1) 大陸諸都市の特長に就いて述べた。 2) 之に關聯して形態論の歴史及現實への結附きを考察した。 3) 滿洲諸都市の日鮮滿外の民族別入口比率を計算し都市を類別した。日本入比率の増加は都市の發展と平行し,南滿の工鑛業都市では30%程度である。 4) 新京に例をとつて,職業,出生地,來住,年齡構成を記載し,特に日本人が頭腦的技術的役割をなし,滿人が勞働力日常生活品の供給者たる事を述べた。 5) 大連,哈爾濱市内の民族別人口配置状態を見,又附屬地型都市を説明した。 6) 最後に,日本の大陸進出に於て民族間に發生する關係を模式化し考察した。
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