古來救荒植物といわれ東北地方で早春廣く食用にされて居るわすれぐさ (やぶかんぞう) Hemerocalis fulva, L. Kwanso Regel) の莖葉の榮養價を白鼠を用い飼育試験した結果玄米粉と封照して10%代替では可成生長を障げられることを認めた。また蒸煮物のビタミンB
1及Cは夫々100g中9γ, 37mgでB
1は極めて少くCは中等程度の含量であつた。
終りに御指導と御鞭縫を頂いた平塚英吉, 佐々木林治郎爾先生及齋藤道雄博士に厚く謝意を表する。また實驗の一部は高嶋八郎氏の協力によること及研究費の一部は文部省科學研究費によるものである。
抄録全体を表示