本論文は, モリソンの波力方程式に用いられる慣性力係数
Cmと抗力係数
Cdを規定するデータの影響を, 2種類の異なった実験結果より示している. つまり, 単振動流の条件のもとで, Dean の偏心率変数Eと Keulegan-Carpenter 数
Kとの関係 (
E=√3K/2π
2), および無次元流体力振幅比
Wと
K数との関係 (
W=
Cd/
Cm) (
K/2π
2) より, 慣性力係数と抗力係数を決定する際のデータの影響について述べている.
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