小児歯科学雑誌
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21 巻 , 4 号
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  • 大竹 邦明, 成田 寛治, 宮沢 裕夫, 前田 隆秀, 山田 博, 小林 暁, 芳賀 定, 北村 陽太郎, 高梨 登, 深田 英朗, 渋井 ...
    1983 年 21 巻 4 号 p. 623-641
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    この研究は1982年度に東京都の依託を受けて行なった心身障害児者歯科医療研究の成果の一部である。その研究の一部である咀嚼機能の回復法の基礎的研究として,心身障害児の口腔の健康管理を進めるにあたって,どの程度,口腔機能が障害されているか。そして,その障害の程度と全身の発達とどのような関連があるかを知ることを目的にこの研究を行なった。その結果
    1.口腔機能の障害の中でも一番障害されていたのは,言語であった。また,軽かったのは,口唇,顔面の対称性と頭部の変形であった。
    2.口腔機能の障害の程度で分類したタイプ間で一定の傾向,つまり,障害の程度が著しく障害されるのは姿勢の保持,指示による顎の静止,指示による舌の挙上,指示による嚥下,流唾であった。
    3.口腔機能の障害程度と全身との発達では,口腔機能の障害度の方が全身の発達の遅れよりも軽度であった。
    4.口腔機能と全身の発達とは関連が深く,とくに姿勢の保持は対人関係,日常生活,道具の使用,理解,および歩みの発達とは高い相関が認められた。
  • 邊見 千香, 今西 秀明, 西野 瑞穂
    1983 年 21 巻 4 号 p. 642-650
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    今日,心身障害児の口腔衛生管理の問題は大きな課題となっている。今回われわれは,心身障害児の口腔衛生管理について,よりよい方法を探る目的で,高松市歯科救急医療センターに来所した障害児の実態を調査分析し,検討を行った。
    対象は,4歳から17歳までの障害児95名で,障害別にMR単群,CP群,ダウン群,自閉傾向群,てんかん群,その他群の6群に分類した。
    齲蝕罹患者率は94.3%で,一般児と大差はなく,罹患歯率は28.5%で,一般児より低い値であった。
    処置内容は,Ag(NH3)2F塗布,複合レジン充填が高い値を示した。
    1人平均来所回数は,MR単群7.3回,自閉傾向群6.7回と多く,普通処置可能までの1人平均来所回数はMR単群2.1回で一番多く,てんかん群1.3回で一番少なかった。1人平均リコール回数は平均0.7回であった。リコール時処置内容は,ブラッシング指導およびフッ化物塗布が多いが,充填処置や歯内療法も行っていた。
    初診時アンケート調査結果より7割が歯の問題で悩み,5割が歯科受診経験をもち,うち半数は治療ができている。75.8%は歯みがきを行い,殆んどが,普通の硬さの食事をし,6割が規則的な間食をとっていた。12.6%のものが歯軋りの癖をもっていた。
  • 岩浅 幸子, 今西 秀明, 西野 瑞穂
    1983 年 21 巻 4 号 p. 651-655
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    根管治療において根管の拡大清掃は重要な操作のひとつである。拡大された根管壁がどのような状態にあるかSEMを用いて観察した報告は,永久歯については見られるが,乳歯に関しては今だ見あたらない。今回われわれは,K-ファイル,H-ファイル,ダイヤモンドファイルの3種類のファイルを用いて乳前歯根管の拡大清掃を行い,根管壁面の状態をSEMを用いて観察し,以下のような知見を得た。1.ファイルにより切削されない根管壁が1部残存していた。このことから,拡大清掃後も感染物質を取り残す可能性の高いことが示唆された。2.ファイルにより拡大された根管壁は,dentin mudのsmear layerで覆われていた。それは感染源として危険であるばかりでなく,根管消毒剤の透過性を阻害し,密な根管充填を妨げるものと考えられる。3.Dentin mudのsmear layerはNaOCI,H2O2の交互洗浄では除去されず,超音波洗浄を行っても完全には除去されなかった。4.根尖側には多くのdebrisやdentin mudのsmear layerが認められた。5.3種のファイルによる違いは,認められなかった。
  • 岩脇 美可, 今西 秀明, 西野 瑞穂
    1983 年 21 巻 4 号 p. 656-662
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    地域集団を対象として低年齢児の齲蝕を予防するためには,その保育環境,生活習慣,習癖などを調査し,地域特性を把握した上で地域ぐるみの保護者教育をする必要がある。
    われわれは昭和56年4月から昭和57年3月までに徳島県名西郡石井町の1歳6ヵ月児歯科健康診査を受診した267名を対象に,保育環境についてアンケート調査を行い,次のような結果を得た。
    1.母親の就業率が比較的高く36.7%で,その約7割が常勤であった。
    2.昼間祖母が養育者である割合は,生後6ヵ月までは約24%,6ヵ月から1歳までは約27%,1歳から1歳6ヵ月までは約30%で,増齢的に高くなる傾向があった。
    3.栄養法は,人工乳41.6%,混合乳28.1%,母乳22.5%であり,授乳時間の不規則なもの,寝かせたままの授乳,離乳の開始および完了の遅れているものなどの割合が,他地域に比べて高かった。
    4.母乳または哺乳ビンで飲みながら寝るくせのある者が多く,その理由については“悪いことだとは思わない”と答えた母親がかなり多かった。
    5.間食時間の決まっていないものが半数以上を占めた。
    6.昭和56年歯科疾患実態調査に比べて,歯をみがくものの割合が非常に低かった。
  • 森主 宜延, 吉元 辰二, 大野 秀夫, 永井 真弓, 小椋 路子, 小椋 正
    1983 年 21 巻 4 号 p. 663-669
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    いわゆるdiscrepancyを軸として歯列不正,齲蝕,そして歯周疾患を疫学的に評価し,その大きな誘因が,いわゆるdiscrepancyであるとの報告がされている。しかし,軸となる,いわゆるdiscrepancyの評価法が果して,疫学的追求において妥当であるか問題をのこしている。
    本研究の目的はTweedによる評価法が妥当であるか検討するとともに,他の評価項目の検討を行ない次の結果を得た。
    1)Tweedに基づく計測値も歯列不求度は今回採用した他の関係に比べ高い相関を示した。
    2)Head Plate Correctionを除いたTweedによるいわゆるdiscrepancy値は歯列不正をより正確に評価した。
    3)Curve of Spee,bite,over jet は,いわゆるdiscre pancyに関するわずかな臨床的不正咬合を表現した。
  • 森主 宜延, 吉元 辰二, 大野 秀夫, 永井 真弓, 小椋 路子, 小椋 正
    1983 年 21 巻 4 号 p. 670-682
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    第2乳臼歯を含めた乳臼歯の早期喪失は,咀嚼機能の低下,永久歯列不正への影響,そして顎態の成長発育への影響をも与えると考えられてきた。特に永久歯列不正への影響は保隙という,小児歯科臨床において重要な位置づけがされている。近年のいわゆるdiscrepancyを考え方の軸として,乳臼歯め早期喪失が永久歯列不正に対して,何を意味するのか検討し,早期喪失が,すなわち永久歯列不正の大きな要因になり得ないこと,更にこの決定因子は,いわゆるdiscrepancyであるとの報告がされた。この報告は,今後の保隙の診断ならびに検討に対する標的を示すと共に,現在,行なわれている保隙処置への警告でもある,重要な問題を提示した。
    そこで著者らは,上記の報告を確認する必要性を認め,同様な資料に基づき,総合的な検討を行ない,次の結論を得た。
    1)第2乳臼歯の存在状態と永久歯列不正との有意の関係は示さなかった。
    2)第1大臼歯の移動型は,第2乳臼歯の早期喪失,あるいはTweedによる値とも有意な関係を示さず,永久歯列不正の主な決定因子とは考えにくい。
    3)Tweedに基づくdiscrepancy評価からは,永久歯列不正が,いわゆるdiscrepancyに由来するのか決定できなかった。しかしA.L.-R.A.L.の関係ならびに顎態の距離的関係から,いわゆるdiscrepancyが歯列不正を決定する大きな因子であることが示された。
  • 後藤 讓治, 細矢 由美子, 町田 幸雄
    1983 年 21 巻 4 号 p. 683-690
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    2歳から9歳までの小児の乳前歯に用いられたコンポジットレジン冠87例について臨床観察を行った。観察日数は30日から最長1,480日で,平均496日である。
    臨床観察の結果認められた各種変化としては冠の脱落5例(5.7%),冠の破損8例(9.2%),磨耗15例(17.2%),変色6例(6.9%),歯齦炎2例(2.3%)であった。
    また交換期にいたり抜去した6例について,肉眼ならびに走査型電子顕微鏡を用いて冠縁の移行状態の観察を行った結果,冠縁の移行状態は必らずしも良好ではなかった。
    コンポジットレジン冠は審美性に優れ,術式も比較的容易であり,ただ1回の来院で短いチェアータイムで装着することができ,しかもラボの操作を必要としない等,多くの利点を有している。またその臨床成績も良好であり,乳前歯に用いる審美的修復方法として適したものと思われる。
  • 細矢 由美子, 後藤 讓治, 町田 幸雄
    1983 年 21 巻 4 号 p. 691-703
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    健全並びに齲蝕下乳歯象牙質に対するレジンの浸入状態をSEMで観察した。資料としては,交換期のため抜去もしくは自然脱落した乳歯を使用した。
    健全乳歯群としては,酸処理後ボンディング材を併用してレジン充填を行った群(AI群)と,ボンディング材を使用せずにレジン充填を行った群(A-II群)を施けた。齲蝕症第2度の乳歯群(B-I群)には,酸処理後ボンディング材を併用してレジン修復を行った。レジンは,Adaptic,Silar,Clearfil Fを使用した。
    浸入レジンの長さは,A-I群がA-II群並びにB-I群より長い傾向を示し,A-II群とB-I群とは似かよった傾向を示した。また,浸入レジンの形態は,症例ごとに変化に富んでいた。使用レジン別にみると,どの群についても,Clearfil使用時の浸入状態が1番良好であった。健康乳歯象牙質と比較し,齲蝕下乳歯象牙質にはレジンは浸入しにくかった。
  • 渋井 尚武, 隅田 百登子, 石川 文一, 安田 伸行, 竹林 秀人
    1983 年 21 巻 4 号 p. 704-718
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    感染根管治療に対する基本的な考え方は,乳歯も永久歯も変わりがなく,根管内容物の除去,根管充填のための根管拡大であると考える。しかし乳歯は解剖学的,生理的な特徴から種々の制約があり,根管の処置が永久歯に比べてより困難である事は事実である。そこで今回,乳歯の根管処置をより成功に導くための一つの手段として,イオン導入療法の可否を検討した。特に乳歯根の吸収,後継永久歯への為害性の有無,萌出過程への影響について,X線規格化写真,マイクロラジオグラムで観察した。イオン導入はアンモニア銀溶液,ヨード・ヨード亜鉛液を幼犬の乳臼歯に用い定期的に検討を加え,次の結論を得た。
    抜髄後根管充填した乳歯根の吸収は,イオン導入の有無にかかわらず遅延する傾向がみられたが,特にイオン導入が吸収遅延に影響を与えるような所見は認められなかった。乳歯根の吸収遅延につれて,後継永久歯の萌出遅延の傾向が認められたが,歯胚の形成量にはあまり影響はなかった。さらに乳歯が自然脱落した後は,後継永久歯が対照側に追いつく傾向があった。乳歯の根管治療でのイオン導入療法の応用は,後継永久歯の形成および萌出に差程の影響は認められなかった。
  • 五十嵐 公英, 千田 隆一, 桜井 聡, 千葉 桂子, 神山 紀久男
    1983 年 21 巻 4 号 p. 719-727
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    唾液中S. mutans菌の簡易測定法(MSBB)を用い,現在の齲蝕罹患状況を評価できるかどうかを知るために就学前幼児100名を対象に調査した。また,カリオスタットとの関連性についても検討した。
  • 渋井 尚武, 大出 祥幸, 河野 寿一, 杉山 久, 上杉 滋子, 関本 恒夫, 間下 喜一, 斎木 隆, 菊池 進, 大竹 邦明, 成田 ...
    1983 年 21 巻 4 号 p. 728-738
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    東京都の委託を受け,心身障害児の咀嚼機能回復と歯科疾患の予防法を検索する目的で,在宅障害児の口腔内所見ならびに母親への問診を行い,口腔機能障害の程度とどのような関連性があるか検討した。対象児は第一報と同様で,東京都立北療育園城北分園の通園児30名,外来児18名の計48名で平均年齢は3歳8ヵ月である。
    1)患児の口腔内は健常児とほぼ同様の齲蝕罹患状態で,口腔機能の障害の程度と齲蝕の発生とは関連が少ないように思われる。
    2)一般に口腔機能の障害の軽重が齲蝕の発生にも大きな要因と考えられているが,低年齢児では,母親など介助者の歯科疾患に対する予防知識の大小,ならびに口腔清掃状況の良否が最大の歯科疾患誘発因子と考えられる。
  • 時田 幸子, 羽切 恵美子, 辻川 裕久, 尾木 啓司, 桜井 達, 五嶋 秀男
    1983 年 21 巻 4 号 p. 739-747
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    連続したエックス線写真をもとに,小児の下顎骨に認められた骨病変の拡がりを計測しダブリングタイムを算出したところ,病変の性質や予後をある程度類推することができた。
    計測方法はパントモグラフの病変の面積を不定形面積計測システムのデジタイザーに固定し,マイクロコンピューターに入力,演算させた。
    その結果,病変のダブリングタイムは平均9.9ヵ月で,悪性腫瘍のそれとは大きな差が認められた。またその面積の増加に成長因子が関与している可能性をも疑わせた。
  • 宮新 美智世, 落合 尉裕, 泉谷 夕美子, 日野 まり, 三輪 全三, 石川 雅章
    1983 年 21 巻 4 号 p. 748-755
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    幼若永久歯の外陽において脱臼の頻度は高いが,固定法の発達により脱臼歯保存の可能性も高まっている。そこで脱臼歯66歯について平均2年6ヵ月にわたり経過観察を行ない,予後の検討を行なった。
    その結果,1)最終予後観察時において,良好33歯,歯髄腔狭窄25歯,不良8歯が認められ,歯髄腔狭窄は経過期間3ヵ月以上1年以下.不良は1ヵ月頃に発見されることが多かった。2)初診時に歯根が未完成なほど歯髄腔狭窄が多く,歯根が完成に近づくほど不良が増加した。3)初診時臨床診断別には,震盪と亜脱臼では良好,挺出と転位では歯髄腔狭窄,埋入では不良の占める割合が高かった。4)歯根発育形態の異常が33歯に認められ,うち2歯には骨性癒着が疑われた。
  • 古屋 紀子, 高野 博子, 鈴木 千枝子, 田中丸 治宣, 町田 幸雄
    1983 年 21 巻 4 号 p. 756-767
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    正常な永久歯列を有した小児40名について,2ヵ月間隔に印象採得して得られた累年石膏模型を用い,咬合面方向からみた永久中切歯切端の正中線に対する捻転度の変化並びに左右側乳犬歯を結んだ線から切端までの距離の変化を,出齦時から出報1年後まで計測した。そして乳中切歯脱落6ヵ月前の位置と中切歯の出齦後の動きについて比較検討を行った。その結果,上顎中切歯は乳中切歯のあった位置とほぼ同じ位置に出齦し,出齦時より出齦後6ヵ月までの間に著しい唇側への移動がみられ,出齦後1年間の移動量は左右側とも約2.5mmであった。下顎については乳中切歯のあった位置より約1.5mm舌側に出齦し,その後4ヵ月まで著しい唇側への移動を示すが,その後は緩慢となり一年間の移動量は上顎に比べて小さく約1.8mmであった。
    正中線に対する中切歯切端の捻転度は,上顎中切歯においては出齦時,正中線に対してほぼ直角であるが,以後漸次減少し1年後には,左右側とも85度前後となる。一方下顎中切歯においては,出齦時は正中線に対してわずかに鈍角,すなわち逆ハの字型を呈しているが,以後漸次減少し,1年後には左右側とも90度前後となった。
  • 竹内 京子
    1983 年 21 巻 4 号 p. 768-783
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    小窩裂溝〓塞材(以下,シーラントと略す)を,初期小窩裂溝齲蝕罹患歯の齲蝕進行抑制手段として応用する際の裂溝内清掃手段として開発した,GK-101液とスクラッチポイントによる清掃の効果について,小窩裂溝内容物および裂溝内歯表面を対象に抜去歯を用いて検討した。すなわち,清掃後の小窩裂溝内容物の残留量から清掃効果を判定し,さらに,シーラント浸入度についても判定を行つた。また,この清掃手段が小窩裂溝内歯表面の酸処理効果におよぼす影響を知るために,小窩裂溝内歯表面に形成された,シーラントタグの状態を,走査電子顕微鏡により観察した。
    本研究の結果,GK-101液とスクラッチポイントによる清掃は裂溝内容物を除去すること,また清掃後〓塞されたシーラントは,裂溝深部まで浸入すること,および,裂溝内歯表面に良好なシーラントタグを形成することが明らかとなつた。すなわち,シーラント〓塞に先だつて行なうGK-101液とスクラヅチポイントによる清掃は,裂溝内容物の除去と裂溝内歯表面の酸処理を効果的に行なうことを可能とし,シーラントのより確実な保持を可能にすると考えられた。
  • 小田 和子, 木村 光孝, 中村 聖, 渡辺 尚海, 佐藤 秀輝, 中尾 利夫
    1983 年 21 巻 4 号 p. 784-793
    発行日: 1983/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    著者らは,年齢および発生頻度において,比較的稀と思われる9ヵ月,男児のA唇側歯肉部に発生したエプーリスの1例を経験し,それを病理組織学的に検索したところ,本症例は著明な炎症性細胞浸潤を伴う肉芽組織の増殖から成り,その固有層内に一部蛇行した数条の神経束が認められ,膨化,断裂した変性神経線維が混在しているEpulisgranulomatosaであった。切除後7ヵ月経過する現在まで予後は良好である。
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