dissolved by heating in esters of abietic acids to about 3%.
    2. β-carotene in the abietate was stable in the absence of antioxidants.
    3. Taste panel evaluations did not reveal any adverse flavor of the solvent.
  • ミキサーおよびジューサー処理による生野菜汁のビタミンC含量の変化
    山崎 妙子, 大宝 明
    1964 年 17 巻 3 号 p. 199-202
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    新鮮な野菜類のミキサーおよびジューサー処理を比較検討して次のような結果が得られた。
    1. 野菜汁のC残存量は野菜の種類, 処理方法の相違によりかなりの差が認められた。
    2. 酸化酵素の強い野菜類は, ミキサー処理では還元型Cがほとんどなくなるが, ジューサー処理ではかなり残存する。
    3. 繊維の多い野菜や, 水分の少ない野菜は, ジューサー処理によって汁液の収量が非常に少なくなるため総C量が著しく減少する。
    4. ジューサー処理において, Cの酸化防止をするために種々の前処理を行なったが, 野菜類ではあまり有効ではなかった。
    5. 一般に葉菜類, 茎菜類はミキサーで, 根菜類, 果菜類はジューサーで処理する方がジュースの栄養的価値が高くなりかつ味覚もあまりそこなわれないようである。
  • 王乳の抗菌性について
    飯塚 広, 小山 洋之介
    1964 年 17 巻 3 号 p. 203-207
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1. 146種1変種152株の微生物を対象として, 新鮮王乳の抗菌性を検討した。
    2. 糸状菌Trichophyton mentagrophytes (毛瘡白癬菌) に対して, 抗菌作用を示した。
    3. 放線菌に対しては, 供試した全菌株に抗菌性を示したが, 他の微生物では, 生育阻止を示した菌株は少ない。
    4. 一般細菌および乳酸菌に対しては抗菌とは逆に, むしろ結果として, 比較的生育が促進された菌株が多かった。
  • 四塩化炭素中毒肝にたいする効果
    稲垣 長典, 丸山 薫代, 福場 博保
    1964 年 17 巻 3 号 p. 208-211
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    1) シジミ中に存在する肝障害に対する予防因子の検索及び作用機構の解明を目的として実験を行なった。
    2) 四塩化炭素中毒肝にたいする動向を検討した結果肝切片内在呼吸についてみるとシジミ粉末, またはB12を投与したものは酸素消費量の低下を見ず対照群とほとんど同一であるが, これらを投与しないものは明らかに低下しているがB12投与よりシジミ粉末投与が著しくよいということはなかった。
    3) S-GPT活性, 肝脂肪量については四塩化炭素中毒が軽症のためか, 白ねずみ自身肝障害治癒能力を有するためかシジミ粉末またはB12投与群は非投与群と著しい差が出ず明らかな効果を示さなかった。
    本論文の要旨は第15回日本ビタミン学会大会 (昭38) において発表した。
  • 総リン脂質の脂肪酸組成
    工藤 力, 両木 岱造, 長沢 太郎
    1964 年 17 巻 3 号 p. 212-216
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    牛乳および人乳から分離したクリームを用いアセトン不溶, エチルエーテル可溶部分として得たリン脂質を試料として, その窒素, リンの含量を定量し, ガスクロマトグラフィーにより脂肪酸組成を分析した。
    窒素, リンの含量は人乳リン脂質が牛乳リン脂質に比較して高い値を示した。
    脂肪酸組成は人乳リン脂質が牛乳リン脂質より炭素数20以上の脂肪酸およびC12, C14, C16が多く, C18, C1=18, C2=18, C3=18が少ない。また人乳, 牛乳両リン脂肪とも各々のアセトン可溶部とは異なった脂肪酸組成を示し, 炭素数20以上の脂肪酸が多く, 炭素数が10より少ない脂肪酸は含まれていなかった。
  • 長沢 太郎, 両木 岱造, 清沢 功, 寺本 容子
    1964 年 17 巻 3 号 p. 217-222
    発行日: 1964/10/30
    公開日: 2009/11/16
    ジャーナル フリー
    人乳および牛乳の結合性糖類を定量し, 乳汁中の蛋白質1g当りの結合性糖類含有量を算出し, さらに人乳については泌乳日数による各成分の経時的変化について観察した。また, 各態窒素と結合性糖類の相関関係について検討した。
    その結果, 人乳と牛乳の結合糖類は蛋白質1g当りの含有量に換算した場合, 著しい相違が認められた。すなわち, 人初乳はヘキソース2.8倍, ヘキソサミン18.6倍, シアル酸4.6倍それぞれ牛初乳より高く, 人常乳はヘキソース2.2倍, ヘキソサミン12.5倍, シアル酸4.1倍牛常乳より高い値を示した。
    人乳の各成分は全ヘキソースを除いて分娩後経過日数の増加に伴なって減少した。また, 蛋白質1g当りの糖類結合量からカゼインおよび乳清蛋白質以外の糖類含有量のたかい蛋白質乃至多糖類の存在が予想された。
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