生繭絹纎維の水中における著者の所謂結晶化的安定化温度
Teと延伸率
xとの關係について,結晶化度一定と言う假定の下に分子論的一考察を試み,次の關係式を得て前報における實驗値とのよい一致を見た。
ここに
Cは無張力水浸の際の結晶化的安定化温度(絶對單位), 1/
p=
U/
R(
Rは瓦斯恒數,
Uは流動的活性化エネルギー),
Bは或る比例恒數である。圖式的に實驗値から得られた
p恒數から流動の活性化エネルギーとして2.0Kcal/molが得られ又流動セグメントの大さとしてアミノ酸基數5~10個程度の大さが算出された。
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