栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
14 巻 , 4 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 鈴木 慎次郎
    1961 年 14 巻 4 号 p. 271-280
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
  • 浦上 智子, 細見 倫子, 友永 敬子
    1961 年 14 巻 4 号 p. 281-284,288
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1. 異臭は照射した揚げなかみから抽出した油脂および照射揚げ外皮から抽出した油脂で最も強く, 蛋白質および水分が関係していると考えられる。
    2. 紫外吸収測定の結果と化学定量, ことにP. V. とカルボニル量, は必ずしも一致しない。
    3. 照射の影響を脂肪酸のべーハ一クロマト法で検出することは困難のようである。
    4. 蛋白質や水が媒体となって照射によるフリーラジカル反応が起ると考えられる試料は230mμ附近および253~258mμ附近に強い吸収を示した。異臭に関係してこれらを追究して見る必要があると考えられる。
  • 浦上 智子, 細見 倫子, 友永 敬子
    1961 年 14 巻 4 号 p. 285-288
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    The oil extracted from the irradiated fried be an curd possessed the strongest i rradiation odor.The paper chromatographic tech nique employed was found not to be an efficient means of detecting the influences of irradiati on. The ultraviolet ab-sorption spectra observed with the irradiated somples were not in accord with the results of chemical analyses, but kmax at 253, 258 and 230 mμ appeared to be of some significance in relation to the effect of irradiation.
  • 浦上 智子, 細見 倫子, 友永 敬子
    1961 年 14 巻 4 号 p. 289-293
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1. 大豆加熱油, 揚げ外皮油脂, および揚げなかみ油脂の水蒸気一揮発性カルボニル化合物について照射の影響を調べた。
    2. 溶媒抽出法によリカルボニルDNPHを分割したところモノカルボニルのみが存在していた。これをカラムクロマトで分離し, 各々について紫外吸収の測定とペーパークロマトを行なった。それぞれの紫外部極大吸収波長を文献値と比較し, カルボニル化合物の構造の推定を試み, その結果から, それぞれの試料油脂の対照と照射試料の組成を検討した結果可成り異なる化合物が存在することがわかった。カラムで分割した試料について更にペーパークロマトを行なったところ, 大部分は単一のスポットを与えたが, 2, 3のものは数種の化合物の混合であることがわかった。
    3. 揮発性カルボニル化合物の検討の結果, 第VI報で示された揚げ油の組成と生揚げ外皮吸着油脂の組成に差があるということを, さらに裏付けることができた。すなわち生揚げ製造の加熱中に起こるフリーラジカル反応に蛋白質や水分が関与し, 生揚げ外皮油脂の組成は, そのような関与のない揚げ油の組成とは異なる。
  • 一瀬 義文
    1961 年 14 巻 4 号 p. 294-296
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    (1) 硝酸銀水溶液であらかじめ不活性化したウレァーゼは濃度それぞれ10-4, 2×10-4, 10-3 MのB2, 10-3, 5×10-3, 10-2 MのB6およびニコチン酸, 50γ, 100γ, 200γ%のB12のいずれによってもその活性は回復されなかった。
    (2) 2, B6, B12はいずれもあらかじめウレアーゼに作用させた時は作用時間に関係なくほとんど酵素活性には影響をおよぼさなかった。ところが基質と同時にウレアーゼに加えた場合はB2は23.5-24.7%, B6は122-19.0%, B2は12.9-14.2%の酵素作用阻害率を示した。
    これはEbersoleなどのいわゆる反拮抗的阻害であろうと考えた。
    (3) ニコチン酸は前記のビタミンとは反対にあらかじめウレアーゼに作用させた場合に約808%の阻害率を示し, 基質と同時に作用させた場合にはほとんど阻害作用を示さなかった。
    これはDixonなど拮抗的阻害ではなかろうかと考えた。
  • 小柳 達男, 菊池 亮介, 鷹嘴 テル, 及川 桂子
    1961 年 14 巻 4 号 p. 297-300
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    The nutritive value of “Koji rice (rice moulded by asperyillus oryzac)” was examined on rats, where nutritive effect of the protein was found to be lower than that of rice. An addition of the alcohol extract of “Koji rice” measurably improved the growth of rats fed with the basal diet consisting of polished rice 84, casein 10, soybean oil 2, salts 4 and vitamin A.
    When “Koji rice” was supplied in place of rice, the calcification of bones of rats was improved, which indicated the increased available phosphorus in Koji rice as a result of the hydrolysis of phytin in the rice.
  • 豊沢 功
    1961 年 14 巻 4 号 p. 301-304
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    茎菜および葉菜類の各部分および組織におけるコリン含量を測定し, つぎの結果を得た。
    1) 茎菜のコリン含量は, 若い組織ほど多くなる。
    2) クケノコの1節間では, 上半部よりも下半部にコリンが多く, またにの部分に, 横向きの管束様組織を多数認めた。顕微鏡実験の結果この組織を維管束と推定第6図ホーレン草生育時のコリン量の変化した。
    3) ヒマワリの茎では, 髄, 皮部よりも管東部附近にコリンが多く存在する。
    4) 葉菜でも, 生理的年令の若い組織ほどコリンが高濃度となるが, 各葉位におけるコリン分布量はそれぞれの生体重とほぼ比例している。
    5) ホーレン草では葉の生理的年令が古くなるに従って, コリン含量も減少する。
  • 三代 幸彦, 中山 義之
    1961 年 14 巻 4 号 p. 305-308
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    The authors have found that equal fractions of the number of raw rice particles are shattered by each successive stroke of an equal count of mastication. The mathematical representation of this statement is
    N=N0⋅10-kt
    or
    log(N/N0×100)=2-kt
    where N0 is the number of raw rice particle, N is its number after the masticatory stroke (t), and the constant k is the mastication coefficient (masticatory index).
  • 新井 養老, 関 博麿
    1961 年 14 巻 4 号 p. 309-311
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    Sodium and potassium contents of fishes were determined by flame photometry.
    From the standpoint on alimentotherapy (low sodium diet) of edema, the authors investigated whetherthere was any difference in sodium contents of white and lean meat.
    According to the data obtained, both the white and lean meat contained potassium more than sodium.
  • 山本 美枝子, 大井 康子, 中村 亮八郎
    1961 年 14 巻 4 号 p. 312-317
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    Growth tests were made on rats, with the addition of sodium-phytate to the basal diet of low phosphorus, followed by metabolic tests of calcium and phosphorus, to obtain an information about the availability of phytin-phosphorus in the animal.
    In the growth test, phytin-phosphorus was available evidently but was inferior to K2HPO4, as a phosphorus source.
    In the metabolic test, the utilization (the absorption) of phytin-phosphorus was lower than that of K2HPO4. Although the absorbed phytin-phosphorus was apparently accumulated in the body, the retention of calcium was diminished by the phytin-P intake.
  • 木村 和彦
    1961 年 14 巻 4 号 p. 318-323
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    The blood urea level seemed to have a significance on nutritive physiology as previously reported, where the blood urea content was remarkably increased provided that the low-protein diet was fed for a certain period. Blood urea was measured in this experiment, in which blood urea contents in the case of essential hypertension, kid ney diseases, hepatom, Kimmelstill-Wilson's syndrome often reached a considerably higher level than normal. No seasonal variations in blood urea content were observe.
  • 林 寛, 有山 恒
    1961 年 14 巻 4 号 p. 324-330
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    (1) 白米蛋自質を唯一の蛋白質給源とする食餌に栄養価の異なる天然蛋白質としてカゼイン, グルテンおよびゼラチン, また非蛋白態窒素化合物としてクエン酸アンモニウムおよびアセトアミドを添加して成熟および幼シロネズミに与え, その栄養補足効果の差異を比較した。
    (2) 上記の蛋白質の添加は対照の白米区に比較して有意の体重増加を示し, 非蛋白態窒素化合物にはその効果がみられなかった。これらの添加物の栄養補足効果は肝臓のxanthine oxidaseおよびarglnase活性度とほぼ相関を示した。
    (3) 血清蛋白質の濃度は添加物によってほとんど影響されなかったが, 血清AG比には添加物の補足効果が比較的鋭敏に反映した。
    (4) 肝臓の脂肪は白米食でかなり著明に増加したが, カゼイン, ゼラチンを添加するとこの脂肪化は阻止できる。しかし上記非蛋白態窒素化合物にはこの阻止効果がみられず, アセトアミドはむしろ脂肪肝性作用が認められた。
    (5) 得られた成績から総合的に判定すると, 白米蛋白質のごときアミノ酸組成の質および量ともに不完全な蛋白質を補足する場合には, ゼラチンのように単独では劣等蛋白質でもその添加量に留意すればかなりの栄養補足効果が認められる。また成熟動物ではクエン酸アンモニウムおよびアセトアミドのような非蛋白態窒素化合物はほとんど利用されない, しかし幼動物は発育途上にあるためアセトアミドのNは利用できるようである。
  • 梶本 五郎, 笠村 貴美子, 遠藤 義臣
    1961 年 14 巻 4 号 p. 331-334
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1. BHT, BHA, NDGA, PG, IG, AP, HQ, EMQおよびUOP88など9種の抗酸化劇について, 黄色ブドウ状球菌に対する抵抗性をHalo Testで調べた結果, NDGA, IG, HQ, BHAなどが特に抗菌性があり, ついでUOP88, EMQ, BHT, PGの順であった。
    2. BHA, IG, NDGAの3種を選び, 抗酸化剤の濃度と抗菌性について調べた結果, 0.05%濃度に浸漬ものまでは抗菌性を有するが, それ以下の濃度に浸漬したものでは抗菌性がない。それは布に吸収される抗酸化剤が微量なためである。
    BHAが0.005~0.014mg木綿布に吸収されただけで十分抗菌性を示している。
    3. 酒石酸, クエン酸をそれぞれの抗酸化剤に0.01%になるよう添加し, 添加効果の抗菌性をみたが, NDGAのみやや抗菌性が増加し, 他の抗酸化剤は無添加と同様であった。
  • 増田 恵一
    1961 年 14 巻 4 号 p. 335-339
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    The rate of transport of radioactive phosphorus (P32) into blood and the effects of several compounds on it had been discussed on the previous reports by using perfusion techniques on rats.
    In this experiment, the author estimated the rate of transport of P32 into blood of the rats, on the peritoneum of which was sutured the “Tetoron Mesh”(2×2cm.) as a substitutional peritoneum, followed by the intraperitoneal injection of Ringer's solution containing P32.
    The rate of P32 transport of the rats with “Tetoron Mesh” was increased than that of normal rats.
    In the case of normal rats, the rate of the transport was increased by the addi-tion of glucose (10-4) M or ATP (10-4M) to the Ringer's solution containing P32, butit was decreased by the addition of iodoacetic acid (10-4 M) or 2, 4-dinitrophenol (10-4M).
  • 古沢 康雄, 原田 知枝
    1961 年 14 巻 4 号 p. 340-342
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1) 市販のそば粉よりルチンを分離精製しで, 元素分析その他の方法により確認を行なった。
    2) 各地より夏そばおよび秋そばの種実を集めて製粉し, それらのルチン含量を定量して比較した。
    3) 還元糖, 非還元精, アミノ態窒素および有機酸量なとについても検討を行なった。
  • 林 義男
    1961 年 14 巻 4 号 p. 343-345
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    (1) 酵素GADの研究に当り最も得易い給測としてC6菌を選用し, 通常の培養条件で充分強力なGAD活性の菌を得る。長期保存のためアセトン乾燥菌体とした。
    (2) 乾活体をM/20, M/40-燐酸ソーダ液 (pH8.5) にて抽出して残る抽出残渣のGAD活性はなお大であり, 至適pHは5.0, Kmは4.5×10-3Mである。
    (3) このようにC6乾燥菌体には抽出され易いGADと抽出困難な状態のものと二状態がある。
    (4) 後者すなわち抽出残渣のGADも基質を定量的に脱炭酸するから, 例えば食品中のGAの定量に利用し得る可能性がある。
  • 林 義男
    1961 年 14 巻 4 号 p. 346-348
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    (1) 無細胞抽出液 (GAD) の至適pHは5.0である。
    (2) 基質 (GA) の濃度を種々変更して酵素反応速度に及ぼす影響を検討し, その結果Km値は3.85×10-3Mであった。
    (3) 阻害剤のうちNH2OH, セミカルバザイド, KCNが完全阻害をするところから, 本酵素はPyridoxal phcsphateを助酵素とすることを推定した。
    (4) 酢酸酸性による本酵素の沈澱は少しの損耗もなく遂行されるところから, 本酵素の精製に有効である。
    (5) この沈澱をM/50燐酸ソーダに溶解した液につき酵素の耐熱性を検討し, 65℃以上では完全に失活することを知った。
  • 藤本 省一
    1961 年 14 巻 4 号 p. 349-362
    発行日: 1961/11/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1) In those taking a low protein diet, the secretion of adrenocortical hormone decreased to the minimum in the 2nd-3rd weeks, and afterwards showed a little increase without a full recovery.
    2) It was made clear by diet surveyings that calorie and total protein in the diet were sufficient but the protein-score of the diet was remarkably low in priests who were in the practice of religious austerities on Zenshu (Zenshu-Sodo) as they were not in the habit of taking animal protein. These facts were c, nsidered as very significant in the daily life of such priests.
feedback
Top