統計力學に於て亂雜性とエントロピーとの間を關係づける式
S=-
k∑ln
fiがある。こゝで
Sはエントロピー,
kはBoltzmannの恒數,
fiは
iなるComplexionに屬する特定の微視的状態の數の全體に對する比であつて1より小さい分數である。本研究では
Sを散亂の程度を示すーつの数,
fiはiなる級間に屬する測定値の數の全測回數に對ずる比(分數)として考えてこの對應が實際の測定値に適用された場合どのような結果になるかを示した。尚Bóltzrnannの恒數は任意常數として考えて簡單に1と置いて見た。
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